今年も夫が一番好きな雑誌MONOCLEの"The World's Most Liveable Cities"(世界で最も暮らしやすい都市)特集が出ました。
MONOCLEは雑誌Wallpaperを大成功させたタイラー・ブリュレが満を持して2007年発刊した国際情勢、ビジネス、デザイン、文化などをテーマにした世界を飛び回るジェットセッターをターゲットにした雑誌で、夫は発売日に書店に走るほどはまっています(→『世界を飛び回るジェットセッターのための雑誌"MONOCLE"』)。
毎年夏に出るこの特集号は私も好きで参考にしています。
今年のTop 20は以下。
1. チューリッヒ
2. コペンハーゲン
3. 東京
4. ミュンヘン
5. ヘルシンキ
6. ストックホルム
7. ウィーン
8. パリ
9. メルボルン
10. ベルリン
11. ホノルル
12. マドリッド
13. シドニー
14. バンクーバー
15. バルセロナ
16. 福岡
17. オスロ
18. シンガポール
19. モントリオール
20. オークランド
「最も暮らしやすい都市」なんて個人によって異なる主観的な価値観以外の何物でもないので、「順位付けするなんてナンセンス」とか言わないこととします。
MONOCLE編集部の好みは非常に偏っているので、全体的な傾向の分析は去年のランキング紹介でやってますので、そちらをどうぞ。
どういう項目を指標としているかが、興味深いので私の解説付きで紹介します。 この項目ごとの重要度が人によって全然異なるところでしょう。
- 国際線の数:ジェットセッターを対象としているため。 実際シンガポールに来て、空港が便利って重要だなー、と思う→参考:『Quality of (Traveler's) Life』。
- 犯罪:この指標が重要であることに異論はないでしょう
- 医療制度:同じく超重要
- 日照時間数:日照時間の少ない北欧は冬に自殺率が高いというデータあり
- マイノリティー(ゲイ・移民など)に対する許容度
- 気温:暑すぎても寒すぎてもダメ。 人間はぜいたくだ。
- 公共交通:日本が他国を圧倒するのはこれ。 焼土からの復興時に、全土を走る交通輸送網ビジョンを描いた人を本当に尊敬する。 クモの巣のような電車・地下鉄網あっての東京。
- 文化:映画館・美術館の数。 ヨーロッパ強し。 シンガポールは超弱いところなんだが、近年、文化などのソフト面の充実に力を入れていることが評価されて今回の初のTop 20入りとなったらしい→参考:『都市の文化度』
- 外食とショッピング:バラエティ・クオリティ・クリエイティビティ・開店時間の長さ、などが対象。 これも東京は他都市を圧倒。
- 建築・緑の多さ・自然へのアクセス:都市部の景観を決める
- 環境への取り組み:これからの時代、必須
- 新事業を始めるハードルの低さ:その都市が革新的なものを生み出せるかと密接に関連
- チェーン店(StarbucksやZARA)の存在:チェーン店は都市の景観を没個性的にする
このような指標を基に上記Top 20が決まっているのですが、私だったらもうちょっと「移民に対する寛容度」と「仕事のオポチュニティーの多さ」に重きを置くので、北欧・中欧の人口百万人以下の都市が下がって、他が上がるかな、って感じです。
今度のMONOCLEは、何とシンガポール特集。 こういうオシャレでヒップな雑誌にフィーチャーされるとは無縁な国だと思ってたんだけど(笑)。
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on
- July 7, 2009 11:29 AM
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