"20年前のモルジブ"という謳い文句に釣られて行ってしまった、ラクシャディープ諸島。
Cochinから西へ300km、アラビア海に浮かぶ珊瑚礁の島、モルジブの北にあります(モルジブは独立国だけど、ラクシャディープ諸島はインド領)。
オフィシャルサイト:Union Territory of Lakshadweep
Wikipedia : ラクシャディープ諸島
常々「ありえないくらい綺麗な海」と言われるモルジブに行ってみたいと思っていたものの、高級リゾートしかなく、周り全員ハネムーナーというのはいかがなものか?との理由から未踏の島でした(私、ツーリスティックな場所が嫌いなツーリストなので)。
「"海だけモルジブ、他は何もない" のならいいところに違いない」との勘は当たり、素晴らしいところでした。
1. 観光客擦れしていない村人
36ある島のうち外国人が泊まれるのは3つ。 私たちはそのうちAgatti Islandという島に泊まりました。 8,000人が住み、その全員がムスリム、産業は漁業。
リゾートは村の生活を刺激しないようにか、島の端にあったため、ほとんどの観光客はリゾートから出ずにマリンスポーツを楽しんで帰るようでした。
着いた日にふらふらと村を散歩していた私たちは(この時点ですでに"珍しいのがきた"、と囲まれる)、村の小学校の先生と名乗る人から翌日(1月26日)はインドの共和国記念日で記念式典があるから来なさい、と招待されました。
招待をありがたく受け取り、翌朝、会場の競技場に向かったところ、1,000人くらいの村人が何やらゲームを見守っていました。 到着した私たちに気づいた2,000の目が集まります。
当然のごとく、司会進行している人からマイクでインタビューされ、盛大な拍手を受け、次のゲームへの参加を要請される私たち・・・
左:多くの子供に取り巻かれる夫(左の方に写っているグリーンのシャツの背の高い白人)
右:観念してSlow Cycle Raceなる「一番ゆっくり自転車をこいだ人が勝つレース」に他の村人と並ぶ夫
レースを見守る群衆。 ここは全員ムスリムなので男性と女性は別々に座ります。
レースの結果は夫は真ん中ぐらい、警察官という年長者が一番でした。
「レースに参加した若者たちが権威を持つ彼(警察官)に勝たせようとしている気配を感じたので、自分も早すぎないように遅すぎないようにがんばった」んだそうです。 日本人のような気の使いぶりである・・・
そんなこんなで異常に歓待されたのは、観光客が少ないからなんでしょう。
実際、観光開発には規制がかかっている様子でした(外国人が島に行くためには許可書が必要、リゾートが手配してくれますが)。
2. 手つかずの自然
リゾートはこれといってすることがないので、カヤックを借りてどこまでも透き通るように青い海をふらふら漕いでいると、「今、下に見えている岩が動いた!」という夫の叫び声。
よく見ると優に1mはあろうかという巨大カメ(アオウミガメと思われる)。 岸からわずか10mくらいのところに、あちらにもこちらにもいるのです。 普段は海底で海草を食べ(この時に岩のように見える)、たまに息継ぎのため(?)海面にプファッと顔を出します。
リゾートに戻ってスタッフに「カメがいるよ!」というと、「ああ、いっぱいいるでしょー」と事もなげなお返事。 いっぱいいるって、このカメ、絶滅危惧種なんですけどね・・・
ダイビングスポットとしても密かに有名で、沖合いのシュノーケリングでは珊瑚礁も熱帯魚もたくさん見ましたが、やっぱりカメが一番感動。
"カメと泳ぐ"という、浦島太郎体験をしました(触らなかったけど、そりゃそうか)。
すっかりリゾート地として定着したモルジブとの一番の違いは「ここはインド」ということでしょう。
入域許可書が必要だったり、リゾートは夜外出禁止だったり、観光と環境のバランスには非常に気を使っている様子でした。
海以外何もないところですが、何もいらないところでした。
・・・というわけで、今日からブログトップの写真を買えました。 ラクシャディープの海(無修正)です。
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- February 3, 2009 3:07 PM
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