海部美知さんのブログエントリー『妊娠も育児も家事も、フツーに仕事じゃんか』で知った発言小町の、「混んだ電車で席を譲ってもらうように毎日周囲に頼んでいる、妊娠中幼稚園児連れのワーキングマザー」の話。
このスレッドに対する反応・コメントが怖すぎる・・・
掲示板は正直読むメリットを感じないので、普段読まないのだが、怖すぎてレス461本(投稿受付は終了)を読破してしまった・・・
妊娠6カ月で毎日幼稚園児連れで朝6時代に通勤しているが(これでもあまり混む前に朝早く起きている)、席に座れないので、優先席で元気そうな人に「席を譲ってもらえないか?」と頼んでいるのだが、ほとんど譲ってもらえない、「周りからはどう見られているか?」というお題。
「サラリーマンだって残業で疲れている」「妊娠も子連れ通勤も自己都合。 他人を巻き込むな」「始発に乗るとか時差通勤するとか努力しろ」というコメントが多くて背筋が寒くなった。
マジ~~~?
妊娠が自己都合なら残業も自己都合では?
優先席ってそもそも対象者がいれば優先するための席では??
東京で子連れ出勤するとこんなこと思われちゃうわけ~~~???
このコメントが東京の通勤人口の意見の総和ではないことを祈るばかりです・・・
シンガポールで乳児・幼児を持つ日本人お母さんの友達が口を揃えて言うのが「シンガポールは子供や子連れに優しい。 ここを経験すると東京で育児はできない!」。
街中の様子を見ていると私でもそうなんだろうなー、と思うけど、今日のエントリーはシンガポール礼賛物語ではないです。 「子供天国ってこんなんでいいのか?」と思うこともあります。
私は子持ちではないので、気づいていないことやわからないことがたくさんあると思うので、お子さんがいる方のコメント歓迎~。
この国は基本的に中華系からなる国なので、「大家族ハッピー。 子供は親戚一同みんなで育てよう」的な雰囲気がある。
他人でも妊婦や子連れに対してはすこぶる優しい。 席を譲る、列の前に入れてあげる、のは当たり前(なお、一般的な公共マナーは悪い、Singapore Kindness Movementとかいうキャンペーンを政府がやってるくらいですから・・・→『キャンペーン大国シンガポール』)。 他人の赤ちゃんに話しかけたり、あやしたりするおじさん・おばさんは本当に多い(こんなに子供万歳!の国なのに出生率が下がる一方なので、他人の赤ちゃんでもあやしたくなるのかしら?と思っているが・・・→『シンガポールの少子化対策 - 政府の嘆きが聞こえる・・・』)。
中華の丸テーブルで親子3 - 4世代、親戚・従兄弟まで集まって子供を中心に賑やかに食卓を囲むのが日常風景なので、その風景を見ると私も「場合によっては親と同居もいいかもねー」などと思ってしまいます(うちの場合、両方の両親とも嫌がると思うので実現はしないが)。
ここまでは、非常になごむいい話。
そして、とにかく子供をどこにでも連れてくる、高級レストランにもコンサートホールにも。
私も1人あたりSGD50(= 約3,500円だが、東京の5,000円レベルと思ってください)レベルのレストランでは、幼児が隣を走り回っていたり、食卓を食べ物でめちゃくちゃに汚していたり、赤ちゃんが泣き叫んでいても「ま、いっか」と思うが、SGD150(= 約10,000円だが東京で15,000円レベル)以上のレストランはこちらもそれなりにドレスアップしており、レストランの雰囲気も値段のうち、だと思っているので、隣で泣き叫ばれると、冷たーい目線くらいは飛ばします。
店側は慣れているのか「小さなお子様連れお断り」なところは見たことがないし、ウェイターがあやしたりしています。
高級レストランに連れてくる人がマジョリティーだとは思わないけど(多くの人はメイドや親に預けていると思う)、日本やヨーロッパではほとんど見ない光景なのでギョッとするのでしょう。 シンガポールで育つと慣れちゃって気づきもしないのかもしれない。
さらに、教会での結婚式の最中(→こちらの式)に赤ちゃんの泣き声が聞こえたり幼児が走り回ってたときもあったなー
ここまでは人によってだいぶ許容ラインが違うと思うのですが、ここからはちょっと違うのでは?という話。
シンガポールはフィリピン人やインドネシア人の住み込みメイド(正確にはForeign Domestic Workerといい、専用のビザもある)を雇う家庭が非常に多く(→『6家庭に1軒がメイドを雇う社会』)、私たちの友人(シンガポール人)も子供がいる家庭は雇っています(日本人は他人が自分の家に住むことを嫌がる人が多い)。
ある友人夫妻(中国系シンガポール人)は、友人同士のランチ・ディナーの時には必ず2人の子供とメイドを同伴してきます。 で、食事の最中、メイドが子供の食事の面倒を見るのです(友人夫妻は私たちと談笑しながら自分の食事を楽しむ)。
テーブルにはメイドの席はなく(テーブルセットもされず)一歩引いたところに座って食事の間中、2人の子供に食べさせたりあやしたりします。
友人とするランチ・ディナーとは、その場にいる人全員と話しながら楽しい時を過ごすことだと思っている私たちは、その場に存在するのにまるで透明人間のように扱われている大人がいることに、いつまで経っても違和感を感じます(店側も慣れているので、透明人間のように扱う)。
なお、レストランにメイドを同伴する人は少数派です。 が、他にも見るので特別なケースではありません。
海外旅行にメイドを同伴して子供の世話を全部任せる人もいます。
子供に「だけ」優しくて、大人(外国人メイドも大人である)には優しくなくていいの???
小さい頃から育児・家事(炊事・掃除・洗濯・子供の送迎)いっさいをメイドがやるのが当たり前の世界で育った子供ってどんな子に育つんだろう?
私は外国人メイド制度そのものには反対ではありません(長くなるので書かないが、悪いのは「非人道的な扱い」であって、外国から労働力を輸入するというコンセプトそのものではないと思う)。
でも、(メイド制度は忙しいワーキングマザー・ファーザーの育児・家事の負担を軽減しようという趣旨で存在するので)子供や子連れ親に「優しい」社会の「優しさ」の中身っていったい何だろう?と思うのです。
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on
- September 15, 2009 9:16 AM
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