昨日より続く。
3. アクティビティー
日本といえば神社仏閣。 長野の善光寺も参拝客(ほとんど日本人高齢者)で賑わっていました。 こういう観光地は英語のパンフレットも備わっているようですが、ヨーロッパの教会も3つめ以降は全部一緒に見えるように、外国人も神社仏閣ばかりでは飽きます(だいたい日本の田舎に行こうなどというコアな旅行者は行き尽くしている可能性が高い)。
では、日本の田舎で何をするか、ですが、「近所の山や高原を散策」、これで十分。
だいぶ前に、何かの本で「日本は自然の中にある"緑"という色のバリエーションが最も豊かな国」と読んだことがありますが、秋の山の色のバリエーションはさらに豊か。
私が1年を過ごしたINSEADのフランスキャンパスはパリから南東60kmのFontainebleauという森の中にあり、秋になると毎日シカ、ウサギ、イノシシ、キツネなど森の動物たちを車ではねないように注意しながら学校に行くという場所。 あたり一面がしっとりと深いイエロー・マロン色に染まるフランス北部の森もきれいなのですが、赤・橙・黄・緑とそのグラデーションが入り交じり、繊細ながら艶やかな日本の山・森は格別の美しさです(右の写真は小諸の懐古園のお庭)。
とりわけ秋の長めの暖かい色の光が斜めに射し込む夕暮れは、刻々とあたりの景色が変わり言葉を失う美しさで、夫もただただひたすら"beautiful..."と声にならない声を連発していました(左の写真は戸隠高原)。
今回、私たちはシンガポールから来たと言うと「こんな何もないところに・・・」と言う地元の方が多かったのですが、「何もない」が最高の贅沢。 山や森を歩くだけで大満足という人はたくさんいるので、補うべきは昨日も書いたように交通手段と地図案内。
宿から(せめてバス停など公共交通機関まで)送迎をつける、山や森の地図や標識は日本語ではすでに整備されているので英語を小さく補足する、それだけで歓喜して訪れる外国人がたくさんいるはずです。
最近の、特に先進国都市部のアッパー層は日本食も食べ慣れているし、旅慣れているのでお風呂の入り方など郷のマナーは尊重するし、エコ意識も高いので環境破壊もしない。 「外国人なんて・・・」と恐れることなかれ、意外と寂れゆく地方の起死回生策になったりするのではないかしらん?
今回、平日だったこともあってか、旅の道中に見かけた人(地元の人・旅行者含む)の平均年齢は60歳くらい(?!)。 私たちは最年少レベル。
夫も行く場所、行く場所で「ここはリタイアメント・ビレッジか・・・」と想像を遥かに超えた日本の高齢化の現状に言葉を失っていました。
「元気に山登りする高齢者」もいいんだけど、うーん、もったいないなー こんなに魅力たっぷりなのに・・・という思いで書いたこの2日間のブログ。 しかるべき人の目に止まればいいのですが。
(右の写真は、戸隠神社奥社の大杉並木。 この光景も日本以外にない。)
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- November 3, 2009 12:26 PM
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