昨日のクロネコヤマトに引き続き、『ユニクロに続け! 隠れた日本のスーパー企業』の中からスープストックトーキョーについて。
外食産業の海外進出はローカライズが難しいかもしれないけれど、スープストックトーキョーはコンセプトは他にも思いつく人いると思うし(実際、似たような業態の店はある)、競合も激しいジャンルなのですが、executionが素晴らしい。 「無添加、食べるスープ」を週替わりで多種類、あそこまで高いレベルで実現し続けるチェーンは存在しません。
私はスープストックトーキョーのもろターゲット層、「首都圏で働く女性」で「ひとりで落ち着いてランチができる店」がないなー、と思っていたので、かなり初期の頃からのファンでした。
さて、海外進出するのであれば、狙うべき層は「デスクでサンドイッチを食べる大都市のホワイトカラー」です。 日本で言うなら、会社でコンビニ弁当を食べる感覚でしょうか? とにかく大都市の欧米人はサンドイッチ@デスク族がめちゃくちゃ多い。 私の職場の欧米人もほぼ全員そうですし、夫の職場もそうです。
日本ではランチにサンドイッチとは女性的というかお腹にたまらなさそうな印象ですが、欧米人は男女関係なく食べてますねー ロンドンではPRET A MANGER(日本に進出した記憶があったんだけど、撤退してたんですね)、パリではPomme de Pain、PAULあたり(?)、シンガポールはCedele、米Subway、など都市によって異なりますが、お昼時は大賑わい。
ところが、本人たちはヘルシーなつもりなのか知らないけど、サンドイッチというのは栄養バランスが悪く高脂質、野菜不足になりがち(レタス 1枚じゃあねえ・・・)。
そこで注目されるのがスープ。
スープを食べる文化というのはもともとあって、カフェなどでは必ずランチメニューにSoup of the Day(日替わりスープ)があり、ヘルスコンシャスな人が集まる場所だと選ぶ人も多いのですが、いかんせんSoup of the Dayなので選べない、ラーメン鉢のような大きさのボウルに単一味のスープは飽きてくる・・・
スープストックトーキョーの豊富な品揃え、2種類選べるセットメニュー、栄養価・カロリー表示、素材へのこだわり、などヘルスコンシャスな大都市ホワイトカラーにはパーフェクトなソリューションだと思います。 もちろん味の好みが場所によって異なるのでメニューのローカライズは必要かもしれませんが・・・
なお、シンガポールにThe Soup Spoonという似たようなコンセプトのチェーン店があるのですが、何回かトライしてやめました。 味がイマイチだったのと、やはり選択肢が少なく飽きてしまったので。
ビジョンとコンセプトを末端までexecuteするって本当に難しいことなんですねー
シンガポールは日本の味そのままでOKという希有な市場なので(→『ヨーロッパをマネする日本をマネするシンガポール』)まずはシンガポールでテストマーケティングかな、主戦場はスープ文化の根付いたヘルスコンシャスな欧米大都市だろうけど。
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- December 23, 2009 8:03 AM
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