IT・テクノロジー Archive
i-modeはなぜ海外展開に失敗したのか
私は野村総研が「日本のガラパゴス化現象の例」としてあげた4つの分野(携帯電話・非接触ICカード・建設業・デジタル放送)、2つも海外進出を現場でやったことがある(4つのうち2つ経験した人はなかなかいないと思う)
と書いてそのひとつが非接触ICカード(FeliCa)であったことはこちらに書きましたが、もうひとつがi-modeです、2004 - 2005年頃の話。
孫さんが日経ビジネスオンラインのインタビューで
いわゆるiモードというのはインターネットじゃないんですよ。 一般のインターネットがさくさくとブラウジングできるようなものでなく、囲い込まれた特殊な画面サイズの特殊なアプリの世界です。
と答えたのに対し、夏野さんがTwitter上で悲しむ、
インターネット業界からドコモに行き、さんざん苦労して世界でも例のないインターネット型携帯サービスを立ち上げたのに、尊敬する方から否定発言されると言うのは本当に悲しい。 少なくとも2000年代前半にiPhoneは作れなかった。 GoogleもAppleもさんざん日本を研究して作った。
という事件がありました。
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Google幹部の子どもが通う学校
シリコンバレーにeBayのCTOやGoogle、Apple、Yahoo、HP etc. テクノロジー企業の社員の子どもが通う私立小学校があります。
さぞかし最新鋭のコンピューターが揃っているのでは?と思いきや、この小学校では授業中にコンピューターを使うことは皆無、家での使用も控えるように指導されています。 使う道具は先生は黒板にチョーク、生徒は鉛筆とペン。 毛糸を使って編み物をすることもあれば、割り算の授業ではりんごやケーキをナイフで1/2・1/4・1/8・・・と切り分ける。
全米の学校が授業にコンピューターを導入する中で時代に逆らうかのような、Waldorf School of the Peninsulaという私立学校(全米に160校ある)の話がThe New York Timesに載っていました。
NY Times : A Silicon Valley School That Doesn't Compute
テクノロジーの可能性や利点を知リ尽くしてるトップ0.1%に属するであろう人たちが、あえて自分の子どもには使用を禁止するには次の理由があります(私が『iPhone中毒症』で書いたように息子にiPhoneを一切見せないようにした理由でもある。 また我が家にはテレビはありません)。
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iPhone中毒症
初めにお断りですが、私はかなり新しいテクノロジーにはオープンな方です。
ブログを始めたのはかなり早いし(→『私のブログ歴』)、TwitterもFacebookも早かったと思う。 「近頃の若いもんは〜」と言うタイプでもない。
そんな私でも「これはまずい」と反省する出来事があったので記録がてら。
息子が初めて私のiPhoneに興味を示したのは、「ガラガラ」アプリ(振ると鳴りカラフルな画像が動く)でした。 生後11ヵ月で指で画面をスライドさせるようになり(→『Zappingする世代』)、1歳で歩けるようになってからはちっともじっとしなくなったので、地下鉄やレストランの中など座っていてほしいときにiPhoneを渡すとお気に入りアプリで遊ぶようになりました。
直に、家の中でもiPhoneを要求し始め、1ヵ月ほど前に突如、操作能力が格段に向上し、私たちが助けなくても自由にいろいろなアプリ(お絵描き・読み聞かせ・ゲーム・音楽など)で遊べるようになってから、完全に取り憑かれたようになりました。
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- November 12, 2011 8:58 AM
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世界が街頭に繰り出した年
1月、チュニジアで一青年の焼身自殺をきっかけとした政府への抗議デモが次々とアラブ諸国へ飛び火し、エジプトではムバラク政権が、リビアではカダフィ政権(いずれも長期独裁)が崩壊した。
ギリシャでは幾度も財政危機が再燃し、アテネでは政府の緊縮案に怒る公務員を中心とした市民が何度もストライキやデモを繰り返した。
8月、イギリスでは各都市で不満を抱える若者たちが商店街を荒らし火をつけた。
9月、アメリカではNYウォール街で「ウォール街を占拠せよ」というスローガンを掲げ、今も収束しておらず、他の国にも飛び火している。
年末まで1ヵ月半残っているけど、本当に市民が街頭に繰り出した年でした。
いや、むしろ「よく民衆デモが起こった年」として記憶されるのか、「民衆デモが盛んになり始めた年」として歴史に残るのか・・・ 私には何となく後者の気がします。
デモ自体は悪いものではありません、むしろ自由な意見をグループとして行動で示し、その結果、平和裏に政治家・世間一般の関心をひくのであれば民主主義が健全に機能していることの現れでもあります(弾圧で終わるのは民主主義でないことの証明)。
そして上記それぞれの国が抱える問題点・空気を反映しています(イギリスだけがデモっていうより若者が暴れただけだったのが情けない感じですが→『ロンドン暴動に際して』)。
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要注意なお仕事リスト
『クリエイターになりたい。』に書いたように、ゼロベース思考でクリエイターになりたいと思った私ですが、どういう種類のクリエイターになるのかが問題でした。
以下のような職業じゃないか、はチェックしました。 時代はものすごいスピードで変化してるから難しいのですが、環境の変化への最良の対処法は自分を変えることなので、時代を見据えながら変化し続けるしかないんですよね。
1. テクノロジーの進化がプロとアマチュアの境界を限りなく曖昧にした職業
Chikirinの日記『ライターとカメラマン』がずばり指摘しているけど、
ライター:ブログの普及で一般人でも簡単に世界各地からほぼタダで文章を世間に公開できるようになり「文章力」「取材力」で食べていくのはとても難しくなった。
カメラマン:一眼レフとPhotoshopで誰でも気軽に息を飲むような写真を生み出せるようになった。
この2つはわかりやすい例だけど、どんな仕事にも高付加価値の仕事と低付加価値の仕事があり、破壊的テクノロジーは高学歴・ハイスキルの代名詞のような職業でもローエンド側からどんどん侵略しています。
(例)
弁護士:過去の判例検索はネット上で無料でできるように。 アメリカには弁護士が質問3つまで無料で答えてくれるSNSができたり(→The Economist : Bargain briefs)。
医者:医師へのオンライン無料相談サイトが登場。 レントゲン写真やMRI画像をインドの放射線科医に送るアメリカの病院もある(FOCUS :誰があなたのレントゲン写真を診るのか?)。
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- September 19, 2011 7:41 AM
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人との関係性の中で生きる人
昨日の『尾崎豊がわからない。』の続き。
『キュレーションの時代』では他者からの「まなざし」が地獄であるという精神構造が90年代に入って終焉を迎え、逆に他者からの「まなざしの不在」が地獄になる、という精神性を象徴する事件として2つの事件が挙げられています。
1つめは当時、世を震撼させた「酒鬼薔薇」少年連続殺人事件(1997年)。 以下は有名な犯行声明文。
「ボクがわざわざ世間の注目を集めたのは、今でも、そしてこれからも透明な存在であり続けるボクを、せめてあなた達の空想の中だけでも実在の人間として頂きたいのである。」
2つめは、まだ記憶に新しい秋葉原連続殺傷事件(2008年)。 加藤被告の逮捕後の供述内容より。
「掲示板(2ちゃんねる)は他に代わるものがない大切なもの・・・」
「私にとっては家族のような・・・、家族同然の人間関係でした」
「掲示板の自分のスレッドに私になりすます偽物や、荒らし行為を行う者がいたので、対処してほしいと掲示板の管理人に頼みました。 自分が事件を起こしたことを知らせたかった」
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尾崎豊がわからない。
なでしこジャパン、ワールドカップ優勝おめでとう!
佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』はTwitterやFoursquareなどのツールを使ってソーシャルに情報をやりとりする時代の変化を解いた本なのですが、『コカ・コーラCMにみる戦後文化』に書いたように、戦後の日本の社会の空気の分析が非常に面白かったので、今日もそこから。
戦前から続いた農村社会は、戦後に農村が崩壊して都会に膨大な人口移動をもたらす中でも、同じようなムラ社会的構造を生き永らえた。 その中で他者からの「まなざし」(*1)に苦しむ若者の例として2人挙げています。
*1・・・「まなざし」とは人々のアイデンティティーをパッケージ(服装や容姿・持ち物といった見た目の具象的なパッケージと出生や学歴・肩書きなどの属性のパッケージからなる)によってくるみ、そのパッケージで規定することを強要すること。
1人目は『青春の殺人者』という映画の主人公(予告編はこちら)。
『青春の殺人者』のモチーフは、どこにも逃げる場所のない苦しさです。 両親という息苦しい人間関係、成田という閉塞した地方都市、暴走族に溜まり場にされて自由にならない自分の居場所。 安住できる安定した場所だけれども、そこには窒息しそうな空気が充満していて、当時の若者は多かれ少なかれ水谷豊の演じる主人公と同じような閉塞感を抱き、その場所からの脱却を夢想していました。
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コカ・コーラCMにみる戦後文化
面白そうだったので日本からわざわざ取り寄せてジャーナリスト佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』を読みました。 書籍代より郵送料の方が高かったのに電子書籍版が出ていたことに後で気づいた私。 はー、もうそういう時代になったのね・・・
ソーシャルメディア関連本の中でいち早く出た『Groundswell: Winning in a World Transformed by Social Technologies』(邦題:『グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 』
)もそうだったけど、こういう本はネット上の事例が多いので、本の中の事例をWebで見ながら読むとより面白いですね。
中でも「コカ・コーラのCMに見る戦後文化」が面白かったので、YouTube画像と佐々木さんの解説を並べてみます。
62年から70年代初頭までは、登場するのはほとんど日本人です。 (中略)
どのCMにも熱烈なアメリカ文化への憧れがあふれていて、その真面目すぎるほどの無条件な純真さは、いま鑑賞してもまぶしくて直視できないほどです。
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痛みが距離を超えた日
3月11日(金)朝8:00(日本時間17:00)、夫と息子をバタバタと送り出し、ひと息つこうとパソコンを開いたのと、携帯SMSの着信音が鳴ったのがほぼ同時だった。
パソコンを立ち上げながら、今送られてきたSMSメッセージを見る、ロンドンに住むINSEAD友達、中国人Yからだ。
Hope all is ok with your family and friends back home.
へっ??????
意味がわからず、今開いたばかりのTwitterで最初に目に入ったリンクをクリックしたら右の写真だった(時事ドットコムより)。
何これ???
次々に「M8.4」、「東北」などの文字が目に飛び込み始め、どうやら日本で大地震があったらしいことがわかった。 奈良にいるはずの親と東京にいるはずの弟に電話してみると、どっちもつながらない。
Facebookで「日本は電話がつながらないっぽい。 家族に連絡が取れない。」と英語でつぶやいたところ、世界中の友達から次々に「家族や友達は大丈夫?」とメッセージが入り始めた。
そうこうしている間に、親とは電話がつながり、歩いて帰宅したらしい弟がFacebookにサインインしてきてチャットできた。 家に帰れず職場で一夜を過ごすことにした友人たちが次々とFacebookやGmailにサインインしてくるため、そのたびに無事を確認。
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「国民性」など当てにならない
昔、「日本の携帯が世界最先端をいっている」と自他ともに認めていた頃、日本の携帯インターネットサービスを海外展開する仕事をしていたことがあります。
日本の携帯キャリアがデータ通信によってARPU(Average Revenue Per User、加入者1人あたりの売上)を伸ばす一方で、欧米キャリアは下がり続けるARPUに悩んでいました。 その頃、欧米でよく聞かれたのが、ユーザーが携帯を使ってネット・ゲームなど電話・SMS以外のことを「しない」理由を「文化の違い」に帰結するものです。
よく言われたのが、
- アジアは公共交通機関が発達しているから移動時間が長い。 車社会では携帯を見ながら運転できない。
- 大きな体のアメリカ人・ヨーロッパ人は、小さな携帯画面見ながら"ちまちま"するのは合っていない。
- 日本人はガジェット好き。
- 日本は特殊だ。
・・・etc.
あの頃から5年。
えーーー、ここロンドンでは猫も杓子もiPhone。 みんな小さい画面を覗き込みながら"ちまちま"やってますが???
スマートフォンは完全にキャズムを超え、携帯でネット・メール・ゲームetc.は日常の姿になりつつあります。
iPhone以前の携帯ネットサービスがユーザーの行動を変えるほど魅力的でなかった、携帯で何でも済ます文化は日本(or アジア)の文化的特殊性に起因するものではなかった、ことが露呈したのでした。
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- March 9, 2011 8:51 AM
- 4. 教養・知識 | 7. 心・精神 | IT・テクノロジー | 文化・アイデンティティー Tweet
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シリコンバレーのWannabeたち
偶然、似たようなテーマの記事を続けて読んだので、とても面白かった!
お題は「シリコンバレー以外の場所で素晴らしいテクノロジー会社をつくることはできるのか?」
金融危機に引き金を引かれた世界的な不況のおかげで先進国が失業率増に悩む中、ひとりバブル謳歌中らしいシリコンバレー。 「どうやったらあのモデルを移植できるの?」は世界中で関心があるテーマでしょう。
ひとつめの記事はLAに住む起業家Mark SusterによるTechCrunchへのゲスト記事、"Can You Really Build A Great Tech Firm Outside Silicon Valley?"
彼はロンドンでもシリコンバレーでも起業し成功裏にエグジットした経験があるので、とてもフェアな見方をしています(ファンディングの規模が違う、シリコンバレーは大量のエンジニアがいるので一気にスケールできる、など詳しくは記事をどうぞ)。
面白かったのは、シリコンバレー以外でもテック・ベンチャーは生まれている、という例。
ロサンジェルス・・・Overture, Applied Semantics、MySpace、etc.
シアトル・・・Amazon
ニューヨーク・・・Gilt Groupe、Etsy
シカゴ・・・Groupon
ワシントンDC・・・LivingSocial
そして、シリコンバレー以外にもたくさんの戦略資源(strategic assets)がある、という話。
ニューヨーク・・・ファッション、メディア、アート、金融、大企業の本社
ワシントンDC・・・政府、防衛産業
サンディエゴ・・・モバイル
ロサンゼルス・・・洋服、防衛、ゲーム、音楽、映画(ハリウッド)
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- March 3, 2011 4:33 PM
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Zappingする世代
私たちが「ウェブ前」「ウェブ後」の大変革を人生ど真ん中で生きる「一身にして二生を経る」世代らしい、ということは『「一身にして二生を経る」時代に生まれて』に書いたけど、私の息子の世代ともなると完全に「ウェブ後」、まさにデジタル・ネイティブです。
・・・というのも、生後11ヵ月の息子、液晶ディスプレイらしきものを見ると横に指をスライドさせるのです。 ディスプレイ画面は文字通り「映すだけ」、入力はキーボードが普通だった私から見れば(その前に紙と鉛筆だが)、自然とフリックしている姿に驚愕。
1. メディアをzapping
Generation Yとして知られる若者(諸説あるが、今の28歳以下くらい)は、テレビをつけながらネットでFacebookに書き込みつつ、友だちにSMSを送る、程度のマルチタスキングは常識。 テレビのチャンネルをリモコンで次々替えることを"zapping"と言いますが、異なるメディア間をザッピング。 次々と新たな誘惑に気が移るため、集中力が子ども並みに短く続かないのが特徴。
2. 人間関係もzapping
"The World in 2011"というThe Economistの年始特集号によると、ひと昔前は人間ひとりあたり"social connection"(学校・職場・クラブなど社会的つながりがある人の数)の平均が130人ほどだったが、10年もすると平均500人ほどになると予測されているそうです。
たしかに私もFacebookとmixi、LinkedInで(重複している人を除いても)500人くらいになる。 一度会っただけでFacebookのfriend requestがくるし、「friend(友達)」の定義すら変わりつつあるのかもしれません(Facebook以来、"friend", "unfriend"と言うように"friend"という単語が動詞として使われるようになったし)。
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- February 16, 2011 9:37 AM
- 4. 教養・知識 | 5. 趣味・プライベート | IT・テクノロジー | 家庭・育児 Tweet
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20年後に活きるクリエイティビティー
『20、30、50年後を想像しながら動く』で書いたように、激動の「現在」ではなく、(おそらく)激動の20年後、30年後に、子どもがサバイブできる力をつけられるように親としてできる限りのことをするのは私の人生の重大プロジェクト(のひとつ)です。
こちらは出生率とGDPの相関を示したグラフ(The Economist : Go forth and multiply a lot less)。 世界全体の人口増加スピードは緩やかになると言われていますが、それでも私の子どもが成人する頃には、人口分布を見ただけでも私たちが育った時代と全く異なった世界が広がっていることが容易に想像できます。
『時給78セントの衝撃』、『仕事がなくなるのはミドル層』のような世界がすでに現実となっている中、先進国出身者(私の息子がどの国「出身」なのかは親の私にも答えられないが)はどのような力をつければいいのでしょうか?
ひとつ、わかっているようでわからない回答は「答えがない世界で自分で答えをつくり出す力」かな?
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かわいい? それとも不気味?
どうやら2009年の初公開時に話題になったらしい、けど、最近ロンドンでも目立ちます。
ミネラルウォーターEvianのCM、ローラー・ベイビー。
出てくる赤ちゃんたち、たぶん私の息子とほぼ同い年くらい(今10ヵ月半)。 この歳の赤ちゃんにはあり得ない動きをするので「気持ち悪い〜(でもちょっとキモカワいい)」と言うのが私の感想(最後にキメのポーズ取る赤ちゃんの笑顔はCGっぽく不自然だし・・・)。
ところが、ネット上ではどうやら「かわいい〜☆」って人が多数派のようでした。
これ、私の中ではいわゆる「不気味の谷」にはまってしまったらしい。 だって、本物の赤ちゃんってこんなんだもの(「続きを読む」をクリックするとCMのメイキング・ビデオが)。
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星の数ほどの中から選べる幸せ?
ロンドンの地下鉄に乗って気づくこと。
「ネットでリアルの恋人・友だちに出会いましょう」ってサイトの電車内・駅内広告が異常に多い。 昨日乗った車両では目に入る範囲で"eHarmony"、"Lovestruck London"、"CitySocialising London"と3つも目に飛び込んできました。
『インターネット婚活時代』で「アメリカではもはやインターネットが出会いの主流になっているらしい」と書いたように、趣味・嗜好・職業・既婚歴など細かく指定して、誰でも世界中、星の数ほどいる異性(同性)の中から「理想の」相手に出会える時代になった・・・らしい。
話は変わって、私の友人のひとり、今年40歳のパキスタン系イギリス人(♀)。 もうずいぶん前から人生の伴侶となる人("the one"と言う言い方をよくする、「たったひとりの人」)を探しています。 こんなに人口が多く、出会いを求めるシングルが多い大都市ロンドンで、こんなに出会いが簡単になった世の中で、"the one"に出会うのは本当に難しい、と嘆きます。
以前、バーで出会った女性と話がはずんだ。 よくあるバーでの出会いとしては珍しく(注:彼はナンパをするタイプではないので)、連絡先を交換し、2回・3回と会って、その時も楽しく会話がはずんだ、僕としては付き合う可能性も十分あるかな、と思っていた。 だけど、お互い仕事でもプライベートでも多忙な身。 何度か次に会う機会のリスケを繰り返しているうちに連絡が途切れてしまった。 数ヶ月後、お互いの共通の友人から、彼女が「あの人、ゲイなの?」と尋ねていたと聞いた。
出会って数回目以内に何らかの行動(肉体で意思表示)をしなければゲイと判断されてしまうのか? 最近マッチング・サイトで探すことにした。 少なくとも加入していることそのものが「探している」意思表示になるから。
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100 Things to Watch in 2011
新年あけましておめでとうございます。
さまざまなメディアで今年流行りそうなもの、ブレイクしそうな人・現象を予想しているかと思いますが、米マーケティング代理店JWTが予想したちょっとギークな"100 Things to Watch in 2011"が面白かったです。
これをフォローすればアナタも時代の最先端(?!)
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すべてが可視化される時代
クリスマスムードを吹っ飛ばすように世界を駆け巡ったWikiLeaksのニュース。
みんなが想定していたより早く、いやむしろ大部分の人は想定もしていなかった次元にまで、世界は踏み込んでしまったのだなー
WikiLeaksがチャレンジした領域・こじ開けた時代からは、例えWikileaksという形がなくなっても人類はもう後戻りはできないのだなー
・・・と言う思いが駆け巡ります。 今日・明日の生活に即影響がなくても、長期的には大きく時代がガラッと動いた音がしたとき、結局毎日を何事もなかったかのように生きるしかないのかと戸惑う日々。
参考:GIGAZINE - Wikileaksはなぜ世界中の国家を敵に回そうとしているのか?
TED : なぜ世界にWikiLeaksが必要なのか
WikiLeaksで国家機密が漏らされ、Facebookで個人の友人関係が明らかになり、LinkedInで個人の職業や仕事ぶりがわかり、Twitterで個人がリアルタイムに誰とどこにいるか発信する時代、膨大な量の重層的な情報からすべてが可視化されるようになってきたなあと思います。
それが怖いとかではなく、そういう時代になりつつあることを前提に行動しなければならないのだ、と。
メンバー数5億人を突破したFacebookが面白い試みを行っていました。
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FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 2
昨日の続き。
2. 複雑な料金体系を瞬時に暗号処理
もうひとつのFeliCaの強みは複雑な料金体系を瞬時に暗号処理できるカードOSでした。 首都圏の電車・地下鉄は相互に複雑に路線乗り入れしており、複数の鉄道会社の乗車料金清算(営団と都営を30分以内に乗り継げば割引清算など)が必要です。 また乗車距離(キロ数)に基づく料金体系に加え、数多くの例外があります(基本は乗車距離によって料金が上がるが、首都圏だけは例えば東京駅から新宿駅へ行くのに中央線に乗っても山手線に乗っても同料金)。 各種割引もあります。 ところが、これはおそらく世界一複雑な料金体系。
ロンドン地下鉄はゾーン制で遥かにシンプルですし、NYやパリ地下鉄に至っては均一料金です。 ここでも日本や他アジア国で評価された強みは欧米ではオーバースペックでした。
3. 顧客の理解力と求めるもの
上記のように世界一ハイエンドな公共交通システムを持つ日本において交通事業者は優秀な技術系学生の就職先でもあります。 2010年にはJR東日本が理系男子学生の就職先人気企業9位にランクインしています(→『大学生が選んだ就職先人気企業ランキング2010』)。 交通事業者が人気就職先ということは欧米各国ではおそらくありえない、多くは政府や自治体が運営するインフラ事業者でさまざまな規制の対象で、JR東日本のようにインハウスで最先端の技術開発ができるような部隊はいません、日本独特のメーカーからの出向もない。
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FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 1
先週以来、寒波に襲われているヨーロッパ、雪のパリに遊びに行ってました。
パリ話はさておき、日経ビジネスオンラインの連載『異文化市場で売るためのモノづくりガイド「ローカリゼーションマップ」』のコラム『「腑に落ちなくても従う」、パナソニックの欧州白物家電戦略』にデジャブ(既視感)すら感じました。
ヨーロッパで白物家電(冷蔵庫と洗濯機)を売ろうとしたとき、日本やアジアで評価されたコンセプトが、全く評価されなかった。 日本で最先端である「ななめドラム洗濯機」や「多ドア冷蔵庫」といった商品を持ち込めば、イノベーションとなることを想定していたが、大きな文化的・生活習慣面でのバリアがあった。
冷蔵庫は家電ではなく「冷えるキャビネット」でインテリアの一部。 一方、洗濯機は機能品質重視でおばあちゃんの時代からの信頼性がモノを言う・・・
コンシューマーエレクトロニクスの世界で現地ユーザーの使い方や文化的コンテクストにフィットしない商品を持ちこんで、日本でアピールする機能を謳っても売れないことは容易に想像ができます。 が、これはコンシューマー製品だけではなくB2B製品でも同じなのです。
以前、こちらで私が昔ソニーに勤務していたことを書きましたが、ソニーでは花形のコンシューマーエレクトロニクスではなく、(今は"Suica"などで日本の欠かせない生活インフラとなった技術)FeliCaの部署にいました。 FeliCaを海外展開させるのがミッション。
野村総研が「日本のガラパゴス化現象の例」として非接触ICカード(FeliCa)をあげ、「ガラパゴス化」という言葉を生み出した時より5年以上前の話です。
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Disconnect to Connect
Twitterで教えてもらった、タイの携帯会社DTACのCM。
以前、『文化の壁を超えるCM』というエントリーを書きましたが、このCMも言葉がいらないなー、秀逸。
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お気に入りのiPhoneアプリを教えてください。
今さらにも程がありますが、iPhone 4をゲットしました。
日本ではいまだソフトバンクのみ(なんですか? すみません、知りません)のiPhone、イギリスでは携帯5キャリア(*1)全社がiPhoneをオファーしているため、猫も杓子もiPhone。 ママ友達の中でもiPhoneを持っていないのは私だけ?な状態でした。
*1・・・UKの携帯業界は市場シェア順に1. O2(28%)、2. Orange(23%)、3. Vodafone(23%)、4. T-Mobile(19%)、5. 3(7%)、という激戦区。 キャリア間の差別化要素もなく、大変だなー
シンガポール時代から欲しかったiPhoneをようやく手に入れたのは数週間前なのですが、なかなか使いこなす時間もなく、今週から息子がナーサリーに行ってようやく時間ができたのでいろいろアプリをダウンロードしてみました。
今までiTunes App Storeでイギリスとして国登録をしていたので日本語のアプリがダウンロードできなかったのですが日本で再登録(IPではじいているわけではなく、その国で発行されたクレジットカードがあれば登録可能)。
最近イギリスのしょぼいサービスや製品に慣れきっていて久しぶりに新しい日本の製品に触れたのですが、何っていうか・・・すごいですねー ガラケーだとか言われつつ、日本お得意の"attention to details"(細部へのこだわり)がいかんなく発揮されたアプリが多く、私にはアプリさえ使いこなせない気もしてきました(笑)。
『かゆくないのに掻いてクリームまで塗ってくれる国』という以前自分で書いたエントリーを思い出しましたが、それはさておき・・・
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インターネット婚活時代
出産前から毎週欠かさずランチをして集まっていたママ友達7人 (+7人のベビー)のうちL(バリバリのキャリア弁護士→『私が運転席に座るからあなたは後部座席ね』)が来週からフルタイムで職場復帰するので、全員揃っての定例ランチも最後になりました。 睡眠不足で辛いときもお互い支え合ってきたし、生後すぐから全員で全員の赤ちゃんの成長を見守り面倒をみてきたので、子どもの頃の夏休みが終わってしまうような、(終わりがくるとは知っていた)スペシャルな時間がとうとう終わってしまうようなさみしい感覚です。
この7人は私以外全員イギリス人でエリア柄を反映して全員30代のプロフェッショナル(→『Yummy Mummyたちの集い』)なのですが、キャリアウーマン+専業主夫、事実婚カップル、IVF(体外受精)の末の妊娠・出産、インターネットでの出会い、etc. とそれなりに現代のトレンド(?)を反映していて、話を聞いているだけで本当に面白い。
今日は大手恋愛・結婚マッチングサイトmatch.com(マッチ・ドット・コム)でダンナさんと出会ったSの話。
愛読しているJMM(Japan Mail Media)(→『個人ジャーナリストの時代』)の肥和野 佳子さんの最新レポート「米国の恋活・婚活ー出会いの主流はインターネットー」を読んで納得してしまいました(記事がまだ反映されていませんが、直にこちらから読めると思います)。
アメリカではもはやインターネットが出会いの主流になっているそうです。 私の周りでも(マジョリティとまではいかなくても)ネットで出会い結婚に至った非日本人友達の数は日本人友達の数に比べて多い。
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- September 21, 2010 11:08 AM
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対面で会わずに関係を構築する力
最近、仕事でもプライベートでも「対面で会わずに関係を構築する力」が本当に重要になってきたと思います。
まずは仕事編。
私の仕事はコンサルなので、クライアントとの信頼関係が最重要であるリレーションシップ・ビジネスです。 シンガポールという土地柄、国内で完結する仕事はほとんどなく、クライアント自身が国外にいたり、アドバイザーやパートナーが国外にいたりするので、電話会議がとにかく多い!
電話会議には、Skypeを使うことが多いことはこちらに書きましたが、大企業は今もSkype使用は許可されてないのかな?
ところで、顔の見えない(英語の)電話会議でヒアリングやアドバイスをしつつ信頼関係を構築、というのは実に難しい。 私はファシリテーションやインタビューなど基本スキルがまだまだなこともあり、相当の難関です。 そして、私でなくとも、プロジェクトを「売る」セールスはやはり電話では困難で対面ミーティングが必要(リピートの場合はまた別ですが)。
ただ世界の一般的な流れとしては、岡島悦子さんの『抜擢される人の人脈力』にある通り、高度な課題は課題ごとに必要とされる専門性を持つプロジェクトメンバーが集まる「プロジェクト型組織」で仕事を行う流れにあり、ブロードバンドとSkypeなどのテクノロジーの普及で世界中からプロフェッショナルがバーチャルに集まって仕事ができるようになりました。 「電話会議力」は必須なんだろうなー、ということで毎日精進あるのみです。
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- November 5, 2009 11:47 AM
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読む価値のあるメディア
ついにキタ。
The Economistからウェブサイトの有料化方針についてメールがきました。
最近忙しいので、じっくり読む活字メディアはThe Economistだけになってしまっているのですが、今はウェブサイトで過去1年分の記事が最新号も含め無料で読めます。
The Economistの素晴らしさはこちら→『The Economistを読もう!』
私が普段読むメディアはこちら→『私の情報ソース』
記事全文がオンラインで公開されているため、私もブログで引用しやすく助かっていたのですが、「最新号が無料で読めるって随分太っ腹だなー」と思っていたところ、やはり最新号は購読者のみアクセスできるようにするなど制限の流れ。
私は購読者なので影響はないのですが、今までオンラインで読んでいた人には影響ありますねー
英米の新聞メディアは、目玉の解説記事や寄稿も含めオンラインで全面的に無料のところが多いです。 ところが、昨年以来の不景気と広告収入減少の影響がメディア業界を直撃しており、ルパート・マードックのニューズ・コープが傘下の新聞(Wall Street Journalなど)を年内に有料化すると発表するなど、英米新聞業界は無料と有料の間を揺れ動いているようです(参考:小林恭子の英国メディア・ウォッチ)。
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「ソニー VS.サムスン」に思う
週末読んだ本2冊目。 こちらの方が読む人を選ぶ気がするけど、池田信夫 blogで知り、(もう辞めて6年も経つので公開するが)ソニーは私の古巣なので読んだ『ソニー VS.サムスン』。
私がいたのは、2001年から2003年という短い期間。 新卒入社した商社が経営危機に陥ったのでソニーに転職し(→こちらに書いた)、ソニーはMBA留学という私事都合による長期休職を認めていなかったので、(長期的にはMBA留学の方が重要だったため)辞めたくなかったが辞めた、という超個人的な経緯であり、その頃は電機業界やソニーという会社としての長期トレンドなど考えていませんでした。 が、マクロで見ると、2000年に時価総額ピークを迎えた後、2003年4月に巨大営業赤字を発表した途端、株価が暴落した「ソニー・ショック」までの下り坂の中にいたようです(中にいるとそんなことはあまりわからないものです、しかもヒラ社員には)。
世には数々のソニー本、サムスン本が出ていますが、学者である著者の緻密な分析が光り、組織や企業文化にまで踏み込んだオールラウンドでバランスの取れた良書(かなり細かいので電機業界に詳しくないと読むのが辛いかもしれない)。 個別の企業の分析としても優れているし、こちらで紹介した『ガラパゴス化する日本の製造業』的な読み方もできます。
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Googleのおちゃめなロゴ
気づいた方も多いと思いますが、先日GoogleロゴがUFOになってて「ふーん、今日はUFOの日なのかー?」と思っていたところ、実は鳩山由紀夫次期首相の奥さまが「私たちみんな宇宙人」「太陽をパクパク食べている」「UFOに乗って金星に行った」etc.、発言したことがニュースで話題になったことを受けた上でのGoogleのジョークだった模様。
デジタルマガジン:鳩山幸夫人のUFO発言が世界中で取り上げられた翌日、GoogleのロゴがUFOに変わる
私、この記事読むまで、UFO発言も知らなかったのですが、Googleっておちゃめねー(あ、私はただのギャグで済むんじゃないかと思いますけどね、次期ファーストレディーのUFO発言。 それより、次期首相のNY Timesに掲載された記事の方が痛いです・・・ NYTimes : A New Path for Japan)。
google.co.jp(日本)、google.com、google.com.sg(シンガポール)の3種類のGoogleで検索するようになってから日本語版Googleのロゴの多彩さに驚いていました。 他の2つはこんなに頻繁にロゴ変わらないので。
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メディア規制の影響
週末は上海からアメリカ人友人Aが我が家に泊まりにきていました。
金曜日に家に到着するなり、うちのテーブルに置いてあったThe Economistに食いつき離れないA。 土日も友人たちと食事し談笑する時間以外は、本屋に入り浸るか、うちで古いThe Economistを延々読み続けるA。 よっぽど欧米活字メディアに飢えていたようです。
3週間くらい前から中国でFacebookがブロックされているなあ、というのは気づいていましたが、Twitter、YouTube、Flickr、etc. 私たちの生活の一部となっているほとんどのウェブサービスは以前からブロックされているとのこと。
Guardian : China blocks Twitter, Flickr and Hotmail ahead of Tiananmen anniversary
TechCrunch : ウルムチの暴動の後、中国政府はTwitter、Facebookをブロック中
イラン選挙後の争乱で次々に現地の様子がTwitterやYouTubeに投稿され一瞬にして世界に伝わったことに比べ、ウルムチ暴動の際は現地の生の声というのはほとんど伝わってこなかったことからもメディア規制の効果がわかります。
中国では、Aいわく、International Herald Tribuneなど欧米メディアのウェブ版は中国に関連しないニュースは自由に読めるものの、中国関連(特にウルムチ暴動など)のニュースはトップページのヘッドラインは読めるのにクリックできないようになっているそうです(クリックできないので記事が読めない)。 キーワードでブロックをかけているのでしょうか?
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一流なウェブもの2つ
『魂を揺さぶる写真』というエントリーで、Steve McCurryの写真を紹介したところ、この写真展がきっかけで(?)彼女にプロポーズしたという人を初め、「すごい!!!」という感想をもらって嬉しかったので、今日は最近はまってるものを2つ。
その1。
Steve McCurryも所属しているMagnum Photos(*1)の『Magnum In Motion』。
*1・・・「世界最高の写真家集団」としてその名を知られる、写真家グループ。 現在約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍。
超一流のフォトジャーナリストの写真をスライドショー形式でエッセイの語りで魅せるもの(ビデオポッドキャストも対応)。 それぞれの写真の持つ力が強力なので、PC画面でも食い入るように見てしまいます。 写真のようなアートでもネットで(しかも無料で!)鑑賞できる時代がきたのだなー、とちょっと感動。
『Magnum In Motion』にあるPhoto Essayの数も多く、毎晩大事に見ているのですが(報道写真とあって暗いテーマが多いので寝る前に見ると気分が暗〜くなってしまうのが難)、やっぱり一番好きな写真家はSteve McCurryかな?(リンク貼っておきます)
South Southeast - Feeding on the Colors of Asia

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オープン・イノベーション時代の企業のあり方
先月、『北海道ベンチャーキャピタル』というエントリーを書いたところ、代表の松田さんは、3月に東京でお会いした外村さんのお知り合いということで、メールで松田さんに紹介して頂きました。
いやー、ブログに書いてみるもんですね。 外村さん、ありがとうございます!
今日はその北海道ベンチャーキャピタルの松田さんから「オープンイノベーションのためのベンチャー投資」というレポートを教えて頂いたので紹介。
「オープンイノベーション」は社内のアイデアに頼るだけでなく、社外のアイデアをも上手く使い、企業の境界線を越えて、研究開発や事業化を進めることで、新たなマーケットを創出するということである(『HVCビジネスレポート:オープン・イノベーションへの期待』より)。
アメリカやヨーロッパは、過去20年、オープン・イノベーションを進めたが故に、大企業の競争力は増し、ベンチャーにとっても大学にとっても活性化の源泉となっているそうです、三方Win-Win(右図はオープン・イノベーションによる研究開発のイメージ図)。 一方、日本は内製化にこだわり、外の新しい技術に重点を置いてこなかった、と。
私が驚いたのはHVCレポート『欧米企業のオープン・イノベーションへの取組』にあった独化学品大手BASFや米製薬大手Merckの例。 研究開発が生命線の製薬業界、最近また大型買収が続き再編の動きが加速していますが、Merckは外部の技術を取り入れることにも非常にどん欲です。
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- June 18, 2009 10:07 AM
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企業の競争相手が個人になる時代
書かれてからだいぶ日が経ってしまったのですが、ズキューン!ときた記事。
シリコンバレー在住の江島健太郎さんという方が書いた『LingrとRejawサービス終了のお知らせ』というCNETブログ。
失礼ながら江島さんのこともLingrもRejawも何も知らなかったし、今も知らないけれど、3年間育ててきたサービスを終了し会社を解散することになった原因をまだ混乱の最中にいるであろう当事者が冷静に分析しパブリックにするという、あまり見かけない内容。
その謙虚で冷静な態度にも感銘を受けたのですが、それ以上にズキューン!ときたのが今回の敗因分析の以下の箇所。
私が得た教訓は「究極の少数精鋭はひとり」「プロパー指向という贅沢は軌道に乗ってから」といったあたりです。(中略)
この分野では「企業の競争相手が個人になる時代は目の前まで来ている」ということです。 スタートアップ企業を作って数名で作るのと、一人の個人が副業で立ち上げるのとでは、最終的に出てくるモノの差がだんだんなくなってきており、単に「かかるコストだけが100倍違う」ということになりかねない、と思うのです。
もちろん『フラット化する世界』
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日本のベンチャーよ、世界を目指そう
渡辺千賀さんに続いて(→こちら)、梅田望夫さんまで「あー、言っちゃったー」です。
残念に思っていることはあって。 英語圏のネット空間と日本語圏のネット空間がずいぶん違う物になっちゃったなと。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3)
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (2/3)
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (3/3)
IT Mediaのこの記事、読んだ瞬間、「また炎上するだろうなー」と思っていたら案の定ネット上でバッシングされている模様。 池田信夫さんも取りあげてました(→『梅田望夫氏の開き直り』)
気になったので梅田さんの記事で触れられていた『ウェブはバカと暇人のもの』を斜め読みしてしまった。 普通に読み物としては面白かったです(ブログをやっている身としては「ブログは一般人のどうでもいい日常」にドキッとした、笑)。
私自身は英語圏のネット空間も日本語圏のネット空間も必要と適正に応じて使い分けていて「物は使いよう」「ネットはあくまで道具」だし、ブログでいいことたくさんあるので「バカと暇人のもの」とはあんまり思っていないのですが、反応を見ていると、梅田さんが言わんとしているところと全然違うところに反応している人が多いことに気づきました。
「日本発でいいものができないってのか?!」
という趣旨で、ちょっと前の「日本はダメだ論」にすり替えられてしまっているものが多いような。
梅田さんの真意については海部未知さんの感覚が近いです(↓)。
Tech Mom from Silicon Valley:梅田氏と「アテネの学堂」
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- June 5, 2009 10:24 AM
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東京発Genkiiなベンチャー
土曜はunConferenceというテクノロジー・ベンチャーが集まるコンファレンスに参加。
今まで何度も海外のコンファレンスに行ったことはあるけど、よく考えるとスタートアップだけが集まるコンファレンスに参加するのは初めて。
梅田望夫さんが
シリコンバレーでは技術者・ギークが主役でVC(ベンチャーキャピタル)やコンサルタントは脇役。 特に20-30代のギークが主役で40-50代は脇役。(SVJENより)
と言っていたが、本当にまさにその通りで、脇役な私は若いギークたちのエネルギーを洪水のようにたっぷり浴びてきました。
以前、シンガポール人は起業家魂がないと書きましたが(→『シンガポールで起業したい人へ』)、シンガポールはこういうアジアの起業家を集めたハブ的な機能にはぴったりかも。
シリコンバレーからScott Rafer(過去、MyBlogLog.comのCEO(Yahoo!に売却)、FeedsterのCEOを歴任。 今はLookery.comのCEO、Mashery.comの共同創業者でボードメンバー、Delivr.comの会長)をKeynote Speakerとして呼び、スタートアップ(→参加企業リスト)も合計10ヵ国から。 最近のベンチャーは創業当初からグローバル展開するので、すでに数カ国にチームが散らばっているベンチャーも多くありました。
目玉はスタートアップがVC etc.投資家兼審査員の前で行うエレベーターピッチ。
何とこのエレベーターピッチに日本からベンチャーが登場!
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- May 18, 2009 11:58 AM
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ギークと普通の人の間
前も『海外就職における「日本の力」』に書いたのですが、梅田さんの「自分の力と時代の力」講演録は示唆に富むので、今日もそこから。
僕の場合は、「誰もやっていない新しいこと」というのに惹きつけられたために、当時の最先端であったITをやってきた
という箇所を読み思うところがありました。
私はずっと(最先端ではなくとも)先端テクノロジーをビジネスサイド(事業化・投資・アドバイス)からやっています。 だからといって先端テクノロジーが大好きかというとそうでもなく、『ガラパゴス化する日本』にも書いたとおり消費者としての私はアーリー・マジョリティー。 技術は『キャズム』を超えないと消費者としての私にはたどり着きません。
Wikipedia : キャズム(書籍)
今も周りがスマートフォンだらけになってきて、携帯(ソニエリのウォークマン携帯)は通話とSMS機能しか使っていない私もさすがに肩身が狭くなってきました(i-mode以降の携帯技術革新を経た日本と海外は全く状況が異なり、携帯の使い方だけは10年前に戻った感がある)。
基本的に男性が多い業界で、しかもギークとかガジェットオタクとか「3度の飯より技術(ガジェット)が好き」な人たちと比べると、私は技術もあまりわからないしすごい情熱もないし・・・、と肩身が狭くなることはしばしば。
そんな私がなぜこういうキャリアになってしまったかというと新卒で入社した総合商社での配属先がIT部門だったため(社内システムの部門ではなく事業領域としてのIT)。
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豚インフルと群衆の叡智
豚インフルエンザ(*1)が猛威を奮っています。 私の周囲でも弟がメキシコ旅行をキャンセルしたり、Mさんの来週に迫った結婚式にアメリカから来るはずのゲストが出席をキャンセルしたり、余波が広がっています。
*1・・・インフルエンザA型に名前が改められたらしい。
REUTERS :豚インフルを「インフルエンザA型」に変更、食肉産業に配慮=WHO
そして思い出したのが、以前読んだ『The Wisdom of Crowds』(日本語訳:『「みんなの意見」は案外正しい』
)。
この本は、一握りの天才や、専門家たちが下す判断よりも、普通の人の普通の集団の判断の方が正しい、という爽やかな内容なのですが、一番面白かったのが、情報技術の発達により情報が即座にシェアできるようになり、SARS撲滅のために世界中の科学者が協力して以前の伝染病発生時には考えられなかったようなスピードでウイルス発見できた、という話。
SARSウイルスの発見は、WHOの主導でフランス、ドイツ、オランダ、日本、アメリカ、香港、シンガポール、カナダ、イギリス、中国の各国にある研究所に、ウイルスの発見、分析に協力するよう求めたことがきっかけとなり、国際プロジェクトが発足。 文字通りround the clock(24時間体制で)で研究した結果(1日が終わると研究者はその日の結果をシェアし、起きているタイムゾーンにいる研究者がその結果を利用しながら続ける)、その1ヵ月後には、コロナウイルスがSARSの原因であることが解明されたそう。
今も全く同じことが世界の伝染病研究者の間で行われているのだと推測します。 ウイルスの撲滅は彼らの手にかかっている。
もちろん被害にあった人は大変お気の毒なのですが、私は伝染病研究には何の知識もネットワークもないけど、「もうすぐ発見されるからね!」と勝手に思っている。 どうなんだろう?
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Susan Boyle現象に見る新旧メディアの逆転
先週書いたばかりのSusan Boyleですが、日に日に英米マスメディア(新聞、テレビ)でのSusan Boyleセンセーションがすさまじくなっている(らしい)のにすっかり興ざめしつつある私。
Susanに興ざめしているのではありません、マスメディアに、です。
彼女のプライベートを洗い出したり、外見をmakeover(変身)させるか真剣にテレビで討論したり、彼女の生い立ちや外見にフォーカスしたものが多く、「そこがポイントじゃないだろー」みたいな。
リンクを貼るまでもないので、興味のある方はYouTubeで検索するといろいろ出てきます(CBSとか)。
フィーバー(死語?)の初期の頃(といっても先週の話)、マスメディアの雑音なしに純粋にYouTubeのリンクからSusanの歌う姿を見て(もちろんこれも"Britan's Got Talent"が編集しているわけだけど)、"I dreamed a dream"の歌詞を地でいく姿に涙した情報感度の高い人たちは、もうすでに別の話題に移ってます。
さて、今回の件で圧倒的な存在感を見せつけたのは、YouTube。
ただ、YouTubeだけではここまで広がらなかったわけで、友達のお勧め文と共に貼られたYouTubeのリンクをFacebookのstatus updateやTwitterで見た人たちが次々に「私も感動した~」と各自の言語で書き込んでいったことから、世界中でYouTubeのSusanビデオクリップを観た視聴者が雪だるま式に増えていったのです。
私はすでにテレビは全く見ないのですが(→『私の情報ソース』)、今回の一件でますますテレビ放送業界がガラガラと音を立てて崩れていくのが聞こえた気がしました。
最近のThe Economistにアメリカのプライムタイムの地上波TV視聴率の推移が載っていました。 目を覆いたくなるような状況(ただし、ケーブルTVや衛星放送でTVを観る人は増えている)。
The Economist : Changing channels
日本の数字では、各メディアに集まる広告費の数字が面白い。
電通:日本の広告費
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イギリスで新たなスター誕生
友達のmixi日記で知った。
すでにネット上ではすごいことになってますね。
"Britain's Got Talent"という"American Idol"のイギリス版TV番組オーディションに出たSusan Boyleというおばさんのお話。 47歳、スコットランド出身。 曲は私の一番好きなミュージカル『レ・ミゼラブル』の"I dreamed a dream"。
YouTubeの画像埋め込みができないので、リンクから見てください、損はさせません(笑)。 歌う前の審査員と聴衆の反応に注目。
YouTube : Susan Boyle - Singer - Britains Got Talent 2009 (With Lyrics)
『日豪ユーモア考』というエントリーでイギリス系の国のユーモアセンス(= sarcastic、ブラック)について書いたのですが、もうひとつの特徴としては、underdog(負け犬)が事前予想に反して勝っていく姿を応援するのが大好き、ってことでしょうか。
私の好きなイギリス映画もすべてこのunderdogが勝ち上がっていく物語かも。
- スラム街で育った少年がクイズ番組で勝ち上がる『スラムドッグ$ミリオネア』
- イギリス北部の鉄工所を解雇された中年男6人組がストリップショーを始める『フル・モンティ』
- 女子のものとされていたバレエでプロを目指す少年の物語、『リトル・ダンサー』
- 父の急死で靴工場をつぐことになった主人公が孤軍奮闘する『キンキー・ブーツ』
彼女のプロフィールは、もーまさにピッタリ。
- 見ての通りの容姿(眉毛、何とかしようよー)
- 無職、教会のボランティアワーカー
- 独身(猫と住んでいる)、結婚経験なし、キスの経験もなし
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- April 17, 2009 9:39 AM
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Twitter初心者の長いつぶやき
Facebookのトップページが変わってTwitterからのつぶやきがアップデートされるようになり、本屋では『Twitter Power』という本が平積みされ、Twitterがいよいよすごいことになってきたな、と思ったので始めてみました(「Facebookがすさまじい」と書いたのはついこないだだった気がするのに→『Facebookのすさまじさとmixiのまったり感』)。
まだ1週間くらいしか経ってませんが・・・よくわかりません・・・
トップページはこんな感じ(→)。
「What are you doing?」(今何してる?)という問いに140字の文字制限で誰にともなくつぶやく、という超シンプルなもの。 ハマっている人が続出しているらしい。
もっと詳しくは東京の外村さんを囲む会でお会いしたDGインキュベーションのRocky枝さん(Twitter投資担当)のインタビューをどうぞ→『ミニブログから見えるのはユーザーの本音!』
私がハマるかどうかはまだ不明・・・として、友達のTwitterで溢れたFacebookトップページを見ながら、ちょっと腑に落ちてきたことがありました。
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- April 2, 2009 9:06 PM
- 4. 教養・知識 | 7. 心・精神 | IT・テクノロジー | 人脈・ネットワーキング Tweet
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羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く
東京で前職にいたときから思っていたことですが、会社のパソコンからSkypeやMessengerをしている人は、日本で働く友人にはほとんどいませんが、日本国外で働く友人にはかなりいます。
在宅勤務の友人やサービスオフィスで働く小規模な会社で働く友人などは、通常の電話と同じように無料のSkypeを利用しています。
前職の財閥系総合商社では、SkypeやMessengerなどは一切禁止。 個人用PCの管理者権限はシステム部門が持っているため、全てのソフトウェアはインストール依頼書と一緒にシステム部門にPCを持ち込む必要があり、IT事業部門にいた私は顧客・取引先の製品を自分のPCで試すのも業務のうちなのに自由にインストールできず大変不自由な思いをしていました。 また、社外に持ち出すためには「PC持ち出し申請書」に部長印が必要(事前許可)で出張の多い私はいつも提出し忘れて怒られていました。
企業の情報セキュリティが強化されたのは企業からの個人情報流出が問題となり、個人情報保護法が施行された頃(2005年)だったと思います。 SkypeやMessengerのセキュリティ脆弱性についてはわかりませんが、日本の企業が一斉に個人情報保護法の過剰適用に動いた(ように私には見えた)のは、流出があった一部の企業がマスコミのやり玉にあげられ、他の企業が一斉に「羮(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹いた」からでは?
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できる経営者のブログ術
先週『岩瀬さんと生命保険』のエントリーを書くのにライフネット生命保険のページからロゴをお借りしたところ(プリントスクリーンしてコピペした)、これがきっかけか定かではありませんが、今週月曜には志バナー(ライフネット生命を応援します!という表明)として岩瀬さんのブログに小さなバナーとその貼付け方が載っていました(→)。
早速、貼ったけど小さくて存在感がなかったため、「もっと大きいのとか数種類作って選べるようにしたらどうでしょう?」とメールしたところ、
早速翌日には、こんな大きなパターンとさらに数種類のバナーができあがっていました。
さ・さすが・・・できる経営者はアクションが早い・・・
ブログでインタラクティブにすぐ反応が返ってくるのがいいですね。
私は普通のブログサービスでチカチカと広告が出るのが嫌いで、わざわざレンタル・サーバーを借りてMovable Typeでブログをやっているのですが、経営方針に共感できる会社はぜひ応援させてもらおう、ということで右バーの下の方にAdsスペースを作りました。
そしてブログ活用ということでは1日の長があるのは、もちろんアメリカのIT企業の経営者。
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ロングテールな人たち
昨日は私がヒーローリストに「死ぬまでに会ってみたい人」に勝手に入れてる渡辺千賀さんからこちらのエントリーにコメントもらったという記念すべき日なのでした。 わーい!
これで二次の隔たりだったのが、一次の隔たりになったわ♪(参考:六次の隔たり)
私が千賀さんに激しく共感したのは、
思い起こせば私が27歳のときは
「この上MBAなんか取ってしまった暁には嫁にいけなくなるのでは」
と真剣に悩んだものであった。今にして思えば信じられないが、そのときは
「いや、しかし、MBAを取らずに一生嫁にいけないのと、MBAを取って一生嫁にいけないのでは、後者の方がまだましだ」
という判断の元に果敢に渡米したのであった。(コチラより)
ってあたりとか、
私にとっての理想の相手とは
1)仕事をしている母親がいる
2)お姉さんがいる
3)できれば母親もお姉さんも気が強い
というもの。こういう人は、女性に三つ指幻想を抱いていないので。(コチラより)
ってあたりとかが、昔の私と全く完全に一緒だったからで、キャリアとかシリコンバレーとかあんまり関係ありません(笑)。
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- March 12, 2009 6:30 AM
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パラダイムシフト真っ最中のメディア
これはすごい・・・
スタンフォード大学がiTunes上で大学の講義やゲスト・スピーカーのスピーチを公開しているStanford on iTunes U。
以前、梅田望夫さんの『ウェブ進化論』でMITのOpenCourseWare(*1)の存在を知り、「こりゃー、すごい時代がきたもんだ」と思って面白そうなものを探してみたことがあるのですが、素人には授業のシラバスや一部講義ノートだけあっても使いにくく結局利用しなかったことがあります。 なお、インドではMIT OpenCourseでシラバス(講義計画・内容)を無償入手し、その内容に沿って先生が授業を行っていたりするらしいので、きちんと使いこなせる人には限りなく有用なツールなのだと思いますが。
*1 : OpenCourseWareとは大学や大学院など高等教育機関で正規に提供された講義とその関連情報を、インターネットを通じて無償で公開する活動(Wikipedia : オープンコースウェア)。
ところが、このiTunes Uでは、超一流教授陣やスピーカーの講義をタダで聴けるのです。 何から聴けばいいか迷いに迷ってしまうほど充実した内容(バークレー、MIT、デュークにもあるそうですが、スタンフォードだけですごすぎて他の大学までチェックできず)。
以下、一例。 Stanford on iTunes Uからのリンクのたどり方を書いておきました。 PC上にiTunesがインストールされている必要あり)
Business --> Social Entrepreneurship --> Muhammad Yunus(『グラミンフォンという奇跡』、ノーベル平和賞のムハマド・ユヌス氏)
Science and Technology --> Environmental Science --> Al Gore(『不都合な真実』、ノーベル平和賞の米元副大統領アル・ゴア氏)
さすがスタンフォード。 すばらしい布陣ではないでしょうか?
英語の勉強にもなりますので、ぜひどうぞ。 ニュースよりゆっくりなので聴きやすいと思います。
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インドITエンジニアにみるデジャブ
インドのよかったところはインド国内の英字新聞や英字雑誌が多いので、インド視点のニュースが生で手に入るところでした(空港・ホテル、何かと待たされる国なので、読む時間はたっぷりあり)。
私たちの滞在中、一番大きな経済ニュースはITアウトソーシング大手Satyamの決算粉飾でしたが(下記)、私が一番注目したのは週刊誌Business Today(だったかな?)に載っていたITエンジニアの大量失業の記事。
REUTERS : Accounting scandal at Satyam could be India's Enron
過去数年間にInfosysやWiproなどインドIT大手の勃興、欧米系IT大手の相次ぐインドへの進出により、200万人以上とも言われるITエンジニアを生み出したインドIT産業が世界不況により業績悪化しており、(今まで需要が供給に追いつかなかった)ITエンジニアを初めてリストラしている、との話。
その記事は初めての危機に直面した若手ITエンジニア(そして広くは高等教育を受けた若い知識産業従事者)に向けて書かれており、「これからは今までのようにジェネリックなスキルだけではいけない。 より高度で成長分野の知識・スキルを身につけて他者と差別化をはかろう」と結ばれていました。
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- February 12, 2009 11:35 AM
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次の破壊的イノベーションは何だ?
あまりにも長い間、私の「読みたい本リスト」にあった『イノベーションのジレンマ』をようやく読みました(原書『Innovator's Dilemma』
で)。
うーん、我ながら遅いなー・・・ 原書が出たのは2000年ですからね。 技術革新に関する名著中の名著。 その内容はまだ色あせていないとはいえ、例の多くは1999年までの例なのでもっと早く読むべきでした。 まだまだ良書を選ぶ嗅覚が鈍いです。
・・・という訳で、製造業のみならずあらゆる財・サービス業に従事する人は絶対読むべき1冊ですが、エッセンスは下の図に表せます。

技術革新によりある市場が生まれます(図中、上の黒線)。
市場を掴むことに成功した企業は持続的イノベーションによりどんどん技術革新を行います。 既存市場を相手に付加価値マージンを維持しようと思うとハイエンド市場に移行せざるをえなくなります(上の黒線が斜め右上方向に推移)。
ところが、企業の技術革新のスピードは市場が求めるスペックの伸び(図中、2本の破線の間が市場)よりも速いのです。 ハイエンド市場に特化していく有力企業の製品はローエンド市場にとってはオーバースペックになります。
そこに破壊的イノベーションによってローエンド市場の需要を満たす企業が現れます(下の黒線)。 その多くは新興企業。
ハイエンド市場に特化している企業にとってローエンド市場はマージンが低いので当初はその破壊的イノベーションを軽視します。
ところが、その破壊的イノベーションも持続的イノベーションによって急速に市場を獲得していきます(下の黒線が斜め右上方向に推移)。 気がつくとハイエンド市場も満足するスペックになり、破壊的イノベーションが持続的イノベーションを駆逐します。
そして、また歴史は繰り返す、というお話。
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Facebook時代の'keep in touch'
昔は一人旅専門だったのですが(→『バックパッカー時代も悪くない』)、今回の中国は実に久しぶりの一人旅でした。 何年ぶりかも覚えてないや・・・
そんな久しぶりの一人旅。 10年前との時代の違いを一番感じたのは、旅先での出会いがもはや一期一会ではなくなったということでしょうか?
昔は旅先で出会った人と一緒に写真を撮ると(←まだフィルムカメラの時代)、住所を聞いて焼き増しした写真を送ったものです。 クリスマス前には郵送でクリスマスカードが届き、でも1年経ち、2年経つと遠い異国に住む友人とは縁が途絶えていきました。
5年くらい前はこれがメールアドレスの交換になり、デジカメで送った写真を送ったりしていました。 でも相手がブロードバンド環境かもわからないので、送っても1通のメールに3枚添付くらい。 何枚も送りたい場合はメールを何通にも分けて送っていました。
そして現在。
「写真見せてよ」
「Facebook(もしくはFlickr)にアップしておくよ。 Facebookで名前何?」(とiPhoneを取り出しそのまま目の前でfriend requestを送る)
あっという間に写真の交換どころかFacebook上でつながったため、今後もお互いに近況がわかることになりました(日本人の場合、mixi)。
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- December 20, 2008 4:00 PM
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Google vs. お店のおばちゃん
季節の話題の続き。
以前書きましたが、週に1回オーガニックベジタブルのデリバリーが届きます。
申し込んだとき、説明書きに「Seasonable vegetable & fruits(季節の野菜と果物)の組み合わせが届く」とあったので、シンガポールで季節って何ぞや? 毎回パパイヤやマンゴーが届くのかな?と思っていたら何のことはない。
シンガポールは食料品の95%を輸入に頼っているので、オーガニックベジタブルも日本、オーストラリア、その他から「その土地の季節のもの」が届きます。 今であれば日本から白菜、オーストラリアからブロッコリー、近隣(マレーシアかな?)からパパイヤなどが届き、食卓は「白菜鍋をした後、デザートはパパイヤ」のようになります。
さて、このデリバリー。 ショップに届いた野菜・果物を入れて送ってくれるのですが、リストがないので届いたものを見ても何の野菜かわからない、という欠点があります。
例えば最近届いた茎が赤い葉もの野菜。
夫が「rhubarbじゃないか?」と言うので(右はrhubarbの写真)、レシピを検索したところ、葉っぱを取り、茎を砂糖で煮詰めてジャムにしてお菓子に使うレシピばかり。 レシピ通りに茎をジャムにして何回かトーストにのせて食べてみたのですが、まずくはないけど、おいしくもない。
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Red Herring 100 Asia
私は、起業家という人種が好きなので、今日と明日、2日続けて応援ブログです。
Red Herringという雑誌をご存知ですか?
シリコンバレーにある出版社(雑誌とWeb)で、そのRed Herring社が毎年選ぶ"Red Herring 100"は世界を変える可能性を秘めた革新的なベンチャー企業100社に与えられ、ベンチャー企業の登竜門とも言える名誉ある賞です。
"Red Herring 100 Asia"はそのアジア版。
このたび、今年の"Red Herring 100 Asia"のファイナリスト200社が発表されました。
ふーんとリストを見ていると、何と前職の同僚が会社を辞めて社長に就任したベンチャーの名が。
残念ながら仕事上もプライベートもほとんど絡みがなかったのですが、Red Herring Asiaのファイナリストになっているとは!
本番は12月。 受賞できるといいですね!
去年のRed Herring 100 Asiaの受賞企業(→コチラ)の顔ぶれを見てみると、中国とインドが圧倒的に多い(やっぱり・・・ 今さら驚かない)。
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- October 24, 2008 4:10 PM
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Googleで英語検索するコツを教えてください。
タイトルそのままです。
私は検索エンジンはほとんどGoogleしか使わないのですが、日本語で検索するより英語で検索する方が求める情報にたどり着くのに時間がかかる、と思うのは私だけでしょうか?(語学力の問題ではなく一般論として)
シンガポールの情報を得たい場合、http://www.google.com.sg/ (Google Singapore)から検索するのですが、トップページに出てくるのはアメリカやイギリスのサイトが実に多い・・・ 検索単語に"singapore"と入れてもそうなのです。
例えば、シンガポールで金融業界の仕事を探したくて、上記Googleシンガポールサイトから
"job finance singapore"
で検索するとします。
するとトップページに出てくるリンクは、グローバルな大手人材紹介会社のサイト(全世界対象)で"singapore"を指定・検索した結果(求人のリスト)だったりします。 検索結果が多少でもあれば、目的には合致しているのですが、"検索結果 = 0"だと時間のムダ。
事情はhttp://www.google.com.au/ (Google Australia)でも同じ。
私の夫はよくレシピをネットで検索するのですが、例えば魚を使ったイタリア料理のレシピを検索したいとき、
"italian recipe fish"
で検索すると、検索結果で多いのはアメリカのサイトです。
アメリカのレシピサイトは材料の分量がpound表示なので、gram表示の私たちには分からないんですよね(もちろん変換すればいいのだが面倒)。
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ウェブカレ・・・
今まで外国人の友人からは「一番親しい日本人である」という理由でいろいろなことを頼まれてきました。
ありがちなのが、「今度、東京に行くんだけどレストランのお薦め教えて」「京都で旅館に泊まりたい」など旅行系。
義父(夫のお父さん)からは「30年前のロンドン留学時代のクラスメイト(日本人)と10年前から音信不通になってしまったので探してほしい」と、私を興信所か何かだと勘違いしているのでは?と思われるような依頼も(アルファベットの名前から漢字を類推し、当時在籍していた会社名と組み合わせてググッたら何と発見できてしまいました。 そして電話をかけてご本人を確認しメルアドをゲットして義父に連絡。 興信所いらず)。
今回の依頼は上海でベンチャーキャピタルを経営する友人から。
「日本で"ウェブカレ"とやらが大ブームらしいので、使ってみて感想を教えてほしい」
はいはい、おまかせあれ。
で、ウェブカレ。
9月10日にオープンした"乙女のための2次元恋愛シミュレーションSNS"とのことで、20代女性を中心に人気らしい。
舞台は私立の高校。お菓子作りが趣味の生徒会長、勉強が苦手なバスケ部員、女子生徒に人気の国語教師、けんかの強い問題児 - という4人のキャラ(下)から自分の"彼"を選び、"彼"やSNSの他のメンバーと一緒に学園生活を送るというシミュレーションで、SNSならではの機能もついています。

興味のある方はコチラ(↓)
ウェブカレってなに?
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- October 8, 2008 5:57 PM
- 2. ビジネス・キャリア | 4. 教養・知識 | IT・テクノロジー | ベンチャー・起業家 Tweet
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Facebookのめまぐるしさとmixiのまったり感
『mixiとFacebook』に書いたとおり、私は2つのSNSを使い分けているのですが、最近Facebookがすさまじいです。
Facebookを使ったことのない方に説明するのは難しいのですが、まず、実名登録です(最近新しくなったインターフェースはこんな感じ)。
そして、学歴、E-mailアドレスなどの連絡先も公開し(オプションだと思いますが、実際ほとんどの人は公開している)、Political Views(政治的見解、Liberalとか)やReligious Views(宗教観)までベーシックプロフィールに含まれているのが米国発祥らしい。 プロフィール写真もほとんどの人が自分の顔写真。
何がすさまじいかと言うと、私のトップページには次々と私の友達がFacebook上で行ったアクティビティが表示されます。 例えば・・・(以下、今の私のトップページに実際に現れている文章。友人の名前は実際はフルネーム表示ですが、イニシャルにしています。かっこ内は私のコメント。)
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- September 5, 2008 5:32 PM
- 4. 教養・知識 | 7. 心・精神 | IT・テクノロジー | 人脈・ネットワーキング Tweet
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