昨日書いたMONOCLEの編集長タイラー・ブリュレの特集をYouTubeで発見(日本語です!)。
世界の流行発信者であり、世界的な北欧デザインブームもつくり出した彼が今もっとも注目しているのが日本という話。
彼が語る「日本の魅力 = デザインと品質」には全面的に同感(「伝統と未来の共存」とも言っていてこちらも同感)。
特に番組では「ディテールや品質へのこだわりは素晴らしい」と訳されているけど、タイラーは"obsession with attention to details and delivering the quality"と言っている、本当に"obsession"(執着)と呼べるほどの細部へのこだわり、「神は細部に宿る」の精神はものすごい強みだと思います(もちろん国内市場の競争が熾烈という要因もあり『かゆくないのに掻いてクリームまで塗ってくれる国』になったりもする)。
これまで何度か書いてますが(→こちらやこちら)、私は日本の「素晴らしい」技術の海外進出をやってきて、なぜ上手くいかなかったかもつぶさに見てきたので、「やっぱり日本の原点はモノづくり」という論調にはかなり懐疑的。 世界がオープンイノベーションに向かっているならなおさらスピードについていけなさそう。
そうでなく「細部へのこだわり」の究極の形は「デザイン」なので、こちらの方が良さを活かせる気がします。 問題はそんなに産業として大きくないのと、それをどうやって世界とコミュニケートしていくか、だと思いますが。
そして自ら流行を作り出すタイラーが好きな日本のブランドは私たちにとって当たり前のブランド。 「へ??? こんなのでいいの?」って感じ。
ビームス
吉田カバン
コムデギャルソン
無印良品
TOMORROW LAND
「まい泉」のトンカツ
一方、MONOCLEに心酔する夫の心をつかまえて離さないのは、ホテルオークラ東京のロビーのデザイン。 「欧米のモダニズム建築は手入れを怠ったためにほろびている。 あんなに美しさを保ったまま、和のデザインとも融合している完璧なデザインを見たことがない」と手放しで絶賛。 そうか、そんなにいいのか・・・
番組内のタイラーの次のコメントもよかったですね。
At the moment, all eyes are obviously in China, but Japan has a number of interesting stories to tell.
I think everyone is turning up the volume, and everyone is shouting louder.
I don't think Japan needs to shout internationally, but I think it does need to speak with the confidence.
「自分が、自分が」って出ていかなくてもいいけど、ちぢこまらなくてもいい、ってことか。
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- July 8, 2009 11:21 AM
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