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ブログ休止のお知らせ - Posted date: January 18, 2012 8:59 PM
  • 明けてからだいぶ経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。 今年に入ってからずっとこのブログを置いているレンタルサーバー(XREA)の調子が悪く、全然更新できない状態が続いていました。 私はアメブロのようないわゆるブログサービスではなく、Movable Type(MT)というツールで自分でサーバーをレンタルしドメインも取ってずっとやっていたのですが、かなり高度な知識が必要で、さすがに素人が個人でMTをする限界を感じました(MTアップグレードも長い間怠っているのでそのせいかもしれない)。 そこで、Typepadあたりにお引っ越ししたいのですが、知識もなく時間もなく・・・ ぜひ、このあたりに明るい方がいれば助けてください。 今年に入ってから全く時間がなくなってしまったのですが、頑張って引っ越した後にブログを再開したいと思っています。 今年が皆さまとご家族にとって良い年になりますように!...
  • Category: 1. ブログについて | 8. お知らせ
2011年じっくり読まれた記事ランキング - Posted date: December 31, 2011 10:37 AM
  • 一昨日に引き続き、今日はじっくり読まれた記事ランキングです(「閲覧時間」が長かった順、12月28日現在)。 タイトルに釣られて読み出したブログでもつまらなかったら途中で読むのをやめると思うので、総ページビュー数とは違った意味で読者の興味を現しているのではないかと思って始めたこのランキング。 今年はテクノロジー関係のエントリーが多く、「よく読まれた記事」と同時ランクインしました。 たくさんの人に読んで頂いたと同時にじっくり時間をかけて読んで頂き、ありがとうございます。 データの少なさによってアウトライヤーが出る可能性を排除するために、ページビュー数で上位100くらいのエントリーを対象にしています(あまり読まれなかったエントリーは対象外)。 去年の自分の年末総括を読むとこうあります。 自力では首も動かせないふにゃふにゃした新生児が毎日毎日すごいスピードで成長し、ひとりの意思あるやんちゃな男の子に育っていく過程を一番近くで見守れる、ひとりの人間を生み出し育てられることは、到底言葉では表せない喜びでした。 一方で、しなければならないこと・やりたいことが24時間に全くおさまりきらず、その中でブログは果たして時間を割いても同じスタイルで続けるべきなのか大いに悩みました。 その答えはまだ出ていませんが、ひとまずは模索しながら続けたいと思います。 うん・・・? なんかこの感想、今年も全然変わってないぞ? この答えにはならないかもしれませんが、最近拾った素敵な引用をランキング発表後に引用しておきます。 2012年が皆さんにとって素敵な年になりますように!...
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2011年よく読まれた記事ランキング - Posted date: December 29, 2011 11:46 AM
  • 病に伏せること2週間、あまりよくなりませんが今年もあと2日になってしまったので、恒例のランキングです。 今日は今年最もよく読まれたエントリー(「総ページビュー数」が多かった順、12月28日現在)。 今年はテクノロジー関係のエントリーが上位にきました。 テクノロジー関係のエントリーはそんなに数は多くないのですが興味のある人が多いのでしょうか? また、シンガポールを離れて2年近く経つのですが、シンガポール移住系のエントリーもますます人気。 いつも通り、去年までにランキングしたエントリーでトップ10したエントリーは番外編として載せています。 続きを読むからどうぞ!...
  • Category: 1. ブログについて
旅とデジャヴ - Posted date: December 22, 2011 2:45 PM
  • 先週バタバタと学校のプロジェクトを終えて、日本から両親が来て一緒にミュンヘンに行って帰ってきました。 ミュンヘン(& ニュルンベルク)に行ったのはクリスマスマーケットを見るため。 クラスメイトは「日本からわざわざ見にくるほどのもの?」って笑ってたけど、日本人にとっては十分に異国情緒に溢れる体験だと思う。 新卒2年目くらいの頃、ドイツに日本製のある装置を輸出する仕事をしていて、代理店との交渉のために何度かスイスとの国境にある小さな町まで飛んだ。 何度目かの出張はちょうどクリスマス前で、優しい取引先のドイツ人が気を利かせて近いシュトゥットガルトまでクリスマスマーケットを見せに連れていってくれた。 実物を見るまでそんなものがあることも知らなかったけど、氷点下の中、白い息を吐きながら飲む甘いワイン(ドイツ語ではGlühwein、英語ではMulled wine、我が家のレシピはこちら)、やけに美味しく思えるソーセージ、シンプルな色合いが好みのイルミネーション、木が主体のオーナメント、すれ違う人たちの楽しそうな笑顔、、、クリスマスには宗教的にもイベント的にも特に興味のなかった私は勝手に「クリスマスの原点を見た」と思った。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | バカンス
変わる・変わる・ロンドン - Posted date: December 6, 2011 9:09 PM
  • ロンドンに住んで面白いなー、と思ったのが"gentrification"という言葉(動詞はgentrify)。 イギリスだけじゃなくアメリカにもあると思うけど、日本ではあまり聞いたことがない概念のような気がします。 gentrification・・・高級化、中産階級化。 劣悪化している区域に中流階級あるいは裕福な階級の人口が流入していくのを伴った区域再開発・再建プロジェクトのことで、通常それまでの貧困層の住民が住む場所を失う(アルクより) 田舎が都市化するのはgentrificationとは呼ばず、あくまで都市中心部の荒れた地域が中産階級が好んで住む住宅街に変わるプロセスを指します。 以下、過去15年くらいにgentrificationを経た、代表的なエリア。 Notting Hill・・・1999年公開された映画『ノッティングヒルの恋人』(大好きなラブコメ!)で一躍世界的に有名になった街。 90年代以前はカウンシル・フラット(→『家探しでわかる都市政策』)が立ち並び、カリビアン系黒人が多く住む地域だった(有名なカーニバルはその頃からの伝統)。 大規模なgentrificationの結果、今では有数の高級住宅街に。 ポートベロー・マーケットも私が学生時代好きだった頃のエッジーな面影はなくなり、週末は観光客で溢れ返って歩くこともままならない昨今。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 写真・アート | 海外に住む
すべての子どもは愛情を浴びながら育つ権利があると信じている人へ - Posted date: November 30, 2011 3:14 PM
  • 息子が産まれてから自分自身一番驚いたのは、溢れて溢れて止まらない愛だった。  Unconditional love(無償の愛)というものが自分の中にとめどなく溢れてくるのは初めての経験だった(『Before I was a Mum』)。 息子が、親である私たちだけではなく祖父母・友人・保育士さん・街で出会う人々・・・さまざまな人からの愛情を栄養にしながらすくすく育つのを日々見守ることができるのは言葉に現せないほどの喜びになった。 世界中のすべての子どもがこんなに愛されて育ったらさぞかし世界は違った場所になるだろうと思った。 もし愛が石油や木材みたいに形があってシェアできるのであれば、溢れ出る親の愛たちを少しずつ集めれば、事情があって親の愛情を受けることなく育つ子どもたちに分けてあげられるのに、と思った。 嫌なニュースも多い世の中で、一番辛いニュースは児童虐待のニュースになった(過去の関連エントリー:『イギリスの児童虐待対策』)。 生まれてくること・生まれてくる家庭を選べない子どもたちの中に、人生の冒頭から精神的・身体的苦痛を受ける子どもたちがいることを知ることは心臓を素手でぎゅっと握りつぶされるような感情を伴うものとなった。 私と同じように、自分の子どもを愛して止まない親たちに、そしてすべての子どもは生まれ落ちた環境がどうであれ愛情を浴びながら育つ権利があると信じている人に、読んで欲しい本があります。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 日本 | 時事
11・27、歴史が動いた。 - Posted date: November 27, 2011 9:52 PM
  • す・すごいな・・・橋下さん・・・ 私、日本の政治は全く追ってなかったのですが、今日全紙でトップニュースを飾るであろう新聞記事よりも、見るべきはこの当選直後の2人のインタビューです、長いけど濃密。 これ見たとき、歴史が動いた音が聞こえた。 民主主義の音がした。 多忙な毎日の中で、普段のニュースは信頼できるメディアの解説記事に頼っていいし、私自身ほとんどマスメディアは見ない。 でも、たまーーに「これはニュースのソースを見るべし」と言う瞬間がある、これはそのひとつだと思う。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 日本 | 時事
i-modeはなぜ海外展開に失敗したのか - Posted date: November 23, 2011 11:02 PM
  • 以前『ルール作り上手なフランス - 2』で 私は野村総研が「日本のガラパゴス化現象の例」としてあげた4つの分野(携帯電話・非接触ICカード・建設業・デジタル放送)、2つも海外進出を現場でやったことがある(4つのうち2つ経験した人はなかなかいないと思う) と書いてそのひとつが非接触ICカード(FeliCa)であったことはこちらに書きましたが、もうひとつがi-modeです、2004 - 2005年頃の話。 孫さんが日経ビジネスオンラインのインタビューで いわゆるiモードというのはインターネットじゃないんですよ。 一般のインターネットがさくさくとブラウジングできるようなものでなく、囲い込まれた特殊な画面サイズの特殊なアプリの世界です。 と答えたのに対し、夏野さんがTwitter上で悲しむ、 インターネット業界からドコモに行き、さんざん苦労して世界でも例のないインターネット型携帯サービスを立ち上げたのに、尊敬する方から否定発言されると言うのは本当に悲しい。 少なくとも2000年代前半にiPhoneは作れなかった。 GoogleもAppleもさんざん日本を研究して作った。 という事件がありました。...
  • Category: 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー
犬と子どもとイギリス人 - Posted date: November 21, 2011 8:17 AM
  • イギリス人に話しかけたかったら、飼い犬と子どもに話しかけたらいい と言ったのは義母だが、たしかに・・・ (南ヨーロッパ人と比べると)決してフレンドリーとは言えないイギリス人。 ところが、犬と子どもは別らしい。 息子と一緒にいると本当によく話しかけられる。 一説によると、イギリス人は感情を表に出さないようにしつけられて育っているが、その対象の例外が犬と子どもなのかも(さすがに『子ども好きなスペイン人』みたいにチューしてきたりはしない)。 話しかける言葉はだいたい決まっていて、目を細めながら「私にも3歳の孫(or 子ども)がいるんだよ」。 嬉しそうに話しかけてくるのは子どもや孫がいる人が多いけど、どの年代でも女性は微笑んでくれる。 たまに、「いないいないばあ〜」をして、しばらく遊んでくれる人もいて、そういう人には息子は大喜び。 イギリス人は犬も好き。 こちらの犬はよくしつけられていて、公園ではリーシュをつけず自由に走り回っている。 そのくせ他人の子どもが触りたがるとおとなしく座って触られる。 子どもは小さい頃から犬に思う存分触れ、親に「子犬を買って」とねだるようになる。 またひとり犬好きイギリス人のできあがり。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 家庭・育児
他人になろうとするには人生短すぎる - Posted date: November 17, 2011 8:27 AM
  • 先日終わったプロジェクト(→『ロフトアパート・プロジェクト - 1』、『- 2』、『- 3』)では学校のディレクターと外部の現役デザイナーの前でプレゼンをしフィードバックをもらったのですが、こちらが拍子抜けするくらい誉められました。 「へっ? "ここはもっとがんばって"とかないの?」って感じ。 全員が同じスペースを使ってデザインしたのに、16人いれば16色。 否応なしに個性が出ているのが本当に面白い。 私の場合、"coherent"(一貫している)、"believable"(本当にありそう)というコメントをもらったことが現しているように、ぶっ飛んだ要素がなく、無難にまとめ過ぎかなー、と思っていました。 クラスメイトの中には、緑の貴石を使って下からライトで照らし出したテーブル(左の写真)、ボート型のキッチン(写真は続きを読むをクリック)、空中に浮かぶベッドなど、wackyな(奇抜な)アイデアがいっぱいありました。 そういうwackyなアイデアがクリエイティブに見えるんですよねー...
  • Category: 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー
Google幹部の子どもが通う学校 - Posted date: November 15, 2011 10:15 PM
  • シリコンバレーにeBayのCTOやGoogle、Apple、Yahoo、HP etc. テクノロジー企業の社員の子どもが通う私立小学校があります。 さぞかし最新鋭のコンピューターが揃っているのでは?と思いきや、この小学校では授業中にコンピューターを使うことは皆無、家での使用も控えるように指導されています。 使う道具は先生は黒板にチョーク、生徒は鉛筆とペン。 毛糸を使って編み物をすることもあれば、割り算の授業ではりんごやケーキをナイフで1/2・1/4・1/8・・・と切り分ける。 全米の学校が授業にコンピューターを導入する中で時代に逆らうかのような、Waldorf School of the Peninsulaという私立学校(全米に160校ある)の話がThe New York Timesに載っていました。 NY Times : A Silicon Valley School That Doesn't Compute テクノロジーの可能性や利点を知リ尽くしてるトップ0.1%に属するであろう人たちが、あえて自分の子どもには使用を禁止するには次の理由があります(私が『iPhone中毒症』で書いたように息子にiPhoneを一切見せないようにした理由でもある。  また我が家にはテレビはありません)。...
  • Category: 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー | MBA・教育
iPhone中毒症 - Posted date: November 12, 2011 8:58 AM
  • 初めにお断りですが、私はかなり新しいテクノロジーにはオープンな方です。 ブログを始めたのはかなり早いし(→『私のブログ歴』)、TwitterもFacebookも早かったと思う。 「近頃の若いもんは〜」と言うタイプでもない。 そんな私でも「これはまずい」と反省する出来事があったので記録がてら。 息子が初めて私のiPhoneに興味を示したのは、「ガラガラ」アプリ(振ると鳴りカラフルな画像が動く)でした。 生後11ヵ月で指で画面をスライドさせるようになり(→『Zappingする世代』)、1歳で歩けるようになってからはちっともじっとしなくなったので、地下鉄やレストランの中など座っていてほしいときにiPhoneを渡すとお気に入りアプリで遊ぶようになりました。 直に、家の中でもiPhoneを要求し始め、1ヵ月ほど前に突如、操作能力が格段に向上し、私たちが助けなくても自由にいろいろなアプリ(お絵描き・読み聞かせ・ゲーム・音楽など)で遊べるようになってから、完全に取り憑かれたようになりました。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 5. 趣味・プライベート | IT・テクノロジー | 家庭・育児
ロフトアパート・プロジェクト - 3 - Posted date: November 10, 2011 4:34 PM
  • 今日がシリーズ最終回、家具と素材について(『ロフトアパート・プロジェクト - 1』、『 - 2』)。 こちらがマテリアル(素材)ボードです。 インテリアの印象を決めるのに重要な床材や壁紙・ファブリックなどをクライアントに見せるもの。 デザインプロセスと並行してマテリアルのサンプルを集める必要があり、いざ手元に取り寄せるとプランが変わったりイメージと異なったり、なかなか難しいプロセスです。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 建築・インテリア
ロフトアパート・プロジェクト - 2 - Posted date: November 8, 2011 10:13 PM
  • 昨日は、AlexとCorrineのロフトアパートを形容する言葉が、 AIRY(広々とした、新鮮な空気に満ちた)、CLEAN(すっきりした)、NATURAL(自然な)、ROMANTIC(ロマンチックな)、CHILLED-OUT(ゆったり・まったりとした) 決まったところまででした。 今日は私がプレゼンした内容を載せますが、ポートフォリオ(作品集)用に編集したりしていないので、まだ粗いままです。 転載不可、質問などあればこちらからメールでお願いします。 こちらがイメージボード。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 建築・インテリア
ロフトアパート・プロジェクト - 1 - Posted date: November 7, 2011 9:43 PM
  • 学校で最初のロフトアパートのプロジェクト(4週間)が終わりました。 よく「どういうことしてるの?」と聞かれるのでアップしておきます。 学校はレクチャー(講義)を挟みながらプロジェクト形式で進みます。 実際のデザイナーの仕事と同じプロセスを経ながら必要な知識・スキルを学んでいくというもの。 ロフトアパートのプロジェクトは、私たちが使っているデザインスタジオ(北ロンドンの住宅街)のスペースをカップルが住むアパートにリノベートするという前提。 実際には、クライアントとのブリーフィング・ミーティングにおいてクライアントの機能的要件・生活スタイル・所有物・デザイン嗜好・予算などを細かくヒアリングするのですが、今回は仮想のクライアント。 カップルのうち1人は実在の人物を割り当てられるのでその人物のリサーチをし、後の条件などは自分で仮定します(機能的要件は箱の広さからある程度決まる)。 私のクライアントは英"Food & Travel"誌の編集長Alexと(ここからは仮定)彼のガールフレンドCorrine。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 建築・インテリア
ノマドのアイデンティティー - Posted date: November 5, 2011 7:22 AM
  • 今週はプロジェクトの締め切りで追われていましたが、先週ある1人の若者が私を訪ねてきてくれました。 早稲田大学5年生の成瀬くん、世界一周ノマドプロジェクトと題して世界中の起業家やノマドに会って話を聞きながら旅しているそうです。 シンガポールにいたときもNORIさんが来てくれたなー(→こちら)。 2時間くらいいろいろ話して記事にもしてもらいました(→こちら)。 今日は記事には載ってないのですが印象的だった質問で、インタビューが終わってからも考えたことを。 成瀬くんは旅に出る前にいろいろな人に旅の趣旨を説明したときに「ノマドという生き方(*1)にはアイデンティティーの問題がついてまわるから聞いてくるといい」とアドバイスされたそう。 *1・・・『未来の歴史とノマドの時代』参照 このアドバイスをされた方がどういう意味を込めたのかその場にいなかったのでわからないのですが、おそらく「日本人としてのアイデンティティーをどう保つのか?」「ノマド生活をするとアイデンティティーのない人間になってしまうのでは?」あたりの懸念じゃないかと思います(→成瀬くん、違ってたら教えてください)。 で、ちょっと考えたのですが、懸念のポイントが私の実感とズレてるような気がするのでそのことについて。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー | 海外に住む
GENJIでSUSHIと未来を考えた - Posted date: November 1, 2011 7:23 AM
  • ロンドンでは"SUSHI"が本当にどこでも見られるようになりました。 今ではどこのスーパーでも売ってるし、サンドイッチ屋でも売ってる。 どこでも「見られる」だけで「食べられる」わけじゃないんだけどね・・・ 大手サンドイッチチェーンのPret A Mangerの寿司はシャリがあまりにも機械で固められすぎて落下させたらはずむ、との報告まであります(笑、→『ロンドングルメ - 持ち帰り寿司食べ比べ、落ちても崩れぬ固さに絶句』)。 基本的に、世界のSUSHI業界は、少数の本物志向レストランと多数のなんちゃってSUSHIに分かれており、前者は日系、後者は中国・韓国など非日系が経営しているという人が多いと思います(農水省がスシ・ポリス設立してましたね・・・→『なんちゃって日本食レストラン』)。 今日はカリフォルニア・ロールなど寿司ではなくSUSHIとして知られるロール寿司で有名なGENJIをご紹介。 このアメリカではお馴染みの寿司テイクアウェイ・チェーンは日系で、イギリスのManaging Director(社長)を私の友だちYくん(INSEAD卒)がやっています。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 6. 健康・美容 | ベンチャー・起業家 | 美食・グルメ
愛ってなあに? - Posted date: October 28, 2011 10:10 AM
  • 可愛くてたまらないもの発見。 アメリカで4歳から8歳の子どもに"What is love?"(愛ってなあに?)と聞いて返ってきた答え(英語版はこちら、日本語訳はこちら)。 "When my grandmother got arthritis, she couldn't bend over and paint her toenails anymore. So my grandfather does it for her all the time, even when his hands got arthritis too. That's love." ...Rebecca - age 8 "When someone loves you, the way they say your name is different. You know that your name is safe in their mouth." ...Billy - age 4 "Love is when a girl puts on perfume and a boy puts on shaving cologne and they go out and smell each other." ...Karl - age 5 "Love is when you go out to eat and give somebody most of your French Fries without making them give you any of theirs." ...Chrissy - age 6 "Love is what makes you smile when you're tired." ...Terri - age 4...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 家庭・育児
"You should..."とは言うべきではない - Posted date: October 26, 2011 8:57 AM
  • ちょっと前にTwitterで夏野さんが 日本人が議論ベタなのは議論上の意見とその人の人格を一体化したがる傾向があるからだと思います。 理由は簡単。論理性で負けるから必殺攻撃に出てるわけです。 とつぶやいて、その後盛り上がってました(『異端児こそサバイブしなければならない』書いたように夏野さんとは1年以上プロジェクトご一緒したことがあります)。 『技術やアイデア単体に価値はない』で引用した奥山さんも 面白いのは日本の議論の仕方っていうのが、何かと個人攻撃になってしまうこと。 これは日本の言葉の作りっていうものがどうしても目上とか目下とか、男性とか女性とか、自分の相手に対する相対的な位置を示す感情を表す言葉があるのに対して、英語とかイタリア語っていうのは非常に少ない言葉で情報の内容を的確に相手に伝える言語の作りなんです。 だから、誰が何を言うかってことは重要なじゃなくて、その話の内容の方が重要だって順序になってる。 とおっしゃってるので、確かに日本人にそういう傾向があるんだと思います。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 英語・外国語
オンデマンド医療サービス - Posted date: October 24, 2011 11:32 AM
  • イギリスではNHS(National Health Service、国民医療サービス)と言う制度のもと、すべての医療は無料です(例えば日本では保険適用外の出産なども無料)。 ところが、このNHSというのが、経営のまずさ・慢性的な医師不足・制度の欠陥で、すこぶる外国人からは評判が悪い。 特に日本人はケチョンケチョンに言います(日本人小児科医によるサイト「イギリスで病気になってはいけない」とかは、もう本当にケチョンケチョン)。 アメリカは医療費で人を殺す、イギリスは待ち時間で人を殺す って言われてるらしい。 医療行為の過失が新聞紙上を賑わせるところは日本と一緒ですが、日本は医師不足のしわ寄せが長時間労働という形で医師にいってるのに対し、イギリスでは長い待ち時間(*1)という形で患者にきているのが両国らしい(いや、全然ひとごとじゃない)。 *1・・・A & E (Accident & Emergency)という救急病棟の待ち時間が平均4時間とか笑えない話ばっかり。 ただ、この無料制度は外国人にいいように利用されていて、出産予定日間近に飛行機でやってきて、今にも生まれんばかりの逼迫度に入国管理官も送り返せず、救急病棟に駆け込んで子どもを産んでいくアフリカ人が引きもきらない、etc. まあNHSに関するホラーストーリーは無限にあるのですが、今日は我が家が頻繁に利用しているサービスを。...
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「イギリスは天気が悪い」をデータで見る - Posted date: October 23, 2011 9:16 AM
  • イギリスに対する2大悪口と言えば「天気が悪い」「食事がまずい」でしょう。 後者に対しても反論も山のようにあるのですが、今日は前者に対してのみ。 世界各地に住んできてつくづく思うことは"Everything is relative."(すべての事柄は相対的である)。 世の中、「絶対○○」なんてものはほとんどない。 天気に関しては、ロシア人やベルギー人の友人は「ロンドンさいこー!」とまでは言わないものの「全然悪くないよねー」と言ってるし、ブラジル人やトルコ人の友人は「何年住んでも天気だけは慣れない」と(冬に向かう今の季節は)悲壮な表情をしています。 いずれも彼らの出身地を考えれば納得のいく話で、「"Everything is relative."だなー」と思うのですが、東京に住んでいる人に「天気悪いんでしょ?」と言われても「いや、東京と比べると別に悪くもないよ(そりゃ、バルセロナとかと比べたら悪いけど)」なのです。 きちんとデータで見てみましょう(以前こちらに書いたけど統計好き)。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 海外に住む
結婚しない女たち - Posted date: October 20, 2011 9:24 AM
  • 2ヵ月前にThe Economistで「アジアの女性たちが結婚から逃げている」という特集が組まれていました。 The Economist : "Asia's lonely hearts", "The flight from marriage" 以下、要約。 アジアではどんどん晩婚になっている、それどころか全く結婚しない非婚も増えている(続きを読むをクリックするとグラフが現れます)。 結婚が減っているのは欧米でも同じだが、欧米人は結婚という法律婚にとらわれないようになっただけで同棲は増えている。 結婚も同棲もしないのはアジア特有の現象。 アジア女性が自立した理由は高学歴化と労働市場への参加である。 アジアでは高学歴女性ほど結婚率が低い、これは欧米とは逆の現象である(→『女性における学歴と結婚の相関関係』)。 高学歴が非婚を生むのは2つの理由がある。 ひとつめの理由は高学歴の女性はもともと未婚率が高かった、また都市の方が田舎より未婚率が高い。 女性がどんどん高学歴化し都市に流入するにつれ未婚率が高くなるのは自然である。 ふたつめの理由はアジアのほとんどの国は女性は伝統的に"marry-up" = 「上方婚」するものとみなされてきた。 女性が高学歴化するに従って男女のミスマッチが起こっている。 またアジア特有の理由に女性が家事・育児・介護などの負担をひとりで背負っていることがあり、これが結婚の魅力をなくしている。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー | 時事
The Interior Design School - Posted date: October 18, 2011 8:50 AM
  • 学校が始まって1ヵ月経つのに学校のことを書いていませんでした。 私が毎日通っているのは北ロンドンにあるThe Interior Design Schoolのフルタイム・ディプロマコースです。 キャリアチェンジしたい人を対象とした、毎年16人限定の少人数コース。 ロンドンは建築・インテリアデザインのメッカ。 コースの数も多く、この学校に決めるのに二転三転しました(通学時間が1時間もかかるので当初は候補から外していた)。 最終的には、ロンドンで活躍する日本人インテリアデザイナー澤山さん(*1)の「卒業生のポートフォリオの質が一番高い」というコメントで決めました。 *1・・・デザインオフィスNSDAを立ち上げ、イギリスと日本をプロジェクトで行き来されてます(こういうライフスタイル理想!)。 こちらのご自宅におじゃましました、天井高が高くてとても素敵。 16人のクラスメイトの内訳。 男 4・女 12(うち子持ち 5) イギリス人 6・イギリス人以外 10(フランス 2・アメリカ 2、以下は1人ずつ - カナダ・トルコ・モロッコ・ロシア・ポーランド・日本) 20代と30代が半々くらい...
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世界が街頭に繰り出した年 - Posted date: October 15, 2011 2:51 PM
  • 1月、チュニジアで一青年の焼身自殺をきっかけとした政府への抗議デモが次々とアラブ諸国へ飛び火し、エジプトではムバラク政権が、リビアではカダフィ政権(いずれも長期独裁)が崩壊した。 ギリシャでは幾度も財政危機が再燃し、アテネでは政府の緊縮案に怒る公務員を中心とした市民が何度もストライキやデモを繰り返した。 8月、イギリスでは各都市で不満を抱える若者たちが商店街を荒らし火をつけた。 9月、アメリカではNYウォール街で「ウォール街を占拠せよ」というスローガンを掲げ、今も収束しておらず、他の国にも飛び火している。 年末まで1ヵ月半残っているけど、本当に市民が街頭に繰り出した年でした。 いや、むしろ「よく民衆デモが起こった年」として記憶されるのか、「民衆デモが盛んになり始めた年」として歴史に残るのか・・・ 私には何となく後者の気がします。 デモ自体は悪いものではありません、むしろ自由な意見をグループとして行動で示し、その結果、平和裏に政治家・世間一般の関心をひくのであれば民主主義が健全に機能していることの現れでもあります(弾圧で終わるのは民主主義でないことの証明)。 そして上記それぞれの国が抱える問題点・空気を反映しています(イギリスだけがデモっていうより若者が暴れただけだったのが情けない感じですが→『ロンドン暴動に際して』)。...
  • Category: 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー | 時事
アルザスの夏の贈り物 - Posted date: October 12, 2011 8:12 AM
  • 1ヵ月くらい前の出来事ですがフランスから小包が届きました。 開けてみると、とーっても綺麗な色をした3種類のコンフィチュール。 『フランス仕込みのコンフィチュール』で紹介したコンフィチュール(フランス版ジャム)のWebショップ"Le fruit de l'aurore"をやっている友人がストラスブールからアルザス特産、夏の果物を詰め込み直送してくれたのでした(→こちらの商品)。 ありがとう!!! 彼女のジャムはそんじょそこらのジャムとはひと味違います。 果物そのものの味が活きてるのは当然として、爽やかだったり華やかだったり、口の中に入れた途端、口の中全体が「ぱっ!」って輝きます。 もともと不思議な組み合わせが多かったのに、「白桃×生姜」、「杏×はちみつ×ピスタチオ」、「いちじく×ラムレーズン」etc. 片っ端から試してみたくなる新商品が増えてる(現在販売中の商品はこちら)。 現在のお薦めはカクテル「モヒート(Mojito)」にヒントを得た「パイナップル×ラム酒×ライム×ミント」だそう。...
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技術やアイデア単体に価値はない - Posted date: October 11, 2011 8:34 AM
  • (このエントリーはスティーブ・ジョブスの訃報を聞く前日に書いたのにサーバー・ダウンでアップできなかったものです。 最後に追記をしています。) 技術とか人っていうのはお金があるところと、実際に実験をして実用化したところに残るんですね。 技術は、あるいはアイディアは、発明したところには残りません。 (中略) 技術というのは「食材」で商品というのは「料理」だ、と。技術を売り物にしたって新鮮な魚をただ売りものにしているようなもので、それを料理して初めて商売になる (『デザイナー奥山清行による「ムーンショット」デザイン幸福論』より) バツグンに面白かったです、このインタビュー。 上記引用した部分のコンテクスト(アブダビでのスマートシティ実証実験の話)は長くなるので、インタビュー読んでみてください。 「技術やアイデア単体に価値はない」例はいろいろ思いつくのですが、現在、勉強中の建築・インテリアの分野からあげてみます。 私はこの分野、勉強を始めたばかりなのでもっと詳しい方、間違いなどあればぜひご指摘ください。 産業革命以降の家具デザイン史(初期は建築家が家具デザインをしていたケースが多いので建築もちょっとだけ)を俯瞰してみると、日本のデザインにインスピレーションを受けたと言われる家具・建築があちらにも、こちらにも登場します。 印象派の画家たちが日本の浮世絵に多大な影響を受けた、というのはよく知られてるけど、デザインの世界もすごい。...
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Farewell to Steve Jobs (日本語訳) - Posted date: October 7, 2011 1:53 PM
  • 昨日のメッセージの日本語訳を下記に記します。 Appleサイトにあるようにrememberingsteve@apple.comに送ったもの。 母親にとって朝は怒濤の時間なので、メッセージは昨日の朝の通学途中に地下鉄の中で書いたもの。 地下鉄の中で朝から泣いてるのは私だけだったわ・・・(笑) メッセージはとてもパーソナルな内容ですが、世界中の何百万人の人がスティーブ・ジョブスに対してパーソナルな想いを持っている(私は友人のブログでスタンフォード卒業式でのスピーチをかなり初期に知った。 その友人は今シリコンバレーで起業に挑戦中)。 直接、心のド真ん中をついてくる、会ってもいないのにパーソナルな関係を築けるのがスティーブ・ジョブスだったと思うし、そんな有名人を私は彼以外に知らない。 訳は原文の意図を損なわないかぎり(って自分で書いたんだけど)、語順通りに訳しました。...
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Farewell to Steve Jobs - Posted date: October 6, 2011 11:44 AM
  • Woke up to the news which left me speechless Ran to run my MBA (*1) but the view became blurry "Have the courage to follow your heart and intuition They somehow already know what you truly want to become" Guided me the words in my life-changing decisions Steve, I wish we all had a bad dream Come back and say "One more thing..." with your usual smile...
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Timing is never right. - Posted date: September 30, 2011 8:43 PM
  • 今日はずっと書こう、書こうと思ってた「産みどき」の話です。 そう、子どもの「産みどき」。 「仕事で自分のポジション確立してから子ども産みたい」、「母なのにアクティブですねー」、etc. いろいろ聞かれるのですが、 Timing is never right. 子どもの「産みどき」なんてないです、「産める年」ならあるけど。 とにかく変化のスピードがどんどん速くなる世界で「3年間(2人以上なら5年以上)世界経済が不況に陥らず、会社がリストラせず、上司の理解があって、自分の職場でのポジションが安泰で、心おきなく産休取って復帰できて、しかも夫の転勤もない時期」なんて果たしてあるんだろうか? ロンドンには夫の会社に転勤希望を出して来たのですが、2009年夏には転勤できる予定(私もロンドン着いてすぐ仕事を見つける予定)が夫の会社がリストラ開始したので転勤も凍結、同じ頃に妊娠が判明、凍結解除された妊娠9ヵ月で引っ越してきたため就職活動もできず。 妊娠→出産→育児とかかる時間のスパンより外部環境が変わるスパンの方がずっと短いのが現代です。...
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クリエイターのレシピ - 2 - Posted date: September 27, 2011 5:42 PM
  • 昨日の続き。 Appleのスティーブ・ジョブスみたいなビジョナリーはどうすれば生まれるのか? イノベーターは生まれつきか、それとも学べるものなのか?という難題に挑んだのが『イノベーションのジレンマ』の著者、HBSのクリステンセン教授。 共同で革新的な企業を起した起業家3,000人と新製品を開発した500人にインタビューした結果が"The Innovator's DNA"として発行されました(『The Innovator's DNA』という本も出版されていますが、同タイトルでPDF指定して検索するとHarvard Business Reviewの記事が読めます)。 (クリエイターとイノベーターは厳密には違うんだろうけど、イノベーターはクリエイティブなアイデアを使って変革まで起せる人のことだと解釈してます。) 以下、要約。 イノベーターは左脳と右脳の両方を使い、新しいアイデアを生み出すために5つの"discovery skills"(発見のスキル)を研ぎすませている。 1. 連想のスキル 一見すると関連がなさそうな、違う分野からの質問・問題・アイデアを関連づけ連想させることはイノベーターのDNAの中心である。 経験や知識の幅が広いほど脳は多くの関連づけを行うことができる。 Appleのスティーブ・ジョブスが言うように「クリエイティビティーとは物をつなげること」。 連想のスキルは心の筋肉のようなもので他の発見のスキルを使うことで、より鍛えることができる。...
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クリエイターのレシピ - 1 - Posted date: September 26, 2011 10:06 PM
  • 友だちから続々と「そう来たか!」というメールが届きます。 リアルで会った人以外には、ほとんど話してなかったからなー 自分としてはそんなに突拍子もないことしてるとは思っていないのですが(笑)、クリエイターやイノベーターにはどうやったらなれるのか、というレシピみたいなものについて書かれた記事をご紹介。 これを読んで「私にもなれるかも!」と思うか「私には無理!」と思うかはその人次第。 まず1人目は日経ビジネスオンラインのお気に入りコラム『新ローカリゼーションマップ』(*1)に出てきた米ZIBAの戦略ディレクター濱口秀司さん(→『「中国人はMUJIが好き」を解剖する』)。 *1・・・日本での社会人時代のほとんどをローカリゼーションと格闘しながら過ごした私には響くのです。 参照:『FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 1』、『日本の鉄道会社の事業モデルは海外でも有効か?』、『世界のMurakami』 京都大学工学部卒業後、パナソニック電工(当時は松下電工)に入社し、研究所に配属された。 そこで研究開発に打ち込みながら、濱口氏はビジネスにおける2つのテーマを設定した。 1つは、質の高い意思決定を下すための方法論。 2つ目は、クリエイティブなコンセプトを生み出すための方法論。 1つ目のテーマは、スタンフォード大学で生まれた「デシジョンマネージメント」という方法論に辿り着いた。(中略) 2つ目のテーマは難題だった。 コンサルティング会社やアカデミックな分野を手当たり次第探ってみたが、成功事例の分析はいくらでもあったが、実際にどうすればクリエイティブなコンセプトが生み出せるのか、分からなかった。(中略)...
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要注意なお仕事リスト - Posted date: September 19, 2011 7:41 AM
  • 『クリエイターになりたい。』に書いたように、ゼロベース思考でクリエイターになりたいと思った私ですが、どういう種類のクリエイターになるのかが問題でした。 以下のような職業じゃないか、はチェックしました。 時代はものすごいスピードで変化してるから難しいのですが、環境の変化への最良の対処法は自分を変えることなので、時代を見据えながら変化し続けるしかないんですよね。 1. テクノロジーの進化がプロとアマチュアの境界を限りなく曖昧にした職業 Chikirinの日記『ライターとカメラマン』がずばり指摘しているけど、 ライター:ブログの普及で一般人でも簡単に世界各地からほぼタダで文章を世間に公開できるようになり「文章力」「取材力」で食べていくのはとても難しくなった。 カメラマン:一眼レフとPhotoshopで誰でも気軽に息を飲むような写真を生み出せるようになった。 この2つはわかりやすい例だけど、どんな仕事にも高付加価値の仕事と低付加価値の仕事があり、破壊的テクノロジーは高学歴・ハイスキルの代名詞のような職業でもローエンド側からどんどん侵略しています。 (例) 弁護士:過去の判例検索はネット上で無料でできるように。 アメリカには弁護士が質問3つまで無料で答えてくれるSNSができたり(→The Economist : Bargain briefs)。 医者:医師へのオンライン無料相談サイトが登場。 レントゲン写真やMRI画像をインドの放射線科医に送るアメリカの病院もある(FOCUS :誰があなたのレントゲン写真を診るのか?)。...
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「好き」を仕事にしない理由 - Posted date: September 16, 2011 10:48 PM
  • 今週、昔の会社の先輩から届いたメールの一部。 思わず声をあげて笑ってしまいました。 ブログ見てるぞえ。 おめでとう! 昔、何かの拍子でソニー時代、ようこに「休日なにしてるの?」って聞いたら、「タイル集め」って言われたことをなぜだか思い出した(笑) タイル集め・・・(笑) よく覚えてますねー・・・ 自分でも忘れてた。 正確には「休日」じゃなく「長期休暇」だと思うけど、そういやあの頃は旅に出るたびにタイルを買っていました。 使う予定がないからいつしかやめちゃったけど度重なる引っ越しでも捨てられずにいまだに持っています。 タイル集めじゃ飽き足らず、黒のブラウン管テレビをスプレーで真っ白にペイントしてテレビの表面全体に青タイルを貼ったりしてました。 世界で一番美しい建築はイスタンブールのブルー・モスクだと思ってるくらいタイルが好きで、タイルを見にシチリアのCaltagironeやメキシコのPueblaまで行ったことがあります(両方ともタイル好きには息ができなくなるほど興奮する町)。...
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空間が持つパワー - Posted date: September 14, 2011 10:58 PM
  • 学校が始まりました。 カリキュラムはほぼすべてプロジェクトからなり、初日からプロジェクトが始まっています(しかも締め切りは金曜)。 いつでもお茶の休憩取っていいのに、昨日も今日もお昼の休憩しか取らなかったなー・・・ 建築インテリアデザインをキャリアにしようと思ったきっかけの話を。 ・・・といってもいくつもの小さな経験・普段の生活が積み重なっています。 あえて立ち止まって気づこうとする時間が一番必要なのかも。 1. 原点 奈良・京都という世界に誇る歴史建造物がすぐそこにある環境で生まれ育ったこと。 とはいえ、実家はベッドタウンにあり周りと同じような一戸建てだし、家族に建築家やデザイナーがいるわけでもありません。 「ディズニーランドみたいなつくりもの(偽物)が嫌い」という可愛くない子どもでした。 大学では空き時間があるとよく大好きなお寺、永観堂の庭に昼寝をしに行っていました。 当時は庭は入場無料。 木漏れ日・かすかに聞こえる川のせせらぎ・時を経て佇む本殿の息づかい・すぐそこに迫る東山・・・を感じながら昼寝をする時間は至福の時間でした。 この幸せの感覚は以降、何度もフラッシュバックします。...
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クリエイターになりたい。 - Posted date: September 11, 2011 11:50 AM
  • 『今日は私の キス記念日』に書いたとおり、私の幸せ構成比はたぶんこんな感じ。 1. 家族 70% 2. 環境・プライベート 20% 3. 仕事 10% 夫がいるシンガポールに引っ越し子どもが生まれたことで1.を押さえ、ロンドンに引っ越したことで2.を押さえたので、3.の大幅てこ入れが必要でした。 キャリアチェンジは、「場所(Location)・業界(Industry)・職種(Function)の3つ全部を変えることは難しいが、1つか2つなら可能」という言い方をよくするのですが、いろいろなケースを見ていると、場所(Location)を変えるのが一番大変(特にアジア→ヨーロッパなど地域を超える場合、もちろん社内異動などは除く)、次に業界(Industry)、いったん業界または会社に入ってしまえばその中で職種(Function)チェンジすることは意外と簡単(『求職者の心構え』で書いたフェラーリにアルバイトで入って最後は戦略部門に移ったケースなど)。 なので、住みたい場所がある人はまずそっちを押さえるのはけっこう重要だと思います(住む場所よりやりたいことの方が重要って人はこの限りではない)。 日本人の海外就職に一番大きく立ちはだかるのはVISAだし。 話を戻して、去年の夏頃からちょこちょこと友人から依頼があった仕事をしていた私ですが、今年の初めからまじめに就職活動を開始しました。 就職活動は自分ができることと相手(雇用主)が求めることをマッチさせる作業なので、自分の経験(業界・地域・プロダクトetc.)やスキルをブロック化していきます。 ヨーロッパでの仕事経験がないので圧倒的に不利な上に、自分ができること(イメージは大きなブロックがけっこうたくさん、笑)から今いるマーケットで求められていないことを除いていくと、どんどんブロックが小さくなっちゃうんですよね、やったことある人はわかると思いますが。...
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始まりの季節、秋 - Posted date: September 10, 2011 9:26 AM
  • 気がつけばこのブログを始めてから3年以上経ち、このエントリーで600回目となりました。 100回ごとに記念エントリーを書くことになっているので(過去のエントリーはABOUTページからどうぞ)、今日は私の近況でも。 来週からフルタイムで専門学校に通いArchitectural Interior Design(建築インテリアデザイン)を学びます。 期間は1年、資格はPostgraduate Diploma(大学院レベルの職業専門知識)。 終了後は建築インテリアデザイナーになる、予定。 私は新卒入社以来、会社は変われどずっとテクノロジー業界のビジネス系(投資・海外営業・コンサル)にいたので、ビジネス系からクリエイティブ系へ、と「左脳系から右脳系」くらいのチェンジです(でも業界の人には、ビジネスとして成功させるためにはクリエイティビティーが10%くらい、後はビジネス・センスやコミュニケーション力etc.とアドバイスされましたが)。 「なぜ建築インテリアデザインなの?」とお思いだと思いますが、長くなるので、追々書くとして、今日は「建築インテリアデザインって何?」という話を。...
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おうち交換で格安旅行! - Posted date: September 6, 2011 3:50 PM
  • バカンスの話になると筆が進む私。 ヨーロッパは格安航空が本当に発達しています。 クロアチア旅行はピークシーズンだったので、3人で約£400(約5万円)したのですが(easyJet、3人とはいえ息子はまだ2歳に満たないので膝の上で往復£40)、クリスマス前のロンドン⇆ドイツでeasyJetで(かの有名なクリスマスマーケットにずっと行きたかった)、片道£23(約3,000円)からあります。 行かない理由がありませんね〜(笑)。 宿の値段はそれなりにして、大都市だったら1泊1部屋€120(約13,000円)以下でまともなところに泊まるのは難しい(田舎は田舎度や国によるけど、€70はするかな)。 円高の日本在住者には、たいしたことない金額かもしれないけど、収入がポンド建ての私たちには安くはないのです。 加えて、いよいよ息子が狭いホテルの部屋じゃ厳しい年齢になってしまったので、他人と家を貸し借りできるAirbnb(*1)のようなサービスはかなり前から注目していました。 不況の影響もあって個人間の貸し借りサービス、充実してきましたしね!(参考本:『What's Mine Is Yours: The Rise of Collaborative Consumption』(邦訳:『シェア からビジネスを生みだす新戦略』)) *1・・・知らない方はこちらの体験談をどうぞ→『AirBnBを使って宿を探したらファウンダーの家だった。』、『IDEA*IDEA : 台湾旅行でAirBnB.comを初体験!』 Airbnbにはけっこうトラブルもあったし(*2)、今の家は家探し3日で決めた賃貸(→『日・星・英 不動産屋考』)でかなりボロが出てきているので、引っ越して思いっきり綺麗にしてLuxe Home Swapに登録しようか?など、いろいろ悩んでいました。 *2・・・部屋を貸した相手に荒らされた事件(→『TechCrunch -The Moment Of Truth For Airbnb As User's Home Is Utterly Trashed』)。 今はAirbnbはセキュリティを強化しています(→『TechCrunch - On Safety: A Word from Airbnb』)。 そんな折、ちょっとAirbnbっぽい事件がありました。...
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美しすぎる町の悲哀 - Posted date: September 4, 2011 11:39 AM
  • 昨日「Dubrovnikは観光地化されすぎててがっかりだった」と書いたのですが、「アドリア海の真珠」というフレーズに偽りはない、すごーくきれいなところなんですよ(ユネスコ世界遺産)。 特に丘の上に上って(スクーターが安く借りれます)見る町の全景は本当に言葉を失うほど綺麗。 美しさを現す自分のボキャブラリーの貧困さが悔やまれるほど。 ただ、住人の数に比して観光客が多すぎ。 城壁の中に住む人の数は1,000人を切りそうだとか(Wikipediaより)。 それに対して2010年に訪れた観光客の数は59万人!(Visit Croatiaより) 当然のことながら城壁の中は、土産物屋・観光客向けレストランなど完全にツーリスト向け、値段もツーリスト・プライスになっており「ローカルが好む隠れ家レストラン」を見つけることなど不可能。 美しすぎてしまったために住民の息づかいがしない町になってしまったのでした。 いくら観光客が殺到してもパリほどの大都市(人口220万人)であれば、まだ生活する街のままなんだけどねー(それでもシャンゼリゼのあたりは近づく気もしないけど)...
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アドリア海の休日 - Posted date: September 3, 2011 10:55 PM
  • 地中海に近いからロンドンに住んでるようなもんですが(→『'la dolce vita'の由来』)、今年は2週間クロアチアのダルマチア地方に行ってきました。 陸(アグリツーリズモ)1ヵ所と島(Hvar島とLastovo諸島)2カ所(続きを読むをクリックすると地図が出てきます)。 以前から書いてますが(『Crowded & Discovered』、)、あまり観光地化された場所は好みではないので、7年前にINSEAD卒業旅行でDubrovnikに行ったときは若干がっかり。 でも、トルコに住む友人が毎年夏に通っては絶賛するので(私は大のトルコ好き)、そんなに彼女が絶賛するならいいんだろう、とリベンジ旅行。 1歳5ヵ月の幼児連れなので「移動時間が短い離島」という無茶苦茶な条件で選んだLastovo諸島の(ほぼ)無人島が少々ワイルドすぎて、子どもが体調を崩してしまったので、その後の予定をかなり繰り上げましたが、結果的にはそれが吉と出て後の日程はリラックスできました。 Twitterで小児科情報くださった方、ありがとうございました! 1. アドリア海の美しさは格別 圧倒的なのがアドリア海の美しさ、トルコ並みです、シチリアの小さな島よりさらに上(ギリシャは行ったことないので比較できず)。 本当にこんな色(写真はこちらから)、(ヨットが停泊する)マリーナの中でさえこんな色。 この中で泳いでいるとエメラルド色の中に体が溶けていくような感覚を久しぶりに味わいました。 元水泳部なので1時間くらい浮かんでいるのは平気、子どもを夫に任せて海の色に溶けていました。 この地中海独特の色はどこからきてるんでしょうねー? 観光資源としてはこの海さえあれば十分、陸の方の街(今回はSplitを通っただけですが)にはアジア人観光客もたくさんいたのですが、島(特にマイナーな島や町)にくると、ほぼ(クロアチア人を含む)ヨーロッパ人ばかりでした。...
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今日は私の キス記念日 - Posted date: August 15, 2011 4:10 PM
  • 「マミー、バイ!」 手をふりながら 息子がチュー 今日は私の キス記念日 言うまでもなく、俵万智の「サラダ記念日」のパクリです、しかもかなり出来の悪い(字たらず)。 今日でちょうど1歳5ヵ月になる息子に、私は長いこと「ほっぺにチュー」を仕込もうとしていました。 顔を近づけても何度デモをしてもずっと顔をビシッバシッと叩くだけだったのに、今朝ついにこの日がやってきた。 ナーサリーに行こうと喜び勇んでベビーカーに乗った息子に「チューして」と言ったら、チュー!(ほっぺじゃなくて口だったが) こんな日、私は天にも昇るような気分です(英語では"all over the moon"と言う、英語だと「天」じゃなくて「月」なんだね)。 夫とは(キスはおろか)結婚記念日すら忘れる私だけど(→『地図が読める女の絶対年感』)、8月15日、息子との初キス記念日は覚えられるかもしれない。 何でこんなことを書くかというと、イギリスが自分を見失っているらしいから。 国が自分を見失っているということは住む人が見失ってるんだよね。 The Economist : Anarchy in the UK 日本語訳→JB Press - 英国の暴動:自己像を見失った国 ・・・ということで、今日は私が思う「自分を見失わない」方法について。 私は昔から、たぶん20代前半から、 1. 家族 2. 環境(住む場所 etc.)やプライベート(友人・趣味 etc.) 3. 仕事 の順で大事だと思っていたし、今でもそう思っています。...
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KEEP CALM AND CARRY ON - Posted date: August 9, 2011 10:32 PM
  • ご心配のメッセージ、ありがとうございます。 私たちは元気です。 昨日のブログ(現地時間17:00)に、 今回はまだもっとも治安が悪い地域と呼ばれるエリアで起こっていないので、まだ起こる可能性はあると思います と書いたときに予想していたエリア(Hackney、Peckham、Lewisham)が同じ時刻くらいに暴徒に襲われ始めました。 これらエリアはギャングと呼ばれる貧困エリアの若者グループ(*1)が多いことで知られています。 *1・・・ロンドンには190ものギャング集団がいるらしい。 映像で見たい人にはこのドキュメンタリー(9分なのですぐ)がお勧め→Journeyman : UK - London Gangs BBC生中継を呆然と見ていたら、次々と各地で略奪のニュースが止まらなくなり、消防隊も警察も全然足りない事態に。 今朝起きたら、近所のClapham Junction駅前もひどくやられていました。 "Nappy Valley"の入り口に位置する場所(→『Nappy Valleyの日常』)、小さな子ども連れが多いので、略奪の音が聞こえるくらい近い住人はさぞかし恐ろしかったことでしょう。 ひどい夜から一夜明けた今日のLondonerたちは見事でした。...
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ロンドン暴動に際して - Posted date: August 8, 2011 5:00 PM
  • 昨日は隣町のBrixton(ブリクストン)でストリート・フェスティバルがあったので家族で行ってきました。 Brixtonというのは南ロンドンにあり、80年代は大きな暴動があり治安の悪さで泣く子も黙る悪名の高さだったけど、最近はアーティスト・デザイナーなどクリエイティブ系、ヤングファミリーも移り住んでオシャレなバー・大箱クラブハウス・活気あるマーケットが混在するセントラル・ロンドンに近いわりには家賃が安く、エッジーでマルチエスニックな街。 私の住んでるエリアが、圧倒的に白人が多いのに対し、とてもカリブ系黒人が多く、黒人特有の色彩感覚やリズム感が独特の雰囲気を醸し出している街です(『都市内部での(自発的)コミュニティ化』で書いた「お隣の地域」)。 前日に北東部Tottenhamで暴動が起こった直後だったためか、フェスティバルではすごい数の警官(5mおきに2人ずつ、くらい)がパトロールに当たっていました。 フェスティバルそのものは至るところ(路上)で、大音響スピーカーがヒップホップなどブラック・ミュージックを流し、ボブ・マーレーな髪型のおじさん・ブエナビスタ・ソーシャルクラブに出てきそうなおじいさん・70sなコスチューム(いや、普段の私服?)とメイクの女の子が、思い思いに音楽に身を任せ体を揺らしている、という超ゆるい代物。 あまりの大音響に息子がハイパーテンションになってしまったので、私たちは退散したのですが、「こんなに警官がいる、ってBrixton、警戒されてるねー」と言っていたら今朝、現実に。 さっそく、ロンドン日本大使館から在英日本人に届いたメール。 抗議活動が開催された場所およびその周辺地域には極力近づかないようにし、抗議活動が行われている場所に接した場合には、早急にその場所から離れるなど、不足の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。 これって、日本の原発事故後、日本からの避難・脱出を煽った外国メディアと変わらんではないか・・・ 「不測の事態に巻き込まれないように」って、「左右を確認せずに道路を渡らないように」って子どもへの注意と同じ。 当たり前、、、じゃん???...
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St Pancras Renaissance Hotel - Posted date: August 6, 2011 9:36 AM
  • 巷で話題だったので行ってきました、今年5月に大改装オープンしたSt.Pancras Renaissance Hotelのホテル・ツアー。 St.Pancrasというのはユーロスターの終着駅なのですが(*1)、駅から下りるとすぐにこの大仏殿より巨大な建物、しかもゴテゴテのネオ・ゴシック建築で目立つこと、目立つこと・・・ *1・・・ロンドンは他ヨーロッパ都市と同じく中心街から少し外れたところにいくつか鉄道の終着駅があり、St.Pancrasはそのひとつ(『日本の鉄道会社の事業モデルは海外でも有効か?』)。 ただし、イギリスは鉄道発祥の地、なのでその頃の「街のはずれ」は今では立派に中心街に飲み込まれている。 駅に直結するホテルとして1873年に開業したものの1935年に閉鎖。 その後は鉄道会社のオフィスや宿舎として使われるものの、老朽化する一方で、取り壊し寸前までいったこともあったそう。 ほとんど廃墟と化していたこの壮大なゴシック建築を救ったのがユーロスター乗り入れと付近の再開発。 マリオット・ホテル・チェーンに買収され£800mil.(約1,000億円)の費用をかけた大改装の末オープンしたというお話。...
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やっとここまで来ました - 女性とキャリア - Posted date: July 29, 2011 9:50 PM
  • 私の母はその昔、大学を出て英語教師になり、その後、通訳になりました。 新卒で商社に内定したばかりの私に母が言った言葉。 私たちの頃は女性は公務員か教師しか職がなかった。 今は女性でも民間企業に入れるようになったけど、入った後はどうなのかしらね? 楽とは思えないけど。 母の時代と異なり、民間企業のドアはほんのわずか開いていたけど、入った後のことなんてよくわからなかったし情報もなかった大学時代。 こういう包括的な記事が出ていたら少しは参考にしたのかなー?と思います。 まあ、大学時代なんて自分が何になりたいのかわかんないもんだけど。 The Economist : The wrong way to promote women The Economist : Still lonely at the top 大企業の女性取締役比率はアメリカで15%、ヨーロッパでは10%、いやー、いろいろやってるのに何で増えないんだろうねー? という記事(貴重な人材を活用するという観点もさながら、ダイバーシティに富む企業のパフォーマンスがいいという調査結果から、こういう議論になっている)。 さまざまな施策を打っているのに増えないのは、「取締役にまであがるような男性は性差別するから?」「女性はお手本となるロールモデルや引っ張り上げてくれるメンターがいないから?」・・・ 好循環を生み出すループになかなか入らないことに業を煮やしたヨーロッパ各国政府がクォータ制の導入に次々と踏み切っています。 ところが、2008年にいちはやくクォータ制を導入したノルウェー、上場企業のボードメンバーに女性を4割以上当てるよう義務づけた結果、能力主義であれば登用されない経験不足の女性が多数取締役になってしまい企業のパフォーマンスが落ちているという調査が出ました。...
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世界のMurakami - Posted date: July 28, 2011 8:02 AM
  • 去年12月にパリから帰ってきた直後に、安西洋之さん(→1, 2)から ベルサイユの村上隆展はご覧になりましたか? と聞かれたときから気になってました、アーティストの村上隆(というより"Takashi Murakami"の方が有名)。 実はこの時まで村上隆を知らなかったし、当然ベルサイユ展も見逃したのですが・・・ 安西さんの日経ビジネスオンラインの連載『ローカリゼーションマップ:ヴェルサイユ宮殿に村上隆が連れてこられた』を読んで本人の著書「『芸術起業論』買わなきゃ!」と思いつつ、4月の日本で買いそびれ・・・ 作品そのものは右の写真の通り、凡人にはどういう感想を持てばいいのか困窮する展示だし・・・ と、忘れかけていた頃に本展覧会のアート本『Murakami: Versailles』を見つけたので、一気に読破しました。 特に"Le Monde Magazine"記者が行った村上隆のインタビューの内容が実にインスピレーションに溢れています。 普段、ビジネス本ばかり読んでアートに無縁な人、『世界級キャリアのつくり方』とは?とか考えている人にぜひ読んでほしい!...
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人との関係性の中で生きる人 - Posted date: July 19, 2011 2:54 PM
  • 昨日の『尾崎豊がわからない。』の続き。 『キュレーションの時代』では他者からの「まなざし」が地獄であるという精神構造が90年代に入って終焉を迎え、逆に他者からの「まなざしの不在」が地獄になる、という精神性を象徴する事件として2つの事件が挙げられています。 1つめは当時、世を震撼させた「酒鬼薔薇」少年連続殺人事件(1997年)。 以下は有名な犯行声明文。 「ボクがわざわざ世間の注目を集めたのは、今でも、そしてこれからも透明な存在であり続けるボクを、せめてあなた達の空想の中だけでも実在の人間として頂きたいのである。」 2つめは、まだ記憶に新しい秋葉原連続殺傷事件(2008年)。 加藤被告の逮捕後の供述内容より。 「掲示板(2ちゃんねる)は他に代わるものがない大切なもの・・・」 「私にとっては家族のような・・・、家族同然の人間関係でした」 「掲示板の自分のスレッドに私になりすます偽物や、荒らし行為を行う者がいたので、対処してほしいと掲示板の管理人に頼みました。 自分が事件を起こしたことを知らせたかった」...
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尾崎豊がわからない。 - Posted date: July 18, 2011 10:17 AM
  • なでしこジャパン、ワールドカップ優勝おめでとう! 佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』はTwitterやFoursquareなどのツールを使ってソーシャルに情報をやりとりする時代の変化を解いた本なのですが、『コカ・コーラCMにみる戦後文化』に書いたように、戦後の日本の社会の空気の分析が非常に面白かったので、今日もそこから。 戦前から続いた農村社会は、戦後に農村が崩壊して都会に膨大な人口移動をもたらす中でも、同じようなムラ社会的構造を生き永らえた。 その中で他者からの「まなざし」(*1)に苦しむ若者の例として2人挙げています。 *1・・・「まなざし」とは人々のアイデンティティーをパッケージ(服装や容姿・持ち物といった見た目の具象的なパッケージと出生や学歴・肩書きなどの属性のパッケージからなる)によってくるみ、そのパッケージで規定することを強要すること。 1人目は『青春の殺人者』という映画の主人公(予告編はこちら)。 『青春の殺人者』のモチーフは、どこにも逃げる場所のない苦しさです。 両親という息苦しい人間関係、成田という閉塞した地方都市、暴走族に溜まり場にされて自由にならない自分の居場所。 安住できる安定した場所だけれども、そこには窒息しそうな空気が充満していて、当時の若者は多かれ少なかれ水谷豊の演じる主人公と同じような閉塞感を抱き、その場所からの脱却を夢想していました。...
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MBA留学に大学の学歴は関係あるのか? - Posted date: July 15, 2011 8:25 AM
  • 某地方国立大学の大学3年生Tさんから、久しぶりにMBA関連の質問を頂きました。 MBAを受験するにあたり、各スクールは出身大学のレベルをどの程度参考にするものなのでしょうか? 東京大学、京都大学といった大学でないとTOPスクールには相手にしてもらえなのでしょうか? 私がINSEADに行ったのはもう7年も前になってしまったのですが、つい最近まで受験生のインタビュアー(面接官)をしていたこともあるので(→『"泣かせる"夢を持つ人、持たない人』)、回答を試みます。 まず、大前提として、 MBAに入りやすいように、自分の人生を曲げるのはやめましょう。 理由は、 自分の市場価値を上げるために生きる人って、「魚市場で高く売られるために生け簀で太らされながら生きる養殖場の魚」みたい。(『愛の日記:人の市場価値』より) だからです。 その大前提で、ストレートに質問に答えると、日本の大学の学歴はあんまり関係ないです。 全く関係ないとは言わないが、学歴は小さな要素で他でいくらでも挽回可能。 他がつまんないと箸にも棒にも引っかからない。...
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ロンドン名物2階建てバスが外資経営でも誰も気にしてない - Posted date: July 11, 2011 8:35 AM
  • ロンドンといえば真っ赤な2階建てバス(ダブルデッカー)。 ロンドンの大手バス会社のうち3社はNetherlands Railways(オランダ鉄道会社)、Deutsche Bahn(ドイツ鉄道会社)、RATP(パリ交通局)らしい。 東京の公共バスの経営を韓国の鉄道会社がやってるイメージ? でも誰も気にしてない。 バスなんて時間通りに安全に便利なルートを走ってくれればそれでいい。 車内が清潔で料金が安ければもっといい。 ちなみに民営化された水道会社のうちVeoliaはフランスの公共事業会社、電気・ガスのEDFもフランスの電力会社。 東京水道局も東京電力も外資になるイメージね。 でも誰も気にしてない。 だいたい昔からイギリスって公共事業の「オペレーション」って全く得意じゃなかったから、得意な人に任せた方がいい。 フランスは昔から公共サービスの民間への委託が盛んで強い民間企業が育っているらしいから、どんどんやって欲しいよね(ついでに、ロンドン地下鉄もお願い、って感じ)。 イギリスでの公共サービスなんだから、もちろん雇われているのは現地人。...
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"生"Jamie's 30-minute meals - Posted date: July 6, 2011 9:13 PM
  • 去年のクリスマスシーズンに発売され「イギリス史上最も売れたノンフィクション」になったのが、セレブリティー・シェフJamie Oliverの『Jamie's 30-Minute Meals』です(なお、フィクションではぶっちぎりでハリー・ポッター)。 一番売れたノンフィクションが料理本って・・・よっぽどイギリス人って本を読まないのか、よっぽど料理好きなのか? と一瞬悩みますが、Jamie Oliverがそれほど人気なのです。 近年は社会活動家としての顔も定着し(→『Jamie Oliverの食の革命』)、ただの「シェフ」って肩書きを超えて、それこそアメリカ人のオプラ・ウィンフリー好きに匹敵するくらいイギリス人の間で人気でないかしらん?(アメリカ進出は、あまりうまく言ってないみたいだけど) 私はそのうち「サー」の称号をもらうんじゃないかと勝手に思っています。 この『Jamie's 30-Minute Meals』、「30分でディナー3品(スターター・メイン・デザート)をつくる」というありふれたコンセプトなのですが、本当に30分で見た目よし・味よしのディナーがつくれるというところがすごいらしい。 「らしい」というのは、もちろん我が家にもあるのですが夫しかつくったことがないため。 子どもが産まれて以来、Julia ChildでもなくRiver Cafeでもなく、料理は早さが命(!)になってしまったので、『Jamie's 30-Minute Meals』は本当に重宝。...
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バイリンガル脳の動き方 - Posted date: July 1, 2011 3:39 PM
  • 昨日のエントリーや渡辺千賀さんの『バイリンガル脳』を読んでいて思った中で役立ちそうなことを。 私も英語の文章がまず頭の中に出てきて、それを日本語に訳そうとしたり、日本語の会話の中で突然センテンス丸ごと英語になったり(日本語に訳すのも面倒なので、そのまま出しちゃえ!)、ということはよくあります。 1. 英語で読んだり聞いたりしたことはそのまま英語で脳の中に格納されている 最近は本もニュースも英語の方が多いし周りも英語環境なので、印象的なことは無意識のうちにそのまま英語で脳内に格納されています。 例えば、「いい言葉だなー」と思って最近自分に向かって唱えている You can have it all, just not at the same time. 『What I Wish I Knew When I Was 20』(邦訳:『20歳のときに知っておきたかったこと』)の著者Tina Seeligがスタンフォード学生に向けたこの(↓)講義で言っていた言葉。 赤ちゃんが産まれたばかりで「何をどうやったら、仕事も親業も両立できるのか?」と途方に暮れる新米パパ・ママに向けた言葉で、私の新しいマントラのひとつ。 言葉の持つ力は大きいので、(例え訳者がどんなに優秀でも)本は原文の方がいいのは、著者(話者)の実感がこもった力強い言葉が自分の中に蓄積されるからかなー...
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バイリンガル育ちは能力的に有利 - Posted date: June 30, 2011 10:41 AM
  • バイリンガル(候補)の子どもを持つお母さん・お父さんに朗報です。 「バイリンガルに育つと能力的に有利」という心理学と脳科学の学者の研究結果が出ました。 NY Times : The Bilingual Advantage 脳の中にエグゼクティブ・コントロール(実行管理)システムがあり、複数の事柄から重要なこと・意味のあることに集中するよう常に指示を出している。 バイリンガルに育つと2つの言語を常に抱えながら、エグゼクティブ・コントロールシステムが場合に即した言語に切り替えてアウトプットを出している。 バイリンガルはこのシステムをより頻繁に使うため、重要なことを効率的に判断することに長けるようになる。 結果として、 - バイリンガルはモノリンガルよりアルツハイマーの症状が出るのが5, 6年遅い - バイリンガルはマルチタスキングに長ける などの研究成果が出ているそうです(渡辺千賀さんの最近のエントリー『バイリンガル脳』も同じ内容ですね)。 興味深かったのは、北米(この学者はトロント大学)でも数十年前までは「バイリンガルは能力的に不利」という通念があったそうですが、 Some of this was xenophobia. Thanks to science, we now know that the opposite is true. 通念の背景には外国人嫌いがある。 科学の進歩のおかげでその逆が真であることがわかった。 としているところ。...
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今さら戦略コンサル? - Posted date: June 28, 2011 2:18 PM
  • 以前、『業界の旬とキャリア相談』というエントリーで、マネックス証券松本さんの次の言葉を紹介しましたが、 もし今僕が就活生だったら、絶対投資銀行なんか入らないけどな。 実際僕がそこへ入ったのは投資銀行業界が栄えてきて10年くらいしたときで一番勢いがあった。 そこからもう20年経った今、もう外資金融の伸び時期はもう終わっている。 成功して盛り上がった後に相乗りするのは時代遅れ。 投資銀行と同じくMBA学生に人気の就職先、戦略コンサルも業界のピークは過ぎた、というお話。 私が行ったINSEADはコンサル輩出校と呼ばれるくらいコンサルに行く人が多かったので、石を投げればBIG 3(McKinsey、BCG、Bain)を始めとする戦略コンサルに当たるのですが(ターンオーバーの激しい業界なので、まだ残っている人はだいぶ減ったが)彼らと話していて薄々感じていたことがThe Economistに記事になっていました。 Harvard Business School卒業生のうち金融業界に進んだ人が10%以下の年は米株式市場は上昇局面を迎える、30%以上だと株式市場は暴落寸前。 2006年には42%の卒業生が金融業界に進んだ。 と書いたのは『Ahead of the Curve: Two Years at Harvard Business School』(邦訳:『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』)のPhilip Delvis Broughtonでしたが(著書はこちらで紹介、こちらも)、私には The Economistに取り上げられたら個人のランダムな感覚・意見を超えて一般教養の域に入ってきている という仮説があります。 最近のThe Economistにコンサル業界の展望について「戦略コンサルはビジネスモデルが限界に近づいている」と、ようやく皆が薄々気づいていたことが分析されていました(長い前置きだ・・・)。 The Economist : Advice for consultants...
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家族のQuantity time - Posted date: June 17, 2011 7:38 AM
  • だいぶ前に読んだ、グロービス堀さんのブログの「家族と過ごす時間の質と量(Quality time vs. Quantity time)」というエントリーで紹介されていた堀さんのオーストラリア人の友人(会社経営者であり3人の娘の父親)の言葉が最近身にしみます。 親子関係は、質の高い時間(クオリティータイム)が重要だと米国では良く言われているようだが、僕にはそうは思えない。 親が都合が良い時間に子供に向かって、『さあ、質の高い時間を短時間で過ごそう』、なんて言っても、 子供はついてこないものさ。 子供は両親と一緒に長く過ごしたいと思っているんだよ。 その長い時間を過ごすなかで、ふとした瞬間に心が通い合う会話があったり、悩みを打ち明けたりする、質の高い時間が来るのである。 私の息子(現在15カ月)はフルタイムでナーサリーに行っています。 朝6:00からナーサリーに出発する8:00までの2時間は家族3人で朝ご飯を食べ、バタバタと出かける支度をする時間。 夕方5:45のナーサリーのお迎え時間から7:45のベッドタイムまでの2時間は、私と息子2人だけの時間です。 夕方の2時間の間に息子に晩ご飯を食べさせお風呂にも入れるのですが、彼は早食い&からすの行水なので、うち1時間半は絵本を読んだり歌を歌ったり100%息子と向き合います。 家事はすべて後回し、「〜しながら」はNG、「ママはボクだけを見ている」唯一の時間。 息子にとっては長い1日の終わり、疲れている時間帯なので機嫌がいいときばかりではありませんが、ものすごい速さで成長する様子を脳裏に焼き付けようとする私にとって宝石のような瞬間はだいたいこの2人の時間中に訪れます。...
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コカ・コーラCMにみる戦後文化 - Posted date: June 8, 2011 9:21 PM
  • 面白そうだったので日本からわざわざ取り寄せてジャーナリスト佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』を読みました。 書籍代より郵送料の方が高かったのに電子書籍版が出ていたことに後で気づいた私。 はー、もうそういう時代になったのね・・・ ソーシャルメディア関連本の中でいち早く出た『Groundswell: Winning in a World Transformed by Social Technologies』(邦題:『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 』)もそうだったけど、こういう本はネット上の事例が多いので、本の中の事例をWebで見ながら読むとより面白いですね。 中でも「コカ・コーラのCMに見る戦後文化」が面白かったので、YouTube画像と佐々木さんの解説を並べてみます。 62年から70年代初頭までは、登場するのはほとんど日本人です。 (中略) どのCMにも熱烈なアメリカ文化への憧れがあふれていて、その真面目すぎるほどの無条件な純真さは、いま鑑賞してもまぶしくて直視できないほどです。...
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モデル国家オーストラリア - Posted date: June 7, 2011 3:44 PM
  • そのサイズのわりには政治的にも経済的にも文化的にも地味なゆえ、Wall Street JournalやFinancial Timesのトップページを飾ることのない国、オーストラリア。 そんな夫の母国が先週のThe Economistの特集でした。 簡単にまとめるとこんな内容。 オーストラリア経済の成功を1. 豊富な資源に恵まれている、2. 資源需要旺盛なアジアの隣にいる、という二重の幸運と片付ける人が多いけど、オーストラリアは20年間にわたって不況を経験していない唯一の先進国。 1997年のアジア通貨危機も2001年のITバブル崩壊も最近の世界金融恐慌も乗り切った。 さすがに誰かが何かしたからこその成功でしょう? とし、経済・移民政策・環境問題・政治・外交までフルにカバーした力作。 とっても面白かった、ほんとThe Economistの分析力・筆力は卓越してます。 IMAGINE a country of about 25m people, democratic, tolerant, welcoming to immigrants, socially harmonious, politically stable and economically successful; good beaches too. It sounds like California 30 years ago, but it is not: it is Australia today. (The Economist : The next Golden State) 人口2,500万人、民主的で寛容、移民を歓迎し、協和的な社会、政治は安定し経済も順調、美しいビーチもある。 なんだか30年前のカリフォルニアみたいじゃない? いや、今日のオーストラリアなんだよ。 と誉め殺しから始まります。...
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駐妻・現地妻の憂鬱 - Posted date: June 6, 2011 11:26 AM
  • Twitterでたまたま流れてきた『NY駐在「妻」社会、見聞録』というブログを見てしまいました。 企業による社員の海外派遣がちっとも珍しくもないこの世の中、いまだに「駐妻」ってブランドなのか?と思いつつ、以前、小町かなんかで見た「現地妻」という言葉も同時に思い出しました。 「"現地人"の妻でもない私みたいな人の呼び方はないのか?」、「駐在ではない日本人の妻の呼び方は?」という疑問はさておき・・・ シンガポールでは、このブログで知り合った人以外、とんと日本人と出会うことがなかった私、ロンドンでは子どもの日本人プレイグループを通して日本人ママ友と知り合う機会が多くあります。 その中には、いわゆる「駐妻」も「現地妻」もいます。 加えて「オージーの妻」、「私費留学の夫の妻」、まあいろいろいるわけですが、個人がハッピーか・アンハッピーかは、 自分自身も主体性を持って(望んで)来たか? きっかけは自分自身の希望じゃなくても(例:夫に転勤の辞令)、積極的に頭を切り替えられたか? によるようで、理由や立場の如何ではないようです。 「夫が駐在になったから、自分はキャリアを諦めた」という駐妻と同じく、「イギリス人夫との結婚で、好きだった自分の仕事を辞めてきた」という現地妻もいて、「夫についてきたために自分のキャリアを諦めた」感をずーーっと抱えている人ってたくさんいるんですよねー。 『MBA女性の10年後』というエントリーに、 MBAを取得した女性の半分が10年後は専業主婦になっている現状の大きな理由は、「夫の国境を越えた転勤(転職)」でしょう。 と書いたように、日本人に限った現象でもありません。...
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モノが溢れる日本の家(?) - Posted date: June 3, 2011 9:26 PM
  • ロンドンのイーストにあるThe Geffrye - Museum of the Homeという美術館でAt Home in Japan - Beyond the Minimal Houseという日本の一般家庭の家の中を再現した特別展が開かれていたので見に行ってきました。 オックスフォード大学の民俗学教授が、1年間に渡り関西(神戸・京都・奈良・大阪)の一般家庭を訪れてリサーチした結果をまとめ展示したもので、五感で体験できるようになっており、一般のイギリス人が熱心に見ていました。 この特別展の紹介文冒頭に、 In the West the Japanese house has reached iconic status in its architecture, decoration and style. However, is this neat, carefully constructed version of Japanese life in fact a myth? 欧米では、日本の家の建築・装飾・スタイルはアイコンにまで達したが、その整然と綿密に構成された日本式の生活というのは、実のところは神話なの? とありますが(副題も"Beyond the Minimal House"となっています)、彼のイギリス的婉曲話法(→『Very interesting = I don't agree.』)を解釈すると、 日本の家ってもんのすごーーーーくモノが多い ということを言いたかったようでした(笑)。 こんな写真と共に、家具・小物などで日本の家が再現されていました(写真はこちらより拝借)。...
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Very interesting = I don't agree. - Posted date: May 30, 2011 8:47 PM
  • 「ブログが更新されていないけど生きてるか?」と親から電話がかかってきました。 えーーー、生きてます。 最近ブログを書くという脳が死んでるので、The Economistからお役立ち記事を。 "How was your day?"と聞くと、いつも"Not too bad..."と返ってくるオーストラリア人の夫(*1)と結婚して3年以上、そんな私でも「イギリス人って本当に何考えてるのか本心がよくわからん言い方するなー」と思うことが頻繁。 *1・・・"Not too bad..."はアメリカ人的には"Great!!!"です。 感覚的には「GoodでもBadでもない中間よりちょっとGood寄り」でしょうか。 そんなイギリス人の婉曲話法が集められていたので、これからはこのリストを常備してお出かけしよう。 The Economist : Euphemistically speaking - This may interest you* なお下記のうち"What is understood"は、(直接的な表現をするオランダ人やデンマーク人は)こういう意味だと受け取ってしまう、ということ。 Enjoy! What the British say: "I hear what you say" What the British mean: "I disagree and do not want to discuss it any further" What is understood:"He accepts my point of view" What the British say: "This is in no sense a rebuke" What the British mean: "I am furious with you and letting you know it" What is understood: "I am not cross with you"...
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アメリカ人ビジネスマンとメキシコ人漁師の話 - Posted date: May 17, 2011 11:44 AM
  • 地震前に読んだTim Ferrisの『The 4-Hour Workweek』、あまりに面白くて、あまりに良かったので、すぐもう1度読み返しました。 『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』という邦訳が出ているようですが、彼の文章力が最高(!)なので、ぜひ原書で読んで欲しい。 いまいちな邦題がついているので怪しい金儲け本のように聞こえますが、著者のTim自身はアメリカの名門プリンストン大学を卒業していて、同級生たちは米ビジネス界で花形職業につきキャリアのファーストトラックを邁進中。 身を削って長時間労働にいそしみ、高給を貯めてアーリー・リタイアすることが目的。 私自身たーくさん知ってます、こういう人たち(→『MBAの同窓会』、『Factory for unhappy people - 不幸な人の製造工場』、『自分に一番近い8人が「自分」』)。 で、Timの彼らに関する描写が本当に爆笑なのです(拙訳付き)。 If I offered you $10,000,000 to work 24 hours a day for 15 years and then retire, would you do it? Of course not - you couldn't. It is unsustainable, just as what most define as a career: doing the same thing for 8+ hours per day until you break down or have enough cash to permanently stop. How else can my 30-year-old friends all look like a cross between Donald Trump and Joan Rivers? It's horrendous - premature aging fueled by triple bypass frappuccinos and impossible workloads. もしボクが年収1,000万円で15年間、1日24時間働いたらリタイアできるよ、って言ったらやる? もちろんやらないよね - できないもん。 そんなの続かない、ほとんどの人が定義しているキャリア(精神的・身体的に参るか二度と働かなくていいほどキャッシュが貯まるまで1日8時間以上働くこと)だって同じだ。 そうでなきゃ、何でボクの同級生(30歳)がDonald TrumpとJoan Riversを掛け合わせたような顔してるんだ? 身の毛がよだつねー フラペチーノと到底不可能な仕事量で3倍速で老化してる(右がDonald Trump、Joan Riversの顔は続きを読むをクリック)。...
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震災後の人生棚卸し - Posted date: May 12, 2011 8:31 AM
  • 日本から帰ってきたのに日本のことを書いていないのですが、関西は街を歩くと 1. 外国人観光客がほとんどいない! 2. 震災支援の募金活動が目につく くらいで、ニュースさえ見なければ、ほとんどいつもと変わらず実に平和でした。 そして、今回の大震災で自分の人生の何を見直すべきなのか?ということをつらつらと考えていました。 1. 人 大地震の一報を聞いた直後、ほとんどの人は(当時やっていたことを放り出し)まず自分の家族、次いで大事な友人の安否確認に追われたのではないでしょうか? 連絡がつかなかった時間(ほんの数十分かもしれないし数日かかったかもしれないが)、何も手につかず、ただただ無事でいてくれることを祈っていた相手、その人たちこそがキャリア・財産・社会的地位よりも何よりも大切な人たちなのです。 私は自分の大事な人を毎日幸せにできない人は尊敬していないのですが(『文化の壁を超えるCM』で紹介したANA-読売新聞のCMのおじさんみたいな、笑)、今回の帰省ではいつものようにオフ会などで新しい人と出会うことを目的とせず、(息子にとって初日本だったので)家族や昔からの友人と過ごすことにしました。 実際は、長距離フライトが思った以上に大変で時差ボケに始まり時差ボケに終わった旅だったので、このくらいゆったりでよかったようです。...
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Frenchman in London - Posted date: May 11, 2011 8:53 AM
  • 昨日書いた、ロンドン & ニューヨーク→香港 & シンガポール、という人の流れの話の続き。 ロンドンから人が流れている、と言えど、彼らはイギリス人ではない、という話。 シンガポールでも金融とコンサルは外国人ばかりでしたが(→『絶滅寸前? 駐在員手当』)、ロンドンも似たようなもの。 夫(戦略コンサル)が、最近ミーティングした投資銀行とPE(プライベート・エクイティ)では20人のうちイギリス人は25%だけだった、と言ってました。 後の75%は、フランス人、ドイツ人、デンマーク人、アイルランド人、アメリカ人、オーストラリア人、南アフリカ人・・・etc. EU内は移動が自由なので、EU出身者が多いのはもちろんのこと、コモンウェルス諸国出身者も多い(→『ロンドンにとっての地方』)。 特に、フランス人バンカーは本当に多く、シティで石を投げるとフランス人バンカーに当たります(たぶん)。 その国・都市にいる外国人を見ると、彼らが魅せられるその場所の魅力がわかる、という話は『Englishman in New York』に書きましたが、今日はその第2弾、"Frenchman in London"、The Economistの記事より。 The Economist : Paris-on-Thames...
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稼ぎたいやつはアジアへ行け。 - Posted date: May 10, 2011 12:44 PM
  • 去年初めに、「は? 子どもできるのにシンガポールからロンドンに引っ越すって順番逆じゃないの?」と言われつつ、シンガポールからロンドンに移って重税と高い家賃・チャイルドケアに苦しんでいる私たちですが(涙)、時代のトレンドはまだまだ人をアジアへと向かわせている、という記事がThe Economistに載っていました。 (私たちの話は→『ロンドンに引っ越します。』) The Economist : Go east, young moneyman 成熟国出身者が成長著しいアジア市場の勢いに乗ってキャリアアップさせようとしている現象は以前『成熟国出身者のキャリア戦略』に書きましたが、この記事は金融業界に限った話。 もっともモビリティーの高い業界ですね、それにしても彼らはよく頻繁に国境を越えて転職します。 金融業界のプロフェッショナルが仕事を求めて他国へ行くときの行き先トップ3が右のリスト。 アメリカ(ウォール街)・イギリス(シティ)・香港・シンガポールの4都市で人材を取り合っているだけに見えますが・・・ 世界の金融の中心地はこの4都市(+プライベートバンキングのスイスと、やや見劣りするが急成長中の上海)になっているようです。...
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フォーク並びを活かした社会 - Posted date: May 6, 2011 2:45 PM
  • イースターとロイヤルウェディング休暇を利用して日本に帰省し、ロンドンに帰ってきたのですがいまだ時差ボケが直りません・・・ 歩き出した幼児を連れた長距離フライトがこんなに大変だとは思いませんでした。 昼間のフライトで、かつ(ロンドン - 関空の直行便がないため)パリ経由、機内ではロイヤル・ファミリーばりに手を振り"Hello! Hello!"と愛想を振りまきながら延々と通路を歩く息子にずっと付き合っていました。 エコノミークラスとビジネスクラスの間のカーテンに向かって奇声をあげながら闘牛ごっこするし・・・(ひらひら揺れる大きな布に頭から突進するのがお好き) さてさて、「子連れに冷たい」と評判な(?)日本、夫と2人でベビーカーを持ち上げるとどこにでも行けるのであまりヘルプを頼むような状況がなかったのですが、たしかにロンドンの方が人は親切ですねー ベビーカーで階段前でおたおたしてると"Do you need help?"と100%声かけられます。 でもフライト中は、息子に向かって手を振る人(老若男女問わず)、「かわいいねー」と勝手に触る関西のおばちゃん、何度も「いないいない ばあ〜」をしてくれた後ろの席の人、親切な人ばかりで助かりました。 一方、日本ではかなり大きな幼児もベビーキャリアに入ってたり、ベビーカーを押してるのに混雑に備えてベビーキャリアも常備してる人が多く、ロンドンでそんな人を見たことがない私は「みんな、すごく周りに気を使ってるんだなー」と。 そんな大きな幼児を抱えて歩くと腰を痛めると思うのですが、周りに気を使う大変さが重さに耐える辛さを上回っているのだそう・・・ 母親が「日本は人が多いから」と言ってましたが、ロンドンは少なくとも大阪並みには混んでるんだけどなー...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 家庭・育児
マイホームへの道 - 2 - Posted date: April 19, 2011 10:15 PM
  • 昨日の続き、イギリス(正確にはイングランド)で家を買う手続きです。 1. 物件探し 方法としては、rightmoveやFind a Propertyなどのサイトを見たり、エリアを歩いて"For Sale(売り出し中)"と看板が出ている物件があったらその不動産屋に電話をかけるなど。 昨日も書いたように、ライフステージに合わせて家を買い替える人が多いので、自分の今住んでいるエリアで違うサイズの家に買い替える人がたくさんいる。 彼らは住みたい通りの家の大きさや構造まで知り尽くしていて、狙った物件が出てくるのを待っているので、人気のある物件は市場と出てくると同時に買い手がついたりする。 物件探しと並行して金融機関に住宅ローンのあたりをつけておく。 2. オファー提出 欲しい物件が見つかったら「£xxxで買いたい」という口頭オファーを売り主に対して不動産屋を通して入れる。 売り主側の"Asking Price(言い値)"に対して(通常は)低く入れて価格交渉に持ち込むのだが、他に買いたい人がいれば応札合戦になったり、売り主の事情、買い主の他条件などにより、どの価格で決まるかは実にケース・バイ・ケース。 3. 売り主がオファー受け入れ 両者が価格に(不動産屋を通じて)価格に合意した時点でその物件は"Sold(売約済)"となり、市場からは外される。 が、この口頭合意には法的拘束力が一切ないため、心変わり可能。...
  • Category: 3. マネー・ファイナンス | 投資・資産運用
マイホームへの道 - 1 - Posted date: April 18, 2011 10:32 PM
  • なんだかすごく忙しい・・・気がするのは、「マイホーム購入」という慣れないことをしているからでした。 まだ道途上ですが・・・(イギリスで家を買うのは超ストレスフルと悪名高い) 『古いほど人気なマイホーム』に書いたように、マイホーム探しをしていました。 去年中に物件を見学しながら住みたいエリアを絞り、今年に入ってから本格的に物件探しを開始。 気に入った家が見つかってオファーが売り主に受領されたところ(売買プロセスが長いので、別途書きます)。 イギリス人は本当に家を買うのが好きです。 パブで(つまみもなしに)パイントグラス片手に天気の話から始まり、家(& リノベーション)の話か(男性なら)スポーツの話・・・ どのくらい一般的かと言うと、 持ち家率はイングランドで70%、ロンドンで57%(Housing and Planning Statistics 2009)。 日本は全国で61%、東京都で45%(参照:『Property Ladderを昇る人々』)。 出産前クラスで一緒だった7家族のうち、家を買ったことがないのは私たちだけ。 すでに4ベッドルームの家を持つ弁護士Lを除く5人全員がこの1年の間に家を買い替え(ライフステージが変わる毎に、家を買い替えていくのが一般的)。 私たちの銀行の担当者は、私たちが「家を買ったことがない」と言うと絶句していた。...
  • Category: 3. マネー・ファイナンス | 投資・資産運用
小学生だって社会起業! - Posted date: April 14, 2011 10:14 PM
  • 『Blastbeat - 高校生の音楽ビジネスプロジェクト』で紹介した音楽を通した社会起業プロジェクトBlastbeatのファウンダーであるRobertに会ってきました。 ブラストビートはNPOとして日本でも活動しています。 ・・・とはいってもNPOの話ではなく、私たちが今度引っ越す地域にRobertが住んでいるので、そこの学校事情を聞かせて欲しいと会いに行ったのでした。 以前こちらに書いたように、ロンドンのファミリー世帯は「学校」が住む場所を決める最重要ポイントです。 小学校(Primary School)は4歳から始まるので、息子が1歳になったばかりの私たちも「良い」小学校のキャッチメントエリアに入れるように調査していました。 年齢から推測して当然中高生の子どもがいるだろうと思っていたRobert、未婚で子どもはいなかったのですが(すごい思い込みですね、私)、ある地域の学校事情なんかよりも、はるかにいい話が聞けました。 イギリスにも全国高校ランキングのようなものがあり、「良い」高校(Secondary School)は私立高校(Independent School)と選抜試験で成績の良い生徒だけが入学できる公立高校(Grammer School)が独占しています。 FT.com : Secondary Schools 2011 小学校(Primary School)は評判の良い学校に入るにはかなり近くに住む必要があり、治安や学校の良し悪しと住宅価格は密接に連動しています。 当然、貧困家庭の子どもは良い学校に行けずドラッグ・暴力・アルコールなどの問題に巻き込まれやすく、社会的流動性(Social mobility)が少なくなるとイギリスの社会問題になっています。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 4. 教養・知識 | MBA・教育 | ベンチャー・起業家
きっかけはいつも個人的な経験 - Posted date: March 31, 2011 1:02 PM
  • 何か行動を起こすとき、特に大きな行動を起こすとき、きっかけはいつもすごく個人的な経験だと思います。 逆に言うと、自分がすごく揺さぶられるような経験には、大きな行動を起こす種が眠っています。 そこで今回、『プロジェクトPhoenix』を立ち上げた個人的な経験を書いておきます。 私は今回の地震はTwitterで知りました(→『痛みが距離を超えた日』)。 「M8.4」という数字を見た瞬間に(*1)、ただごとではない事態に気づき、次に頭に浮かんだのが"It took a devastating earthquake for Japan to change."という言葉でした。 なぜか頭に浮かんだのが英語で、このフレーズが10年後くらいのThe Economistか何かの記事になっている様子が瞬間的に頭に浮かびました。 *1・・・ご存知の通り、後にM9.0に訂正されました。 It took a devastating earthquake for Japan to change. このフレーズには 1. 失われた20年を経験しても自発的に変われなかった日本は、結局、こんなひどい惨事を経験してようやく変われたね〜 2. 日本って、あの地震以来、ホンットーに見違えるように変わったよね〜 いろいろな受け取り方ができますが、後世でどう言われるかは、今、まさに私たちがどう動くかにかかっていると思いました。...
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プロジェクトPhoenix(仮)始動 - Posted date: March 28, 2011 11:58 AM
  • こちらでお知らせしたプロジェクトPhoenix(*注)、昨日のキックオフミーティングに休日なのに時間を割いて9名の方に参加していただきました。 ありがとうございます! 注:まだ仮名です。 ネーミング募集しているので最後まで読んでください♪ ミーティングに先立ち、アイデアを募集したので本当にたくさんのアイデアが集まりました、どれも捨てがたいアイデアばかりです。 ブログを読んですぐ「プロジェクトに寄付したい」という匿名希望の寄付者が現れ、相当の活動資金ができました(本当にありがとうございます)。 震災の記憶も生々しい今、多くの人が「何かしたい」という気持ちを持っていると思いますが、ほとんどの人は毎日の仕事や学校・育児など"day job"があるため、モーメンタムが続かないのが現実です。 一時的に寝食の間を惜しんでチャリティー・イベント開催に没頭したとしても、1カ月もすれば息切れしてしまいます。 一般の仕事を持っている人はその1カ月すら続かないのではないかと思います。 一方、この震災からの復興は実に苦しい長期戦になります。 特に被災者が心に受けた傷は一生完全に癒えることがないかもしれませんし、原発の影響が長引くと出ていった外国人が戻ってこないばかりか、将来の観光客・ビジネス客・留学生・住みたい人が激減するかもしれません。 前のブログにも書きましたが、「愛(Love)」の反対は「憎しみ(Hate)」ではなく、「無関心(Indifference)」です。 この相反する事情をどうやって仕組み的に解決しようか考えていました。...
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海外在住日本人による震災チャリティー活動 - Posted date: March 23, 2011 8:42 AM
  • 『遠く離れた私たちができること』に 海外にいる人が震災チャリティーを立ち上げていることを初めて知った とコメント頂いたので、いくつかご紹介します。 まずは、このプロジェクト(*)にも参加してくれるSOAS(ロンドン大学のThe School of Oriental and African Studies)交換留学中の舟越さんが作成したSOASからのメッセージビデオ"We are with Japan"。 *プロジェクトの仮名が決まりました! 「プロジェクトPhoenix」です。 The Economistの記事の中にあった"Phoenix in the east"という表現が気に入ったので。 The Economist : Nature strikes back...
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アイデンティティーとは何か。 - Posted date: March 21, 2011 10:59 AM
  • 海外在住の方、先週は日本から24時間流れてくるショッキングな映像を見ながら、心の一部がもぎ取られるような思いをしたのではないでしょうか? 特に普段あまり周りに日本人がいない環境で暮らしている人は、普段と何ら変わらない日常を送る周囲と東北の惨状とのギャップにショックと無力感を抱きながら、いてもたってもいられず募金活動などできることを始めた人が多かったようです。 最近、「日本脱出論」が盛んで、その中で海外在住の(特に日本に帰る予定がない)人に対して「日本を捨てたんだから日本人じゃない」的な発言をした人たち(*1)には、必死でチャリティーイベントを企画し実行している彼らの姿を見せてあげたい。 周りに日本人がいないということは、自分しかやる人がいないのです。「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」はないのです。 *1・・・この種の人たちに対して古賀洋吉さんが切れてます→『日本に貢献すること、世界に貢献すること』 私が日本にいないのはこういう理由です→『20、30、50年後を想像しながら動く』 アイデンティティーって自分の「心がある」場所のこと、物理的な場所とは関係ないんですよ。 そのことを強く思い出させてくれた記事を紹介します。 ロンドン中の通勤客が読んでいるLondon Evening Standardという無料夕刊紙で、Ocado(*2)の共同創業者の1人Jason Gissingが日本への義援金を募ることにした経緯をインタビューで語っていました。 London Evening Standard: Ocado founder: I was about to get on a plane to Japan *2・・・Ocadoとはロンドンで市場シェア50%以上を占めるオンライン食料品ショッピングサイト。 我が家の生活はOcadoなしでは考えられません。...
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遠く離れた私たちができること - Posted date: March 18, 2011 5:25 PM
  • もう"あの日"から1週間が過ぎようとしています。 Twitterで話題になっていた松山千春さんの言葉です。 知恵のある奴は知恵を出せ。 力のある奴は力を出せ。 金のある奴は金を出せ。 何もないよ、、って奴は、とにかく【元気】を出せ! この言葉通り、ロンドンでも多くの日本人がチャリティー・イベントを開催しています。 パティシェのママ友はケーキを焼き、観光ガイドはチャリティーウォークを開催し、音楽家たちはコンサートを開き、手づくりの募金箱をいつも行くカフェに置かせてもらい・・・ 一番有名なのはロンドン在住のバイオリニスト葉加瀬太郎さんが毎日ロンドン内各所で行っているチャリティーコンサート。 昨日の朝はBBCのショーに出演され(→「とにかく何かしたい!」という気持ちがにじみ出た素敵なインタビューはこちら)、私も昨日フォートナム&メイソンで急遽行われたチャリティーコンサートに行ってきました。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 時事
痛みが距離を超えた日 - Posted date: March 13, 2011 1:11 PM
  • 3月11日(金)朝8:00(日本時間17:00)、夫と息子をバタバタと送り出し、ひと息つこうとパソコンを開いたのと、携帯SMSの着信音が鳴ったのがほぼ同時だった。 パソコンを立ち上げながら、今送られてきたSMSメッセージを見る、ロンドンに住むINSEAD友達、中国人Yからだ。 Hope all is ok with your family and friends back home. へっ?????? 意味がわからず、今開いたばかりのTwitterで最初に目に入ったリンクをクリックしたら右の写真だった(時事ドットコムより)。 何これ??? 次々に「M8.4」、「東北」などの文字が目に飛び込み始め、どうやら日本で大地震があったらしいことがわかった。 奈良にいるはずの親と東京にいるはずの弟に電話してみると、どっちもつながらない。 Facebookで「日本は電話がつながらないっぽい。 家族に連絡が取れない。」と英語でつぶやいたところ、世界中の友達から次々に「家族や友達は大丈夫?」とメッセージが入り始めた。 そうこうしている間に、親とは電話がつながり、歩いて帰宅したらしい弟がFacebookにサインインしてきてチャットできた。 家に帰れず職場で一夜を過ごすことにした友人たちが次々とFacebookやGmailにサインインしてくるため、そのたびに無事を確認。...
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「国民性」など当てにならない - Posted date: March 9, 2011 8:51 AM
  • 昔、「日本の携帯が世界最先端をいっている」と自他ともに認めていた頃、日本の携帯インターネットサービスを海外展開する仕事をしていたことがあります。 日本の携帯キャリアがデータ通信によってARPU(Average Revenue Per User、加入者1人あたりの売上)を伸ばす一方で、欧米キャリアは下がり続けるARPUに悩んでいました。 その頃、欧米でよく聞かれたのが、ユーザーが携帯を使ってネット・ゲームなど電話・SMS以外のことを「しない」理由を「文化の違い」に帰結するものです。 よく言われたのが、 - アジアは公共交通機関が発達しているから移動時間が長い。 車社会では携帯を見ながら運転できない。 - 大きな体のアメリカ人・ヨーロッパ人は、小さな携帯画面見ながら"ちまちま"するのは合っていない。 - 日本人はガジェット好き。 - 日本は特殊だ。 ・・・etc. あの頃から5年。 えーーー、ここロンドンでは猫も杓子もiPhone。 みんな小さい画面を覗き込みながら"ちまちま"やってますが??? スマートフォンは完全にキャズムを超え、携帯でネット・メール・ゲームetc.は日常の姿になりつつあります。 iPhone以前の携帯ネットサービスがユーザーの行動を変えるほど魅力的でなかった、携帯で何でも済ます文化は日本(or アジア)の文化的特殊性に起因するものではなかった、ことが露呈したのでした。...
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シリコンバレーのWannabeたち - Posted date: March 3, 2011 4:33 PM
  • 偶然、似たようなテーマの記事を続けて読んだので、とても面白かった! お題は「シリコンバレー以外の場所で素晴らしいテクノロジー会社をつくることはできるのか?」 金融危機に引き金を引かれた世界的な不況のおかげで先進国が失業率増に悩む中、ひとりバブル謳歌中らしいシリコンバレー。 「どうやったらあのモデルを移植できるの?」は世界中で関心があるテーマでしょう。 ひとつめの記事はLAに住む起業家Mark SusterによるTechCrunchへのゲスト記事、"Can You Really Build A Great Tech Firm Outside Silicon Valley?" 彼はロンドンでもシリコンバレーでも起業し成功裏にエグジットした経験があるので、とてもフェアな見方をしています(ファンディングの規模が違う、シリコンバレーは大量のエンジニアがいるので一気にスケールできる、など詳しくは記事をどうぞ)。 面白かったのは、シリコンバレー以外でもテック・ベンチャーは生まれている、という例。 ロサンジェルス・・・Overture, Applied Semantics、MySpace、etc. シアトル・・・Amazon ニューヨーク・・・Gilt Groupe、Etsy シカゴ・・・Groupon ワシントンDC・・・LivingSocial そして、シリコンバレー以外にもたくさんの戦略資源(strategic assets)がある、という話。 ニューヨーク・・・ファッション、メディア、アート、金融、大企業の本社 ワシントンDC・・・政府、防衛産業 サンディエゴ・・・モバイル ロサンゼルス・・・洋服、防衛、ゲーム、音楽、映画(ハリウッド)...
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世界はブラック・スワン - Posted date: February 24, 2011 10:23 AM
  • チュニジアに端を発した中東の政治不安がイエメン・アルジェリア・エジプト・バーレーン・リビアと次々と飛び火しています。 「ソーシャル革命」などと言われていますが、私は「世界がいよいよブラック・スワンになった」と思いました。 ブラック・スワンとは以下のような特徴を持つ事象のこと。 一つは予測できないこと。 二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。 そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすること。 (ナシーム・タレブの名著『ブラック・スワン』については、以前ブログで紹介しています→『「果ての国」に生きる - 1』、『- 2』 もはや覚えている人は少ないと思いますが、チュニジアデモのきっかけは、去年12月17日。 大学卒業しても職を得られなかった若者が路上で野菜を販売していたところ、無免許だとして警察に商品を没収され追い払われ、そのわずかな生計を立てる手段さえ奪われたことに抗議し焼身自殺を図る。 その小さな街で、彼を政府の無策に対する殉教者だと人々がデモを行った様子がYouTubeに投稿されるやいなや全国規模のデモに発展します。 それがチュニジア政権を倒し、エジプトでは30年間独裁していたムバラク大統領を引きずりおろした、という・・・(NY Timesのupdateがよくまとまっています)...
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The Future of Work - Posted date: February 22, 2011 12:22 PM
  • 「過去最低の内定率に直面している日本の大学生はかわいそう」とはあまり思わない。 ゲームの途中でルールが天地ひっくり返るくらい変わるより、ゲームに参加する前にルール変更を知った方がいいと思いません? 私は新卒で入った会社がすぐ経営不振になったことを今では本当にラッキーだったと思います(→『米金融、未曾有の危機』)、あの頃は本当に身軽だったのですぐ動けたし。 私はもう人のキャリア相談にはあまり乗らないことにしてるし(→『業界の旬とキャリア相談』)、自分だったら就職活動せずに大学院留学しますが、(→『就活中の学生へ - 1』、『- 2』、『- 3』)、「将来の仕事ってどんなの?」という疑問にわかりやすいビジュアルで答えているプレゼンを見つけたので貼っておきます。 The Future Of WorkView more presentations from Jeff Brenman....
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ボゴタ市長にならう - 人の行動を変えるには? - Posted date: February 18, 2011 1:52 PM
  • タリーズの松田公太さんが参議院議員になったと思ったらワタミの渡邉美樹さんが都知事選に立候補するらしい。 お2人とも著書に影響を受けている尊敬する経営者です(松田公太さん→『すべては一杯のコーヒーから』、『松田公太さんの新たな挑戦』。 渡辺美樹さん→『幸せはバランスの上に』)。 特に『夢に日付を! 』を読んで以来、Googleカレンダー時代なのにいまだ紙の手帳を使い続ける私。 他人と過去は変えられない 自分と未来は変えられる がモットーの私はあまり他人を変えようと思ったことがないのですが、政治家って人の行動を変えるのも仕事のうち、ということでとても面白い例を思い出しました。 イノベーション会社IDEOのスピーチで聴いた話 (動画はコチラ)。 1995年、コロンビアの首都ボゴタ市長に就任したAntanas Mockus、ボゴタの長年の問題であった無謀運転による交通事故の多さに取り組みます。 無謀運転を行うドライバーに対して罰金を課す取り締まり強化を始めたのですが、なかなか効果があがらない。 そこで「コロンビア人にとって何が大事なんだろう?」と意見を募ったところ「プライド」というキーワードが浮かびあがってきました。 そのキーワードにヒントを得た市長が行ったのがこれ(→)。 何かわかります?(笑)...
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Zappingする世代 - Posted date: February 16, 2011 9:37 AM
  • 私たちが「ウェブ前」「ウェブ後」の大変革を人生ど真ん中で生きる「一身にして二生を経る」世代らしい、ということは『「一身にして二生を経る」時代に生まれて』に書いたけど、私の息子の世代ともなると完全に「ウェブ後」、まさにデジタル・ネイティブです。 ・・・というのも、生後11ヵ月の息子、液晶ディスプレイらしきものを見ると横に指をスライドさせるのです。 ディスプレイ画面は文字通り「映すだけ」、入力はキーボードが普通だった私から見れば(その前に紙と鉛筆だが)、自然とフリックしている姿に驚愕。 1. メディアをzapping Generation Yとして知られる若者(諸説あるが、今の28歳以下くらい)は、テレビをつけながらネットでFacebookに書き込みつつ、友だちにSMSを送る、程度のマルチタスキングは常識。 テレビのチャンネルをリモコンで次々替えることを"zapping"と言いますが、異なるメディア間をザッピング。 次々と新たな誘惑に気が移るため、集中力が子ども並みに短く続かないのが特徴。 2. 人間関係もzapping "The World in 2011"というThe Economistの年始特集号によると、ひと昔前は人間ひとりあたり"social connection"(学校・職場・クラブなど社会的つながりがある人の数)の平均が130人ほどだったが、10年もすると平均500人ほどになると予測されているそうです。 たしかに私もFacebookとmixi、LinkedInで(重複している人を除いても)500人くらいになる。 一度会っただけでFacebookのfriend requestがくるし、「friend(友達)」の定義すら変わりつつあるのかもしれません(Facebook以来、"friend", "unfriend"と言うように"friend"という単語が動詞として使われるようになったし)。...
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自由経済を信じない日本 - Posted date: February 15, 2011 10:25 AM
  • 日本で『これからの「正義」の話をしよう - いまを生き延びるための哲学』やNHK『ハーバード白熱教室』が人気だったと聞いて、遅ればせながらHarvard iTunes UでMichael Sandel教授の"Justice"の講義を聴いています(全部、無料で聴けます、もちろん英語ですが)。 Harvard iTunes U --> Social Science --> Justice with Michael Sandel Episode 3(日本語版:『「富」は誰のもの?』)は、政府の課税権(とりわけ、富める者から貧しい者へ所得を強制的に再分配する権利)を扱っていて面白かったです。 私は『国の価値観と個人の価値観』に書いたように、国の価値観と個人の価値観が合っている場所で(特に)価値観を形成する少年・青年期を過ごすことが大事だと思っています。 そして政府の課税・所得再分配ポリシーは国の価値観を明確に体現しているもので、ここが納得できるとその国で概ねハッピーなのではないかと思います。 イギリスは元々、中福祉・中負担の国ですが、キャメロン首相が「膨れ上がった財政赤字を解消し成長を取り戻すために、社会保障を犠牲にして経済成長を優先させる」と宣言し、さまざまなところで補助金が削減され大騒ぎになっています。 Number10.gove.uk : Prime Minister's speech at the World Economic Forum...
  • Category: 3. マネー・ファイナンス | 税金・社会保障
20年後に活きるクリエイティビティー - Posted date: February 9, 2011 10:08 AM
  • 『20、30、50年後を想像しながら動く』で書いたように、激動の「現在」ではなく、(おそらく)激動の20年後、30年後に、子どもがサバイブできる力をつけられるように親としてできる限りのことをするのは私の人生の重大プロジェクト(のひとつ)です。 こちらは出生率とGDPの相関を示したグラフ(The Economist : Go forth and multiply a lot less)。 世界全体の人口増加スピードは緩やかになると言われていますが、それでも私の子どもが成人する頃には、人口分布を見ただけでも私たちが育った時代と全く異なった世界が広がっていることが容易に想像できます。 『時給78セントの衝撃』、『仕事がなくなるのはミドル層』のような世界がすでに現実となっている中、先進国出身者(私の息子がどの国「出身」なのかは親の私にも答えられないが)はどのような力をつければいいのでしょうか? ひとつ、わかっているようでわからない回答は「答えがない世界で自分で答えをつくり出す力」かな?...
  • Category: 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー | MBA・教育
ポスト・コンシューマーと「おもてなし」 - Posted date: February 8, 2011 9:47 AM
  • 「若者が車を買わずに、何が悪いのか?」とずっと思ってました。 昔むかーし、私自身がモノに興味がない若者だったから。 私が学生の頃はとっくにバブルは崩壊していましたが、円高で、ヨーロッパにブランド店詣でのショッピング旅行をする女子大生もまだ健在でした(今でもいるの?)。 車を持っている男子の方が持っていない人よりステイタスは高かったような気もします。 ところが、私自身はモノには興味がなく、旅ばかりしていました(→『バックパッカー時代も悪くない』)。 就職活動でも「働きたーい!と思えるほど好きなモノがない」という理由でメーカーは受けなかったくらい(新卒では部署別採用なんてほぼ皆無の時代)。 ゆえに「普通に都市で生活してたら必要ない車を買わないなんて、最近の若者が賢くなっただけなんじゃあ?」と思ってたところ、最近再びはまっているStanford iTunes U(*1)で聴いたレクチャーが面白かったのでご紹介。 *1・・・『パラダイムシフト真っ最中のメディア』に書いたiTunes U、さらにパワーアップしています。 ヨーロッパの大学もレクチャー公開していますが、MITやStanfordなどエンジニアリング系が強いアメリカの一流大学がすごい。 Stanfordの通称d.school(Stanford Institute of Design)でマーケティング・コンサルタントのAlex Wipperfurthが行ったレクチャーで「従来のマーケティング手法が通じなくなった消費者に対し、マーケッターとしてどのようにアプローチすればよいのか?」がテーマ。 私は、このレクチャーを聴いて、 1. なんだ、(今までと同じように)モノを買わなくなったのは日本の若者だけじゃないじゃん 2. 新しいタイプの消費者に必要なのは日本人お得意の「おもてなし」? と思いました。 レクチャーは以下の順にたどると聴けます。 Stanford iTunes U --> Business --> d.school --> Design, Marketing, and Branding in a Post-Consumerism Society (by Alex Wipperfurth)...
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住むように旅する京都 - Posted date: February 4, 2011 8:41 AM
  • 私が今まで「日本に(主に)ヨーロッパ人が喜ぶような滞在型ツーリズムがない」とこういうエントリー(→『インドに学ぶ田舎滞在型ツーリズム』、『日本の田舎の魅力を世界に - 1』、『 - 2』)を書いている理由は、日本政府がビジットジャパン・キャンペーンをしているから・・・では全くない。 よく日本旅行に行く友人からお勧めの宿を聞かれるのですが、彼ら(特にヨーロッパのツーリスト)は長期旅行(最低1週間、2週間以上も多い)なのでお勧めできる宿がないのですよ・・・(知らないだけかもしれないので、ご存知の方は教えてください) 東京は「オーセンティック(本物志向な)な日本旅館はあきらめて、交通の便を重視して都心のホテルにした方がいい」とアドバイスしているのですが、京都はやはり「日本旅館に泊まりたい」という人が多い。 でも俵屋などの老舗旅館は連泊するには高すぎる、グルメ度の高い京都で2食付きはいらない、かといってバックパッカー向け素泊まり宿やゲストハウスよりは高いクオリティが欲しい・・・という要望なので、本当に希望の宿を見つけるのに苦労していました。 ここ数年は「町家の自宅を改装した宿で集客は紹介のみ。 Webにもどこにも電話番号も載せない」という宿(というよりご自宅)を見つけたので、特別に親しい人だけに紹介していたのですが、ようやくお勧めできる長期滞在用の宿(バケーションハウス)が見つかりました。 オーナーはフランス在住、フランス人と日本人のご夫婦(& 昨日登場したtomokoleaさんの家の大家さん)、やはり『外国人だからわかる良さ』なのですねー...
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8年の変化を思う - Posted date: February 3, 2011 12:22 PM
  • もうだいぶ日が経ってしまったけど、年末年始は今年1月からINSEAD MBA留学しているtomokoleaさんとダンナさんが我が家に泊まりに来ていました。 彼女との出会いは元々このブログ。 2008年6月に始めたブログ、当初は読者数も多くなかったのに矢のような速さで見つけて「このようなブログを書いていただき、ありがとうございます」とメールをしてくれたのが最初。 当時、彼女は福岡にいて、ダンナさんと一緒に東京で転職活動をしつつ、3 - 5年後にMBA留学も目指している、ということでした。 翌年には東京でたまたま会い(→この集まり)、シンガポールで会い(私の夫はブログが読めないので「(日本からわざわざ来るなんて)キミのブログには何が書いてあるんだ?」とビックリしていた)、その後もしばしば留学準備の経過報告をしてくれたりしながら見事に有言実行でINSEAD合格。 今年の正月には泊まりに来たし、春になったら私たちも遊びに行くことになったし・・・と、いつの間にか友だちになっていたのでした。 私が8年前に留学した頃の準備の方法とはずいぶん変わったなー、というのがひとつめの感慨。 Facebookもmixiもなかったその頃は海外の学校の卒業生・現役生をピンポイントで見つけ質問するなんてできませんでした。 そんな人が身近にいない場合、会う方法は留学説明会などのイベントかキャンパスビジットしかありませんでした(フランスへ旅立つ前々日に現役生が留学生活を綴った英語ブログを発見し、「私もやろう!」と2003年にブログを始めた話→『私のブログ歴』、キャンパスビジットで受けた親切がブログの動機にもなっている話→『インターネット時代の質問力』)。...
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かわいい? それとも不気味? - Posted date: January 28, 2011 9:17 AM
  • どうやら2009年の初公開時に話題になったらしい、けど、最近ロンドンでも目立ちます。 ミネラルウォーターEvianのCM、ローラー・ベイビー。 出てくる赤ちゃんたち、たぶん私の息子とほぼ同い年くらい(今10ヵ月半)。 この歳の赤ちゃんにはあり得ない動きをするので「気持ち悪い〜(でもちょっとキモカワいい)」と言うのが私の感想(最後にキメのポーズ取る赤ちゃんの笑顔はCGっぽく不自然だし・・・)。 ところが、ネット上ではどうやら「かわいい〜☆」って人が多数派のようでした。 これ、私の中ではいわゆる「不気味の谷」にはまってしまったらしい。 だって、本物の赤ちゃんってこんなんだもの(「続きを読む」をクリックするとCMのメイキング・ビデオが)。...
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星の数ほどの中から選べる幸せ? - Posted date: January 27, 2011 9:19 AM
  • ロンドンの地下鉄に乗って気づくこと。 「ネットでリアルの恋人・友だちに出会いましょう」ってサイトの電車内・駅内広告が異常に多い。 昨日乗った車両では目に入る範囲で"eHarmony"、"Lovestruck London"、"CitySocialising London"と3つも目に飛び込んできました。 『インターネット婚活時代』で「アメリカではもはやインターネットが出会いの主流になっているらしい」と書いたように、趣味・嗜好・職業・既婚歴など細かく指定して、誰でも世界中、星の数ほどいる異性(同性)の中から「理想の」相手に出会える時代になった・・・らしい。 話は変わって、私の友人のひとり、今年40歳のパキスタン系イギリス人(♀)。 もうずいぶん前から人生の伴侶となる人("the one"と言う言い方をよくする、「たったひとりの人」)を探しています。 こんなに人口が多く、出会いを求めるシングルが多い大都市ロンドンで、こんなに出会いが簡単になった世の中で、"the one"に出会うのは本当に難しい、と嘆きます。  以前、バーで出会った女性と話がはずんだ。 よくあるバーでの出会いとしては珍しく(注:彼はナンパをするタイプではないので)、連絡先を交換し、2回・3回と会って、その時も楽しく会話がはずんだ、僕としては付き合う可能性も十分あるかな、と思っていた。 だけど、お互い仕事でもプライベートでも多忙な身。 何度か次に会う機会のリスケを繰り返しているうちに連絡が途切れてしまった。 数ヶ月後、お互いの共通の友人から、彼女が「あの人、ゲイなの?」と尋ねていたと聞いた。 出会って数回目以内に何らかの行動(肉体で意思表示)をしなければゲイと判断されてしまうのか? 最近マッチング・サイトで探すことにした。 少なくとも加入していることそのものが「探している」意思表示になるから。...
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Art of Parenting - 日本人 vs イギリス人 - Posted date: January 26, 2011 9:43 AM
  • 『中国系 vs 西洋系』に引き続き、Art of Parenting。 イギリス人と日本人の未就学児教育を比較した本、『イギリスのいい子 日本のいい子 - 自己主張とがまんの教育学 』を読みました。 最近たびたびご紹介しているブログ『さまざまなデザイン - ヨーロッパの目、日本の目 - 』の安西さんに、子育てinイギリス代表(?)としてあるブログエントリーの感想を聞かれて以来気になっていたのです(本を読む前の感想はこちらコメント欄)。 長年、文化比較の視点から「西洋文化の独立的な自己」、「日本を含む東洋文化での相互協調的な自己」はそれぞれ対極にあると論じられてきた ことに対し、自己主張と自己抑制を相反の関係による一元論で捉えるのではなく、 アメリカ=「自己主張が強く自己抑制が弱い」 日本=「自己主張が弱く自己抑制が強い」 イギリス=「自己主張も自己抑制も強い」 と仮定して、日英間の幼児期の教育やしつけを比較した本です。 この本はアメリカで修士、イギリスで博士号を取得した教育学の専門家が著者でフィールドスタディも交えた調査結果が中心となっています(つまりよくある個人及び少数の経験談が中心のヨーロッパ賛美本ではない)。 ベースが博士論文であるためか調査方法の説明が長すぎ、調査結果の表現の仕方が冗長(もっと見やすいグラフになる) 調査時期が古いため(1989 - 90年)、少し内容が時代遅れと思える(特に多文化のロンドンにいるからか、伝統のイギリス式育児法以外にも寛容) 上記2点を除くと、面白い点がたくさんありました(特に私は日本の保育園・幼稚園の様子を全く知らないので、自分が子どもだった頃のことは覚えてないし)。...
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爆走するイギリス・ユーモア - Posted date: January 20, 2011 2:05 PM
  • 先日発表されたゴールデン・グローブ賞の司会を務めたイギリス人コメディアンRicky Gervaisのスピーチがやりすぎだ、と話題になっています。 ここで炸裂しているハリウッドのゴシップネタの半分もわかりませんが(ぜんっぜんわかんないですよね? 解説はこちら↓)、注目すべきはネタの内容ではなく出席している大物ハリウッド俳優の表情。 exciteニュース:「主催者は賄賂を受ける」ゴールデン グローブ賞の司会者がスパーク! 明らかに目が笑ってません(笑)。 アカデミー賞の司会でジョークを飛ばしたヒュー・ジャックマンについて以前『オーストラリア、ニュージーランドを笑う』で書きましたが、今回のハリウッド俳優たちをメッタ斬ったジョークはそんなに温かく受け入れてもらえなかったようです。...
  • Category: 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー
Art of Parenting - 中国系 vs 西洋系 - Posted date: January 19, 2011 10:29 AM
  • 「あーあ、ここまで言うか」って記事ですごい反響になってます、The Wall Street Journalに掲載されたイェール大学教授Amy Chuaの"Why Chinese Mothers Are Superior"。 大西洋を越えてイギリスの新聞でも話題になっていました。 WSJ.com : Why Chinese Mothers Are Superior 先に出版された著書『Battle Hymn of the Tiger Mother』から一部抜粋された内容ですが、ざっくり言うと「なぜ中国系の子どもが学力テストや音楽コンクールの上位を独占してるんだと思う? それは中国系の母が自らの人生を捧げて教育してるからよ」と自分の2人の娘に施した家庭でのスパルタ教育ぶりを明らかにしたもの。 日本語版に一部訳されていますが(↓)、自身の2人の娘が子ども時代に「してはいけないこと」リストがこちら。 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版:中国の母の恐るべきスパルタ教育 友達とのお泊まり会 放課後、友達と遊びの約束をすること 学校の学芸会に出演すること テレビやテレビゲームをすること 自分で課外活動を選ぶこと A以外の成績を取ること 体育と演劇以外の科目で成績トップにならないこと ピアノとバイオリン以外の楽器を習うこと ・・・etc....
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人が自然に生きられる社会 - Posted date: January 18, 2011 9:27 AM
  • 昨日紹介した『ヨーロッパの目 日本の目』に、私が初めてのヨーロッパ旅行以来、ヨーロッパに惹かれていた理由(「落ち着く」という表現の方が正しいかも)が「これだっ!」と腑に落ちる言葉になっていたので引用。 人が自然に生きられる社会をどう維持するか、この点に努力をすることが文化の要諦だと考えています。 生活する一人ひとりの心のキャパシティを想像し考慮しながら、すべての経済活動がおこなわれることが鍵です。 良質と表現されてしかるべきモノやコトは、こうした社会からしか生まれようがありません。 「なぜアメリカではなくヨーロッパのビジネススクールに行ったんですか?」と聞かれたことは数えきれず、今まで「ヨーロッパにはQuality of Lifeがある」、「文化度が高い」(→『都市の文化度』)などの表現しか思いつかなかったのですが、経済性だけではない、人の平穏な生活を邪魔する権利は誰にもない、ことが社会の根底に行き渡っているとたしかに思います。 イタリアではイギリスに比べて街がHigh street chain(*1)に浸食されていないことに驚きます。 街には狭い地域に何軒も個人オーナーのバルがあり、どうやら経済的に成り立っているようです。 *1・・・スーパーではTESCO、Sainsbury'sなど、ドラッグストアはBoots、コーヒーはStarbucksやCosta、衣料品はNext、GAPなど、駅前のHigh streetの街並みはどこも一緒。 駅から離れるとindependent shopsがあります(→『日本の鉄道会社の事業モデルは海外でも有効か?』)。...
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住むことをシミュレーションする旅 - Posted date: January 17, 2011 11:15 AM
  • ロンドンに引っ越してきてから丸1年経ちました。 シンガポールでは完全に外国人のお客さん気分だったので、もう少し地域のコミュニティーに浸かってみようかとも思ってます。 と書いた(→こちら)のはいいけど、逆にどっぷりNappy Valley的生活に浸かりすぎてしまったので、もうちょっと目線を上げようと年末年始はヨーロッパに関する本を何冊か読みました。 一冊目は安西洋之さんの著書『ヨーロッパの目 日本の目』。 欧州文化を理解するには、古い教会や美術館にある、あの膨大な宗教画が分からないといけないという思いにとりつかれすぎている日本人が多い。 日本人が欧州に対していだく心理的距離感の短縮をはかるのがテーマ。 とあるように、実生活でのエピソードがたくさん紹介され、「うん?」と首をかしげるところに異文化のギャップを読み解く鍵がある、という趣旨で統一されているので、「なるほど、なるほど」と頷きながら読めます。 私も初めてのヨーロッパ旅行(20歳の時に40日間キャンプしながら西ヨーロッパを駆け足で一周)は「教会と美術館を回りあまりの多さに食傷気味になる」という旅行でしたが、今は教会も美術館の宗教画も完全に素通りです。 では旅先で何をするのか?ということを少し書いてみます(以前リクエストもらった「現在は習慣になっていること」にも当たるかな→『苦痛からの抜け道』)。...
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年初にもらった素敵な話2つ - Posted date: January 12, 2011 10:34 AM
  • 日本の年賀状(新年の挨拶)の習慣って(紙で出すかどうかは別にして)いいなー、と最近思うようになりました。 私は海外生活の方が長くなって以来、紙の年賀状を出さなくなった(& こなくなった)ので主にメールですが、すっかりご無沙汰している人から年1回近況を聞くことができるのはとても嬉しいです。 今年頂いた新年の賀状(賀メール?)の中から素敵な話を2つ。 お1人目は転職エージェントAXIOM社長の渡辺さん。 渡辺さんにお会いしたのは、私が日本で転職活動をしていた頃なのでもう何年前のことなのか記憶がないのですが、物腰の柔らか〜い紳士です。 渡辺さんが送ってくださったメールの中で知ったダライ・ラマのメッセージがシンプルですが心に響きました(下記のコラムで読めます)。 転職市場の明日を読め - キャリアと幸せ:現実を直視し、受け入れ、学ぶこと、努力することの重要性について 『思いやりと個人 "COMPASSION AND THE INDIVIDUAL"』 人生の目的とは? いかに幸せに到達するか? 愛の必要性 思いやりを深める いかに出発するか? 友人と敵 思いやりと世界...
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日本の鉄道会社の事業モデルは海外でも有効か? - Posted date: January 11, 2011 9:35 AM
  • 去年末に書いた『FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 1』、『- 2』にこんなコメントを頂きました。 以前から疑問に思っていたのですが、日本の鉄道会社、特に電鉄会社の経営形態って海外では関心が持たれたり研究がなされているのでしょうか。 インフラまで上下一体で維持していることや、公共交通なのになぜか自主採算出来ていること、車両や構造物まで多くのインハウスエンジニアによって共同開発されていること、そしてデパート・ホテル・不動産など幅広い関連産業によって日本の都市形成に大きな役割を持っていることなどです。 鉄道という長距離輸送手段の利用の仕方は文化や生活習慣に深く根付いたものなので、これも(最近お気に入りのコラム)『ローカリゼーションマップ』の考え方から分析できると思います。 1. アジア 中国のように人口が多く国が急成長しており、国民がどんどん中産階級入りしていく中で「全員が車に乗ったらたまらないよー」という国では日本の鉄道会社のような事業モデルは可能性があるのではないでしょうか? 実際、中国国内の鉄道建設は急ピッチで進められており、インフラ敷設が一段落し鉄道を主な交通手段とした生活が確立されるとともに周辺事業も育っていくと思います。 人民網日本版:2011年の鉄道投資は7千億元、新規事業70件...
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クリスマスのイルミネーションつれづれ - Posted date: January 8, 2011 8:44 PM
  • 今さらですがクリスマスの話。 シンガポールからロンドンに来るにあたって、楽しみにしていたことのひとつがクリスマス。 クリスマスのオーチャード・ロード(シンガポール一の繁華街)は、かなり首をかしげるセンスのデコレーションな上に商業的な香りしかしないので、本場ヨーロッパのクリスマスを楽しみにしていたのでした。 そんな私の一方的な期待は・・・むなしく裏切られました。 去年のリージェント・ストリートを華々しく飾ったイルミネーション(左の写真)は(光って見えないけど)、映画『ナルニア国物語』の宣伝・・・ 誰がイルミネーションを決めているのかは知りませんが、ハリウッド映画の宣伝はないんじゃあ・・・ ロンドンの"クリスマス3大がっかり"のひとつでした(あと2つは、サウスバンクのクリスマス・マーケットと今週ロンドンの街中に捨てられているクリスマス・ツリーの粗大ゴミ)。 クリスマスの翌日Boxing Dayから始まる冬の大セールも含め、商業主義に走りすぎで興覚め。...
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100 Things to Watch in 2011 - Posted date: January 6, 2011 11:33 AM
  • 新年あけましておめでとうございます。 さまざまなメディアで今年流行りそうなもの、ブレイクしそうな人・現象を予想しているかと思いますが、米マーケティング代理店JWTが予想したちょっとギークな"100 Things to Watch in 2011"が面白かったです。 これをフォローすればアナタも時代の最先端(?!) JWT: 100 Things to Watch in 2011...
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2010年じっくり読まれた記事ランキング - Posted date: December 30, 2010 6:23 PM
  • 今日は2010年(12月28日現在)に最も「閲覧時間」が長かったエントリーのランキングです(「続きを読む」からどうぞ)。 「よく読まれたランキング」に全くランクインしなかった育児関連のエントリーが多数ランクインしているところが興味深い。 育児って関係ない人には全く興味がないのでしょうが、今現在格闘している人にとっては差し迫った最重要課題なのでしょう。 「じっくり読まれた記事ランキング」に関するDisclaimer(お断り)です。 ページビューが少ないエントリーほど、ひとりあたりの閲覧時間が結果に大きな影響を及ぼします。 よって、ページビューが上位100ほどのエントリーに絞ってランキングを抽出しています。 今後もなるべく恣意性を排除しつつ、適切にアウトライヤーを除くような方法を検討します。 4位以下はほとんど閲覧時間に差がありません。 では、どうぞ〜!(ランキングの後、年末のご挨拶です)...
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2010年よく読まれた記事ランキング - Posted date: December 29, 2010 1:09 PM
  • 今年のクリスマスは義父母・義妹弟とアマルフィ海岸で過ごしました。 2年前の初夏にハネムーンで訪れた土地を再訪(写真:『'la dolce vita'の由来』) ようやく雪の溶けたロンドンに帰ってくると2011年の足音が迫っているので、年末恒例のランキングを発表して今年は終わりにしようと思います。 今日は今年最もよく読まれたエントリー(12月28日現在)。 去年は上半期・下半期と分けたのですが、今年は・・・怒濤の子育て中だったのですっかり上半期ランキングを忘れていました。 ブログ更新頻度も落ちたので対象エントリー数は去年の半年分を同じくらいかもしれません。 ランキングに関するDisclaimer(お断り)。 「総ベージビュー数」によるランキングなので、他サイトからのリンク有無、サーチエンジンで上位にくるか、タイトルのキャッチーさなどが大いに影響します。 最近のエントリーほど公開期間が短いため不利になる傾向があります。 去年までにランキング入りしたエントリーでトップ10入りしたエントリーは番外編として載せています。 それではどうぞ!...
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Let it snow, let it snow, let it snow - Posted date: December 19, 2010 12:47 PM
  • 今日はこの曲をBGMにどうぞ。 ロンドンはこの冬2度目の大雪ですっぽりと覆われています。 そう言えば今年初めにロンドンに到着したときも雪だったなー(→『雪とエアコン』)。 地球規模の気候変動は「地球温暖化」と呼ばれることが多いですが、イギリスではここ数年、夏はより暖かく、冬はより寒くなっているそうです。 北極の海水温が上昇し、年々大規模な面積で氷河が消えていく一方、冷たい風が流れ込み北西ヨーロッパに寒波をもたらしているとか。 緯度が高いにも関わらず雪はあまり降らない気候だったロンドンは雪への備えは全くされておらず、雪のたびに空港閉鎖・道路で車が立ち往生・・・と国全土で大混乱が起こります。 そろそろ雪という常態(非常事態ではなく)に備えてもいいんじゃないかと思いますが・・・...
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すべてが可視化される時代 - Posted date: December 14, 2010 9:03 PM
  • クリスマスムードを吹っ飛ばすように世界を駆け巡ったWikiLeaksのニュース。 みんなが想定していたより早く、いやむしろ大部分の人は想定もしていなかった次元にまで、世界は踏み込んでしまったのだなー WikiLeaksがチャレンジした領域・こじ開けた時代からは、例えWikileaksという形がなくなっても人類はもう後戻りはできないのだなー ・・・と言う思いが駆け巡ります。 今日・明日の生活に即影響がなくても、長期的には大きく時代がガラッと動いた音がしたとき、結局毎日を何事もなかったかのように生きるしかないのかと戸惑う日々。 参考:GIGAZINE - Wikileaksはなぜ世界中の国家を敵に回そうとしているのか? TED : なぜ世界にWikiLeaksが必要なのか WikiLeaksで国家機密が漏らされ、Facebookで個人の友人関係が明らかになり、LinkedInで個人の職業や仕事ぶりがわかり、Twitterで個人がリアルタイムに誰とどこにいるか発信する時代、膨大な量の重層的な情報からすべてが可視化されるようになってきたなあと思います。 それが怖いとかではなく、そういう時代になりつつあることを前提に行動しなければならないのだ、と。 メンバー数5億人を突破したFacebookが面白い試みを行っていました。...
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Work hard, play hard - Posted date: December 12, 2010 8:43 PM
  • Yokichiさんのブログに『ハーバードでは試験中に全裸で校内を走るのが伝統』とありました。 はあ・・・アホですねーーー(注) 冬、零下の中、走るんだそう。 アホだわー、さすが学生。 (注:私、関西人なので「アホ」は最大の誉め言葉です) でも学部生ってハタチ前後? 人生のアホ盛りですからね、その年齢は。 我が母校INSEADでは平均年齢28歳という多少物事の分別がついてきたかというMBA学生が学校の校訓(?)である"Work hard, play hard"をモットーに毎週のように各種イベントで盛り上がります。 これは、ほんの一例。 シンガポール・キャンパスの伝統の"INSEAD Dash"。 朝早く、キャンパス近くにあるコンドミニアム(INSEAD生が多く住む)から学校まで仮装してダッシュする、これだけです。 これだけのイベントにこんなに気合いを入れるかー、フツー?...
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時給78セントの衝撃 - Posted date: December 11, 2010 10:18 PM
  • すごいサイトを見つけてしまいました、oDesk。 世界中のフリーランス・ワーカーと企業(業務委託する人)を結びつけるマーケット・プレイス。 oDeskを介してアウトソース(業務委託)される仕事は創業以来6年間ずっと倍々ゲームで増えています(→こちら)。 フリーランス・ワーカーが行う業務内容はWeb開発、ソフトウェア開発、翻訳・ライティング、デザイン、会計などスキルが明確で成果の評価がしやすくアウトソースしやすそうなものからセールス・マーケティング、プロジェクトマネジメント、コンサルティングなどリモートではなく対面時間も必要だと思われるものまで実に幅広い。 oDesk上で働くフリーランス・ワーカーは世界中にいますが、多い順に、 1. インド 2. フィリピン 3. アメリカ 4. ロシア 5. ウクライナ 6. パキスタン 7. バングラデシュ 8. カナダ 9. 中国 10. ポーランド (参照:Online Employment Report - October 2010)...
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FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 2 - Posted date: December 8, 2010 9:36 AM
  • 昨日の続き。 2. 複雑な料金体系を瞬時に暗号処理 もうひとつのFeliCaの強みは複雑な料金体系を瞬時に暗号処理できるカードOSでした。 首都圏の電車・地下鉄は相互に複雑に路線乗り入れしており、複数の鉄道会社の乗車料金清算(営団と都営を30分以内に乗り継げば割引清算など)が必要です。 また乗車距離(キロ数)に基づく料金体系に加え、数多くの例外があります(基本は乗車距離によって料金が上がるが、首都圏だけは例えば東京駅から新宿駅へ行くのに中央線に乗っても山手線に乗っても同料金)。 各種割引もあります。 ところが、これはおそらく世界一複雑な料金体系。 ロンドン地下鉄はゾーン制で遥かにシンプルですし、NYやパリ地下鉄に至っては均一料金です。 ここでも日本や他アジア国で評価された強みは欧米ではオーバースペックでした。 3. 顧客の理解力と求めるもの 上記のように世界一ハイエンドな公共交通システムを持つ日本において交通事業者は優秀な技術系学生の就職先でもあります。 2010年にはJR東日本が理系男子学生の就職先人気企業9位にランクインしています(→『大学生が選んだ就職先人気企業ランキング2010』)。 交通事業者が人気就職先ということは欧米各国ではおそらくありえない、多くは政府や自治体が運営するインフラ事業者でさまざまな規制の対象で、JR東日本のようにインハウスで最先端の技術開発ができるような部隊はいません、日本独特のメーカーからの出向もない。...
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FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 1 - Posted date: December 7, 2010 5:54 PM
  • 先週以来、寒波に襲われているヨーロッパ、雪のパリに遊びに行ってました。 パリ話はさておき、日経ビジネスオンラインの連載『異文化市場で売るためのモノづくりガイド「ローカリゼーションマップ」』のコラム『「腑に落ちなくても従う」、パナソニックの欧州白物家電戦略』にデジャブ(既視感)すら感じました。 ヨーロッパで白物家電(冷蔵庫と洗濯機)を売ろうとしたとき、日本やアジアで評価されたコンセプトが、全く評価されなかった。 日本で最先端である「ななめドラム洗濯機」や「多ドア冷蔵庫」といった商品を持ち込めば、イノベーションとなることを想定していたが、大きな文化的・生活習慣面でのバリアがあった。 冷蔵庫は家電ではなく「冷えるキャビネット」でインテリアの一部。 一方、洗濯機は機能品質重視でおばあちゃんの時代からの信頼性がモノを言う・・・ コンシューマーエレクトロニクスの世界で現地ユーザーの使い方や文化的コンテクストにフィットしない商品を持ちこんで、日本でアピールする機能を謳っても売れないことは容易に想像ができます。 が、これはコンシューマー製品だけではなくB2B製品でも同じなのです。 以前、こちらで私が昔ソニーに勤務していたことを書きましたが、ソニーでは花形のコンシューマーエレクトロニクスではなく、(今は"Suica"などで日本の欠かせない生活インフラとなった技術)FeliCaの部署にいました。 FeliCaを海外展開させるのがミッション。 野村総研が「日本のガラパゴス化現象の例」として非接触ICカード(FeliCa)をあげ、「ガラパゴス化」という言葉を生み出した時より5年以上前の話です。...
  • Category: 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー | 日本
人生をどうやって測るのか? - Posted date: November 25, 2010 12:22 PM
  • 私が子育てによる睡眠不足でふらふらになっていた頃、さっとネット上で見かけたのをまだ覚えてました。 遅くなったけど、読めてよかった! HBS(ハーバードビジネススクール)のクリステンセン教授が行った(おそらく最後の)授業。 ビジネス書の古典『イノベーションのジレンマ』の著者でこのブログでは『次の破壊的イノベーションは何だ?』や『破壊的イノベーター国家』で紹介しています。 彼は現在、癌で闘病中です(→近況は彼自身が自分のサイトでアップしています)。 HBSでは学生に向けて彼の人生観を語る授業があったそうで、聴講できたラッキーな現役生たちがブログに内容をアップしています(↓)。 『莉恵の地球儀ブログ:生きるということ』 『Built to Last : ハーバード留学記 : クリステンセン教授の特別授業〜幸せとは』 私は彼自身の言葉で全文を読みたかったので見つけました。 Harvard Business Reviewで"How Will You Measure Your Life?"と題して全内容が発行されています、かなりの数のダウンロードがあったようです(Harvard Business Reviewサイトからのダウンロードは有料ですが、ファイル形式をPDFで指定して、記事名で検索すると出てきます)。...
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保育園で"Innit?"ネイティブ - Posted date: November 24, 2010 6:21 PM
  • 『アクセントで判断されてしまうイギリス』へのコメントでyuさんが24種類の英語のアクセントの動画を紹介してくれました(ありがとうございます!)。 ははは、彼、うまいですねー 特に(バックグラウンドを考えると当然と言えば当然だけど)British EnglishとIrish Englishがうまい、ジャパニーズ・イングリッシュは下手(笑)。 数ヶ月前、ナーサリー探しの話をママ友達としていた時、ひとりがこんなことを言っていました。 「snob(お高くとまった嫌みなヤツ)でごめん・・・なんだけど、○○ナーサリーに行ったとき、保育士さんの1人が"innit? innit?"って言ってたのよ。 ちょっと私の娘には"innit?"なんて覚えてもらいたくないから、そのナーサリーはやめにしちゃったー」 この時は何のことかわからなかった私。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 英語・外国語
初のロンドン・オフ会 - Posted date: November 15, 2010 2:33 PM
  • 金曜はロンドン初のオフ会でした、盛り上がったらしいシンガポール・オフ会の数時間後にセントラル・ロンドンの和食屋Nagomiにて。 以前、『海外日本人をデータで見る』というエントリーでシンガポールとイギリス在住日本人を職業別にグラフにしたのですが、オフ会に集まったメンバーのプロフィールもそれを如実に反映していました。 シンガポールのオフ会では働いている人がマジョリティーだったのに対し、ロンドンでは全員学生(or つい最近まで学生)!!! MBAはもちろんのこと(?)、環境政策、行政学、臨床心理、ロー・スクール・・・etc. うち博士課程が2人。 いやはや皆さんアカデミックで「海外に出たがらない日本の若者」というのはどこの世界のことぞや?という感じでした(海外で日本人オフ会をしているので当たり前と言えば当たり前ですが、笑)。 旅キチも多く、訪れた国40ヵ国以上が3名(私も数えてみました、続きを読むをクリックしてください)。 一方、場所を問わず、海外日本人の共通の話題と言えば「日本に帰る予定は?」「いつ?」「ビザはどうしてるの?」です。 私は幸いあまりビザに悩まなくて済んだのですが(→『大英帝国の末裔ビザ』)、ビザと帰国のタイミングは世界級ライフスタイルを志向する上での悩みです、たしかに。 個人的には時間が足らず話し足りなかった(!)ので、近いうちにまた第2回を企画します。 参加してくださった方、ありがとうございました☆...
  • Category: 7. 心・精神 | 人脈・ネットワーキング
アクセントで判断されてしまうイギリス - Posted date: November 11, 2010 12:57 PM
  • 先週の金曜、時間は18:10(外はすでに真っ暗)、息子をナーサリーに迎えに行き家に帰ってきた直後にドアベルが鳴りました。 自分の家のもっとも不満なところのひとつですが、イギリスってインターホーンがないのですねー (よくわからない募金依頼が本当に多いので)「嫌だなー」と思いつつ、ドアを開けると、そこには上着も着ずに寒そうな大柄の黒人が。 「隣に住んでるんだけど、ガスのメーターを見にフロントドアから外に出たら、誤って自分のうちから閉め出されてしまった(フロントドアはオートロック)。 大変申し訳ないんだけど、お宅の裏庭からうちの裏庭にフェンスを乗り越えて行きたいから家に入れてもらえない?」 「は???」と固まる私。 (心の中で)"アナタ、何をおっしゃってるんですか? だいたい隣に住んでるって言われたって今まで見たことないし、ここはロンドン。 外は真っ暗だし、知らない人を家の中に入れるわけないジャン・・・ 裏庭に通じる部屋では息子が寝てるし、こんな大きな人に殴られでもしたらひとたまりもないし・・・" 固まっている私にさらに「いやー、本当に悪いんだけどさー」と申し訳なさそうに閉め出された経緯を説明するこの黒人、よく見ると靴すら履いていない。 すると、隣の家の陰、ちょうどガスのメーターがあるあたりから、ひょこっと作業服を着たガス会社のおじさん(白人)が顔を出し「ガスのメーター読んでたらドアが閉まっちゃったんだよー」と説明(ロンドンでは定期的にガスの検針をしにくる)。 IDカードも見せてきたので、「どうやらこの2人の言っていることは本当らしい」と判断して家の中に入れました。 家の中に入った(自称)隣の家の人、裏庭に通じる奥の部屋まで来た途端、突然豹変・・・...
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Disconnect to Connect - Posted date: November 10, 2010 12:10 PM
  • Twitterで教えてもらった、タイの携帯会社DTACのCM。 以前、『文化の壁を超えるCM』というエントリーを書きましたが、このCMも言葉がいらないなー、秀逸。...
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経歴よりリファレンス - Posted date: November 9, 2010 3:51 PM
  • 『なぜ家庭教師ならOKで家事代行はNGなのか?』に、多くの情報ありがとうございました! ネタ元の友人も喜んでいます。 さらに、その友人から、(私がお勧めする)直接契約に関し、 家庭教師の場合は大学名なんかが身分証明書代わりになるけど、シッターとかハウスキーピングの場合、身元確認とかスキルの確認とかかなり面倒くさそう・・・ (=「自分で判断」は初めから放棄してます) とあったので、今日はこの点について。 ベビーシッターやクリーナーとの直接契約が一般的な社会でも自分で面接と経歴書(CV)だけで判断するわけではありません。 もっと大事なのが「リファレンス」です。 リファレンスとは「前雇用主からその人の働きぶりを聞くこと」です(具体的には、前雇用主の電話番号などコンタクト先を入手する)。 あらゆる採用で非常に一般的(というより必要不可欠)で企業が中途採用する場合もリファレンス(元上司や同僚・クライアントのコンタクト先)の提出を求めることがありますし、賃貸契約の際には家賃支払い能力を証明するために現職場と前家主の連絡先を求められます(→『外国人お部屋探しの高い高い壁』)。 日本と違って、「大学名」や「会社名」など身分証明にならないのですよ・・・ 経歴詐称する人なんていくらでもいるし、本当にその(有名)大学に在籍している(いた)としても多種多様な人が集まっているし(去年クリスマスに米航空機爆破未遂を起こしたのはロンドン大学卒、一連のテロ事件を起こしたオウム真理教幹部は京大出身者多数ではないですか・・・)...
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なぜ家庭教師ならOKで家事代行はNGなのか? - Posted date: November 7, 2010 11:21 AM
  • 東京に住む友達が家事代行サービスを使い始めたというのでその会社のサイトを見てみました→ミッシェル。 ふーむ・・・週1回2時間で6,600円(+交通費900円)、1ヵ月30,000円かー 高いですねー 1時間あたり3,300円。 でも一般的にこういう風にエージェントが組織するとエージェントの人件費や広告費もろもろの経費がかかるから掃除スタッフ(クリーナーさん)はこの1/3くらいの時給で働いているのでしょう(と思って、ググると求人募集が出てきた(笑)→こちら。 時給1,200円。)。 「子育てが落ち着いてそろそろ働きたい」と思っている主婦が「自分の経験を活かせる」という求人PR。 ロンドンではクリーナーさんを雇うのは一般的です(シンガポールのメイドほどではないが)。 例えば私のところに来ているブルガリア人のS。 ブルガリアにもう大学生の娘さんがいるので「子育てが落ち着いた主婦」。 ロンドンで午前中は英語学校に通い午後はクリーナーの仕事をしています。 彼女の時給は£7.50/時間(=約1,000円)。 今はポンド安なのでロンドンのクリーナーさんの時給は日本と同レベルと言えるでしょう。 違うのは雇う側が払っている料金。 私は彼女と直接契約なので払っているのは£7.50/時間、対して日本ではこの3倍の3,300円。 ロンドンにもクリーナー派遣エージェントがおり、エージェントに頼むと相場は£10/時間(= 約1,300円)くらいです(実際、クリーナーが受け取るのは£6 - 7/時間。 残りはエージェントの手数料)。 日本との違いは、依頼主はクリーナーとエージェントに別々に支払い、クリーナーは個人事業主として税金申告など自分でしなければならないのに対し、日本ではエージェントに一括して払うことでしょうか。...
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効率的な労働市場の会社の運命 - Posted date: November 3, 2010 10:30 AM
  • とあるブティーク系戦略コンサルティングファームのロンドン・オフィスのお話。 業界特化型で(業界名を出すとどこかわかるので控えます)、その業界では名が知られています。 このファーム(Aとします)は2007年にオペレーション系のコンサルティングファームBと合併しました。 ファームAのクライアントは企業のCEO、CxOなど経営陣であり、サラリー(給与)レベルはBig 3(McKinsey、BCG、Bain)を筆頭とする戦略コンサルや会計系Big 4(KPMG、Deloitte、PWC、E&Y)のコンサル部門と同じサラリーレベルでした。 ファームBのクライアントは(オペレーションの改善が主なプロジェクトであるため)経営者ではなく部のトップなどであり、サラリー(給与)レベルはAより一段階低いものでした。 2社の合併によって給与体系の差を是正する必要があり、Aの社員は年収(ベース)+ボーナスからなる給与体系のうち年収(ベース)部分を若干アップする代り業績連動のボーナス部分が大幅に減りました。 2008年、金融危機の発生を機に世界経済が不況に、この影響でボーナスは2009年はゼロになり、ベースアップも据え置かれました。 またファームBは間接部門(経理・人事など非コンサルタント職)の人員を多く抱えていましたが、リーンな(筋肉質な)組織を保っていたファームAと間接部門同士、合併されました。 間接部門のコスト(overhead)は稼ぎ頭のコンサルタントに重くのしかかり、2009年、2010年になってもベースアップやボーナスの原資が出ない大きな要因となりました。...
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移民X世代 - Posted date: November 2, 2010 9:17 PM
  • 週末はINSEAD Baby Halloweenと称してロンドン在住の赤ちゃん連れINSEAD同級生で集まりました、総勢7カップル(大人14人)+9人の赤ちゃん。 全員2歳以下の赤ちゃんとランチというのは壮絶な光景でしたが(トマト・スパゲティを手づかみで食べてたし)、さすがINSEAD、全員が国際結婚(国籍が違う人同士の結婚)で7組のうち5組の赤ちゃんがmixed(*1)でした。 *1・・・日本語の「ハーフ」は和製英語(→『One-drop rule』)。 英語で"mixed"という時は、主に人種が違う場合に使います(イギリス人とフランス人の間の子どもは"mixed"とは呼ばない)。 フルメンバーは以下、夫・妻の順に・・・ ドイツ人Hとインド系イギリス人K、スイス人Pとスリランカ系イギリス人C、インド系スイス人Rとフランス人A、オランダ人Lとイラン系アメリカ人L、インド系イギリス人Sとインド人、イタリア人Aとスペイン人U、(私たち)オーストラリア人と日本人。 そしてインド系ヨーロッパ人が4人も(*2)。 以前、『シンガポールでインド人について考える - 2』で、「インド人はインド人と結婚する」と書きましたが、移民X世代目でイギリスで産まれ育ち完璧なブリティッシュ・イングリッシュを話しアッパー・ミドルクラスの地位を確立しプロフェッショナルな職につく彼らには「インド人と結婚しろ」というプレッシャーはないのでしょうか? 前書いたように、インドから(親同士の仲介、いわゆる見合いで)奥さんを連れてきたのは1人だけでした。 *2・・・親(または祖父母)の出身地がインド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカなどインド亜大陸にルーツがある人たちをまとめてインド系とする。 例えば、私の友人はカテゴリー上ではパキスタン系だが、両親がイギリスに移住した後にパキスタンがインドから分離独立したので、親が「今パキスタンと呼ばれている地方」出身だというだけで、彼にとってこの分類にあまり意味はない。...
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女性MBAの出産後のキャリア - 2 - Posted date: October 29, 2010 4:56 PM
  • 一昨日の続きでさらにサンプルが続きます。 ロンドンはどうしても金融が多いので金融以外の例もどうぞ。 6. アムステルダム在住日本人K、デンマーク人の夫との間に3歳と2歳の息子2人。 INSEAD後、アムステルダムでオランダ系電機メーカー勤務、出産後2回とも同じ職場に復帰。 夫は米系アパレル。 「オランダは本当に職・住環境がファミリー・フレンドリーで育てやすい。 アムステルダムにぜひおいで〜」 7. シンガポール在住シンガポール人M、シンガポール人の夫との間に4歳と2歳の娘2人。 家業のパームオイル・メーカーで父親の経営を手伝う。 住み込みメイド2人が家事・育児全般を担当(外食にも旅行にもメイド同伴)。 近くに両方の両親も住んでいるので(シンガポールは東京23区の広さ)、サンプルの中では最も余裕のある家庭。 8. シンガポール在住スウェーデン人S、デンマーク人の夫との間に5歳の娘と3歳の息子。 コペンハーゲンでブティック系コンサル勤務、パートナー(共同経営者)になるも夫と2人でアジアに住む夢を叶えるためシンガポールに移住、現在は独立コンサル。 夫は欧系海運業のExpat。 「子どもがいると人生のプライオリティーが全く変わる」 9. シドニー在住ベルギー人C、オーストラリア人の夫との間に4歳と2歳の息子2人。 INSEAD後、ロンドン・シティで英系大手銀行投資銀行部門に勤めるものの、Quality of Lifeを求めて夫の故郷シドニーに家族で移住。 しばらくfull-time mum(stay-at-home mumとも言う)を満喫。...
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女性MBAの出産後のキャリア - 1 - Posted date: October 27, 2010 5:11 PM
  • HBS(Harvard Business School)留学中のGlobetrotterさんからだいーぶ前にリクエストをもらっていたのですが、お待たせしました・・・件名通りのお題です。 実は私「女性とキャリア」というトピック、苦手なのです。 リクエストが多いので、たまに書くのですが(類似エントリー→『MBA女性の10年後』、『MBA女性の10年後 - 王道対策編』)、苦手な理由として、 1. そもそも限られた人生の時間をどう使うか、は女性だけではなく男性も持つ共通の悩み。 男性だって子どもが産まれたら、もっと一緒の時間が欲しい!と切望している(少なくとも私の夫は切望している) 2. 私自身はこういう(→『人生とはやりたいことを探し続けるプロセス』、『究極のキャリアドリフト』)心境なので、長期のキャリア計画なんて全然ない から。 ・・・とは言え、サンプルは周りにいっぱいいるので今日はINSEAD同級生の例をご紹介。 全員30代女性、フランスのビジネススクールINSEADで6年前にMBA取得、過去5年以内に出産経験あり、です。 1. ロンドン在住イギリス人S、オランダ人の夫との間に3歳と1歳の娘2人。 英大手銀行の投資銀行部門にいたものの育休後、プライベートバンキング部門へ異動しプライベートバンカーに。 現在は週4日、8am - 5pmで働く。 夫はPE(プライベート・エクイティ)。 ロンドンからサリー州の実家近くに引っ越し、母親とベビーシッターのヘルプを借りてこなすものの、通勤に1時間以上かかるためダッシュで5pmにオフィスを出る毎日(娘の就寝後に1時間ほど家で仕事をすることも)。 「両立させるのは大変だがその価値あり、(子どもを産んだことは)私が人生でやったことの中で一番よかったこと」。...
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第1回 世界級ライフスタイルをつくる会@ロンドン - Posted date: October 25, 2010 1:29 PM
  • リクエストがあったので(嬉しい☆)、ロンドンで初めてのオフ会やります! シンガポールのオフ会と同日(→『第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール』)の11月12日(金)19:30〜(?)、セントラルロンドン某所にて。 参加希望される方はこのページへのコメントか(私にしかE-mailアドレスは見えません)、Contactページからご連絡ください。 初めてなので少人数(10人くらい?)にしようかな、と思っているので、希望者はお早めに! 締め切りの際もこちらでお知らせします。 いろいろなバックグランドの方とお会いできるのを楽しみにしています! *今回はお勤めの方に合わせて平日夜にしましたが(私は夫にベビーシッターを頼む予定)、都合が悪い方はお知らせください、次回以降の検討材料にしますので。...
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仕事がなくなるのはミドル層 - Posted date: October 22, 2010 10:30 PM
  • まず、このビデオをどうぞ。 1枚1枚じっくり見てから丁寧に端と端を合わせてタオルをたたむロボット、すごいなー ぜひ、うちの洗濯物もたたんで欲しいわ〜 このビデオの紹介から始まるThe Economistの記事がとても面白かったので、久しぶりにご紹介。 The Economist : Automatic reaction...
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お気に入りのiPhoneアプリを教えてください。 - Posted date: October 20, 2010 10:47 PM
  • 今さらにも程がありますが、iPhone 4をゲットしました。 日本ではいまだソフトバンクのみ(なんですか? すみません、知りません)のiPhone、イギリスでは携帯5キャリア(*1)全社がiPhoneをオファーしているため、猫も杓子もiPhone。 ママ友達の中でもiPhoneを持っていないのは私だけ?な状態でした。 *1・・・UKの携帯業界は市場シェア順に1. O2(28%)、2. Orange(23%)、3. Vodafone(23%)、4. T-Mobile(19%)、5. 3(7%)、という激戦区。 キャリア間の差別化要素もなく、大変だなー シンガポール時代から欲しかったiPhoneをようやく手に入れたのは数週間前なのですが、なかなか使いこなす時間もなく、今週から息子がナーサリーに行ってようやく時間ができたのでいろいろアプリをダウンロードしてみました。 今までiTunes App Storeでイギリスとして国登録をしていたので日本語のアプリがダウンロードできなかったのですが日本で再登録(IPではじいているわけではなく、その国で発行されたクレジットカードがあれば登録可能)。 最近イギリスのしょぼいサービスや製品に慣れきっていて久しぶりに新しい日本の製品に触れたのですが、何っていうか・・・すごいですねー ガラケーだとか言われつつ、日本お得意の"attention to details"(細部へのこだわり)がいかんなく発揮されたアプリが多く、私にはアプリさえ使いこなせない気もしてきました(笑)。 『かゆくないのに掻いてクリームまで塗ってくれる国』という以前自分で書いたエントリーを思い出しましたが、それはさておき・・・...
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ロー・コンテクスト社会の育児中の働き方 - Posted date: October 14, 2010 2:33 PM
  • 日経ビジネスオンラインで久しぶりに1ページに10回くらいうなずいてしまうこのコラム、『英語の公用化って何?』。 著者の河合江理子さんはINSEADの大先輩です、面識はありませんが。 特に全部蛍光マーカー引きたいくらいだった『英語ができても、意思が通じるとは限らない』から抜粋。 私が今でも意識しているのは、アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホール氏による「『ハイ・コンテクスト文化』と『ロー・コンテクスト文化』についての概念」である。 コンテクストとは、ざっくりと言えば、状況や背景(バックグラウンド)を指す。 ハイ・コンテクスト文化圏としては、フランスなどのラテン系やアジアなどが当たる。 こうした地域では共通の価値観が長い間かけて作られているため、「いちいち言葉で伝えなくても、お互いに相手の意図を察し合うことでコミュニケーションが成り立つ」というのがホール氏の解釈だった。 一方、アメリカやドイツなどは、ロー・コンテクスト文化圏に属する。 こうした国々の人とは、理論的に説明しないと意思疎通できない。 移民国家は、たいていロー・コンテクスト文化である。 ちなみに、日本は「典型的なハイ・コンテクストの国」とホール氏は指摘していた。 実際、日本には「阿吽(あうん)の呼吸」や「空気を読む」といった独特の表現がある。 言葉を使わずに相手の言いたいことを理解するのは、高いレベルのコミュニケーションスキルと言える。...
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Grandな結婚式 in マドリッド - Posted date: October 11, 2010 10:48 PM
  • 外国人友達の結婚式に行くのが大好きな私。 今回はINSEAD時代の友達のニュージーランド人T(新郎)とスペイン人A(新婦)との結婚式に招待されてマドリッドに行ってきました(私たちの南スペイン旅行はそれに合わせたもの)。 INSEAD時代の友達の結婚式には世界中からゲストが集まるので(→『世界一国際色豊かなMBA』)、みな以下のような点に気を使います。 1. 日程のお知らせ("Save the date")と招待はとにかく早めに(1年近く前に)出す → 遠方の友人がバカンスを兼ねて来られるように。 2. 英語圏以外の国で行う場合も英語を含むバイリンガル(場合によってはトライリンガル)の進行にする。  3. モダンな式・披露宴ではなく、開催地(通常は新郎または新婦どちらかの出身地)の文化が堪能できるような会場・料理をセレクト。 新郎・新婦が異文化カップルの場合、式や披露宴の進行はうまくミックス。 4. 遠方から来る友人のホテル予約や現地の慣習(プレゼント・ドレスコードなど)の事前連絡は念入りに。 5. 遠方から来る友人のためにフォーマルな式・披露宴と別にカジュアルなイベントを計画。 これ、全部やるのは本当に大変なのです・・・(私も2年半前に東京でやった時は大変でした、日本語を訳すのは全部私だったし)。 今回も上記すべて完璧に満たされていて、準備大変だっただろうなー ひと言で言うとスペインの"grand"な式でした(grandって訳すの難しいですが、「威風堂々」ってイメージ)。...
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第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール - Posted date: October 7, 2010 7:52 PM
  • スペイン話は小休止してお知らせです。 第5回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールが11月12日(金)19:30からシンガポール内某所にて開かれます。  この会をご存知ない方のためにちょっと説明。 私は去年までこのブログのオフ会と称して、「面白そう!」と思った人が集まって食べて飲む気楽〜な会を開催していました。 第1回は7人で始まった会も第2回からは毎回日本からオフ会のために飛んでくる人 も出現し、去年12月の第4回には在シンガポール日本人界の有名人Pan Asiaの加藤さんやリーダーズアカデミーの嶋津さんなどゴージャスなメンバー総勢19名が集いました。 その後、私はシンガポールを離れてしまったのですが、今回、Pan Asia Partnersの加藤さん・シンガポール和僑会準備室の岩田さん・SGオフ会皆勤参加の美人ワーキングママYumikoさんが幹事となって、第5回を開催してくださることになりました! 乳児持ちの私は残念ながらロンドンから飛んで行けないのですが、ぜひまたいつか(!)と思っています。 このオフ会@シンガポールは国の勢いを反映してとても濃厚なメンバーが集いますので、初めての方も、シンガポールに住んでない方もぜひ奮ってご参加を! 場所など詳しくは加藤さんのブログで今後通知されますので、要チェック!...
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アンダルシアの田舎でプチホテル経営 - Posted date: October 6, 2010 10:41 PM
  • 3ヵ月前に行ったコッツウォルズ地方ではファームB&Bに泊まったのですが、1日目の夜、息子をベビーカーに載せて近くのパブに出陣! ところがベビーカーの中で寝かせる計画は見事に失敗し、2日目以降はインド・カレーやTESCOのサンドイッチのテイクアウェイをB&Bの庭で食べる、という悲しい結末になりました。 そこで今回の旅のハイライトである宿は、田舎にある料理自慢の宿を対象に厳密にセレクト(フランスにはTable d'Hote付きのChambre d'Hote(→こちら参照)は一般的なのにスペインにはこのスタイルの宿はあまりないのです・・・)。 結果、大満足でした。 その宿とは、アンダルシアの真ん中自然公園内に位置する"Finca Las Encinas"。 ウェールズ出身のシェフ歴20年のCliveと日本を離れて25年の日本人Makiさん夫婦が経営するプチホテルで、見渡す限りのオリーブ畑の山々の中にあります(写真は葡萄の蔦に覆われたテラスから臨む景色)。 ロンドンのシティでバンカーだったMakiさんは朝早く、レストランでコック長だったCliveは夜遅く、一緒に住んでいるのに2週間もほとんど会わない日が続いた日、「このままじゃいけない」と思い立ち、決めた移住。 スペインでのプチホテル経営を決め、イギリスからリサーチし物件を探し、古いオリーブ農家を購入したのが2004年。 詳しい経緯はMakiさんのブログ『スペイン・アンダルシアの田舎暮らし』でどうぞ。...
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子ども大好きなスペイン人 - Posted date: October 5, 2010 2:40 PM
  • 2週間ほど毎年恒例の南ヨーロッパ・ドライブ旅行に行っていました。 今年は南スペインのアンダルシア地方をドライブ → マドリッドで友達の結婚式に出席、という旅程。 2007年から始まったこの夏の恒例行事、2007年はフランス・スペインにまたがるバスク地方、2008年は南イタリア(→『'la dolce vita'の由来』、『至福のオリーブオイル』)、2009年は南仏プロヴァンス(→『ルール作り上手なフランス - 1』、『la vie en rose』、『外国人だからわかる良さ』)でした。 実は息子を連れた初家族旅行は息子が4ヵ月になる前にイギリスのコッツウォルズ地方に行っているのですが、たった4日の旅行で疲労困憊、帰ってきてからブログに書く気力も残っていませんでした。 今回は2週間でどうなることやら?と思っていたのですが、家族全員最高に楽しんで帰ってきました。 息子は6ヵ月を過ぎていろいろなことがわかるようになり、見るもの・聞くもの・触るものすべてが刺激的、毎日本当に楽しそうにしていたし、私たちも始終息子に話しかけてくれるフレンドリーなスペイン人に助けられてバルでタパス三昧の休日を楽しめました。 赤ちゃん連れの旅がこんなに楽だとは思わなかった! 「動き回るようになったら大変よ〜」とよく言われるので、今がちょうど赤ちゃんの黄金期(golden age)なのかもしれませんが・・・ 旅の途中、子どもが大好きなスペイン人に助けられたことは数えきれません。...
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雑誌「都心に住む」に掲載されました。 - Posted date: September 28, 2010 12:46 PM
  • 雑誌『都心に住む by SUUMO』(9月25日発売、リクルート発行)、特集「世界と東京 家を持つ価値」に私のインタビュー記事が掲載されました。 首都圏の書店やコンビニで販売されています。 インタビューされて記事になるなんて初めての経験でしたが、「へー、こんな風になるのかー」といろいろ学びました。 手に取って読まれた方は、ぜひコメント欄にてお知らせくださーい。 記事をこちらに載せました。...
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インターネット婚活時代 - Posted date: September 21, 2010 11:08 AM
  • 出産前から毎週欠かさずランチをして集まっていたママ友達7人 (+7人のベビー)のうちL(バリバリのキャリア弁護士→『私が運転席に座るからあなたは後部座席ね』)が来週からフルタイムで職場復帰するので、全員揃っての定例ランチも最後になりました。 睡眠不足で辛いときもお互い支え合ってきたし、生後すぐから全員で全員の赤ちゃんの成長を見守り面倒をみてきたので、子どもの頃の夏休みが終わってしまうような、(終わりがくるとは知っていた)スペシャルな時間がとうとう終わってしまうようなさみしい感覚です。 この7人は私以外全員イギリス人でエリア柄を反映して全員30代のプロフェッショナル(→『Yummy Mummyたちの集い』)なのですが、キャリアウーマン+専業主夫、事実婚カップル、IVF(体外受精)の末の妊娠・出産、インターネットでの出会い、etc. とそれなりに現代のトレンド(?)を反映していて、話を聞いているだけで本当に面白い。 今日は大手恋愛・結婚マッチングサイトmatch.com(マッチ・ドット・コム)でダンナさんと出会ったSの話。 愛読しているJMM(Japan Mail Media)(→『個人ジャーナリストの時代』)の肥和野 佳子さんの最新レポート「米国の恋活・婚活ー出会いの主流はインターネットー」を読んで納得してしまいました(記事がまだ反映されていませんが、直にこちらから読めると思います)。 アメリカではもはやインターネットが出会いの主流になっているそうです。 私の周りでも(マジョリティとまではいかなくても)ネットで出会い結婚に至った非日本人友達の数は日本人友達の数に比べて多い。...
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ロンドン保育事情 - Posted date: September 17, 2010 9:52 PM
  • 一昨日は息子の6ヵ月のHalf year birthdayでした。 ・・・と言っても私は忘れていて、友達に「おめでとう」と言われて思い出しましたが。 3ヵ月頃から薄々気づいていたのですが、とにかくめちゃくちゃアクティブ。 ハイハイもできないのに(お座りはだいぶ上手に)、立ちたがり、歩きたがり、起きている間は始終"たっち"を要求し、"たかい たかい"をビギナーレベルとするアクロバティックな遊びが大好きなので、夕方になると親はへとへとです。 体力が持たないし遊ぶネタにも尽きているので、来月からはナーサリー(保育園)に行ってもらうことにしよう。 イギリスには3歳児以下の公的保育がありません。 3歳児からはプリスクールという幼児保育(たいてい公立小学校に隣接していて週15時間と短い)に通えますが、3歳までは以下のオプションから選ぶのが一般的、いずれも政府の補助金はありません(間違ってたら教えてください)。 1. ナニーを雇う 乳児・幼児の保育のプロフェッショナル。 住み込み(live-in)と通い(live-out)、フルタイムとパートタイムがあり、クオリティはピンキリ、給料もピンキリ。 フルタイムの場合、雇い主が税金やNational Insurance contribution(国民保険料負担)も支払うので、月間コストは2,000 - 3,000ポンド(約28 - 42万円)くらい。 EUの東方拡大で(→『移民の街 ロンドン』)、東欧系移民が非常に多いが、イギリス人のプロ・ナニーも多い。...
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Englishman in New York - Posted date: September 8, 2010 11:35 AM
  • 今年の夏はとても天気がよかったのでピクニックなど戸外で過ごすことが多かったのですが(→『Ready mealでピクニック』)、そろそろ夏も終わり。 アートを満喫できることがロンドンに引っ越してきた理由でもあったので(→『ロンドンに引っ越します。』)、冬は美術館巡りに勤しみたいと思います。 さっそく、National Portrait Galleryに行ってきました。 National Galleryの横に追いやられて地味だけど、すごーーーくよかったな。 なかでも特別展の写真展"An Englishman in New York"は狭い部屋なのにそこだけすごい人口密度でした。 ニューヨークには12万人のイギリス人が住んでいるそうですが、写真家Jason Bellが有名人(Sting、Kate Winslet、Zoë Hellerなど)を含むさまざまな在NYイギリス人を撮影、「なぜニューヨークなのか?」の質問を投げかけたもの。 もう特別展自体は終わってしまいましたが、BBCサイトで写真の一部が見られます。 BBC : Englishman in New York 「なぜニューヨークなのか?」に対するそれぞれの答えを眺めていると久しぶりにエネルギー溢れるニューヨークに行きたくなってきました。 こちらが集まった言葉たち。 optimism(楽観主義), "can do" attitude(「できるよ」精神), hopefulness(希望に満ちた), energy(エネルギー), cosmopolitan(コスモポリタン), embracing(受け入れる), accepting(受容的な), ultimate meritocracy(究極の能力主義)...
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あな奥深き日本語 Part 2 - Posted date: September 3, 2010 6:17 PM
  • いやー、再び笑った、『日本人の知らない日本語2』(我が家の『日本人の知らない日本語』の話はこちら)。 日本ではドラマ化されて放映中なんですねー 息子が産まれて以来、全く進んでいない夫の日本語学習ですが、ずっと私が答えられなかった彼の深遠な疑問がこの本で解き明かされました。 日本語教師って日本文化の伝道師だなー 以下、マンガを地でいく我が家ですっきり謎が解けたお話(マンガで読まないと面白くないので、ぜひ原作でどうぞ!)。 1. 「鬼のパンツ」はなぜ虎の毛皮でできているのか? 夫が振り付けつきで歌える唯一の日本語の歌、「鬼のパンツ」(経緯はこちら)。 「なぜ鬼のパンツが虎の毛皮でできているのか?」と聞かれて困りました。 知らん・・・っていうか、いちいちそんなこと疑問に思わないですよねー 答:鬼がいる方角(鬼門)が"丑虎(うしとら)"、つまり"丑(うし)"(鬼の角が丑の角っぽい)で"虎"だから。 (答えを聞いても全く意味不明な説明です・・・)...
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米国大学院学生会のお知らせ - Posted date: September 2, 2010 10:09 PM
  • 今日は私の友人が立ち上げた団体、『米国大学院学生会』のお知らせです。 『米国大学院学生会』とは、 アメリカに学ぶ日本人留学生有志が、その後に続かんとする日本の後輩たちを応援するために立ち上げた団体 で、 日本で一般的な語学留学、交換留学や企業派遣ではなく、アメリカ人と同じ一般の学生として入学し、長期間腰をすえて研究や勉強に励み、そして学位の取得を目指す「学位留学」 を対象としているそう。 私は『就活中の学生へ - 1』というエントリーで就職活動中の大学3年生へのアドバイスとして「大学院留学目指したら?」と勧めるくらい学位留学はお勧めしています(私自身はアメリカ留学ではなかったのでアメリカじゃなくてもいいと思うけど、『グローバル学生争奪戦』のランキングでわかるように高等教育はやはりアメリカ強し、『誰でもアメリカ人になれるアメリカ』ですから)。 また、海外就職についての相談もよく個別にメールで受け取るのですが、これもよっぽど即海外就職できるスキルや経験がない限り留学をお勧めします(最近シンガポールで就職したいって人が多いです、「イギリスで」っていうメールは全然来ない、笑。 アジアへの時代の風を感じるなー・・・)...
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現役イギリス首相の育児休暇 - Posted date: August 26, 2010 11:15 AM
  • 今週、イギリスではデイビット・キャメロン首相に女の子誕生(!)という嬉しいニュースがありました。 まずは誕生直後の喜びのインタビューをどうぞ。 「え?! 奥さん何歳?」と思いきや、首相夫人のサマンサさんは39歳でした。 現役の首相に赤ちゃん誕生といえば、2000年にブレア首相に第4子が誕生しています。 イギリスのトップ、若い(& 子沢山だ)な〜 キャメロンは期間は明言していないものの育児休暇(paternity leave)を取るそうですが、イギリスの新聞は概ね好意的、というよりすでに予定されていたので当然という受け止め方。...
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Property Ladderを昇る人々 - Posted date: August 25, 2010 12:12 PM
  • 持ち家志向の強いイギリス人ですが(*1)、日本のようにマイホームを35年ローンで買ってそのまま住み続けるのではなく、年代に応じて部屋数の大きい家やフラットに次々と買い替えていきます。 *1・・・持ち家率はイングランドで70%、ロンドンで57%(Housing and Planning Statistics 2009)。 日本は全国で61%、東京都で45%(都道府県,住宅の所有の関係別住宅数,持ち家住宅率) この次々と上の物件に買い替えることをProperty Ladder(不動産のはしご)と言い(その名もズバリ"Property Ladder"という人気テレビ番組もある)、20代で小さなフラットを買うことから始める人が多かったのですが、近年の不動産価格の上昇で(特にロンドンでは住宅価格が90年代半ばから10年で3倍に高騰)若い人に手が出なくなる一方で、高騰する前から買い、着々とProperty Ladderを昇っている人もいます。 一昨日書いたように(→『古い家ほど人気なマイホーム』)、基本は中古物件で種類も決まっています。 Detached House・・・一戸建ての家。 多くの人の憧れであるがもっとも高く、ロンドンにはほとんど存在しない(次ページ参照)。 Semi-detached House・・・一軒の家を半分に割った左右対称の2軒続きの家。 左右で壁の色が違う家も。 Terrace House・・・3軒以上がつながった連続住宅。 イギリスは他ヨーロッパ諸国と比べてもテラスハウスが多いのが非常に特徴的(右の写真はイズリントンのジョージアン様式)。 ここまでが家(ハウス)で以下はフラット(アパート)。 一番の違いは地面に面していて庭があるかどうか。...
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古いほど人気なマイホーム - Posted date: August 23, 2010 11:09 AM
  • 子どもが産まれるまで私の居住用不動産(平たく言うとマイホーム)に対する態度は「買うより借りろ」でした。 引っ越しばかりしてたし(最近では珍しく長かったシンガポールでさえ出張でいた期間が長かったので住んだのは結局1年半)、若い頃はカバンまとめてすぐ引っ越せるような身軽さが気にいってたし。 でも公立小学校でもレベルの差が激しく、人々がOfsted(*1)の評価が高い(= 人気のある)公立小学校のキャッチメントエリア(*2)にわざわざ引っ越すため何年もかけて希望のストリート(*3)に狙った物件が出てくるのを待っているような環境の中、「4年後住む場所なんてわかんないし〜」(*4)と悠長なことを言っている場合ではないことに気づき、持ち家信仰の強いイギリス系オーストラリア人の夫の熱意にも動かされ、ロンドンのマイホーム事情について調べ始めました。 こうやって人はだんだんコミットする対象が増えていくのだな〜(笑) *1・・・政府運営の学校監査機関。 学校だけではなくナーサリーなど保育施設も監査の対象で、その評価レポートで与えられるグレード(4段階評価)は親の学校選択に絶大な影響を与える。 *2・・・日本の公立小学校のように学区に住んでいれば全員入れるわけではない。 1. 兄弟が学校に通っている(イギリスでは学校は親又はシッターなどの送迎が必要なので兄弟が同じ学校に通えるよう配慮している)、2. 学校からの距離が近い(キャッチメントエリアに住んでいる)順に入学優先権があるが、人気がある学校は兄弟枠だけで多く埋まってしまい、キャッチメントエリアがどんどん狭くなる傾向にある。 またそのような事情を知らずに引っ越してきた日本人駐在員家族が「近所の学校に全然入れない」と困っている話もよく聞く。 *3・・・『都市内部での(自発的)コミュニティ化』に書いたように、ロンドンは治安のいい通り・悪い通りがパッチワーク状に入り交じっているので、人々はエリアどころかストリートにまでこだわる。 *4・・・イギリスの小学校は日本より早く5歳になる前の9月から。 その前の春に入学できる学校が決まる。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 海外に住む
グローバル学生争奪戦 - Posted date: August 16, 2010 7:39 AM
  • 『国の価値観と個人の価値観』に書いたように、子どもの教育のことも考えてイギリスにやってきた私たちですが、もちろん大学以上の高等教育のことも視野に入れています。 先週のThe Economistでは世界中の大学が(特に新興国の)トップ層の学生を奪い合う現状の中、「イギリスの大学、今まではまあまあうまくやってきたけど、これからも大丈夫?」と今後の大競争に向けて注意を喚起するもので非常に面白かったのでご紹介。 The Economist : Foreign university students - Will they still come? 右の表が2009年の世界の大学ランキング(上海交通大学が毎年発表するもの、ランキングのフル・バージョンはこちら)。 以前も『教育における重要な変化』に書きましたが、トップ20の顔ぶれはほとんどアメリカとイギリス。 以下、記事の中で面白かったポイント。...
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ドライアイス、氷山に挑む - Posted date: August 13, 2010 11:50 AM
  • いつも「もうこれ以上英語がうまくなることはなかろう」と思うのですが、イギリスに来てまた英語でひと皮むけた気がします。 長年、英語で仕事をしていて、こっちでは仕事してないのになー 英語圏で育ったイングリッシュ・ネイティブと英語を後から学んだ英語話者との間には、『英語コンプレックス - 1』に書いたように、 相手は氷山、私はドライアイス くらいボキャブラリーに違いがあるので、子どもを産んで、英語圏で育つとはどういうことかをその子の人生と一緒に体験するのが、ドライアイスが氷山に近づける近道かもしれません(全然近くないか・・・)。 突然ですがクイズ。 下の英単語の意味がわかりますか?(答えは次のページ)。 すべて私が過去1年くらいの間に知った単語です。 1. colostrum、2. tuberculosis(TBと略)、3. potty training、4. obstetrician、5. jaundice、6. peek-a-boo、7. Measles Mumps Rubella(MMRと略)vaccine、8. wriggle...
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住宅バブル再び・三たび - Posted date: August 9, 2010 4:49 PM
  • 少子高齢化が進み人口が減少に向かった国がある一方で、全体で見ると人口急増が進む世界。 今回の金融危機はサブプライムローンという住宅ローン債券が不良化し住宅バブルがはじけたのが契機になったにも関わらず、一部の都市ではすでに新たなバブルが進行しています。 The Economist : Global house prices - Froth and stagnation (表が大きいので次のページに貼りました、「続きを読む」をクリックしてください。) まず目につくのがこの1月まで住んでいたシンガポール。 去年の7月から今年の6月までの1年間で住宅価格が40%近く値上がりしています。 私が住んでいた時も『1年で家賃相場45%上昇』したと以前書きましたが、金融危機でいったん下落した後、半年くらいで再び上昇に転じすでにピーク時を上回ったよう。 国民の80%以上はHDBと呼ばれる政府供給の公団に住んでおり、民間のアパートは外国人用でもともと投機の対象になりやすいのです。 国土が狭く住宅用地が限られているにも関わらず、人口は増える一方(人口650万人を目指すという政府施策→『疾走するシンガポール』)、世界経済の中で存在感を増すアジアのハブとしてますます投資・投機マネーを呼び込んでいるのでしょう。 買って1年未満の転売も多く、住宅用不動産には頭金の支払いや印紙税を義務付ける規制も焼け石に水とか。 こういう街では、普通に賃貸物件に住むのも大変ですねー ある日いきなり大家に「更新したければ家賃2倍払え」とか言われるので・・・...
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イギリスの児童虐待対策 - Posted date: August 4, 2010 12:18 PM
  • 今回の大阪の事件は泣いた。 幼児2人が部屋の中で寄り添いながらママを待つ姿を何度も想像してしまい本当に泣いた。 自分に子どもが生まれてからというものの、以前のように冷静に三面記事を読めなくなってしまいました、というより以前は三面記事は読まなかったのに・・・(夫も同じ)。 それにしても今回の事件は救出できたよなー、と思わざるをえません。 児童虐待(ネグレクト含む)と言えばイギリスは先進国(そんな先進国いらないよね・・・)、深刻な社会問題となったのも対策が取られ始めたのも日本より遥かに前で、発生件数は(人口比を考慮すると)日本の15倍以上とか。 市民の関心も非常に高く、ロンドンの新聞London Evening Standardに記事がない日はないくらい。 背景には貧困・離婚率の増加・シングルマザーの増加・10代の妊娠などあるようですが、児童虐待はイギリスの大きな社会問題のひとつです。 今日は興味ある人のためにWebで見つけた下記の視察報告書と私がロンドンに来て以来のランダムな経験をメモしておきます。 まとまってませんが・・・ 子供の虹情報研修センター:イギリスにおける児童虐待の対応 視察報告書...
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国の価値観と個人の価値観 - Posted date: August 3, 2010 11:22 AM
  • このブログのタイトルに込めた意味を、 日本国内だけではなく世界中から自分のライフステージに合わせてベストなライフスタイルを選ぶ生き方 とした通り(ABOUTページ参照)、私たちは半年前、今のライフステージに合った場所という仮定のもとロンドンにやってきました。 今のライフステージとは「子育てステージ」。 次の15-20年間は教育を含めた子どもの環境を一番のプライオリティとして住む場所を選ぶことになります。 清潔だし治安はいいし物事がスムーズに運ぶし家事はしなくていいし・・・この上なく生活が楽なシンガポールを去って(←未練たらたらな私たち、笑)、ロンドンに来た理由は、私たちが子どもに持って欲しい価値観とシンガポールという国(政府)が最優先している価値観が合っていなかったことが大きいです。 『ロンドンに引っ越します。』に書いた理由は、この根幹の価値観が具現化した結果という言い方もできるかも。 企業経営の根幹にミッション(使命)・ビジョンと並んでバリュー(価値)があるのと同じように(*1)、国にもその根幹をなすバリューがあることを示すものとして次のような表を見たことがあります。...
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Baby-Led Weaningと『モチベーション3.0』 - Posted date: July 31, 2010 8:49 AM
  • 早いもので息子ももう4ヵ月半、あとひと月で離乳食の時期です。 こんなにオッパイ星人なのに、もう大人への階段を上っていくのか・・・さみしいなあ・・・(←親バカというよりバカな親) 離乳食関連の本を日英まとめて読んでみました。 授乳・睡眠スケジュールでは大いに役立ったGina Ford(参照:『本で読む育児 - 1』、『育児が楽しい!』)の離乳食本『The Contented Little Baby Book of Weaning』は、勧められている離乳食がまずそうすぎる(笑)、こんな厳格なスケジュール・内容では食事の時間が楽しくなさそうなのでひとまず却下。 日本の離乳食本も離乳食ステージに合わせた料理が面倒くさそうすぎる・・・。 ・・・というわけで今のところ白羽の矢が立っているのが、イギリスで流行っているらしい『Baby-Led Weaning - Approach to Introducing Solid Foods』。 検索しても日本語の情報がほとんどない・・・のはワイルドすぎて日本では無視されているのでしょうか?...
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苦痛からの抜け道 - Posted date: July 28, 2010 5:44 PM
  • CREAさんからブログ・ネタのリクエストを頂きました。 ご自身の生活改善や能力開発・向上のために「以前はそうでなかったけど、現在では習慣になっている(している)こと」、また「以前は習慣だったけど、現在ではもうやっていないこと」があれば、エントリーとして取り上げていただけないでしょうか。 とくにビジネススキルや時間管理のスキルを身につける点で役だっている習慣があればよろしくお願いします。 例えば、la dolce vitaさんのブログの中では、『The Economist』を読む、車を運転しない、テレビを見ない、等が該当するのかなと思うのですが。 うーむ・・・今の私に時間管理術など聞かないでください。 なんせ『人生をスローダウンする - 2』で書いたように自分の思い通りに時間が使えない育児真っ最中ですから・・・ 「なかなか昼寝に寝付けない子どもを寝かしつけること30分、ようやく寝たと思ったら5分で起きた。 私のあの30分っていったい何?」とかそういう毎日。 以前、『"世界級"でいることに何の意味があるのか?』というエントリーで「快楽と痛みの原則」をご紹介した『成功の9ステップ』にはこうあります。...
  • Category: 7. 心・精神
Ready mealでピクニック - Posted date: July 27, 2010 11:13 AM
  • 6月から素晴らしいお天気がずっと続いているロンドン。 冬の間の渋顔と同じ人間か?と思うほど人々の笑顔が明るい最高の季節ですが、一番たくさんの笑顔が集まっている場所・・・それは至るところにある緑地(コモン)や公園じゃないかなー 晴れた週末には「家の中に人がいないのでは?」と思うほど、緑あるところピクニックしている人あり(右の写真はリッチモンドのテムズ河岸)。 もともとピクニック好きの私も、家族でピクニック、ママ友達と集まってピクニック、息子と2人でピクニック(笑)と、週2回はピクニックをしています。 ロンドンのピクニックのいいところは、家から歩いてすぐ緑があり、からっとした天気がピクニック向き、という環境の良さもさることながら、とにかくその気軽さ。...
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ディテールを楽しむビジネス小説『EXIT 売却』 - Posted date: July 25, 2010 9:40 AM
  • 久しぶりに育児本以外の本を読みました(笑)、『EXIT 売却』。 著者から献本御礼。 「勝間和代渾身のMBA小説」という帯がついているそうですが、頂いたのは勝間さんではありません、著者の奈部真さん。 最近、量産されているいわゆるカツマー本ではなく、企業再生やM&Aディールの現場が丁寧に描写されたビジネス系エンタメ本として楽しめるので、先入観を除いてどうぞ〜 面白かったポイントは・・・ 1. 弱冠29歳の主人公 小柳亜希子は世界的PE(プライベート・エクイティ)ファンドにヘッドハントされ、そのファンド下で経営再建中のPHS事業者に経営企画部長として成長戦略を率いることを命題に送り込まれるのですが、さまざまな事業ハンディを背負ったPHS事業で取りうる戦略をすべて吟味し、絞り込み、実行に落とし込んでいくプロセスを鮮やかに描いた第2章がとにかく面白い。 数年前にWillcomが通信業界の禁じ手、通話定額プランを始め、英Vodafoneから買収したソフトバンクがホワイトプランでWillcomの音声通話ユーザーを狙い撃ちにしたバトルを覚えている人には、舞台裏を目の前で明かされているようでグイグイ引き込まれます。 著者の奈部真さんがさすが元マッキンゼー、その後もIT企業の事業戦略にいた方なので、ビジネス小説の中でもかなりのリアリティを持って読めます。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 企業・会社員
私が運転席に座るからあなたは後部座席ね - Posted date: July 16, 2010 4:45 PM
  • 以前、『MBA女性の10年後』というエントリーで、MBAを取得した女性の半分が10年後は専業主婦になっている現状について書いたところ、「妻がバリバリ働き、夫が家庭をサポートするケースもある」というコメントを頂いたのですが、今まで私の身近にはいませんでした。 1. こちらやこちらに出てくる中国人Yのように家事と育児は住み込みのフルタイムナニーにほとんど任せて自分も長時間働き高給を稼ぐケース(ただし少数派) 2. 夫の海外転勤などをきっかけに自分の仕事はうんとスケールダウンして育児を優先させるケース(乳幼児がいる年齢なので増えてきた) 3. 夫婦ともにワークライフバランスを目指しながら家庭と仕事を常にジャグリング・四苦八苦するケース のいずれかしか知りませんでした(もちろん子どもがいない人は今まで通り働いている)。 また、シンガポールのようにメイドなどヘルパーが雇いやすい国に住んでいるとだいぶ事情は異なります(→『6家庭に1軒がメイドを雇う社会』)。 ところが、ついに見つけました、4. 自分が長時間働き高給を稼ぎ、夫が家事・育児をサポートするケース。 ロー・ファーム(法律事務所)でパートナーを目指すイギリス人L。 彼女はすぐ近所に住んでいる両親学級で知り合ったママ友達の1人(→『Yummy Mummyたちの集い』、『Yummy Mummies' Babies』)。 ここで知り合った7人(+7人のベビー)は今も毎週欠かさず会っていて、最近は離乳食や仕事復帰、チャイルドケアなどに話題が移ってきました。 時が経つのははやいなー・・・出会ったときは全員臨月の妊婦だったのに。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 5. 趣味・プライベート | 企業・会社員 | 家庭・育児
コーヒードリーム花開く - Posted date: July 15, 2010 1:34 PM
  • 去年の秋、まだロンドンに来る前、『オージーコーヒー、ロンドンを席巻(間近か?)』と書きましたが・・・キ・キテル! ロンドンにオージー・コーヒーブームがキテル!(*1) 注・・・勝手にオージー・コーヒーと名付けていますが、正確にはオーストラリアとニュージーランドから来た若者たち(彼らにとってロンドンに来ることは地方から東京に出てくるようなもの→『ロンドンにとっての地方』)がロンドンのコーヒーの不味さに辟易して自らバリスタになりインディー系(独立系)の小さなコーヒーショップをあちこちにオープンし始めたのが始まり。 私のINSEAD時代からの友人NのTaylor St. Baristasもそのひとつ(→『すべては一杯のコーヒーから』)。 "Australia and New Zealand"は英語でも長いので、Antipodean(対蹠地の人)と言ったりする。 young and foodish.com : London's great coffee moment has come まず、"Flat White"という言葉が流行だし、今年1月には大手コーヒーチェーンのCostaが大々的なキャンペーンとともにメニューにFlat Whiteを登場させました。 今ではStarbucksでも飲めます。 ただし本場(?)のFlat Whiteとは似て非なるものですが・・・...
  • Category: 6. 健康・美容 | 美食・グルメ
日英バイリンガルへの道 - 2 - Posted date: July 8, 2010 8:34 AM
  • 昨日の続き、私の息子のように、家庭では日英の二言語、外は圧倒的に英語、という環境で生まれ育つ場合どのようにしてバイリンガル教育をするのか、というトピック。 周りに聞いたり、mixiの『海外で育児!』コミュニティーで調べたりしました(mixiのコミュニティーはかなり調べものに使えます、特に周りに日本人がいない環境で子育てをしている人にとってはネットは重要な情報源 & コミュニティー)。 まず、うちの場合がそうなので、母親 = 日本人、父親 = 英語ネイティブ、外の世界 = 英語、と仮定。 2. WHO(誰と?)に一貫性を持たせることがとても重要で、 母親と話すときは日本語、子どもが英語で話しかけてきても「お母さんとは日本語だけね」と伝え日本語で話させる(ネイティブ並みに英語が話せても、一言語に統一し、1対1のときは日本語しか話さないのが原則。 ミックスすると子供が混乱し、言語発達がより遅れる) 英語で話しかけられて日本語で答えてはいけない。 子どもは意思の疎通が目的なのでそれで目的を達してしまい、日本語が理解はできても話せなくなる。 単語レベルでも文章レベルでも日本語と英語のミックスはいけない。 子どもがミックスしたときや英語で話しかけてきたときは「英語ではplaneね、じゃあ日本語では何と言うの?」と明確に区別させる。 「てにをは」は抜かずになるべく正確できれいな日本語を話す。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 5. 趣味・プライベート | MBA・教育 | 家庭・育児 | 英語・外国語
日英バイリンガルへの道 - 1 - Posted date: July 7, 2010 7:38 PM
  • 私は息子に日本語で話しかけているのですが、その様子を見た人(イギリス人)から必ず「あら、この子、バイリンガルになるの? いいわね〜」と言われます。 私の今までの周囲の調査・観察によるとそう簡単になれるものではなく、道は険しいんですけどね・・・ ある言語を自由に操るスキルの習得は当然のことながら環境によるところが大きいので、検討のためバイリンガルに育つ環境要因を5W1Hで場合分けをしてみます。 1. WHAT(何を?) 何の言語をどこのレベルまで操るようになることを目標とするのか? 日本で話されている日本語と英語を第一言語とする国で話されている英語。 私が「バイリンガル」と言う場合、二カ国語ともに母語並みに自由に操れること、すなわち話し言葉が通じるだけでなくその言語で勉強・仕事ができるレベルを指していますが、そのレベル到達を目標とするかは本人の様子を見ながら検討します。 子どもは英語環境で育つので日本語は完璧を求めない(祖父母と話ができるレベルでよし、漢字など読み書きは求めない)という家庭も多く見受けられます。 2. WHO(誰と?) 誰とコミュニケーションすることによってその言語をマスターするのか。 母親(私) = 日本語、父親(夫) = 英語、周囲の環境 = 英語 3. WHEN(いつ?) 言語習得過程でいつその言語に触れるのか? その環境は変わるのか? 生後すぐから、おそらくずっと家庭 = 日本語と英語、外 = 英語の環境は変わらないでしょう、まだわからないけど。...
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超人が集うマラソン - Posted date: July 3, 2010 10:05 PM
  • 以前『Ironman - 鉄の男 -』というエントリーに私の周りにトライアスロンをやる人がちらほらいることを書きましたが、もっと過酷なレースにはまっている友達がいました、INSEAD同級生のシドニー在住スペイン人J。 彼は小柄なのに過酷なスポーツが大好きで、INSEAD前はシリコンバレーのCISCO本社でエンジニア、INSEAD後はBainのコンサルタントに転身し、しばらくマドリッドオフィスにいたものの「アウトドア生活にはマドリッドは物足りない」とシドニーオフィスに転勤、シドニーでアウトドア三昧の生活を送っています。 Bainのコンサルって忙しいはずなんだけど、『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』にあるように体を鍛えることと仕事効率の間に相関性があるのでしょう。 彼の最近のレースはまずオーストラリアのブルー・マウンテンズ国立公園で行われたNorth Face 100km。 スポーツ用品メーカーのNorth Faceが世界各地で開催しているウルトラマラソンで山岳を走るトレイルランです。 彼のレース日記によると今年の目標は(初参加の)去年16時間以上かかったのを14時間切ること。...
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平均とは統計上の便宜的な数値 - Posted date: June 29, 2010 9:13 PM
  • 日本代表は残念でしたね。 BBCの解説者は途中から「こんなつまらない試合見たことがない」とボロカスで、そっちを聞いてる方が疲れました・・・ なので、気を取り直して普段のブログ。 『産まれました。』でご報告した通り、私の息子は3,660gと平均よりちょっと大きめで産まれました(日本だと「だいぶ大きめ」かもしれないが、こっちでは「ちょっと大きめ」)。 今まで完全母乳で育てていますが、初めのうちは人並みに苦労しました(*1)。 いきなり乳腺炎になり、痛くて痛くて泣きながらあげていたことも。 *1・・・イギリスでは国を挙げて母乳育児が推奨されている割には日本のようにサポート体制が整っていないこともあり(出産後、1 - 2泊で家に帰されるし)、8割の人が母乳育児を始めるものの、6週間後続けている人は5割に減少、6ヵ月後には2割になる。 イギリスでは子どもが産まれると通称Red Bookという赤い表紙の健康記録帳(日本の母子手帳のようなもの)を渡され、検診・予防注射・成長記録などを書き込んでいきます。 また生後すぐからBaby Clinicという地域のクリニックに2週間ごとに体重を測りに行き、同時にHealth Visitor(保健士)に育児の相談ができます。 体重は右のような成長チャート(真ん中の線が平均で下から1%, 2%, 10%, 25%, 50%, 75%, 90%, 98%, 99%と示されたパーセンタイルグラフ)に書き込んでいきます。 息子はちょっと大きめで産まれたにも関わらず、生後5週までほとんど体重が増えずにずっと横ばい、5週目に体重を測ったときには下から10%になっていました。 その時に、Health Visitorに言われたひとこと、「あなたの赤ちゃん、体重増えてないわね」。...
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ロンドンのパブでサムライ・ブルーを応援しよう! - Posted date: June 25, 2010 11:33 AM
  • 日本は今日は盆と正月が一緒にきたようなお祭り騒ぎでしょうか? 私も昨晩、BBCのLive(生中継)で観ました、今回ハイライトではなくLiveで観たのは初めて。 日本は明け方だというのにTwitter上では盛り上がってましたねー みんな徹夜なの??? BBCの解説者・コメンテーターも「(本田のフリーキックは)ロナウドの再来だ」「本田、うちに欲しい」「素晴らしいチームだ!」と大絶賛でした。 我が家は、すでに1次リーグ敗退が決定したオーストラリア人と生後3ヵ月半の乳児という頼りない応援布陣なので、来週火曜の決勝リーグ パラグアイ戦はうちの近所のパブで応援会します! すでに私+息子の2人で催行決定。 日時:2010年6月29日(火) 15:00 - 場所:The Windmill(地図) (最寄り駅:Northern lineのClapham CommonもしくはClapham South) セントラルから離れていてすみません・・・コモンの中にあるパブなのでお天気がいいとピクニックにも最高。 なんせ"Nappy Valley"なので(→『Nappy Valleyの日常』)子連れ、赤ちゃん連れでも余裕でOKです。 ただ、私は乳児連れなのでグズり出してどうしようもなくなったり、興奮したパラグアイ人etc.で息子の身の危険を感じたりしたら途中退散するかもしれません。 ご自由にお立ち寄りを!ですが、メールやコメントで事前連絡頂けるとテーブルを予約できるかも。...
  • Category: 6. 健康・美容 | 8. お知らせ | スポーツ・エクササイズ
どうやって英語が世界語になったのか - Posted date: June 24, 2010 10:29 AM
  • 楽天に引き続き(→『楽天の社内英語公用語化』)、ユニクロも、ですね。 毎日jp : ユニクロ:新世界戦略 英語公用化...12年3月から ちょうどThe Economistに、その名も『Globish: How the English Language Became the World's Language』(Globish:英語がどうやって世界語になったのか)という本の書評が載っていました。 The Economist : Top dog このブログではThe Economistの回し者か?というくらい宣伝している私ですが、記事が読めない方のためにさくっと訳しておきます。 とにかく重要なのは「英語」である。 英語は他のライバルを蹴落として外交・ビジネス・科学・インターネット・世界の文化の言語となった。 数の上では中国語を話す人の方が多い - しかし彼らでさえ英語を学ぼうとしている。 ではどうやって、なぜ、それが起こったのか? Robert McCrumの著書が、英語の勝利、そして英語が元々の話者から解放されている現状を解説する。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 英語・外国語
楽天の社内英語公用語化 - Posted date: June 21, 2010 8:21 AM
  • 先々週のThe Economistに楽天の記事が載っていました。 The Economist : E-commerce takes off in Japan - Up and away 去年The Economistは方針転換し、オンライン記事は購読するかウェブ会員にならないと読めないので(→『読む価値のあるメディア』)要約すると、「欧米に比べると出遅れていた日本のE-コマースがついに急速に伸び出した。 が、リーダーである楽天は2つの戦略(= 自社ショップの開設と海外展開)でさらに成長しようとしている」という内容。 先週はさらに東洋経済の三木谷さんのインタビューが話題に。 東洋経済:三木谷浩史・楽天会長兼社長 - 英語ができない役員は2年後にクビにします 私がインタビューの中で気に入った箇所はここ。 グローバルにコミュニケーションできるといろんなノウハウを吸収できる。 なぜ楽天が強いかというと、僕が世界中の成功例にアクセスして、いいアイデアを見つけてくるから。 僕は天才でも何でもない。 世界中のいいものを見つけて、結び付けて日本でやる。 はっきり言って、僕がやってきたのはそれだけ。 ここまで「やってきたのはマネだけ」と言われると気持ちいい。...
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男のスポーツ、階級のスポーツ - Posted date: June 18, 2010 10:25 AM
  • 日本ではワールドカップでカメルーンに一勝して盛り上がっているのでしょうか??? ロンドンでは街を走る車の多くにイングランドの旗がはためきパブやカジュアルレストランでは大画面テレビで試合を見せ、街では(どこかに集合して見ていたのでしょう)さまざまな国のサポータールックをした集団に出会います。 サッカーのルールもあまりわかっていないと思われるオーストラリア人とサッカーは4年に1回ハイライトを観るだけの日本人の我が家も(一応、両方出場国だし)毎日ハイライトだけは観ています。 一緒に観ていた試合でレッドカード一発退場のシーン、私が「こんな危ないスポーツ、息子にはさせられないわ」と言うと、夫が呆れた顔で「こんな小手先(小足先?)でちょこまかするスポーツ、Real man's sports(真の男のスポーツ)じゃないよ」とひと言。 彼が言うReal man's sportsとはコンタクトスポーツ(身体的な接触のあるスポーツ)のことで、オーストラリアではオージーフットボール(*1)かラグビーのこと。 これにクリケットを加えたのが3大人気スポーツで、クラブのキャプテンだったりすると女の子にモテるというわけです(*2)。 オーストラリアではサッカーは南欧移民のスポーツというイメージでクラブも出身別のクラブが多く比較的マイナーなスポーツ。 *1・・・アメフトともヨーロッパのフットボール(すなわちサッカー)とも全く違うスポーツだが、オーストラリアで"football"といえばこれのこと。 オーストラリアの、しかもヴィクトリア州以西という超局地で圧倒的な人気を誇る。 ルールは何度説明を受けても覚えられないのでWikipediaをどうぞ。 Wikipedia : オージーフットボール *2・・・Real man's sportsとエラそうに語る本人は身長が高く痩せてて重心が高いのでコンタクトスポーツには全く向いていない。 なので学生時代はちょいマイナーだがいじめられない(←重要ポイント)フィールドホッケーでした、...
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メグとカーリー再び! - Posted date: June 15, 2010 4:06 PM
  • 遅ればせながらJMM(Japan Mail Media)(『個人ジャーナリストの時代』にてご紹介)の冷泉さんのレポート「IT長者女性軍団はティーパーティーの勢いを止めるか?」を読んで驚きました。 カリフォルニアの共和党上院議員候補にカーリー・フィオリーナ(元HP社CEO)が、同じくカリフォルニアの共和党知事候補にメグ・ウィットマン(元eBay CEO)が出馬しているらしい、そして両者ともかなりの有力候補らしい。 カーリー・フィオリーナといえばFortune誌が発表する「ビジネス界最強の女性」に6年連続で選出され同時にバッシングも受け、壮絶な退陣劇も記憶に新しい。 メグ・ウィットマンはCEO就任当時に社員30人だったeBayを巨大企業に導いた辣腕が有名。 2人の選挙キャンペーンwebsite(↓) Carly Fiorina for California Meg Whitman for Governor of California 「なぜに共和党?」という疑問はNewsweekの冷泉さんのコラム『中間選挙の注目は共和党の女性候補たち』を参照。...
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すごいベビーおもちゃ - Posted date: June 11, 2010 8:57 PM
  • 最近、育児以外の話題に乏しいのでワールドカップの話題でも!と思ったのですが、残念ながら我が家にはテレビがない・・・(シンガポールのアパートはTV付き、今のフラットには付いていなかったのだが出産など出費が多すぎていまだ買えず) それならイギリスらしくパブでゲーム観戦!と意気込んでいたのに、週末見たい試合(イングランド - USA戦、ドイツ - オーストラリア戦)は南ア時間20:30開始(イギリス時間19:30)。 乳児を連れて夜のパブ観戦は断念しました。 くすん・・・ よって引き続き育児話です。 妊娠中から薄々感づいていたけれど、育児グッズって一大産業ですねー 愛する我が子のために財布の紐が緩んでしまう親心、ジジ・ババ心につけこむをキャッチするグッズが、あれもこれもと襲ってきます。 幸いイギリスはチャリティーショップやバザーなど子ども用品のセカンドハンド市場が充実しているし、友達のお下がりもあるので、あまり新品は買わずに済んでいますが、それにしてもすさまじい・・・ 今日はロンドンのゼロ歳児の定番おもちゃのご紹介。 出産前は子ども部屋のインテリアに夢を膨らませていた私。 『パリの子供部屋』、『ロンドンの子ども部屋』、『ストックホルムの子ども部屋』あたりはそんな夢が詰まったインテリア本で海外でもアート系本屋のインテリアコーナーに置いてあったりします。 子ども部屋といえど妥協せずシックかつキュートにまとめよう、プラスチックおもちゃは不可・木と布のおもちゃOK、など現実感のないランダムな空想を抱いていたのですが、産まれてからはそんな空想は見事に現実の前に叩きのめされました。...
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転んだら手を叩いて笑おう - Posted date: June 2, 2010 4:13 PM
  • 昨日のエントリー、Shagadelicbabeさんのコメントにもありましたが、育児のターニングポイントって誰でも経験してるんですね。 『ダーリンは外国人 with BABY』にも似たようなエピソードがあった、というコメントももらいました。 もうちょっと育児話続きます。 私の息子にはまだ早いですが、「これは絶対実践しよう!」と思っていること。 子どもができるとどうしても同じく子連れファミリーと会うのが一番気兼ねがなくてラクなのですが、先々週末に3歳と1歳の子どもがいるINSEAD友達(中国人Yとスペイン人J、こちらに登場)のお宅にプレイデイト(*1)と称してお邪魔してきました。 *1・・・親同士が約束して子ども同士を遊ばせること。 多くの場合、家を訪問して遊ぶ。 天気がよかったので子どものお昼寝タイムの後、リージェントパークへ。...
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育児が楽しい! - Posted date: June 1, 2010 8:55 AM
  • まだ生後2ヵ月半でこんな題名にしてしまって、後でこっそりこのエントリーを消してしまったりしないか心配ですが・・・ 育児が・・・楽しい! 産んだときはおろか、わずか1ヵ月前でもこんな日々がやってくるなんて思いもしなかった。 いろいろな人から「"First 100 days"を乗り切れ!」「生後2ヵ月と3ヵ月の間に赤ちゃんに何かが起こる」と言われていたのですが、確かに過去2週間の間に彼の中で何かが起こったらしい。 私自身のターニングポイントは夫がサウジ出張中で24時間私ひとり、息子が2ヵ月の頃にやってきました。 昼間はベビーカーの中でしか寝ず、その日は夜の寝付きも悪く、朝に意識朦朧としながらオムツを替えていたところ"fountain poo"(訳さなくても分かりますね、男の子なのでfountain peeは仕方ないとしてfountain pooってどういうこっちゃ?) Pooが服やらオムツ替え台やらに飛び散り、一瞬カッとして「キャー!」と悲鳴をあげてしまいました。 その瞬間、機嫌の良かった息子が一瞬ものすごく怯えたような顔をして「ギャーーー!」とものすごい勢いで泣き出してしまったのです。 この子には私の感情がすべて伝わっている・・・...
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助けてほしいときは頼めばいい(?!) - Posted date: May 31, 2010 3:29 AM
  • 出産報告エントリー以外ではこのブログで最も多くのコメントをもらったエントリー『子供に優しい国って?』。 これを書いた頃、私はすでに妊娠初期だったのでこの後、シンガポールやロンドンの地下鉄で妊婦の私がどういう扱いを受けるか注意深く観察しました。 その結果・・・妊婦と気づかれた場合に席を譲ってもらえる確率はシンガポール・ロンドンともに限りなく100%に近かったです(満員電車でドア付近で立ち止まってしまい中に入れなかった時など気づかれなかったときを除く)。 こちらはそもそも必ず席を譲ってもらえることを期待していないので嬉しかったし、特に妊娠後期は腰痛がひどいのに外出せざるをえなかったので(→『人生をスローダウンする - 2』)涙が出るほどありがたかったです、この出来事だけでシンガポールもロンドンも大好きになったくらい。 ひとつ気づいたことは、シンガポールでは私が地下鉄に乗り込んだ途端「譲るのが当然!」とばかりに大慌てで黙って立ち上がる人が多かったのに比べ(4人くらいが一斉に席を立って譲ろうとしたことも)、ロンドンではほぼ必ず"Do you want to sit?"(座りたい?)と聞かれたこと。 このあたり、人混みの中を通り抜けようとするとき、他人に体が触れてしまっても黙って通り抜けようとするアジア人と必ず"Excuse me"と言う欧米人 - さらに言うならば「譲ってほしいに違いない」と推測で思い込む(=心を読む)地域血縁共同体のアジアと「座りたいか?」「Yes」という口頭契約を交わす契約社会の欧米との違いを感じました(・・・とまで言うと言いすぎか?)...
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シンガポール永住権放棄・・・ - Posted date: May 28, 2010 6:06 PM
  • 今日、ロンドンのシンガポール領事館まで出向き、シンガポール永住権を放棄する申請をしてきました。 私が取得した経緯はこちら→『"シンガポール市民になりませんか?"』、『シンガポール永住権取得!』 (最近のシンガポール永住権取得は私が取得した頃よりハードルが上がっているようなので、最新の情報はご自分でシンガポール入国管理局にお問い合わせください) せっかく取得した永住権を何も自ら放棄しなくても・・・と思われるかもしれませんが、理由はCPF(シンガポールの年金・医療保険積立制度)です。 CPFについては『社保庁は見習ってほしいCPF』に詳しく書いていますが、個人口座に積み立てられるもので、他国に移住する際は引出しができるのです(そのためには永住権の放棄が必要)。 シンガポールに今後住む予定のない人にとって、CPF口座にある積立金はキャッシュ(現金)と同じ、引き出すことにしました。 永住権放棄には一抹の寂しさも感じましたが、まあ、永住権のコレクターになっても仕方ないし。 相互扶助型の国民年金の積立て額不足は高齢化が進む先進国政府にとっては頭の痛い問題で、それを解決する個人積立はオーストラリアでもSuperannuationと呼ばれてすでに導入されています。 他の国でもあるのかなー? 『海外居住者の年金ポータビリティー』も私たちのような根なし草にとっては重要問題。...
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フランス仕込みのコンフィチュール - Posted date: May 25, 2010 10:06 AM
  • Maison Ferber(メゾン・フェルベール)というフランスのコンフィチュール(ジャム)ブランドをご存知ですか? 「ジャムの妖精」と呼ばれるクリスティーヌ・フェルベールがつくる、季節の野菜や果物をふんだんに使った宝石みたいな綺麗な色合いのジャム。 日本では新宿伊勢丹で買えます→伊勢丹新宿店:メゾン・フェルベール フランス・アルザス地方のニーデルモルシュという人口300人の小さな村にあるこのお店でマダム・フェルベールのもとでコンフィチュールを学び、続いてストラスブールのパン屋さんで修行をした高校時代の友人が、去年帰国し、Webショップを開きました。 → Le fruit de l'aurore 彼女と私の出会いは高校1年の15の春、大阪の高校のバスケ部で3年間一緒に汗を流した仲。 大学卒業後、東京の洋菓子メーカーで商品企画をしていた彼女がパティシエになる夢を叶えるため会社を辞めて渡仏。 その後、滞在ビザの壁が高いフランスで何度もビザで苦労しながらパティシエ修行を続けていました。...
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サウジアラビア便り - 3 - Posted date: May 21, 2010 11:42 PM
  • サウジアラビア便り最終回(第一弾、第二弾)。 私には全く未知の国ですが、ブログに書いた途端にリヤド在住者や経験者にコメントでもっと詳しく教えてもらえたりして、ブログの威力を改めて感じる毎日。 最終回の今日は『サウジアラビアのワーク・カルチャー』。...
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サウジアラビア便り - 2 - Posted date: May 20, 2010 11:40 AM
  • 一昨日に続き、夫のサウジアラビア・レポート第2弾、『宗教警察』です。 宗教警察とは、通称ムタワ(正式名称は英訳では"Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice"、邦訳では「勧善懲悪委員会」)と呼ばれ、街を巡回しイスラム教の教義を社会に浸透させることを目的としている組織。 Wikipedia : ムタワ...
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サウジアラビア便り - 1 - Posted date: May 18, 2010 1:40 PM
  • アイスランドの火山灰さえ流れてこなければ、明日夫が出張から帰ってくるはず。 ここ9ヵ月くらい、夫はサウジアラビア(首都:リヤド)のプロジェクトに従事しています。 アラブ諸国の中でも最もイスラム教の戒律が厳格なサウジアラビア。 観光業も発達しておらず、女性の入国は男性親族の許可証がいるため、男性で、しかも仕事でなければ足を踏み入れることはない国でしょう。 今まで訪れた国の中で最も西洋的な文化から程遠く、出張者の娯楽は皆無だそうで、Skypeで「つまらない、つまらない」と連発しているので、「サウジアラビアの変わった文化・風習をレポートしてよ」と言ったら本当に書いてきてくれました。 よっぽどやることないのね・・・(笑)。 今日はレポート第一弾「ティーンエージャーのデート事情」です。 もちろん夫の独断と偏見満載(& 私の適当な訳)。...
  • Category: 6. 健康・美容 | 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー | 美食・グルメ
職業:母親 - Posted date: May 15, 2010 10:42 AM
  • 5月9日の母の日に友達から送られてきたある雑誌の切り抜き('続きを読む'をクリックしてください)。 この職業についてから今日で2ヵ月。 ちっともラクになりませんなぁ〜...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 家庭・育児
文化の壁を超えるCM - Posted date: May 11, 2010 10:38 AM
  • イギリスにJohn Lewisという人気デパートがあります。 日本でも有名なハロッズやセルフリッジら高級デパートより手が届きやすく、そのわりに品質も雰囲気もいいのでミドルクラスの心をがっちりとはさんで離さない店(LBS留学中のTWKさんいわく「伊勢丹とヨーカ堂を足して2で割った店」)。 オンラインショップも使いやすいので私もロイヤル・カスタマー。 そのJohn LewisのCMがとてもシャレているのでご紹介。...
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遠くの親戚より近くの他人 - Posted date: May 9, 2010 8:01 PM
  • 出産前は「風邪なんて何年もひいてない、どうやったらひくのかわからない」と豪語していた私。 自分の両親に続き、義父母というスーパーヘルパーが帰った後は、 睡眠不足かつ気温の変化が激しい天気で風邪をひく → 母乳育児中なので下手に薬も飲めない(& 休日なので医者にも行けない)→ ゴホゴホ・ズルズルしながら夜中も授乳する → 息子に風邪がうつる → 息子は鼻が詰まって苦しいのか夜寝付きが悪く何度も起きる → 私も寝られずますます睡眠不足になる → 再び風邪をひく・・・ という悪循環を繰り返していました。 シンガポールにいた頃、仲良くしていた友達が乳児を持つママさんたちで、異国で親に頼れない中で育児に奮闘する彼女たちを見ながらイメトレした結果(笑)、気づいたことが「遠くの親戚より近くの他人」でした。 最近、本当に痛感しています。 妊娠がわかったときにすでにロンドン行きが決まっていた私たち。 妊娠後期でのロンドン引っ越しを決行しイギリスで産む 夫の転勤を遅らせてもらいシンガポールで産む 日本で里帰り出産をする という3つの選択肢があったのですが、夫が数ヶ月間生まれたばかりの子どもと離ればなれになる里帰り出産はすぐ却下。 ロンドン or シンガポールの選択でロンドンに決めたのは、出産前から近所のネットワークを作って地域のコミュニティーに子育てを手伝ってもらおうと思ったから。 出産そのものはこの3ヵ国の中でイギリスのNHSが一番ワイルド(= きめ細かいケアを期待してはいけない)なので特に初産にはあまりお勧めしませんが・・・...
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Nappy Valleyの日常 - Posted date: April 30, 2010 6:41 PM
  • 私が住んでいるのはロンドン南西部の"Nappy Valley"(オムツの谷)と呼ばれる小さな子どもがいるヤングファミリーが多い地域です。 イギリスの小説家Will Selfはこの記事で、Nappy Valleyを皮肉たっぷりにこう描いています。 Ah! Nappy Valley, with your branches of Petit Bateau and Pretty Pregnant, with your jolly young French bankers' wives wandering, fully gravid, from one upmarket café to the next: truly, this is the utopia to blot out all those doomy Margaret Atwood/P.D. Jamesian prognostications of mass infertility and social strife. In Nappy Valley everyone is rich and knocked up. This square mile between Clapham and Wandsworth Common has the highest birth rate in Europe... 家探しのときに"Nappy Valley"と呼ばれていることは知りましたが、実際自分がどっぷりNappy Valley的生活に浸かってみるまで、ここまですごいとは知りませんでした。 この地域にヤングファミリーが多いのは、まず巨大な緑地・公園が多いこと、セントラルにほど近く通勤しやすい割にはロンドン北部や西部ほど物件・家賃が高くないこと、治安がいいことなどが理由。 Nappy Valleyの日常はこんな様子。...
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ヨーロッパ、空の足が麻痺した1週間 - Posted date: April 23, 2010 1:06 PM
  • この1週間、アイスランドの(いまだちゃんと読めない)Eyjafjallajoekull火山の噴火によるヨーロッパ空港閉鎖はイギリスに大混乱をもたらしました。 私の周りでも、まだメルボルンからロンドンに飛べない義父をはじめ(義母はひと足早く噴火の日に到着)、このロンドンで飛行機で飛ぶ予定がなかったのは(飛行機どころか電車に乗るのもままならない)私と(子供が生まれて1ヵ月は社則で出張禁止の)夫だけじゃないか?と思うほど多くの人が予定キャンセル・変更を余儀なくされていました。 いかにヨーロッパが空の足に頼っているかを痛感。 影響を受けた方、お疲れさまでした。 シャレになっていないのは、すでに経営不振に陥っているBA(British Airways)をはじめとする航空会社。 今回の空港閉鎖は航空業界に$1.7Bil.(約1,400億円)の経済的損失、700万人の足に影響を与えたとのことで、航空会社は政府の対応の遅さ、とりわけ国境を越えた空の安全に関する最終意思決定を行う機関がないことを責め賠償請求を始めました。 15(木)の閉鎖から20(火)のイギリスの空港再開までの政府のドタバタ劇のあらすじが昨日のFinancial Timesに載っていて面白かったので意訳しておきます。...
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12年後の教育オプションを買う - Posted date: April 20, 2010 9:41 AM
  • 昨日書いたように、ロンドンに来て以来、グンと夫が高校・大学の同級生(夫はメルボルン生まれ・育ち)と集まる機会が増えたのですが、その1人、18ヵ月の女の子を持つRから忠告されました。 メルボルンに帰る可能性が少しでもあるなら、今から子供の私立セカンダリー・スクールに申し込んでおいた方がいいよ。 ボクはもうW(メルボルンの名門私立校)に申し込んだ。 セカンダリー・スクールとは、Year 7 - 9、12 - 14歳です(日本的には中学校?)。 12年後に子供を入学させたい学校への入学申し込みを生まれてすぐやっておけ、というアドバイス。 オーストラリアは「プライマリー・スクール(Year 1 - 6)はともかく、セカンダリー・スクールは良い教育を受けさせたければ私立しかない」という夫談で(本人も大学以外、ずっと私立)、日本のように受験ではなく、申請受付順(+兄弟が通学していたら優遇とか)らしいので、人気のある学校はこういう事態になるのですね・・・(以前は妊娠がわかったら申請する人がいたらしいが、現在は生前の受付は禁止されたらしい) 私たち、12年後、どこに住もうかなんて全然決めてないんですが・・・ 12年後の人生計画なんてたてたことないし・・・ いきなり12年後に息子を行かせたい学校を考えろ(すなわち、住む都市・地域も決めろ)、と言われて困惑する私たち。 しかも、この「プライマリー・スクールはともかくセカンダリーは私立じゃないと・・・」という状況はロンドンでも同様のよう。...
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ロンドンにとっての地方 - Posted date: April 19, 2010 3:31 PM
  • 以前書いたように(→『子育て環境の良い赴任地』、『オーストラリアのアジア化構想』)、20代から30代にロンドンで数年働くオーストラリア人は多く、ロンドンには数多くの夫の高校・大学の同級生がいます。 彼らはUK Ancestry Visa(→『大英帝国の末裔ビザ』)やワーキングホリデービザで来英し、仕事を見つけたら労働ビザに切り替え数年働きオーストラリアに戻るケースが多いのですが、こちらで出会った人と結婚して残る人も多い。 同様の傾向は同じコモンウェルス諸国のニュージーランド人や南アフリカ人にも数多く見られます。 彼らにとってロンドンの魅力は、英連邦として文化的に近く、給与レベルが高い仕事のオポテュニティーに溢れ(弁護士、看護士など共通して活かせる資格も多い)、(南半球にある自国に比べると)世界各地にはるかに旅行しやすく、エキサイティングな国際都市であること。 集まると共通の話題は、天気の悪さ・食事のまずさ・物価が高いため(特に家賃)あまり貯金できないこと、周りの同胞がいつどういうプランで自国へ帰るか・・・です。 最近はそれに加え、ポンドの暴落・オーストラリアドルの高騰でせっかく貯めたポンド建ての貯金の(オーストラリアドル建てでの)価値が以前の6割ほどになってしまい、ますます帰れなくなったことを嘆く声が増えました。...
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産後うつと中村うさぎとタイガー・ウッズ - Posted date: April 13, 2010 6:05 PM
  • ちょっと『セックスと嘘とビデオテープ』っぽい題にしてみました(どこが?)。 変な話だが、私、出産する前は自分は"産後鬱(うつ)"になるんじゃないかと警戒してました。 というのも、妊娠中ずっとそこはかとなくブルーだったので(マタニティー・ブルーってやつです)、「人生変わるよ」とありとあらゆる人に言われた出産後は、変化についていけなくてさらにブルーになるんじゃないかと思っていました。 今のとこ、その兆候はないようです(それどころか、睡眠さえ取れている日はかなりハッピー)。 そんな私がビックリしたのが、出産前にロンドンで参加した両親学級(→こちらとこちら)が2つとも産後うつの説明で締めくくられたこと。 普通もっと明るくハッピーな締めくくり方するもんじゃないかと思ったけど・・・ 産後うつ(Postnatal Depression)はホルモンの変化が引き起こす治療可能な病気です。 親失格ではありません。 ひとりで抱え込まずに外部の助けを借りましょう。 パートナーは様子を気をつけて見てあげて、気分の落ち込みが数ヶ月続くようであれば、医療機関にアラームを出しましょう。 として、具体的に医療機関やサポートグループのコンタクト先を渡されました。...
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Yummy Mummies' Babies - Posted date: April 9, 2010 6:08 PM
  • 息子が産まれて3週間とちょっと経ちました。 妊娠中の辛さは出産の痛さで忘れ、出産の痛さは産後の体がボロボロの中での育児の辛さと睡眠不足で忘れるというのは本当ですね。 もう出産以前のことは、ほとんど覚えてません、いろいろ書こうと思ってたこともあったんだけど・・・ 来週には生後1ヵ月! 生後すぐの怒濤の生活の後は、"It just gets better and better."という友達の言葉を信じたいと思います。 さて、『Yummy Mummyたちの集い』で紹介した、両親学級で出会ったロンドンYummy Mummyたち7人の赤ちゃんが出揃い、全員に会ってきました。 予定日より2週間早く産んだ1人を除くと、10日間の間に6人が産まれたという・・・みな全く同じ子育てステージで同じ辛さ・痛み・悩みを経験しているので、お互いに会う日をとても楽しみにしています。 それにしても無事に全員産まれてよかった♪ Yummy Mummyたちの赤ちゃん7人のプロフィールはこんな感じ。 性別:男の子 2人、女の子 5人 体重:2.3kg - 3.9kg 人種:イギリス人(白人) 6人、白人と東アジア人のmixed 1人...
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本で読む育児 - 2 - Posted date: April 3, 2010 8:44 PM
  • 『本で読む育児 - 1』の続き、しつけ・教育(英語で"parenting")の育児本の紹介です(「明日」と書きつつ時間が経ってしまいました)。 全然まだこの段階の本を読むに至っていないので、みなさまのお勧めやアドバイス・体験談を聞くのが真の狙いだったりします(笑)。 義妹にクリスマスプレゼントでもらったオーストラリアの育児本『Kid Wrangling: Real Guide to Caring for Babies, Toddlers, and Preschoolers』にとてもよく種々のアプローチ・流派(?)がまとめられていたので下記に要約します。 これがすべてのアプローチでもないでしょうし、まとめ方に異議がある方もいらっしゃると思いますが、分類の一例ということで。 1. Raising happy children ハッピーで快活・自信に溢れた子どもを育てることを第一の目標としたアプローチ。 参照:『Raising Happy Children: What Every Child Needs Their Parents To Know - From 0 To 11 Years』, Jan Parker & Jane Stimpson 2. Attachment parenting(アタッチメント育児) 「母と子の肌と肌の触れ合いは長ければ長いほどよい」とするDr.シアーズのアプローチで、母乳・添い寝・スリングで常時抱くことを推奨。 「抱き癖がつくから」、「わがままに育つから」、と、赤ちゃんが泣いてもすぐに抱き上げない方が良いとするかつての欧米の育児法とはまったく逆の育児法。 参照:『The Attachment Parenting Book : A Commonsense Guide to Understanding and Nurturing Your Baby』, Dr.William Sears、『新編 シアーズ博士夫妻のベビーブック』、Ask Dr.Sears.com 3. 家族をロールモデルとするアプローチ 親や兄弟・姉妹、親戚など自分の家族の子育てのやり方に頼るアプローチ。...
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本で読む育児 - 1 - Posted date: March 29, 2010 1:21 PM
  • 2週間前の朝、家から病院に向かうときは2人だったのに、3日後家に帰ってきたときは3人になっていた、という事実の重さをひしひしと感じている毎日。 泣き止まない我が子を前に「マニュアルのついてこない"取扱い注意品"(fragile)って初めてだね」と軽口を叩いたのは初めのうちだけ、夜中になぜ泣いてるのかわからず暗い明かりの中、育児本のページをめくるというマンガの一場面のような生活をしていました。 昔の日本の大家族、今でも発展途上国の大家族の地域では子育て経験者がすぐ近くにいて育児本は必要ないんだろうな、と思いつつ・・・ 今日は今まで参考にした本をご紹介。 明日はこれから読みたい「しつけ・教育」編です。 ■ 妊娠中 アメリカの本ですが、シンガポールでもロンドンでも最近妊娠・出産した友達の家に必ずあったのが『What to Expect When You're Expecting』(邦訳:『すべてがわかる妊娠と出産の本』)。 初めてでわからないことだらけの妊娠中の疑問に客観的・医学的に答えてくれるバイブルです、とにかくすごい情報量! 同時にたまごクラブ編集部が出している『初めての妊娠・出産』も頂いたのですが、イラストと写真が多く情報量が少ない、医学的な裏付けに基づいたことなのか慣習的に行われていることなのか違いがはっきりしない、という理由から物足りず途中から読むのをやめてしまいました。 『What to Expect When You're Expecting』はパートナーである男性にも配慮して書かれているので父親となる人にもとてもお勧め。...
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チームKの始動 - Posted date: March 26, 2010 3:06 PM
  • 人の赤ちゃんすら抱いたことのない2人が産後2日で自宅へ帰されて1週間ちょっと。 昼夜の区別がない新生児との生活に生きた心地がしませんでしたが、ようやく自分の睡眠時間が取れるようになってきました。 コツは昼間寝ておくことですね。 今日は『Before I was a Mum』に引き続き、出産前から私が励みにしていた言葉のご紹介。 結婚して一番時間がかかったのは、2人暮らしに慣れることではなく(『ルーム・シェアのススメ』で書いたように他人に対する期待値がすごく下がっていたので)、自分の思考の単位を「1人」から「2人」に変えることだったと思います。 結婚してシンガポールに移ったときも、今年初めにロンドンに引っ越したときも、夫の仕事はキープしたため、「なんで私ばかり変化に適応しなければいけないの?」と思いたくなることも多々あったし、変化に適応する過程で就職活動やら妊娠やらストレスもたくさんあり、その度に「2人にとってベストな選択」と自分に言い聞かせ続けていました。 そんな時、友達に言われた言葉、「K(友達の子供の名前)が産まれてから、2人で"夜泣き克服プロジェクト"とか"卒乳プロジェクト"とか名付けて2人のプロジェクトにしていることでチームとしての一体感が増した気がする」。 聞いた瞬間、未知の領域・子育てへの不安がすーっと楽しみに変わった気がしたことを覚えています。...
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Before I was a Mum - Posted date: March 19, 2010 5:52 PM
  • みなさま、本当にたくさんのお祝いメッセージありがとうございます。 こんなにたくさんの人に誕生を祝われて幸せな息子です。 大きくなったらブログを見せたいと思います。 イギリスは出産直後から親子同室、1, 2泊で退院させられるのですでに家に帰っています。 連日、睡眠時間が合計4時間ほどという状況で夫婦で奮闘していましたが、昨晩、日本から両親がやってきたので、ようやく少し楽になるはず! どこで見つけたのか忘れましたが、出産前に何度も読み返しては泣いていたポエムをご紹介します。 Before I was a Mum, I never tripped over toys or forgot words to a lullaby. I didn't worry whether or not my plants were poisonous. I never thought about immunizations....
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産まれました。 - Posted date: March 16, 2010 7:25 PM
  • 3月15日未明に3,660gの男の子が産まれました。 母子ともに健康です。 すでに自分の命より大事な我が子を前に、夫と共に寝られない日々が始まりました。 本当にたくさんの方に励ましと応援のメッセージを頂きありがとうございました。 ブログは追々、再開します。 まずは、ご報告とお礼まで。...
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Gekkoのカムバック - Posted date: March 12, 2010 8:47 PM
  • シンガポールからロンドンに引っ越して来るフライトの中で観た映画が1987年公開の『ウォール街』でした。 マイケル・ダグラス演じる金の亡者Gordon Gekkoの"Greed is Good.", "Money Never Sleeps."など名言(?)を生んだあの映画、あれから20年以上経って世界はデジャヴをみたのかな、と思ったものです。 YouTube : Wall Street - Trailer (1987) するとオリバー・ストーンが続編を撮ってたんですね、イギリスではもうすぐ公開。 主演はもちろんマイケル・ダグラス。...
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ルーム・シェアのススメ - Posted date: March 11, 2010 4:06 PM
  • 話題になったらしい『Chikirinの日記:就職氷河期 サイコー!』というエントリー。 私はあまり本筋ではない下記の部分にかなり同意です。 当面、若者はどんどん貧乏になるから、高い家賃が払えなくなっていやおうなくシェアハウスに住む人も多くなる。 ああいうところは、神経質すぎる人、清潔でないと生きていけない人、違う価値観の人と折り合えない人にはとてもつらい。 子供の頃から個室が当たり前で育った僕ちゃんは、このままではアジアでなんて絶対働けない。 でもお金がなくなるとそうはいかない。 いやでも住む場所を他人とシェアすることになる。 すると、性格がおおざっぱになり、雑多な環境にも慣れる。 そう、インドや中国でぐちゃぐちゃになりながら働くのに適した性格の人がいつのまにか増えるのだ。 留学時にハウス・シェアをしたことは今までやってよかったことTop 3に入るくらいなので、ルーム・シェア大推進派なのです、私。 欧米では若い人がシェアするのは当たり前なんだけど日本でもっと一般的になればいいのに。 私が留学したINSEADフランスキャンパスはパリの南60kmの森の中にあり、学生は近隣の村に家を借りてシェアし車通学するか、学校目前のアパートのワンルームを借りて徒歩通学するか、という選択がありました。 それまでひとり暮らしが快適で他人と(しかも外国人!)シェアをした経験がなかった私は、「気が合わない人だったらどうしよう? 夜中まで騒がれたり、超不潔だったら? 赤の他人の男と住むなんて・・・」とひたすら2ヵ月くらい悩みました、今となっては信じられないけど。...
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Yummy Mummyたちの集い - Posted date: March 10, 2010 12:21 PM
  • シンガポールにいた頃、紀伊国屋にある日本の女性誌で唯一ビニールカバーがかかっていなかったのが光文社の30代主婦向けの『VERY』でした。 明らかに『VERY』的ではない私ですが、暇つぶしに社会勉強によくペラペラと立ち読みしていました。 幼稚園の送り迎え時の服、義理ママとお出かけ時の服、旦那とのデート服、と1人何役もこなさなければいけないらしく「ひゃー、こんなに気を使わなきゃいけないなんて大変そう〜」と思っていたのですが・・・ 参考:女性雑誌『VERY』ににみる幸福な専業主婦像 イギリスで憧れのママ像を現す言葉として圧倒的によく聞く言葉が"Yummy Mummy"。 「出産後も身体のラインから美貌から崩さず、育児・生活やつれも表に見せず、女性としてもますます魅力的なママ」なイメージで、日本の「良妻賢母」「大人カワイイ」とは異なり、「母になってもセクシー」ってのがポイント。 おそらくハリウッド女優からきていて、去年のYummy Mummyランキングのトップはアンジェリーナ・ジョリーでした。 MTV : Angelina Jolie Named Top Yummy Mummy 1. Angelina Jolie 2. Halle Berry 3. Reese Witherspoon 4. Kate Winslet 5. Jennifer Garner 6. Katie Holmes 7. Gwyneth Paltrow 8. Cate Blanchett...
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英語で聞いてみる階級の違い - Posted date: March 9, 2010 11:53 AM
  • イギリスに住むと言ったとき、アメリカ人やオーストラリア人に「あんな階級社会・・・」とよく言われました。 移民でできた新しい国は階級がないことを出発点としているので(もちろんその後、経済格差による格差はできるのだが)反発心も強いんでしょう・・・ と思いつつ、イギリスには今年初頭に引っ越す前に10回くらい来たことがあったのに(→『Back to London-on-Thames』)、階級社会ってどういうものなのかいまいち肌身でわかりませんでした。 ロンドンに引っ越してきて2ヵ月、ようやく何〜となくわかってきました。 着ている服が違う、行くスーパーが違う、住む場所が違う、住む家のタイプが違う、読む新聞が違う、そして何と言っても話す英語が全っ然違う! 以下、『小林恭子の英国メディア・ウォッチ』より階級の内訳と特徴です。 上流: 貴族、紳士階級、土地所有者など。先祖代々の土地や資産を受け継ぎ、国内で最も裕福な層。 BBCのアナウンサーなどが使う発音で英語を話し、パブリック・スクールで教育を受ける。 狩猟、乗馬などを楽しむ。ビジネスを嫌悪する傾向も。 上・中流: 教育程度の高い家庭出身で自分自身も良い教育を受けた層。アッパークラスの発音や生活様式を模倣しようとする。 弁護士、医者、軍隊幹部、学者、官僚、株式ブローカーなど。 文化的リーダーシップを取る。 中・中級: 上の階級よりは教育程度がやや低いブルジョアジー。 地元企業の経営者、大企業の中間管理職など。 BBC英語に少々地元のアクセントを入れて話す場合もある。...
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イギリスの世代間格差 - Posted date: March 8, 2010 10:20 AM
  • 日本では年金を初めとした世代間格差が明らかになって久しいですが、少子高齢化が続く先進国ではどこも似たり寄ったりらしい・・・です。 先月のThe Economistに載っていた『The Pinch: How the Baby Boomers Took Their Children's Future - And Why They Should Give it Back』というイギリス労働党議員が書いた本のレビュー。 The Economist : Clash of generations 人口の中央値は40歳(*1) 人口の半分を占める40歳以下のイギリス人が持つ金融資産は全体の15%(*2) 1995年と2005年を比較すると、25 - 34歳の持つ資産は減少したにも関わらず、55 - 64歳が持つ資産は3倍になっている(*3) ベビーブーマーが60歳か65歳で引退し、インフレにより価値が上昇した持ち家を担保に陽光降り注ぐ地へ移住するのに対し、彼らの子供世代は延々と引き上げられる定年に向かって黙々と働き、膨大な数の高齢者への政府の社会保障によってやせ衰えた確定拠出型年金にせっせと小金を貯めなければならない(*4) 若者は家を買うのにも苦労しているが、50 - 59歳の20%近くがセカンド・ホームを持っている 金融危機以前から若者の仕事は少なくなっていたが、高齢者の就業率と年収は増加している(*5) ベビーブーマーは国による銀行救済とエネルギー・水・食糧危機を防ぐための気候変動対策コストにより、将来世代に火の車の財政を残した...
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シンガポール政府からメールがきた。 - Posted date: March 4, 2010 12:42 PM
  • 今週初め、シンガポール政府のEDB(= Economic Development Board、経済開発庁)から一通のメールが届きました。 「『グローバル富裕層争奪戦』という2008年11月に書いたエントリーの中の政府サイトへのリンクがリンク切れしているので正しいリンクに直してほしい」という依頼です(EDBの依頼通りリンクを直しましたが、エントリーの中で書いたGlobal Investor Programの情報自体が古くなっています)。 さらにエントリーの中で、私が 高度人材リクルートメントの機能を果たすContact Singaporeという情報センターの拠点に現在のボストン、ロンドン、チェンナイ、上海に加え、シドニー、サンフランシスコ、北京が加わります(東京が入ってないですね・・・日本はアジア一、富裕層の数が多いんですが、日本人には来て欲しくないんだろうか? それとも日本人の方がシンガポール移住に興味ない?)。 と書いた部分に対し、「日本人向けに日本語サイト(→:シンガポールへの投資をお考えの皆様へ)を開設したので、こちらもリンクよろしく」とのこと(EDBからのメール本文は英語です)。 ・・・というわけで、日本からの投資、大歓迎だそうなので、ぜひご検討ください(笑)。...
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衣食足りて礼節を知る - Posted date: March 2, 2010 11:36 AM
  • 時間が経ってしまったのですが、『チャイナ・ドリーム』と『"泣かせる"夢を持つ人、持たない人』のエントリーを読み、ブログの中でお勧めしたNHKスペシャル『インドの衝撃』を観た任宜(にんぎ)さん(中国人で現在コンサルファームにお勤め)から感想として以下のようなメールを頂きました。 中国やインドの人々は非常に努力をしています。 それは非常にすばらしいし、日本のぬるい大学環境よりもずっと共感できます。 ただ、その源泉が「貧困からの脱出」「現在恵まれている人に追いつき、追い抜くこと」であり、そのパラダイムが彼らの力の源になっています。 それでは本質的に「家族」、「地域」、「国」という枠を抜け出すことはできません。 どこまでいっても「自分と自分の所属するコミュニティ」の向上に終止してしまいます。 それも悪くは決してないのですが、もう一つ目線を上げれるといいなと強く思います。 競争をして勝とうとすることが生物の性ですが、、、、、、 孔子の言葉に「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。 マズローの欲求五段階説じゃありませんが、ある程度満たされた人でないと、本当の意味で世界をリードするというのは難しいのかなと思います。 エネルギーをできるだけ節約することが生物の本能ではあるのですが、お腹一杯の先進国の恵まれたエリート諸兄には、是非世界とはどうあるべきかに思いを馳せてほしいと思います。 そして、 (先進国の)恵まれている人にしかできないことがあり、それに向かって本気で努力する者がいてもいいのではないか。 もし、そういう人に会ったことがあったら教えてほしい とのことでした。...
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トヨタ危機に思う。 - Posted date: March 1, 2010 2:12 PM
  • 日を経るごとに「まずいなー、まずいなー」とハラハラしていたトヨタ問題、結局米下院での公聴会までBBCで生中継で観てしまいました、全部は観なかったけど。 豊田章男社長が自ら(猛獣のごとし、海千山千の)下院議員の前に出て真摯な対応を見せたことでバッシングの嵐はひとまず過ぎた感がありますが(これからは損害賠償訴訟の嵐か?)、今回の件はすべての(日本国外でビジネスをする/しようとしている)日本企業は魂の底から震え上がり、即刻、自社の研修システム・人事制度などもろもろを改革するきっかけになるほどのインパクトを持っていたのと思うのですが、日本ではそういう機運や報道になっているんでしょうか? 1. 日本企業全体が不審の目で見られた 最もまずかったのは欠陥車の製造により事故を起こしたことではなく、それが判明した後の初動の遅さと対応の悪さだったのだが、トヨタに限ったことではなく日本企業全体のコーポレート・ガバナンスの欠陥と認識されてしまったのが、まずかった。 この点に関してはThe Economistが簡潔・明快にまとめているので以下に要約(The Economist : Accelerating into trouble)。 日本の大企業は年功序列に基づくピラミッド組織で、悪い情報が下から上へと伝わりにくく、面目をつぶさないことを重んじるあまり、最も迅速に悪い情報を知るべき上層部から情報が隠されてしまう。 トヨタを含めた多くの企業では創業者の血を引くトップに疑問を呈することはありえない。 ヒエラルキーの一部を跳ばそうとするいかなる行為も背信行為、和を重んじる伝統的な企業文化の冒涜とみなされる。 会社間の人の移動がほとんどない(外部から雇用することは社内の和を乱すと考えられ、転職しようとする管理職は不誠実な"ジョブ・ホッパー"というレッテルを貼られる)ため、集団思考が蔓延している。 このため、企業は思い切ったアクションを取る能力に欠き、和を優先する文化は異なった視点を受け入れない。 トヨタの取締役会に外部者の視点が全くないことは際立っている。 29人の日本人男性(全員トヨタ社内からの叩き上げ)で構成され、社外取締役はひとりもいない。 ほとんどの日本の大企業(ソニーやイー・アクセスなど一部の企業を除く)は同様に多様性に欠け、実際、クウェートの方が日本より女性の取締役が多いくらいである。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 日本 | 時事
出産・育児は2人でするもの - Posted date: February 25, 2010 10:49 AM
  • 昨日の続き。 Antenatal class(出産前クラス)で感心したこと、2つめ。 イギリスでは母親だけを対象にしたクラスは「母乳セッション」というのがあるだけで、あとは基本的にパートナーと参加します。 私たちが行ったのは、日曜・月曜の2日間クラスと土曜の半日クラスでしたが、有休を取らなければいけない月曜も含め、全カップル、パートナーとともに参加。 私の夫はantenatal classに参加するために同僚が2週間している出張を1人、1週間で切り上げて帰ってきました(当然の権利ということで認められています)。 そこで男性陣はたーっぷりと「出産と育児は2人でするものなのよ!!! あなたは観客じゃないのよ!」と教え込まれるのです。 パートナー(たいてい父親なのでこう書くが、NCTのクラスでは"birth supporter"と呼ばれていた。 シングルマザーなどパートナーがいない人もいるので)がやることは結構多い。 入院に備え病院用バッグに必要なものを詰める。 赤ちゃんが産まれた後で、助産婦に「はい、服出して」と言われて手渡すなど全部パートナーの仕事。 昨日書いた"Birth Plan"とインフォームド・コンセントの質問リストを手元に、自分たちの望むお産になるよう母親の代弁者になる。 陣痛が始まったら、呼吸を助け、マッサージをし、陣痛の間隔と長さをはかり病院に連絡する(クラスではこのマッサージの練習もした)。 長丁場の陣痛の間、母親に水分補給と栄養補給をする(父親にとっても長丁場になるため、陣痛初期の頃は父親は起きていずに睡眠を取っておくように、というアドバイスも)。 後産中や赤ちゃんが産まれた後の母親への医療処置中、生まれた直後の赤ちゃんを抱くのはパートナーの仕事。 そして産後はpaternity leave(父親の育休)中、一手に家事を引き受けるのはもちろんのこと、オムツ替え、お風呂入れ、ミルクを哺乳瓶で飲ませる、など山のように仕事が・・・...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 家庭・育児
お産のインフォームド・コンセント - Posted date: February 24, 2010 11:34 AM
  • 私はイギリスに来て間もないので、この国のことをよく知りません。 また、日本でも(妊娠・出産はおろか)ほとんど医者にかかったことがなく、日本の医療についてもよく知りません。 その前提で、「へー、イギリスの出産に対する考え方、わりと好きだなー」と感心したことがありました。 来てすぐに夫とantenatal class(*1)に参加しました、NCT(National Child Trust)というチャリティー団体開催のクラスと病院開催のもの2つ。 *1・・・・直訳:出産前のクラス、日本で言うところの「両親学級」。 シングルマザーもいるので、こういうニュートラルな表現で呼ばれる(シングルマザーは母親や姉妹・友達など出産に立ち会う人と参加)。 感心したのは「出産はあなたたちが人生で病院と関わる中で唯一、受身ではなくproactiveに関われる機会なので自分が望む方法で望むお産を叶えなさい。 疑問やリクエストがあったら、"医師がこう言ってるんだから・・・"と納得してしまわずに聞きなさい」という姿勢が徹底していること。 病院で提供されている陣痛の痛みを和らげる方法(*2)のPros & Consを事細かく勉強する。 無痛分娩(硬膜外麻酔)ももちろんあり、バランスボール使ったり歩き回ったり水中出産もあり。(*2・・・参考:イギリス子育てA to Z : お産時のPain relief&無痛分娩について) どういうお産がいいのか自分の希望を詰め込んだ"Birth Plan"を書き出す(痛みに耐える姿勢、室内で自分の持ち込んだ音楽をかけたい、赤ちゃんが出てくる際のパートナーの場所(頭側?それとも瞬間を見たい?)、してほしくない医療処置、へその緒は誰が切りたいか、etc.かなり細かく)。...
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人生をスローダウンする - 2 - Posted date: February 23, 2010 11:24 AM
  • 昨日の続き。 私も下手したらDaphneのようになる危険性があったかも、と思います。 もちろん私はエンタメ業界の弁護士のような華やかなキャリアはないし、産後3日で仕事復帰しようとも思ってなかったけど。 その代わり、年初に10年計画と年間計画を立て、毎月の計画も立てていて、To Doリストを着々とこなしていくことに喜びを覚えるタイプです(→『幸せはバランスの上に』)。 妊娠してからも経過はすこぶる順調で、初期につわりがほとんどなかったというラッキーも重なり、8月にボルネオ、10月に日本、11月にロンドン、12月にメルボルン、1月にシンガポールからロンドン引越し、と毎月のように飛び回ってました。 引越し直前まで仕事して、(まだ決めてなかったけど)何となく産後3, 4ヵ月で仕事再開かなー、と思ってたし。 しかーし、そのまま順調にはいかなかった。 ロンドンに着いてからも引越し手続きでロンドン中を歩き回っていたら、体が悲鳴をあげました(注)。 すでに妊娠9ヵ月の私を人生初の腰痛が襲い(胎児のポジションが腰痛を起こしやすいポジションだった)、日を追うごとに歩けなくなりました。 特に、サービスアパートから家に移り、船便の家具を待つまでの1ヵ月間は最悪(しかも家に移った途端、夫が出張に出てしまったので、私ひとりに)。 (注)妊娠9ヵ月での海外引越しは無謀だ、とさまざまな方面から言われて私もそう思っていたのですが、また別の家庭の事情でこの時期にならざるをえなかったのでした・・・...
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人生をスローダウンする - 1 - Posted date: February 22, 2010 11:50 AM
  • 知ってる方もいると思いますが、私、現在臨月の妊婦です。 今週後半からは37週でいわゆる「正期産」、いよいよいつ産まれてもいい期間に突入します。 ふーーー、ここまで長かった~~~ 最近あまりにも身体的に大変で思うところがあったのですが、まずは最近読んで気に入ったTracy Hoggの育児書『Secrets of the Baby Whisperer』(邦訳:『赤ちゃん語がわかる魔法の育児書』)から一部引用。 イギリスではGina Fordの『The New Contented Little Baby Book』(邦訳:『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』)と並び、ママ(to be)は全員読んでいる本(以下、長いので適当に端折って訳してます)。 アメリカで何百もの赤ちゃんのベビーシッターをしたTracyが出会った2人のママConnieとDaphneの話。 2人ともパワフルで自分のビジネスを持つビジネス・ウーマン。 ■ Connie 35歳のインテリアデザイナー。 計画的に物事を行う性格で妊娠後期までに赤ちゃんの部屋の準備完了。 予定日前にスープ・シチューなど、温めるだけで済む料理をたくさん作って冷凍庫をいっぱいに。 クライアント全員に電話し、今後2ヵ月間は緊急時には、彼女以外の誰かが対応することを連絡した。 娘Annabelleが生まれた直後から、彼女の母・祖母・妹ら家族全員が協力して料理や用事を担当した。 そのため、彼女は1日中ベッドの中で過ごし、たっぷりと時間を取って母乳をあげ、娘Annabelleを知ることに時間を費やした。 彼女の母親が帰った後も、冷凍庫にたっぷり備えてあった料理を食べ、温める気力もないときはデリバリーをオーダーした。...
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移民の街 ロンドン - Posted date: February 19, 2010 8:07 PM
  • 知ってたけれど、ロンドンは移民が多い。 なお、ここでは移民2世はすでに完璧なブリティッシュ・イングリッシュを話し、イギリス人というアイデンティティーを持っていることが多いので(『私はアジア人 - その他』に出てくるカリブ系黒人、インド系などの多くはそうである)、自らイギリスにやってきた移民1世を指すこととします。 シンガポールにいた頃、キルギスタン人とミャンマー人と知り合ったことがありました。 人口1,300万人のアジアの大都市東京に何年いても普通に暮らしていてキルギスタン人、ミャンマー人と出会うことなぞなかったので、「さすがアジア中から人が集まるシンガポール!」とミーハーにも(?)感嘆したものです。 シンガポールにアジア中から人が集まる一方、ロンドンではヨーロッパ中から人が集まっています。 特に飲食業・小売・サービス業は多いですねー(というのはどこの国でも同じだと思いますが)。 まだ来て1ヵ月ですが、今まで出会ったことのない国の出身者の話をメモがてら。...
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超富裕層の悩み - Posted date: February 18, 2010 1:30 PM
  • HNWIs(High Net Worth Individuals)という人種がいます。 Merrill LynchとCapgeminiが毎年出すGlobal Wealth Reportによると、US$1mil.(約9,000万円)以上の金融資産(居住用不動産除く)を持つ人たちのことで、全世界に860万人いるそうです(2008年)。 Wikipedia : High net worth individual 高給サラリーマンにも手が届く層で、私の同級生でも夫婦どちらかがバンカー(*1)でVPやMDレベル、もしくは夫婦両方バンカーの場合、この層に該当していると思います。 *1・・・一般的に"Banker"という場合、欧米投資銀行のフロント業務(トレーダー、ディーラー、ファンドマネジャー、M&A、セールス etc.)についている人を指し、30代前半(VPクラス)で3,000万 - 1億円、35歳以上(MDクラス)になると6,000万 - 10億円? という高報酬が得られます(過半がボーナスなので年によって大きく異なる)。 その代わり競争は熾烈で激務なので、辞めていく人も多い。 日系銀行の課長・部長とは全く異なる人種。 どんな生活をしているかというと、ロンドンであればセントラルの北・北西の高級住宅街に家賃120万円/月のアパートに住み、住み込みナニーに払う年間コストが1,000万円、私立小学校に通う子供の学費が年間300 - 400万円/人、といった感じ。 いるところにはたくさんいるので、生活は垣間見られます(見たいかどうかは別として)。 普通のサラリーマン(といっても幅広いが)の生活コストすべてにゼロをひとつ足したくらいの生活ですが、基本はサラリーマンなので、この生活を支えるために、少なくとも夫婦どちらかが身を粉にして働く必要があります。 そして、その上にUltra-HNWIs(Ultra-High Net Worth Individuals)という人種がいます。 US$30mil.(約27億円)以上の資産を持つ人たちのことで、全世界に95,000人いるそうです。 このクラスはサラリーマンはなれず、会社オーナー・大企業経営者・トップクラスのアスリートや芸能人・代々の資産家・・・etc.などでしょうか? この層は働かなくてもいい層で、生活はちょっとやそっとで垣間見ることはできませんが、今日はこのUltra-HNWIs(超富裕層)と接した友人から聞いた話。...
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Julia ChildのBoeuf Bourguignon - Posted date: February 16, 2010 10:35 AM
  • 一般的に男性の方が女性より(その対象が何であれ)オタク度が高いのではないかと思う。 私は特に何でも興味を持ってしまう代わりに興味の対象が散漫になりがちで昔から極めてオタク度が低い、一方で夫の方はマイブームが比較的深く長く続くようです。 その特性が適切な方向に向くと、とてつもない恩恵を受けられてしまった、というお話。 義母は昔ル・コルドン・ブルーでディプロマを取ったとかで家でスフレとか焼いちゃうし(家でスフレって焼けるのね・・・)、義父もこちらの通りのグルメ、という恵まれた食環境で育った夫ですが、独身の時はパスタのソースを(買ってくるのではなく)自分で作る程度でした。 結婚後、なぜかみるみる料理に目覚め、旅行先の料理(スパニッシュ→イタリアン→南インド)に片っ端からはまっていきました。 ところがシンガポールは食糧自給率が5%くらいというお国なので、とりわけ西洋料理食材は高く(質の高いものはオーストラリアから航空便で輸入している)、鶏肉以外の肉は目玉が飛び出るほど高かったので、夫の不満は募るばかり・・・(& 我が家にはオーブンがなかったのが致命的)。 ロンドンに引っ越すことが決まってからは、「オーブンで○○作るんだ! △△も作るんだ!」と食べ物の話ばかりしてたし、家探しの際には一緒に近所のbutcher(肉屋)も探してたし・・・(苦笑)。 そんな彼の料理ブームに見事なタイミングでヒットしてしまった映画が(日本でも上映中?)『ジュリー&ジュリア』。...
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Jamie Oliverの食の革命 - Posted date: February 15, 2010 1:10 PM
  • イギリスのカリスマシェフJamie Oliverが食の革命を起こし肥満と戦おうという活動の功績を評価されて、2010年TED賞を受賞しました(TEDについてはこちら)。 BBC : Jamie Oliver wins US prize for anti-obesity campaign Jamieは日本での売り出され方が若い女性をターゲットにした「王子シェフ」だったのであまり関心がなかったのですが、近年の彼は完全に食に関する社会活動家ですね。 我が家は私も夫も(冷凍食品や調理済食品ではない)手作りの家庭料理で育ち、私たちも毎日料理をしていて1日3食自宅で作った料理を食べている(ロンドンに来てから夫はお昼はお弁当)という料理好きなので、あまりにもひどい食生活をおくる子供たちの将来を憂う、という彼の姿勢がとても共感できます。 以下、TEDが評価した彼の功績。 130ヵ国で視聴された12のTVシリーズ 29言語に翻訳され56ヵ国で2,400万冊売れた10冊の料理本 School Dinners/Feed Me Betterというキャンペーンでイギリス政府に学校給食改善のため10億ドルの予算増額を実現させた Fifteen Foundationという18 - 24歳の恵まれない若者にシェフ修行をさせて自立を促す社会事業を創設。 団体はロンドンにあるが、アムステルダム、コーンウォール、メルボルンにフランチャイズ展開している 今年からアメリカで放映される新TVシリーズJamie Oliver's Food Revolution USAで彼のビジョンをアメリカに持ち込もうとしている...
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ユーロの正念場 - Posted date: February 11, 2010 10:57 AM
  • 日本はトヨタのリコール問題で大騒ぎかもしれないが、ヨーロッパはここ10日間、何はともあれギリシャである。 ギリシャの国債信用力が急落したかと思うと、ポルトガル、次いでスペインと南欧諸国に飛び火し、欧州株式市場が下落、ユーロも下落・・・ 毎日、毎日、ギリシャをEUが救済するのか、EU最優等生のドイツが単独救済するのか、EUではなくIMF(国際通貨基金)に頼るのか、それともデフォルト(債務不履行で破綻)させるのか、さまざまな情報・憶測が飛び交いニュースを賑わせています。 今日のブリュッセルEU首脳会談でだいたい大筋決まるのかなー? JB Press : The Economist - 極めて欧州らしい危機 JB Press : Financial Times - ユーロ圏の次の一手 週末会った友達が英系投資銀行に勤めていて、今週は緊急アテネ出張で「ギリシャ政府に"解決策提案しろ"と言われてるけど、根本的な解決策がないのよ~」と頭を抱えてました。 今回「ギリシャをユーロ離脱させろ」論が高まったのが、なぜかもの悲しいのは、ユーロという通貨同盟を大きな柱としたEUという壮大な構想が美しすぎた夢物語だったのか・・・、という気がしてしまうから。...
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人が不況のときにすること - Posted date: February 10, 2010 1:21 PM
  • イギリスでは今年(2010年)大学入学のための入学申請数が去年比22.9%アップしたそうです。 BBC : University applications up 23% 学生の内訳は、イギリス在住の申請数が22.1%のアップ、外国からの申請数が28.7%アップ。 一方、不況のため大学の経費が削られており、去年より6,000人分受け入れ人数が減っているので、競争がさらに激化しているとか。 理由としては、「長引く不況のため、人々が高等教育を受け再トレーニングすることで、労働市場が回復したときに備えている」ことがあげられています。 より直接的に就職に直結する(と思われている)ビジネススクールの申請者数も増えています(右のグラフ:2000年代に入ってからのOECD諸国GDP前年比推移(赤線)とMBAプログラム申請者数(青線)、The Economist : Ports in a stormより)。 去年10月頃にINSEAD学長と話したときは、「前年比30%で申請者が増えており、通常なら入学できるほど優秀な学生が入れないほど競争が激化しているので、少し入学許可の人数を増やした」と言っていました。...
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就活中の学生へ - 3 - Posted date: February 9, 2010 6:30 PM
  • 『就活中の学生へ - 1』、『- 2』と「私が今大学3年生ならこうする」というのを書きましたが、最終回はお得意の(?)disclaimer(お断り)です。 そのお断りとは、以前『業界の旬とキャリア相談』に書きましたが、個人のキャリアをそのままなぞってどうにかなる時代ではなくなってしまったので、「私の書くことを鵜呑みにしないにしないでください」というお話。 もちろん「そんなことわかっている」という人がほとんどなのでしょうが。 1. 選択には個人の価値観が強く反映されている 例えば、『統計を参考に個人のキャリアを決めてはいけない』に(i) ネットワーク、(ii) 自信、の2つを留学した価値だと書きましたが、「へ? そんなことに1,000 - 2,000万円の大金を使うわけ?」と思う人もいるかもしれない。 人生におけるさまざまな選択には個人の価値観が強く反映されてしかるべきなので、価値観の違う他人のマネをしてもハッピーになれないと思います。 シンガポールでロンドンに引っ越すとある友人に伝えたとき、「なんでロンドンなの?」と聞かれ、理由のひとつとして「友達いっぱいいるし」と答えたところ、「いや、友達のために引っ越さないでしょ」と言われて「ほう、そういうもんなのか・・・」と思いました。 でも、過去1ヵ月の間で充実していたこと・楽しかったことを思い出そうとすると、仕事の一場面はちっとも出てこず、special occasionでも何でもない気だるい土曜の午後、仲のいい友達と思いつきでやったBBQだったりする私は、そういうのも大事です。 「自分がどういう時に充実していると感じるか」という軸を入れないと納得のいく選択にならないと思います。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 企業・会社員
就活中の学生へ - 2 - Posted date: February 8, 2010 12:00 PM
  • さて、昨日書いた「統計や金銭価値だけを基に自分のキャリアを決めてはいけない」という路線を基本に、第一弾の続きです。 2. 自分のスキルや責任の幅が高速で伸びる会社で働く 「就職活動するなら・・・」というCREAさんの質問に答えると、若いうちから権限を与えられ、社外で活きるスキルが伸ばせて、なおかつ成長している業界の成長している会社、「会社の成長に従って自分も自然と成長できる」ような環境が理想。 大学院留学を目指すとしても、MBAの場合社会人経験が必須なので(最近アメリカの大学は新卒MBAもあるけど)、その間のキャリアや、新卒就職だけでなく転職の際の基準も同じです。 逆に避けるべきは、従業員の高齢化が進み、40歳以上の使えない中間管理職が大量にいて、何層もの意味のないヒエラルキーがあり(課長・課長補佐・課長代理・主務・主任・・・と延々続く、みたいな)、その人たちは保身のための社内政治に時間を捧げているため、膨大な量の仕事が数少ない若手に振ってきて若手は長時間労働により疲弊、若手に権限はなく上が詰まりすぎて出世の見込みもないような会社。 私の友人にも毎年就職人気ランキングに登場するような大企業に勤めていて、30過ぎても後輩が入らず、部署には中間管理職が溢れ、人員削減のため雪だるま式に膨れ上がる主要業務に加えて、派遣の事務職を減らしたことによる雑用の増加、度重なる組織変更・人事異動のたびに開催しなければならない歓送迎会の幹事・・・その他もろもろの業務で月の残業時間が恒常的に100時間超え、というケースも。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 企業・会社員
統計を参考に個人のキャリアを決めてはいけない - Posted date: February 5, 2010 9:13 AM
  • 昨日の続きですが、ちょっと横に逸れて、「統計を参考に個人のキャリアを決めてはいけない」「すべての価値を金銭価値に換算できない」というお話。 1. よく就職・転職情報誌に出てくる生涯賃金ランキング、年収高額企業ランキングといった類の統計を参考に自分の進路を決めてはいけない。 これらのランキングは「現存する企業が現業態を保ったまま、現賃金体系を維持したなら」というあり得ない仮定に基づいた数字です。 企業の平均寿命が30年を切り人間の労働寿命より短くなっている世の中で(引退という概念すらなくなるかもしれない→『「老後」がなくなる日』)、今から就職して生涯賃金ランキングの数字通り受け取る人が果たしているのでしょうか? 年収高額企業ランキングの上位企業はひょっとして労働生産性に見合わない高年収の従業員、高額年金を約束したOBばかりを抱え、高コスト体質のために破綻したJALのような会社かもしれない。 この不況で希望就職先も「安定志向」が強まっているらしいですが(→就職希望企業人気ランキング)、「安定しているがスキルが身につかない」企業に就職して、その後の仕事人生、つぶれないこと・給料が減らないことをひたすら祈って暮らすのでしょうか? この手のランキングは「ふーん」と眺めるか、むしろ「人のいない裏道をいこう」くらいに使うべきで、個人のキャリア選択に当てはめるのはほとんど意味ないです。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 4. 教養・知識 | MBA・教育 | 企業・会社員
就活中の学生へ - 1 - Posted date: February 4, 2010 3:43 PM
  • こちらのエントリーにCREAさんからこんな質問をもらいました。 仮にla dolce vitaさんが今、大学生当時に戻れて就職活動をするなら、どんな業界を第一志望にお考えになりますか? 「私が今大学3年生だったらどうするか?」という視点と、就活を控えた大学生へのアドバイス、両方混じってしまうと思いますが何回かに分けて書いてみます。 1. 大学院留学をめざす 「就職活動をするなら・・・」という質問なのにいきなり何ですが(*注)、私が今大学3年生なら大学院留学を目指します、それもできるだけ自分が進みたい道のトップレベルの学生が集まる大学。 どんな分野であれ自ずからアメリカかイギリスになると思いますが・・・(→ Top 100 Universities) 注:「就活中の学生へ」というタイトルなので、もちろんその話も近日中に書きますよー 以前『留学するなら大学? 大学院?』というエントリーで 「(英語圏でビザさえあれば)どこでも働いて食べていける」ようになるには、大学院より大学から留学した方がスムーズ と書きましたが、それでも"Better late than never"(遅きに失してもやらないよりマシ)だし、分野によっては(理系とか)大学院からでも十分。 以下、私が大学院留学を目指すだろう理由。...
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個人社会と家族社会 - Posted date: February 2, 2010 11:24 PM
  • 新しい国に引っ越すと山のように事務手続きがあるんですねー 船便の家具もまだ届いていないので、落ち着いた生活はいつのことやら・・・?ですが、私たちは銀行口座や賃貸契約など重要な契約は共有名義にしています(おそらくそれが一般的。 →『ジョイントアカウント(共有名義口座)』)。 銀行の共有名義口座は誰とでも開けます、夫婦である必要は全くなし。 個人Aと個人Bがそれぞれ銀行と契約を交わすという性質のもの。 また、明文契約社会なので、賃貸契約は私が東京で交わしていた賃貸契約の5倍くらいボリュームがありました(賃貸人と賃借人の義務が細かく取り決められていて、「1年に1回は暖炉を掃除すること」「半年に1回は庭の木を剪定すること」など延々と続く)。 この「個人単位(別姓家族は普通) x サイン認証 x 明文契約社会」に慣れる過程で、日本の「家族単位(家族は同姓) x はんこ認証 x 暗黙の了解が多い社会」って特殊なんだなーといろいろ思い出しました(中国や韓国の例は知りません、ご存知の方はぜひコメントを!)。 NTTドコモの携帯電話のファミリー割引、同じ都内に住む弟(住所は別)とファミリー割引できないか聞いてみたらできるとのことで、「苗字が同じ」であることを証明すればよかっただけでした。 「苗字が同じ = 家族」という感覚が今思い返してみるとすごい。 5年前の話なので今もできるか知りませんが、苗字が同じ友達がいる方、試してみてください(ただし、請求書は1本なので月々の清算が面倒でした)。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 日本
個人ジャーナリストの時代 - Posted date: January 28, 2010 11:57 AM
  • 以前、『私の情報ソース』で書いていますが、2008年6月に日本を出て以来、日本のマス・メディア(テレビ・新聞、及びそのウェブ版)で初報を見る・聞くということがなくなりました。 あるニュースに対し、一般人が速報性を求めるケースは実はあまり多くなく(速報性を求める例をあげると、同時多発テロの際はみな生中継に釘付けだった)、そのニュースの意味するところを「あの人だったらどう考えるか」知りたいというケースがかなりあると思います(例えば、今の各国政府の金融・財政危機への対応)。 この「あの人だったらどう思うか」「あの人が重要と考えるニュースなら詳しく知りたい」という点がポイントで、ブログやTwitterでフォローしている人の記事・つぶやきが初報でそれを後から自分で検索して追いかけるというスタイルが結構多くなっています。 それで何ら問題がないような気がしているのですが、そもそもフォローしている人が偏っているので、マスメディアをメインの情報源としているまだまだ多くの人たちが形成する世論は全然見えていないのでしょう・・・ きっと・・・ この流れで、最近はジャーナリストが個人名を出す署名記事や、ジャーナリストが(自分が寄稿するマスメディア以外に)ブログなど自分のパーソナル・メディアを使って書く記事ががぜん面白くなってきました。 彼らは職業柄、多くのソースを調べあげて書いているので勉強になります。 私が追っているものをあげてみますが、まだまだあると思うので、ぜひみなさんのお気に入りを教えてください。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 時事
やはり出てしまった・・・日本の常識は世界の非常識 - Posted date: January 27, 2010 1:45 PM
  • うーーん・・・やっぱり・・・ 2008年秋、リーマンショック直後に野村證券がリーマン・ブラザーズの「アジア太平洋部門」「欧州・中東部門」を買収したとき、『グローバル企業への転身なるか?』というエントリーで次のように書きました。 個人的にはリーマンと野村証券の文化の違いは、(合併して9年の後)失敗に終わったダイムラーとクライスラーの文化の違いより大きいのではないかと思っています。 特に野村証券が獲得したかった(のであろう)リーマンのフロントオフィスのプレーヤーともなれば、自分の腕一本で業界を渡り歩くのは当たり前(時によってはチーム毎ボスについていく)。 前述の記事にも書いてありますが、野村をとりあえずの失業保険代わりにしながら転職活動をするのではないか、と。 今回のエントリーはこのフォローアップですが、リーマンからの人材流出ではなく(流出もしているようだが)、女性差別の話。 ちょっと古いけど(去年7月)、こちらWall Street Journalの記事(黒川清さんのブログで知りました)。 WSJ : Nomura Stumbles in New Global Push 男性と女性を別にして新人研修を実施し、女性だけに髪型や服装、お茶の注ぎ方の研修を行った ジャケットの下に半袖ワンピースを着ていたら「服装がふさわしくない」としてトレーディングルームから家に帰された 旧姓のままのE-mailアドレスを使っていた女性従業員のE-mailアドレスを人事部がどちらを使いたいか本人に確認せず結婚後の苗字に変えた...
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私はアジア人 - その他 - Posted date: January 26, 2010 4:57 PM
  • 以前、『あなたはアジア人ですか?』というエントリーに 「アジア人("Asian")とは英国では主にインド人を指す」というのは本当なのだろうか? と書いたところ、コメント欄で「本当らしい」と教えてもらっていたのですが、詳細判明しました。 以下、近所のGP(General Practioner、ホームドクター)登録に行ったときに、もらったフォームの"Ethnic group"(民族グループ)のカテゴリー分けです。 A. Asian or Asian British Bangladesh Indian Pakistani Other Asian B. Black or Black British African Caribbean Other Black...
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早すぎた自由民主主義の勝利宣言(?) - Posted date: January 25, 2010 11:30 AM
  • シンガポールに住んで一番価値観が変わったこと、それは「アメリカが掲げる自由・民主主義が本当に全人類に取ってベストな政治形態なのか?」ということ。 私自身は自由な世界がよくてイギリスに引っ越してきたのですが、個人の好みはさておき、ベルリンの壁崩壊と共に共産主義イデオロギーが敗北したと欧米型自由民主主義が高らかに勝利宣言をしたのが20年前、「独裁制のイラクを民主国家にする」というよくわからない大義名分のもと(誰か頼んだっけ?)ブッシュがイラク侵攻し勝利宣言をしたのが7年前、当たり前だと思っていた民主主義ですが、シンガポールで「民主主義というイデオロギーの勝利宣言ってちょっと早すぎたのでは?」という疑問が芽生えました。 The Economistでちょうどその内容に合った記事が出ていたので紹介します。 The Economist : Crying for freedom この記事自体は米国の人権組織「フリーダムハウス」が毎年行っている各国・地域の自由度を評価した報告書で世界で自由と人権が4年連続後退しているとした現状を分析したもので秀逸の記事、お勧め。 Freedom House : Freedom in the World 2010 Survey Release 記事ではもっぱら中国の経済的躍進をきっかけに「民主主義なくして経済発展は可能なのでは?」という希望をイラン、キューバ、アフリカなどの独裁者が抱いているとして民主主義の衰退が懸念されていますが、シンガポールも民主主義のない経済発展(世界の例外)としてさらっと何度か出てきます。...
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富豪から貧民へ - Posted date: January 22, 2010 11:25 AM
  • 先週からロンドンにいるのですが、航空便で身の回りの荷物が届くまで1週間サービスアパート暮らし、今週航空便が届いてからは船便で家具が届くまでの4週間(11月の家探しで見つけた)新居のフラットでレンタル家具暮らし・・・ と、ちっとも落ち着きません。 いやー、家具ともどもの海外引越しって大変ですね・・・ 夫のプロジェクト佳境期に当たってしまったので(転勤休暇とか全くない、飛行機の中でも仕事してた)、ほとんどひとりでやっているので、まだ新居にブロードバンドさえ引けていません(「ADSL引くのに3週間」と言われてしまった)。 夫に職場からモバイル・ブロードバンドをゲットしてきてもらってブログをアップ。 私が世間のニュースから隔離されている間に、ハイチでは大地震が起き、JALが会社更生法を申請していました。 あらま・・・ ナショナル・フラッグ・キャリアが倒産するなどすでに珍しくもないですが、私もJALのロイヤル・カスタマーだったのでそれなりに感慨はあります。 WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)によると、一般市民の関心はもっぱらマイレージの維持だそうで・・・(そんなもんか・・・) 私は、兼ねてから航空会社のFFP(フリクエント・フライヤー・プログラム)はトランプのゲーム「大富豪」のようだなー、と思っていました。...
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MBA女性の10年後 - 王道対策編 - Posted date: January 18, 2010 7:34 AM
  • 先週の『MBA女性の10年後』は紛れもない現実ですが、 このままキャリアを求めてがんばって行くことの不安とある意味先が見えてしまったような(がんばっても仕方ないのではないか)そんな思いにかられてしまいました。 というMaikoさんのコメントにあるように、20代女性の希望を打ち砕いてしまったかもしれないので、巷ではこの現状にソリューションっぽいものも議論されていることを紹介。 明るい話の前に、前エントリーに補足して現実の例を。 先週ランチしたINSEAD友達Y(→こちらに登場)。 米系名門投資銀行(ロンドンオフィス)のヘッドハントを受けNYからロンドンに引っ越してきたばかり、2歳半と1歳の2児をフルタイム・ナニーを駆使して育てながらウォールストリートのエクイティセールスという激務ポジションで生き残ってきた、私の友達の中では最もバリバリと音がするほどのキャリアウーマン。 彼女が言っていたひと言。 前職のファーム(同業同職種)では、パートナー(共同経営者)まで残った女性はたったの3人。 うち1人はレズビアン、1人は未婚、1人は旦那さんが専業主夫。 そのどれも私には当てはまらない。 先行き暗いわよね・・・ 暗い現実はこのくらいにして、The Economistの同じ号からWomenomicsという記事(長いので、以下私の意訳)。 第一世代のキャリア女性は男性と同じ基準で評価されることを主張した。 "The sisters"として特別な扱いを受けるのではなく、誰よりも働き、頭が良くなることで人の先を行くことにこだわった(例:マーガレット・サッチャー元英首相、ヒラリー・クリントン米国務長官)。 ところが、最近のフェミニストの間では、男性のルールに従ってゲームをプレイしている限り女性は決して自らのポテンシャルを花咲かせることはできないと主張している。 「ガラスの天井」を破るだけでは十分ではなく、ビル自体に埋め込まれている「性差のアスベスト」を調査すること、つまり企業社会の構造やプロセスそのものに内在している性差別を根絶することが必要であると。...
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MBA女性の10年後 - Posted date: January 15, 2010 6:42 PM
  • ロンドンでの大きな楽しみがINSEAD友達とのキャッチアップ。 特に女友達はほとんどロンドンに集中しているので、積もり積もった話に花を咲かせるのが本当に楽しみ(昨日はそのうち1人目とランチしてきました)。 INSEADを卒業して5年半、20代後半だった私たちも30代前半~中盤に差し掛かり、結婚・出産と経る中でさまざまな選択をしなければならない難しい年代に差し掛かってきました。 新年号のThe Economistは"Women in the workforce"と題してとってもタイムリーな記事だったのでご紹介(The Economist : Female power)。 シカゴ大学ビジネススクールでは、MBAの10年後、子供がいる女性の卒業生のうち今も働いているのは半分だそう。 INSEADも状況は似ていて、11年前に卒業した友達に聞くと女性卒業生の半分は専業主婦だそうです(私は5年前卒業なので、まだ専業主婦は数えるほどしかいませんが、そろそろ出てきそうな雰囲気)。 記事では、思いっきりうなづける理由が説明されていました(拙訳)。 ひとつ明らかな問題は女性の大きくなる野心が満たされていないことだ。 彼女たちは出世の階段を昇るよう奨励されているにも関わらず、ミドル層は男性に占領され、トップ層は手が届かないものであることを思い知らされる。 フォーチュン500企業のトップのうち女性は2%だけ、FTSE100指数の企業のうち女性トップなのは5社だけ、アメリカで取締役に占める女性の割合は13%である。 戦略コンサルや銀行のトップ層は男性で占められており、アメリカとイギリスではフルタイム女性の平均年収はフルタイム男性の80%である。...
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雪とエアコン - Posted date: January 13, 2010 7:15 PM
  • 今朝起きると窓の外は一面の雪景色。 久しぶりに見る雪に「わー♪」と歓声をあげる私。 同じく歓声をあげる(雪が降る国に住んだことのない)夫。 雪見て喜ぶのも今日が最後かもしれないので(笑)、写真を貼っておきます。 先週から大寒波の到来しているヨーロッパ。 ロンドンは30年ぶりの大雪だとかで「ロンドン寒いよ、寒いよ~」とさんざん脅されて来たのですが、よくよく考えると私は過去10年の間に、トロント、フランス・パリ郊外、モスクワと3回も冬はマイナス10 - 20℃になる場所で冬を越したので、そんなに珍しくもない寒さだったのでした(一番寒かったのはモスクワで経験したマイナス27℃かな?)。 なお経験上、マイナス10℃までは防寒対策をすれば外を出歩けます(モスクワでも冬、ガンガン散歩していた)。 マイナス10℃以下になると、頭痛がしてくるのでちと厳しい。 また、防寒対策の基本は、 1. 重ね着 2. 隙間を作らない です。 服が足らないので買わねば・・・...
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人生とはやりたいことを探し続けるプロセス - Posted date: January 11, 2010 8:34 AM
  • いよいよ今日荷物出して明日ロンドンに飛びます。 先週からヨーロッパを寒波が襲っていて大変なことになってますが・・・ 新天地に発つに向けて自分を鼓舞するエントリーを考えていたのですが、やっぱりこれかなー? もうどれくらい前だろうか? 正確には覚えてないのですが、Steve Jobsが2005年にスタンフォードの卒業式で行ったスピーチを聞いたとき、涙が出て止まりませんでした。 その後、落ちこんだとき、自分を奮い立たせたいとき、スクラッチから考えたいとき、ことあるごとにこのスピーチを聞いてきました。 ビデオはこちら→YouTube : Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005 スピーチ英文と訳→Steve Jobsのスピーチ、山口訳 以前、『業界の旬とキャリア相談』というエントリーにも書いてますが、何度も噛み締めている箇所を引用(訳はH-Yamaguchi.netより)。 Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma -- which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary. あなた方の時間は限られています。 他の誰かの人生を生きて無駄にしてはいけません。ドグマにとらわれてはいけません。 それは他の人たちの思考の結果とともに生きることだからです。 他人の意見の雑音によって自分の内なる声が掻き消されてしまわないようにしてください。 そして最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気をもってください。 心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています。 他のことは全て二の次です。...
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英語コンプレックス - 2 - Posted date: January 7, 2010 10:52 AM
  • 昨日の続き。 3. スキルや経験が足らない 今の仕事で私に圧倒的に当てはまるのがこれです。 そもそも英語でコンサルなんてEnglish nativeか準じる人じゃなきゃ絶対できないと思っていたので(でも、INSEAD友達ではnon-nativeでマッキンゼーとか大量にいるけど)、職探しの際も全く対象としていませんでした。 が、シンガポールでの職探しがリーマン・ショック直後で狙っていたVC業界が壊滅的な状況のときに当たってしまい、たまたま人に今の会社のパートナーを紹介されたのがきっかけでした(経緯はこちら)。 それにしても形のない高額サービス(= 企業の課題解決)を売るというのは大変です。 セールスはちょっとやってみて大変すぎるので今はもっぱらエグゼキューションとデリバリー(= 課題の分析と結果のアウトプット)の方に回ってしまっています(少人数なので本当はセールスも求められている)。 私は前職まではメーカーと商社で、クライアント相手にサービスを売るプロフェッショナル・サービスの経験がないので、そもそも日本語でもスキル・経験が不足しているのであり、英語力のせいではないと思うようにしました。 具体的には、相手の課題・ニーズを聞き出し、アウトプットの意義がわかりやすいようなプロジェクトを設計し、プロポーザルにまとめ、相手の信頼を得てクライアントが納得する価格・内容でクロージングする、という力。 (こんなところで書いている場合ではないのですが)精進あるのみ。...
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英語コンプレックス - 1 - Posted date: January 6, 2010 9:18 AM
  • 渡辺千賀さんの『海外での仕事に必要な英語のレベル』エントリーの図を見ながら「英語力って実は線じゃなくて面、どころか果てしない立体の塊なんだよなー」と思い出したと同時に、「日本人が"英語力がない"と思っているのは実は他の力のことであって"英語"ではない」と私が常々思っているというお話(なお、この千賀さんのエントリーは「仕事に必要な」と限定しているし、ブログという平面上での表現なので直線なのかも)。 私の日常生活はオンもオフもほぼ英語。 それでも公立中学の義務教育が英語に触れた初めての機会で帰国子女でもなく英語を「外国語」として学習した身で、English native相手に(コンサルという)しゃべるのが仕事みたいな稼業をやっていると落ち込むことは数限りなくあります。 この一生かかってもたどりつけないという軽い絶望感は、身に覚えがある人が多いのでは?(ちょっと古いけど、lat37nさんの『それでも英語は難しい』エントリーもそう) 私はシンガポールに越してきてすぐくらいの時期に、「英語コンプレックスは持たない」と決めました。 だって、今後おそらくずっと英語を最もよく使う言語として生きていくのである、そんなコンプレックスを持ってしまったら一生それを背負わなくてはいけないではないか・・・ こういうのは心の持ちようなので自分で決めるものだと思います。 その代わりに「英語力」という漠然とした捉え方をするのではなく、その中身を分解して攻略することにしました。 基本的に次のように分解できると思います(かなり努力して英語を勉強し実践も経た人を想定しています、もちろん絶対的に必要な基礎力というのはありますが、ここでは割愛)。...
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誰でもアメリカ人になれるアメリカ - Posted date: January 5, 2010 2:49 PM
  • 年末のThe Economistのクリスマス特集(2週合併号)は面白い記事がたくさんありました。 今日はその中からひとつ(→こちら)。 "A Ponzi scheme that works"というタイトルがまず洒落ている。 "Ponzi scheme"とは「ねずみ講」という日本語訳が当てられることが多いですが、小額の資金を元手に次々と投資家を集め、運用したリターンではなく次に集める投資家からの資金から支払う(従っていつかは破綻が約束されている)金融詐欺の手法。 去年のナスダック元会長マドフの巨額詐欺事件でまたホットな用語となりました。 この記事は金融詐欺の話ではなく、「アメリカとは外からの資金・労働者・頭脳の絶え間ない輸入に頼っている、本当に機能する"Ponze scheme"だ」という意味を込めたアメリカへの移民に関する記事。 私も去年は2つの調査結果に驚きました。 ひとつめは『他国へ移住したい人は全世界で7億人』に書いた米ギャロップ社による調査。 アメリカへ移住したい人が約1億6,500万人と2位以下を大幅に引き離し断トツの1位。 ふたつめはFuture Brand社によるCountry Brand Index。 こちらは旅行・観光分野における国のブランド力を評価したもので、こちらもアメリカが1位。 そんなに好かれている国だったとは・・・ 最近極めてイメージが好転したのはオバマの力も大きいと思いますが。...
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20、30、50年後を想像しながら動く - Posted date: January 4, 2010 10:00 AM
  • 新年明けましておめでとうございます。 昨日メルボルンから帰ってきました。 今年は場所をシンガポールからロンドンに替えて、このブログは続きます。 シンガポールでは2008年9月のリーマン・ショックから2009年前半が景況感最悪で、後半はすっかり不況を脱した感があります。 二番底の懸念もされていますが、巷に深刻に心配している人はいないような・・・ オーストラリアも金融危機の悪影響が先進国の中で最もマイルドだったこともあり、のんびりしたものです。 2008年6月というリーマン・ショック前に始めたこのブログ、そのわずかな間に、日本を覆う空気はものすごく変わってしまった(悪化した)気がします。 仕事は日本と関係がなく、あまり日本に帰らないので、ブログなどを通じて間接的に感じているだけですが。 特に去年は「日本を脱出する・しない」論がブログ界で活発になり、実際にシンガポールに移住してくる人の話を頻繁に耳にするようになりました(名前は出しませんが、誰でも知ってるような私企業の社長など)。 そして、つい最近、城繁幸さんのブログの『海外脱出の覚悟』というエントリーのコメント欄に、このブログが「海外流出組のブログ」としてリンクされているのを見て笑ってしまった。 私が海外に住んでいるのはちっとも「日本脱出」が目的じゃないですから・・・ 今の世界、少子高齢化が進む先進国で生きるのは日本じゃなくてもどこの国でもそれなりに大変です(→『「老後」がなくなる日』)。 荒波を乗り切るには人生のパートナーがいた方が心強いです。 私は人生を一緒に生きたいと思った人が日本人ではなかったため、チームとしてのパフォーマンスを最大化できる場所・今のライフステージにベストだと思う場所が日本ではない、ただそれだけです。 もちろん、いろいろな場所に住んで見・聞き・経験したいというポジティブな理由も大きいです(→『"世界級"でいることに何の意味があるのか?』)。...
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2009年下半期じっくり読まれた記事ランキング - Posted date: December 31, 2009 8:55 AM
  • 大晦日ですね。 今年は日並びも景況感も悪く、ほとんどの人が家で過ごすとのことですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか? メルボルンは昨日に引き続き、日中は40℃に達しそうな真夏日です。 日本以外の国では、大晦日から元旦にかけては「カレンダーが変わる1日」に過ぎず、やっぱり年末年始は日本が一番よねー、と毎年思うのですが、過去15年で日本で過ごした大晦日は2, 3回だろうか・・・? さて、昨日は、「総ページビュー数」が多かったエントリーのランキングでしたが、今日は2009年下半期(12月29日現在)に最も「閲覧時間」が長かったエントリーのランキングです(「続きを読む」からどうぞ)。 今年は世の中でも、私にもいろいろあった年でゆっくり総括をしたかったのですが、親戚に囲まれていてそういうモードででもないので、新年明けてからにしようかな・・・? 今年1年ブログにお付き合い頂きありがとうございました! みなさんもよいお年をお過ごしください!...
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2009年下半期よく読まれた記事ランキング - Posted date: December 30, 2009 9:03 AM
  • 今年も残すところ、あと2日となりました。 恒例になっているこのブログのランキング、今年下半期に最もよく読まれたエントリーです(12月29日現在。 過去のランキングはABOUTページへどうぞ)。 今年下半期は特にTwitterからのアクセスがグンと増えました(私のつぶやきは質・量ともにたいしたことないのに、じわじわとfollowerが増えているのはなぜだ?) 特に有名ブロガー(isologueの磯崎さんなど)にRTされると(RTとは他人のつぶやきを自分のフォロワーに広めることができるもの)、瞬間的にアクセスがアップしたり、と、なかなかネットの世界のつながり方は興味深いですねー 初めに、いつも書いてますが、「よく読まれた記事ランキング」のdisclaimer(お断り)です。 「総ベージビュー数」によるランキングなので、他サイトからのリンク有無、サーチエンジンで上位にくるか、タイトルのキャッチーさが大いに関係します。 最近のエントリーほど公開時間が短かったため不利になる傾向があります。 ただし、最近読者が増えているので、昔まだ読者が少なかった頃のエントリーのページビュー数は相対的に少ないという傾向もあります(上記と合わせて相殺か・・・)。 これまでにランキング入りしたエントリーでまだトップ10入りしているエントリーは番外編として載せています。 それではどうぞ~♪...
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太陽の恵みをシンプルに味わう - Posted date: December 28, 2009 7:39 PM
  • 今回のメルボルンの帰省は12日間。 こんなにいても毎日することはないのですが、ひとつ帰省のすごいインセンティブがあります。 それは義父母の料理がバツグンにうまいこと! 義母は昔コルドン・ブルーでディプロマを取ったという料理の腕前なのでめちゃくちゃ料理が上手、というのは前から知っていたのですが、義父(→こちらに登場)が会うたびにスキルアップしていくのに驚いています。 今回は毎日ランチとディナーは義父担当で私たちはもっぱら食べる方専門。 彼の料理は「地元で取れる新鮮で質のいい食材と庭で取れるハーブをたっぷりと使って、料理自体は素材の風味を活かしてシンプルに仕上げる。 仕上げも良質のオリーブオイルと塩・胡椒でシンプルに」というもの(右写真はある日のディナー。 野菜をグリルしオリーブオイルで和えたサラダ、胡椒だけで焼いたステーキ、ポテトグラタン)。 このスタイルは、(食が不味い不味いと言われながらも過去10年に素晴らしい改善を果たした)イギリスで人気ですが、オーストラリアの方がピッタリ。 浴びている太陽の量が違うのでしょう、ちゃんとしたマーケット(もっぱら行くのはQueen Victoria Market)では風味豊かでとびきりフレッシュな食材が安価に手に入ります。 特に私の大好きなフルーツが笑っちゃうくらい安いのが素晴らしい!...
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Our Big Fat Croatian Christmas - Posted date: December 26, 2009 8:21 AM
  • 1年中で最も大事な家族行事のクリスマス・ディナー。 夫の実家では、毎年親戚一同で集まるのですが、「親戚」にどこまで含めるかがビミョー・・・な上に、大家族になると必ず問題児が現れ、数年に1度はソープオペラ(昼メロ)のようなドラマが繰り広げられるのだそう・・・ 今年は義妹(夫の妹)が婚約したので、義妹のフィアンセIの実家に招かれました。 彼はクロアチア系オーストラリア人。 本人はオーストラリア生まれですが、両親はクロアチア移民1世。 生粋のクロアチア文化を守っていて、叔父・叔母・弟夫婦とその子供も含めた7人の大所帯で暮らしており、さまざまな映画のようなドタバタ話を聞いていたので、だいぶ前からとーっても楽しみにしていた私。 祝日なのにラッシュアワーかというほどの渋滞を抜け(それぞれのクリスマス・ディナーに向かう車で大混雑)、Iの実家にたどり着くと、庭で待っていたものはロティスリーで焼かれる2羽のターキー。 店じゃなくて自宅に本格的なロティスリーを持っている人を初めて見た私。 タ・タダ者ではないグルメだ・・・ 一気に興奮が高まります。 そして紹介された家族は・・・ "My Big Fat Greek Wedding"(邦題:マイ・ビッグ・ファット・ウェディング)という映画をご覧になったことありますか? あの家族とそっくり。 スーパー・フレンドリー、すごいアクセントの英語でよくしゃべり、よく食べよく笑う、本当に映画に出てきそうな南ヨーロッパ人。...
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オーストラリア的クリスマス・イブ - Posted date: December 25, 2009 5:48 PM
  • メリー・クリスマス! 夫の実家であるメルボルンに里帰りしています。 キリスト教徒は家族で過ごすクリスマス。 1年で最大の行事である家族・親戚が集まるクリスマス・ディナーはイギリス系の国ではChristmas Day(25日)のお昼です(大陸ヨーロッパではクリスマス・イブの夜らしい)。 クリスマス・イブ(24日)の昨日は祝日ではないのですが、みなお昼でいそいそと仕事を切り上げて駆け込みクリスマス・ショッピングをし、翌日のディナーの用意やプレゼントのラッピングをするため家路に急ぎます。 ショップやレストランも早々と店じまい・・・ そしてクリスマス・イブの最大のイベントが"Carols By Candlelight"。 人気歌手がクリスマスのスタンダード・ナンバーを歌うチャリティーの野外コンサート。 メルボルンで始まり、現在ではシドニー、ブリスベン、パース、アデレードなど各都市で同様のイベントが実施されているそうです。 GO 豪 メルボルン:「Carols by Candlelight」クリスマス・イブに開催! 日本で大晦日にTVの前に家族で集まり紅白歌合戦を観るように、オーストラリアではクリスマス・イブに"Carols By Candlelight"を観ます。 「彼女、ちょっと老けた?」「誰、これ?」と、家族でやいのやいのと言いながらだらだらと観るところは本当にそっくり。 今年は義母がチケットを買ってくれていたのですが、私たちが到着した23日は36℃だったのに、昨日は16℃に気温が下がるという、「1日の中に四季がある」メルボルンぶりを発揮し、冷たい雨まで降り出したので、結局家で鑑賞することにしました。...
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ここがすごいよ、スープストックトーキョー - Posted date: December 23, 2009 8:03 AM
  • 昨日のクロネコヤマトに引き続き、『ユニクロに続け! 隠れた日本のスーパー企業』の中からスープストックトーキョーについて。 外食産業の海外進出はローカライズが難しいかもしれないけれど、スープストックトーキョーはコンセプトは他にも思いつく人いると思うし(実際、似たような業態の店はある)、競合も激しいジャンルなのですが、executionが素晴らしい。 「無添加、食べるスープ」を週替わりで多種類、あそこまで高いレベルで実現し続けるチェーンは存在しません。 私はスープストックトーキョーのもろターゲット層、「首都圏で働く女性」で「ひとりで落ち着いてランチができる店」がないなー、と思っていたので、かなり初期の頃からのファンでした。 さて、海外進出するのであれば、狙うべき層は「デスクでサンドイッチを食べる大都市のホワイトカラー」です。 日本で言うなら、会社でコンビニ弁当を食べる感覚でしょうか? とにかく大都市の欧米人はサンドイッチ@デスク族がめちゃくちゃ多い。 私の職場の欧米人もほぼ全員そうですし、夫の職場もそうです。 日本ではランチにサンドイッチとは女性的というかお腹にたまらなさそうな印象ですが、欧米人は男女関係なく食べてますねー ロンドンではPRET A MANGER(日本に進出した記憶があったんだけど、撤退してたんですね)、パリではPomme de Pain、PAULあたり(?)、シンガポールはCedele、米Subway、など都市によって異なりますが、お昼時は大賑わい。 ところが、本人たちはヘルシーなつもりなのか知らないけど、サンドイッチというのは栄養バランスが悪く高脂質、野菜不足になりがち(レタス 1枚じゃあねえ・・・)。...
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ここがすごいよ、クロネコヤマト - Posted date: December 22, 2009 1:46 PM
  • Newsweek日本語版サイトに在東京の外国人5人によるリレー・コラムがあって、私はその中の仏フィガロの記者レジス・アルノー氏の主張に共感することが多いです。 ちょっと古いけど、『ユニクロに続け! 隠れた日本のスーパー企業』という記事はまさに私が日々、夫にその素晴らしさをとうとうと語っていた企業が出てきました。 記事にはパリで大成功したユニクロ(*1)の他にも「外国人が評価する日本の企業の中には、世界規模になり得る企業はたくさんある」としてヤマト運輸の「宅急便」、TSUTAYA、ベネッセの「しまじろう」、スープストックトーキョーがあげられていました。 *1・・・JB Press : パリでユニクロに長蛇の列、入場制限も この中でユニクロの素晴らしさ(あの価格であの品質は他にはない)は十分知られているし、シンガポールでも大成功をおさめ、夫も着々とユニクロファンになっているのでここでは触れません。 が、宅急便とスープストックトーキョーは私が口角泡を飛ばして常々その素晴らしさを語っていたのでした。 宅急便の素晴らしさを懐かしみ、涙を流してうらやましがらない海外在住日本人はいないことでしょう。 午前中から21時まで2時間刻みで時間指定できる、18時(だっけ?)までに連絡すれば当日再配達してもらえる、ウェブで細かく配達状況がわかる、近所のコンビニから手軽に荷物を発送できる、重ければ集荷に来てもらえる・・・ この基本サービスだけで感涙もの。 他の国では知らないけれど、シンガポールでは時間指定どころか午前・午後の指定すらできず配達日を一方的に知らされる業者が多いです。 朝から待てど暮らせど来ず、夜になって「明日でいいか?」と言われたこともあります。...
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留学するなら大学? 大学院? - Posted date: December 21, 2009 1:32 PM
  • 最近話をした2人の友人の話。 年は10歳違うし、年収もケタが違うのですが、私には2人がダブって見えました。 中国人Y(♀、36歳) 北京生まれ北京育ちの中国人。 高校卒業まで北京だったが、大学はイギリスへ(どこか忘れたけどオックスフォードとか英トップ5のどこか)。 大学卒業後は米大手会計事務所に会計士として就職し、ロンドンと香港で働く。 INSEAD(フランス)でMBA取得。 当時、「私はもう中国(大陸)には帰れないし、帰りたくない。 フェアな実力社会で自由な欧米式生活に慣れきっているし、下方婚志向でキャリア女性を好まない中国人と結婚できるわけがない」と断言していたのが印象的。 INSEAD卒業後は、英系投資銀行(香港オフィス)へキャリアチェンジ。 INSEAD同級生のスペイン人J(戦略コンサル、NYオフィス)と香港 - NYの遠距離恋愛開始。 勤務先の投資銀行を説得し5ヵ月後にNYオフィスに転勤成功、1年後にJと結婚。 NYアッパーウェストにある高級アパートに住み、2人の子供を育てながら(フルタイムナニー付)、今なおウォールストリートの(数少なくなった)投資銀行でキャリアの階段を駆け上る。 今年5月の卒業5周年同窓会(→『5年目の同窓会』)には2人の子供をナニーに預け、Jと出席。 私たちのロンドン引っ越し計画に「いいなー、私もロンドン住みたいなー」と言っていた・・・かと思うと、ある米系名門投資銀行(ロンドンオフィス)のヘッドハントを受け、家族と共に1月からロンドン暮らしだと言うメールがつい先日届いた。...
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海外日本人をデータで見る - Posted date: December 17, 2009 11:34 AM
  • 前にちょこっと書いたけど(→『若いアジア』)、私は統計大好きです。 ちょっと前のisologueの『データを見ない人々』というエントリーに、 日本の99%くらいの人は、おそらくほとんどデータを見ずに(「観念的」に)仕事や生活をしてるはず とあったので、「ひょえーー」と仰天したのですが、根拠を示さない観念的な話を聞くと「うーん、データで示してよね」と思ってしまいます。 統計は恣意的な使い方もできるし、統計で嘘をつくことも簡単だけど、そういうところも含めて面白い。 今日は私の好きな統計のひとつ、外務省の海外在留邦人数調査統計をご紹介。 「どんな国・都市にどんな日本人がいるの?」ってことが手にとるようにわかる(?)すぐれもの。 3カ月以上海外に在留する場合に届出が義務づけられている在留届を基にしているので、日本国籍を持つ外国の長期滞在者と永住者が対象。 ところでこの「在留届」、今はオンラインで届け出られるようになり、私はマメに届け出ているのですが、夫がオーストラリア領事館に出している気配はなし、制度がないのかも。 ひょっとして外務省(& 日本人)ってすごくマメ??? 海外在留邦人とひとことで言えど、そのプロフィール(性別、職業、家族帯同状況など)は国によって都市によって全然違うのですな。 次に、シンガポール・イギリス・アメリカ 3ヵ国の海外日本人の性別と職業を円グラフにしてみました(暇だな、私・・・)。 この3ヵ国はこのブログのアクセスが多い3ヵ国です。...
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二重兵役の義務 - Posted date: December 16, 2009 2:01 PM
  • ある人によると「世界一簡単に永住権(Permanent Residency)が取得できる国」(*1)であるシンガポール、私の周りにも永住権保持者(Singapore PR)がうようよいます(*2)。 現在、シンガポールの人口が約500万人、うち市民が320万人(64%)、PRが53万人(11%)、残りが外国人なのでどれだけ外国人の多い街かわかることでしょう(Statistics Singapore)。 *1・・・どこの国でもそうだけど、その国に留学するのは長期滞在→永住への最も近道(血縁関係がない場合)。 INSEADの場合、1)2ヵ月 x 5ターム = 10ヵ月間のプログラム中、3ターム(= 6ヵ月)をシンガポールキャンパスで過ごすこと、2)シンガポールキャンパスで卒業すること、の2つを満たし、卒業後シンガポール内で職を見つけると永住権申請資格があります(2004年時点)。 夫はこの方法でPRを取得し、私はPRの配偶者としてPR取得しました(→『シンガポール永住権取得!』)。 *2・・・日本人永住者は意外と少なく、在留邦人25,969人中、永住者は1,352人のみ(外務省 海外在留邦人数統計 平成20年速報版)。 民間企業関係者が多く、2 - 5年で帰る人が多いため、と思われます。 永住権はワーク・パーミット・ホルダー(シンガポールではEmployment Pass)と異なり市民に準じるような利点(ベネフィットについては下記リンク参照)も多いですが、一方で義務も生じます。 Singapore Permanent Residence - Benefits and Drawbacks シンガポールPRの間で最もよく出るトピックが「第二世代PRに課せられるNational Service(兵役)の義務」。...
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物が大好きな人たち - Posted date: December 14, 2009 2:40 PM
  • 知らない間にサマーセット駅の真上に313@Somersetなるショッピングモールがオープンしていました。 えー、つい最近、同じオーチャードにIONがオープンしたばっかりなのに〜! 2006年のVivoCity開業以来、相変わらずショッピングモールの開業が相次ぐシンガポール。 すでに深夜なのに大賑わいな313@Somersetを見ながら関さん(シックス・アパートの)が「バブルのかほり・・・」とつぶやいていましたが、「いずれはじける」という意味のバブルかどうかは別として、「物が大好き」なのです、シンガポール人。 もちろん買うのは大好きだけど、買わずに見るだけでも大好き。 高級品を買える人も(ヴィトンにはいつも行列、人口あたりのランボルギーニ台数は世界一)、買えない人も(安かろう悪かろうショップも大賑わい)、国民的趣味ですね、ショッピングは。 「若者が物を買わない」と言われる日本のリテール・ブランドにとっては垂涎ものの市場で(国内市場が小さいのがネックだが)、今年4月に進出したユニクロは大人気。 313@Somersetには、ユニクロの東南アジア旗艦店が入っているらしい。...
  • Category: 4. 教養・知識 | 時事
オフ会ちゃんこ鍋の法則 - Posted date: December 12, 2009 11:06 AM
  • 昨日は、オーチャード・ロードのちゃんこ洋で第4回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールを開催しました。 第1回は7名としっぽりと始まったこの会も昨日は総勢19名の大盛況。 人数だけでなく、(第1回から連続参加の方はお気づきと思いますが)回を経るごとに・・・メンツが・・・濃くなっていってないでしょうか・・・? 昨日は事前にお声がけしてた、(16歳の時からのしょこたん(のお母さん)と親交のある)PanAsiaの加藤さんやいつも爽やか嶋津さんに加え、シックス・アパートの関さん、あの小鳥ピヨピヨのいちるさんの弟 清田さん、etc. この業界(どの業界?)の有名人が大集合でした。 4回目ということでどこからか評判を聞きつけてきた方、日本にいる友達から「これ面白いはずだから行ってこい」と言われてきた方・・・ オフ会も何度かやっているうちに、だんだんと汁が煮詰まってきて具と一緒にぐたぐたになって、こんなに濃い味が出るようになったのかなー?とちゃんこ鍋を見ながら思った夜。 せっかく煮詰まってきた会@シンガポールを去るのがとても残念ですが、今後も続けてくださるということなので、ぜひ楽しい会を続けてください! 昨日はみなさま、ご参加ありがとうございました♪...
  • Category: 7. 心・精神 | 人脈・ネットワーキング
年の瀬ですが・・・ - Posted date: December 11, 2009 11:58 AM
  • 年の瀬ですね・・・ 季節を感じることのない常夏シンガポールでも年の瀬になると妙に焦ってしまうのは日本人だからでしょうか・・・? 夫婦お互いの母国ではない第3国に住むのを結構気に入っている私ですが、自分の文化の季節のイベントや伝統の行事が全く盛り上がらない、というのがネックです(→『多民族国家の祝日の過ごし方』)。 今、街中ではもちろん商魂たくましくクリスマス・イルミネーションでいっぱいですが、まあ風情はゼロです(暑いってのも風情を感じさせないのかもしれない、というと、「クリスマスは夏のものだ」という南半球出身の夫が怒るが)。 やっぱり中華の国なので街中が一番盛り上がるのは中国正月、次いで中秋節。 私が実家に住んでいた頃は、家に帰って玄関のドアを開けると靴箱の上のスペースに必ず季節の飾り付けがしてありました。 それを見て「ああ、もうすぐ雛祭りだなー」とか感じ、雛祭りにはちらし寿司を食べ、端午の節句には柏餅とちまきを食べたものです。 私もそうしようと決心していたのに親元を離れてひとり暮らし時代はそんな面倒なことするわけもなく(笑)、結婚してからも全くしていません。 シンガポールには明治屋と伊勢丹スコッツという品揃えバツグンの日本食スーパーがあるので、買おうと思えばいくらでも買えるのに・・・ 去年の大晦日に年越しそばを食べて、今年のお正月にお雑煮をつくったのが、最初で最後でした・・・...
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都市内部での(自発的)コミュニティ化 - Posted date: December 10, 2009 11:40 AM
  • グローバライゼーションなどと言われ、人の往来が増え、大都市には多国籍・多文化・多人種がこれまでにないほど集まるようになっているのに、逆にその内部では似た者同士はますます集っているのだなあ、というお話。 先週書いたように(→『家探しでわかる都市政策』)治安のいい場所と悪い場所がパッチワーク状に混じっているロンドン。 実際、南ロンドンを走る345番バスに乗り、ロンドンで危険な地域と真っ先に名前があがるエリア(黒人率80%)から緑が広がるヤング・ファミリーのエリア(白人率90%)のにガラッと変わるのを見たのですが(この2つのエリアの距離1.2km)、もっと便利なツールを発見。 UpMyStreet サイト上に、住所の郵便番号を入れるとエリアに関する情報が見ることができるものですが、そこの住民プロファイルが「そこまで言うか?!」って感じ。 私たちの引っ越し先(上記のうち「緑が広がるヤング・ファミリーのエリア」)の住民プロファイルを要約してみると・・・ フラットに住む若い裕福なプロフェッショナル。 都市部で25 - 29歳の年齢層が一番多く、ハイスキルでキャリアを駆け上がり高給を得ている。 よく働く結果として余暇を効率的に使う。 食料品をオンラインで買いホーム・デリバリーをしたり、オンライン・ショッピングをする人の率は平均の2倍以上。 読書量が多く、アート・音楽・演劇・映画など幅広い趣味を持ち、定期的に外食もする。 海外旅行が大好きで、冬山から夏のビーチ、週末旅行から長期旅行まであらゆるタイプの旅行を楽しむ。 時事問題は細かく追っており、職場へ行く途中で読む新聞はFinancial Times、The Guardian、Independentである。 (New ACORN Classification Mapのタイプ16)...
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外国人お部屋探しの高い高い壁 - Posted date: December 9, 2009 1:23 PM
  • 今回、1週間ひょいっとロンドンへ飛び、10件あまり物件を見て回って帰ってきてメールや電話で賃貸契約の手続きをしながらふと思ったのですが、これって外国人が日本で同じことやろうと思ってもきっと無理ですよね・・・(日本語ペラペラ、言語の壁はないと仮定)。 初めの壁はズバリ「外国人お断り」の大家さんが多いこと。 ロンドンではまああり得ない。 私たち「何人か?」って聞かれなかった気がするし。 もちろん、「なぜロンドンに来るのか?」(→職を持っていることの確認)、「何の仕事をしているのか?」(→支払い能力の推察)は聞かれました。 そして思い出すのが、私がモスクワに長期出張していた時に東京のアパートを解約せずに行ったときのこと。 東京のアパートは1 - 2ヵ月に1回(3 - 4日)という頻度で戻ってくるという空き家状態でした。 その頃INSEAD後輩のタイ人(日本語ペラペラ)がどうしても日本で働きたくて東京で超薄給の職を見つけ、とにかく安く住めるところを探していたので、私がいない間、住まわせてあげることに。 大家さん(80代夫婦)が隣の家に住んでいたのですが、一時帰国中に説明に行く暇がないまま、タイ人の彼女に合鍵を渡し再びモスクワへ出てしまった私が悪かった。 数日後、私は実家の母親から未明の電話で起こされ「外国人がアパートに居座っていたので、(大家さんから連絡を受けた)不動産屋が追い出し合鍵を取り上げた」ことを知らされたのでした。 大家さんに説明しなかった私が悪いんだけど、彼女、日本語は堪能なので状況説明したはず。 もしこれが日本人だったら追い出すまでするかなー・・・?...
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為替ニュートラル - Posted date: December 8, 2009 1:32 PM
  • よく「(イギリスに引っ越すタイミングで)ポンドが安くなったからよかったね」と言われるのですが、うーーーん、短期的な為替の動向ってほとんど意味ないのであんまり気にしていないのです。 その代り、覇権通貨がどう変わっていくかはめちゃくちゃ気にしてます。 為替動向の感じ方って「どの通貨のどういう期間の視点で物事を見るか」によると思うので、我が家のポリシー「為替ニュートラル」について書いてみます。 1. 家計の資産形成 我が家の家計資産(というほどたいしたもんでもないけど)の大半は30年くらいの長期投資・運用です(老後の生活費とマイホームを買うかもしれない時の頭金)。 この資産をどの通貨で持つかが最重要。 結婚時の話し合いの結果、今後の世界基軸通貨になるであろうUSドルとユーロで半々ずつ(*1)持つことで、短期的な為替変動に心惑わされない為替ニュートラルな心理的ポジションを取ることで合意しました。 よって、2人の出身国通貨(日本円とオーストラリアドル)はすでにほとんど持っていません。 *1・・・「半々ずつ」という比率にあまり意味はありません。 4: 6でも6 : 4でもいいのですが、それくらいの細かい調整は流動性の高い資産であればすぐできるので。 ところが、シンガポールからはユーロ建ての金融商品を買いにくいので、現在すべてUSドル建てになっています(投資対象商品もすべてブログで公開しているので、興味のある方はカテゴリー投資・資産運用からどうぞ)。 これをロンドンに引っ越したらユーロ建て資産にも分散することが目下の課題です。...
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妊娠・出産の心得11カ条 - Posted date: December 7, 2009 9:53 AM
  • Twitter上でお知らせしたら、意外に多くのRTがついたので(RTとは他人のつぶやきを自分のフォロワーに広めることができるもの)、ブログでもお知らせ。 友達の友達の産婦人科医 宋 美玄さんが本を出版しました、『産科女医からの大切なお願い - 妊娠・出産の心得11ヵ条』。 実はこれ、去年の秋に自身のブログ『LUPOの地球ぶらぶら紀行』に『妊娠の心得11か条』として載せたところ、ネットニュース(→1, 2)になるなど大反響を呼び、講演の依頼がきたので講演したところ講演に来ていた出版社の人から声がかかったとのこと(私も去年ブログで読んだので、当時妊娠していた友達に転送しました)。 まずは11ヵ条をどうぞ。...
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大英帝国の末裔ビザ - Posted date: December 4, 2009 11:02 AM
  • 結構よく「どういうVISAでイギリスに行くのか?」と聞かれるので書いておきます。 海外で働こうとすると、避けて通れない問題ですものね、VISA。 ただし、ほとんどの日本人には全く関係ないVISAですし、外国で永住権を取ろうと苦労している人からは刺されそうな内容ですが・・・ もともと、夫の会社で転勤という形なので、夫の会社がスポンサーとなり労働許可付VISAはおりるのですが、この方法は会社にとっても高コスト(*1)だし、本人にとっても転職が容易ではない(*2)ので、違うVISAで行くことにしました。 *1・・・なぜ同じような人材がイギリス国内で雇用できないのか、EEA欧州経済圏に適格者がいないことを証明するために求人広告を出す必要がある、などコストがかかる。 会社ごとにスポンサーできる人員の上限もあるはず。 *2・・・スポンサーである会社あってのVISAなので、転職の場合はスポンサーとなってくれる企業を探す必要があり、労働許可証を必要としないEU出身者と比べ不利となる。 この「違うVISA」とは"UK Ancestry Visa"と言う、 1. The Commonwealth(イギリス連邦)の市民 2. 祖父母のうち1人がイギリス国籍を持っている/持っていた という条件を満たしていれば、「イギリス人を祖先に持つ」とみなされ、「血縁関係を証明」でき、「イギリスで働く気」があれば(職の内定はなくてもよい)、5年有効の労働許可付VISAがおりてしまうという、トランプのジョーカーみたいなもの(5年経つと自動的に永住権申請資格がある)。 The Commonwealthとは大英帝国の植民地だった国が独立後も緩やかな連合体を形成している仲良しクラブ(加盟国:カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど)のことですが、単に集まってクリケットして遊んでるだけじゃなくて、実質的なメリットもあったのね・・・...
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日・星・英 不動産屋考 - Posted date: December 3, 2009 4:53 PM
  • 昨晩シンガポールに帰宅。 見事に時差調整に失敗し、激しく時差ボケ中・・・ クリスマス前のロンドンを満喫する余裕も全くなく、物件巡りに明け暮れてしまったのですが、不動産屋って面白いビジネスですねー いろいろな都市に住んだことがあるわりには、本気で家探し(賃貸物件)をしたことがあるのは、東京、シンガポール、ロンドンで各1回ずつだけ(あとの街は会社の借り上げマンションやサービスアパート、すでにハウスメイトが見つけた家に入るだけ、などだった)。 以下、非常に限られた経験しか持っていない私の独断と偏見に基づく各国不動産屋事情の考察。 良い不動産屋さんに出会えることが、効率の良い物件探しの第一歩であることはどこの都市でも一緒。 ただし、各国によって不動産屋のインセンティブ(報酬)の源泉が違うので、それを知る必要があります。 1. 東京 大家さんから直接委託された元付不動産屋が複数の不動産屋と物件情報を分け合っている場合、仲介手数料(契約者が支払う)は元付店と契約者側の客付店とが折半する形が一般的だと思います。 この場合、契約者側の客付店は契約者が満足して合意しないと一銭も収入になりません。 うかうかしていると同じ物件を他の客付店に契約成立されてしまうかもしれないので、客側に立って一生懸命になる不動産屋も比較的多いような気がします(もちろん強引に申し込みを勧めたり、そこはそれぞれ)。 探し方は、最近はネットで探す人も多いと思いますが、やっぱり駅を中心に生活圏ができあがる東京では希望エリアの駅前の不動産屋に直接飛び込むっていう人が多いのでは?...
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家探しでわかる都市政策 - Posted date: December 1, 2009 6:50 PM
  • ロンドン家探しの旅も今日が最終日。 あーーー、疲れたーーー!!! 東京やシンガポールでの家探しの比ではないくらい疲れたのは、慣れてないからなのか・・・? いや、とにかく治安のいい場所と悪い場所が同じエリアに混在していて、あらゆる人に口を酸っぱくしてアドバイスされた「同じ地区でも、通りが1つ違っただけで雰囲気も治安もがらりと変わる」「治安のいい場所と悪い場所がパッチワーク状に混じっている」がもろにその通りで、実際物件まで見に行ってみないと本当にどんなところかわからないからなのです。 なぜこういう事態が起こるかというと、国の都市開発政策が影響しています。 非常に興味深いので、同じく多民族社会であるシンガポールとパリと比較してみます。 1. シンガポール 多民族国家であるシンガポールでは、民族別の居住エリアを作らせないために、国民の80%が住む公団には民族ごと(中国系、インド系、マレー系)に(人口上の民族構成に従い)入居の割合上限が決められています(→『多民族共生の実験場』)。 この政策は非常に功を奏し、一般に治安は非常に良いです。 ただし、1965年に誕生した新しい国家の一からの建国政策であり、人民行動党(PAP)の一党独裁のもと実施されており、また欧州各国のような福祉はなく、外国人は労働力として受け入れているだけで難民などは受け入れていないので、単純に素晴らしい政策だと持ち上げることはできません。...
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成熟国からの視点 - Posted date: November 27, 2009 3:19 PM
  • 来年早々のロンドン引越しのため(→『ロンドンに引っ越します』)、家探しetc.のためにロンドンに来ています。 「次はロンドンからの視点を楽しみにしています!」というエールをたくさんもらったので、引っ越すにあたって、このブログ的な抱負を。 古今東西、国や文明というのは揺籃期→成長期→成熟期→衰退期といった栄枯盛衰を繰り返してきました。 もちろんこのサイクルを一直線にたどるわけではなく、中国のように栄華を極めた後、しばらく衰退したと思ったらまた復活してきた国があるかと思えば、ポルトガルやアルゼンチンのように果たして復活することがあるのか不透明な国もあります。 残念ながら人間の一生は国の栄枯盛衰のサイクルより短いので、生きている一生の間に国がどの過程にあるかというのは、国民のメンタリティに大きな影響を与える・・・というのは言わずもがな、ですね・・・ 私はシンガポールという成長期からそろそろ成熟期に差しかかろうかという若い国(青年国)にいて、「そうそう、若い頃は私もそうだったよ」とまるで老人のような心境になることがありました。 例えば、経済成長のための開発を優先させて歴史的建造物を壊してしまうところとか(→詳しくは『無知な外国人の赤っ恥』)。 実際は、日本の高度経済成長期はリアルタイムで生きていないし、バブルの記憶すらほとんどないのですが、やっぱりこの「成長・成熟期を終えてしまい老いを迎えた人」のような心境って育ってきた環境により体にすり込まれているのかもしれません。...
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シンガポール人の国民的娯楽 - Posted date: November 24, 2009 10:58 AM
  • 前も書いてますが(→こちら)、近隣アジア諸国を旅行する以外はとりたてて娯楽のないシンガポール、最大の国民的娯楽は「外食」です。 日本人も食にかける情熱はすごいと思っていたけど、シンガポール人の方が上じゃないかなー? 「3食外食。 全く自炊しない」って人、すごく多いと思うし(200-300円くらいで食べられるホーカー・センター(屋台フード街)が必ず住宅街にあるので)。 アメリカのトラベル&フード番組、Anthony Bourdain: No Reservationsでシンガポールの外食の魅力を余すことなく特集していたので、YouTubeでどうぞ。 YouTube : No Reservations - Singapore Part 2 of 5 日本でディスカバリー・チャンネルに入ってる人は12月に日本語でも見られるらしい(↓)。 ディスカバリー・チャンネル:アンソニー世界を喰らう...
  • Category: 6. 健康・美容 | 美食・グルメ
「老後」がなくなる日 - Posted date: November 23, 2009 10:07 AM
  • 数ヶ月前のThe Economist(6月25日号)は"Ageing populations"と題し、高齢化特集でした。 その中の記事のひとつ、"The end of retirement"は以下のような内容。 1900年代初頭に定年が65歳に設定された当時は、平均寿命と定年が非常に近く、政府支給の年金がもらえるのは短い期間であった。 ところが、今や退職後の「老後」はみんなのものになり、その期間が四半世紀を超える国も出てきた。 OECD各国政府の公的年金にかかる支出はGDPの7%にのぼり(1935年のアメリカではその比率は0.2%だった)、2050年には現在より倍増すると予測されている。 平均寿命の増加という本来なら喜ばしいことに起因することに加え、先進国で急速に少子化が進んでいること、ベビーブーマーという最も人口の多い世代が引退し始めたこと、がこの傾向に拍車をかけている。 1950年にはOECD各国の20 - 64歳人口7人に対し、65歳以上人口は1人であった。 この比率が現代は4 : 1になり、2050年までには2 : 1になると予測されている(以下略)。 (The Economist : The end of retirement) 日本はOECD諸国の先陣を切って少子高齢化まっしぐらなのですが、この「親世代が満喫しているような老後がないかもしれない」という危機感は、とりわけ私の周りのヨーロッパ人は共有している気がします。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 企業・会社員
疾走するシンガポール - Posted date: November 20, 2009 12:43 PM
  • もともといわゆる観光は好きではない上に、シンガポールはたいした観光資源がないのでちゃんと観光したことがないのですが、「シンガポールを去る前にDuckTourに乗りたい!」と夫が言うので、あきれながらも先週末付き合ってあげた優しい私。 こういう(→)風貌で陸の上を走ってたかと思うと、そのまま水の中にも入ってクルーズできちゃう、というアホっぽい子供っぽいコンセプトの水陸両用車でシンガポールのマリーナ・エリアを海から観覧できます。 一応、シンガポール・フライヤー(世界最大の観覧車)、F1シンガポール・グランプリ会場、エスプラナード(ドリアン型のコンサート会場)、金融街のビル群、世界3大がっかりの1つマーライオン、etc.シンガポールの見どころをツアーというのがウリなのですが、普段見慣れていてあまり興味がないので、私たちの関心の矛先は来春オープンするカジノ・リゾートの建設現場に集中。...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | バカンス | 写真・アート
ロンドンに引っ越します。 - Posted date: November 19, 2009 10:52 AM
  • 昨日の話の続きで「世界の他の場所も見てみたいから」というわけではありませんが、年始早々ロンドンに引っ越します(それまでに何事もなければ)。 キャリアが「やりたいこと」と「できること」の交差するところだとすると、住む場所も「住みたい場所」と「(現実的に)住める場所」の交差する場所。 単純に好き嫌いだけだと、私の理想(妄想)はこんなとこ(①)。 - 文化度が高い落ち着いた街並み(低いビル) - 公共交通(& 自転車)が発達していて車のいらない生活 - 街中に路地が多く、シャレたカフェ、隠れ家レストラン、個性的なセレクトショップ、ギャラリーなど街歩きが楽しい - 食料品の買い物は商店街やファーマーズマーケットで新鮮な野菜を調達 - はっきりとした四季のある気候 - 食べ物が美味しい - 国宝級展示物が並ぶ美術館からストリートアートやアングラ演劇まで文化が育つ街の空気 - 大きすぎず小さすぎない手ごろなサイズの街 ・・・・・ 端的には、パリ(フランス)と京都が世界で一番好きな街。 実際には、これに現実の壁がはだかります(②)。 - 2人とも仕事ができるレベルの言語は英語だけ(→英語圏) - 仕事のオポチュニティーが十分にあることが必要(→大都市)...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 8. お知らせ | 海外に住む
"世界級"でいることに何の意味があるのか? - Posted date: November 18, 2009 10:17 AM
  • 先週INSEADのイベントでDean(学長)がINSEADの学校としての今後の戦略を「フランスとシンガポールにキャンパスを持ち、アブダビにEMBAキャンパスを開校し、アメリカはWhartonとのアライアンス(交換留学)によって、世界中をカバーする真の"Business School for the World"になる」と説明していたところ、「地域特化型で特色を打ち出す他のビジネススクールとその地域ではどうやって競争していくつもりか?」という質問が出ました。 いい質問だなー・・・ これ、私が聞かれたことのある「"世界級"でいることに何の意味があるのか?」という質問と似ている気がします。 このブログを始めたのは2008年6月からですが、ブログ自体は2003年8月というブログ黎明期から続けています(→『私のブログ歴』)。 居住地が変わることによって、ブログトピックが変わってしまうことが悩みだったので「私の中で変わらないもの」を探した結果、こういうブログになりました。 ところが、ある地域に特化したブログではなく、いろいろな地域のことをトピックを絞らずに書くと、当然『ウォールストリート日記』(米金融業界で働くharryさんのアメリカ金融業界分析が光るブログ)や『うちの食卓 Non solo italiano』(北イタリア在住Taekoさんの家庭の食卓の写真が美しいブログ、本にもなってます)のように、地域・トピック特化型のピリッと光るブログにはならないなあ、というのは始める前に悩んだことでもありました。 結局、私は「いろいろな」地域の「いろいろな」人と話して「いろいろな」視点・世界に触れることが何よりも好きなのでこれでいこう、という結論になりましたが(昔からよく言えば好奇心旺盛、悪く言えば飽きっぽかった)。...
  • Category: 1. ブログについて | 7. 心・精神 | 文化・アイデンティティー
薄い付き合い(weak tie)の威力 - Posted date: November 17, 2009 10:49 AM
  • シリコンバレーのように強度なネットワーク社会ではstrong tie(職場の同僚など毎日一緒に過ごす濃い付き合い)よりweak tie(普段あまり会わない人との薄い付き合い)が大事という話はよく聞きます。 過去に『求職者の心構え』として書いたことあるし、渡辺千賀さんの『ヒューマン2.0 - web新時代の働き方(かもしれない) 』にもこうありました。 Mark Granovetterの著書『Getting a Job』によれば、職探しをした人の56%が個人的なツテで職を得、しかもその83%はあまりよく知らない「薄い付き合い(weak tie)」経由のものだった 週末、その典型的な例を目の前で見てしまったのでここに再現。 土曜の晩、Toastmasters(→『Toastmasters@シンガポール』)で知り合った香港人Sとその旦那さんフランス人Pの送別会BBQに行ってきました。 場所はSのコンドミニアムのプールサイド(シンガポールは暑いのでBBQは夜、コンドの共有スペースでやることが多い)。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 7. 心・精神 | 人脈・ネットワーキング | 企業・会社員
第4回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール - Posted date: November 16, 2009 9:37 AM
  • 先週の予告通り、来月シンガポールでオフ会/忘年会を行います。 12月11日(金) 19:30からシンガポール内某所にて。 今回はPan Asia Partners加藤さん、リーダーズアカデミー嶋津さん(→『達人の人脈術と感情術に学ぶ』)、本間さん(→『はたらけ シンガポール』)etc.をお誘いしています。 いつものように、参加ご希望の方はこのエントリーのコメントに書くか、CONTACTページからメールください。 シンガポールの過去のオフ会の様子はこちら。 第1回:『オフ会@シンガポールのご報告』 第2回:『世界級ライフスタイルのための婚活』 第3回:『海外オフ会の魅力』  クリスマスパーティー/忘年会シーズンですが、奮ってのご参加お待ちしてます! ご家族での参加も歓迎。 [ 追記 12/2 ] 会場予約人数を超えたので締め切らせて頂きます。 たくさんの方から参加希望頂きありがとうございました。...
  • Category: 8. お知らせ
親切で優しい成功哲学 - Posted date: November 13, 2009 12:54 PM
  • 夫が最近はまっていて立て続けに本を買っている著者がTED(→『一流なウェブもの2つ』で紹介)で話していたので聞いてみました。 うーむ・・・ 深いなあ・・・ Alain de Bottonというスイス人の哲学者・作家が語る「親切で、優しい成功哲学」というスピーチです。 Wikipedia : Alain de Botton すばる文学カフェ:アラン・ド・ボトン スピーチはこちら(↓ 日本語字幕付き)...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | 7. 心・精神
はたらけ シンガポール - Posted date: November 12, 2009 11:15 AM
  • 今日はこのブログも情報収集のために活用しながら見事、シンガポールで職を見つけ1月から新生活を始める本間さんのお話(『渡辺千賀のはたらけシリコンバレー』風にお届けします)。 本間さんと言えば『世界級ライフスタイルのための婚活』に登場したご夫婦(JTPAツアーでシリコンバレーで出会う)の奥さまの方です。 ------------ JTPAシリコンバレーツアーに参加して以来、「30歳までに日本以外の国で働きたい」と思っていた。 ツアー中に会って、性格も夢も近い旦那さんと結婚したのが2008年9月。 2009年5月には『第2回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール』参加ついでに旦那さんとともにシンガポールを視察。 暮らしやすそうなシンガポールの環境に「ここだ!」と確信した。 帰国後、シンガポールの大手日系人材紹介会社の登録会兼相談会に参加し、シンガポールの仕事状況について話を聞きに行った。 事務職の給料はSGD2,500からなのに、家は安くてSGD1,500(=約10万円)からと聞いて、シンガポールの家賃の高さにびっくり(後に、もっと安い賃貸もあるとわかって一安心)。 さらに希望する出版関連の仕事はほとんどない!という現実を突きつけられて、「シンガポールで働くなら営業事務や一般事務で手を打つしかないのかな・・・」と、意気消沈。 いちおう人材紹介会社への登録だけはしておいた。...
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待ってました!『キャピタリズム』 - Posted date: November 11, 2009 9:43 AM
  • 前にちょこっと書いてますが(こちらとこちら)、私、マイケル・ムーア監督は結構好きです。 「隣のおじさん」的な出で立ち(*1)でアメリカ社会の本質を鋭く突いていてアメリカへの愛を感じるし、トピックへのアプローチの仕方が上手くてタイムリーで編集もユーモアが利いている。 多少論理の飛躍とメッセージの偏りが激しいけど、それはアナリスト的な見方で、良質のドキュメンタリー x プロパガンダ x エンターメント映画と見ればかなり楽しめます。 *1・・・私はあの肥満体と服装に気にかけないのも、一般アメリカ人に親近感を抱かせる演出かと前から思っているんだけど、勘ぐりすぎだろうか? 私は去年の9月、リーマンとAIG崩壊のニュースをおろおろと見ながら(→『米金融、未曾有の危機』)、「マイケル・ムーアの絶好の題材がキタ!」と思ったので、ちょうど1年後に"Capitalism : A Love Story"(邦題:『キャピタリズム - マネーは踊る』)としてビシリ!とまとめあげて公開した彼を尊敬します(日本では来年1月に全国公開)。 情勢が流動的なのでストーリー・ラインを考えながら(とはいえ、時系列なのでストーリーはそれほどない)、題材を集め編集していく作業は相当のプロジェクト・マネジメント力を要求されることは想像に難くなく(→と酒井譲さんも同じ感想)、ああ、ドキュメンタリー映画の監督って大変だけど楽しそう♪...
  • Category: 5. 趣味・プライベート | 写真・アート
好きなことを仕事にした人たち - Posted date: November 10, 2009 11:57 AM
  • 週末はINSEADシンガポールキャンパスで卒業生を対象にしたイベントがありました。 内容的には去年の方が面白かったけど(去年の内容→1, 2, 3)、卒業生3人の"Off-the-Beaten-Track Alumni Stories"と題したパネルディスカッションが面白かったので、パネリストの経歴をご紹介。 1. Peter Schindler・・・オーストリア生まれ、スイス国籍、香港在住、ブログ→Blue China。 中国系マレーシア人の妻はオーストラリア国籍。 暗黒時代→ 大学:MITにてIT専攻、大学院:INSEADにてMBA、ITコンサルのアクセンチュアにて20年間勤務。 昔から車を運転することが大好きでFormula 2などのレースに多数回出場。 2年前、夢を追いかけるため会社を辞め、NOKIAのスポンサーを受けて中国大陸横断21,000km走破の旅(上海→チベット)を実現(→Nokia Discover China Journey)。 旅終了後は、Luxury Driving Experience Ltd.という会社を立ち上げ、中国と近隣諸国をSUVで走り回るドライビング・ツアーを提供している。...
  • Category: 2. ビジネス・キャリア | ベンチャー・起業家
フランスの自殺率はなぜ高いのか? - Posted date: November 9, 2009 8:39 AM
  • 先月のThe Economistの記事で私の周りで話題になった記事がありました。 フランスの自殺率がヨーロッパの中で飛び抜けて高い、というこの記事(下記にリンクを貼っていますが、The Economistはこちらで書いたようにサイトは一部有料化の流れなので、後で読みたい人はコピペするなどしてください)。 The Economist : Bonjour tristesse 右のグラフでもわかるように、国民100,000人あたりの自殺数がイタリアやイギリスの2倍以上、ドイツより40%高い(もちろん日本の自殺率はフランスより高いのですが・・・)。 私の周り(非フランス人)の反応は「おいおい、フランスといえば週35時間労働制で(*1)私たちの半分の時間しか働かず、夏は2ヵ月のバカンス。 失業しても2年間は前給