もともといわゆる観光は好きではない上に、シンガポールはたいした観光資源がないのでちゃんと観光したことがないのですが、「シンガポールを去る前にDuckTourに乗りたい!」と夫が言うので、あきれながらも先週末付き合ってあげた優しい私。
こういう(→)風貌で陸の上を走ってたかと思うと、そのまま水の中にも入ってクルーズできちゃう、というアホっぽい子供っぽいコンセプトの水陸両用車でシンガポールのマリーナ・エリアを海から観覧できます。
一応、シンガポール・フライヤー(世界最大の観覧車)、F1シンガポール・グランプリ会場、エスプラナード(ドリアン型のコンサート会場)、金融街のビル群、世界3大がっかりの1つマーライオン、etc.シンガポールの見どころをツアーというのがウリなのですが、普段見慣れていてあまり興味がないので、私たちの関心の矛先は来春オープンするカジノ・リゾートの建設現場に集中。
シンガポールは2015年までに観光客を年間1,500万人(2008年は1,011万人(*1)、日本は2008年 835万人(*2))に増やす目標を立てており、その目玉が現在建設中のカジノを含む総合リゾート施設です。
*1・・・Singapore Tourism Board - Visitor Arrivals Statistics 2008
*2・・・日本政府観光局 - 2008年 訪日外客数
去年の9月はこんな風(一番下のクレーンの夜景)に建設が始まったばかりだったのに、今はこーんなにできあがっていました。 金融危機が起こったときはマカオもヤバいって噂だったので、このリゾート計画もどうなることかと思いましたが、政府保証付きの契約なので、開業は予定より数ヶ月ズレ込むものの来春開業予定。
狙いはもちろん大陸中国人ギャンブラーです(中国人さまさまでマカオのカジノ売上がラスベガスを抜いたのが2006年)。 総工費は52億円と世界一で「マカオを追い越せ!」が合い言葉だとか(?!)。
シンガポール市民に悪影響(ギャンブル中毒)を与えないようにするため(そのため、今まで政府はカジノ誘致には及び腰であった)、市民からはカジノへの入場料1日100ドルを徴収予定、と政策も徹底しています・・・
私自身は、昨日書いた理想の街の裏返しで、「ショッピングモール、カジノなどで溢れた人工的な都市がキライ(ディズニーランドも苦手)。 世界で一番嫌いな都市はラスベガスとドバイ」ってタイプだし、バカンス先を選ぶときはわざわざ団体中国人観光客を避けて選んでいるので(→『バカンス先の選び方』)、シンガポールが目指している方向性とは真逆の嗜好ですが、ここまで政府が有言実行できる国というのは本当に興味深い。
観光客だけではなく、国の経済発展のために人口もガンガン増えていて(街を歩いていてもわかるほど増えている)、私が2006年にシンガポールに来始めた当初は430万人くらいだったのが、現在は500万人(*3)。 政府は40年後に人口650万人を目指しているそうですが、すぐ達しちゃうんじゃないかしら?
*3・・・Statistics Singapore - Key Annual Indicators
人口650万人時代に向け、街中、地下鉄・コンドミニアム・ショッピングモールの工事だらけ(うちは地下鉄駅の工事現場のすぐ近くなので粉塵と騒音・悪臭がすごい)。
経済は「独立以来の危機」からあっさり脱して回復を始めたし、2007年に45%の驚異的上昇を遂げた賃貸相場(→『1年で家賃相場45%上昇』)は金融危機でいったん下げ始めたと思ったら最近また上がり始めたらしいし、中国ほどではないものの、相変わらず疾走を続けるシンガポールなのでした。
(建設現場の写真ばかり撮ってしまいましたが、本当は"金融街を背景にしたマーライオン"とこういう(→)シンガポールらしい景色を楽しむものらしいです、DuckTourは)。
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- November 20, 2009 12:43 PM
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