私の高校時代の友人には大学の博士課程まで進んだ人が多いです。
大学時代の友人は修士か学士卒業の後、民間企業に就職しているのですが、なぜか高校時代の友人がやたらと高学歴です。
私自身はアカデミックとは程遠いのですが、彼ら(彼女たち)とは頻繁に会うのでポスドク(ポストドクターの略、博士課程の後)の就職難は直接聞いて知っていました(以下、関連記事)。
asahi.com : 博士、漂流 国策で急増、狭い就職口
一方で「GoogleのエンジニアはPh.D.(博士号)ばかり」という噂もある中で(→Google日本法人社長が否定しています)、なぜドクターは日本では活かされないの?という疑問もありました。
そんな中、面白いビデオをYouTubeで発見。
"i-modeの父"元NTTドコモの夏野剛さんが「博士のサバイブ法」と題し、Ph.D.交流会なるもので講演されたときのビデオだそう(9つに分かれています、下記はその1)。 夏野さんを知らない人はいないと思いますが、一応経歴はコチラ。
私、前職でまだ当時NTTドコモにいらした夏野さんと1年以上あるプロジェクトで一緒にお仕事をしていました。 とはいえ、東証一部上場企業の部長から執行役員へと駆け上がる夏野さんとペーペーの私(しかもプロジェクト一緒というだけの外部社員)なので、正確には「夏野さんのチームと一緒」です。 それでも世界の大企業幹部の多くを情熱溢れるプレゼンで魅了する姿を何度も間近で拝見しました。
そんな夏野さんが博士課程の学生に送ったメッセージなのですが、キーワードは「異端児こそサバイブしなければならない」です。
NTTドコモといえば、日本の大企業です。 おまけに規制産業の元国営企業がルーツなので、どんな幹部・社員が平均的かというのは、想像に難くないと思います。 正直、i-modeの成功からしばらく経ってからは「どうして夏野さん、まだドコモにいるんだろう?」と思っていました(あまりに異色のキャラクターなので)。 案の上、今年に入って退社されたのですが、11年もドコモに居続けた理由が「異端児こそサバイブしなければならない」だったんですねー
「人は普通の人が多少態度が悪くても気に留めないが、博士 = 異端児がちょっとムッとするだけで"あの人は研究のことしかわからないから"と言う。 皆、そうやって言いたくてたまらない。 だから異端児こそ絶対にサバイブしなければならない」とのこと。
以前、『It's all about OB...』というエントリーを書いたのですが、集団からはみ出た人間こそ逆に人一倍OBに気をつかわなけれないけない、という意味だと受け止めました。
そういうこと、早く言って欲しかったなー・・・
また、ドコモにいた頃は立場上言えなかったであろうことも(それでも内輪では「そんなこと言って大丈夫?」という発言をたくさんされていましたが)、最近はスッカーンとした夏野節が聞けるようになりました(下記連載参照)。
夏野剛のネオ・ジャパネスク論:国も企業も個人もヘンだらけ 混乱期の今、私たちがすべきこと
最後に、ものすごくエラそうなのですが、夏野さんがドコモを辞めるとのニュースが伝わった後、去就に注目していたのですが、慶応大学教授と複数企業の社外取締役と聞いたとき、「なんか普通だなー」と思ってしまいました。 「リスクを取らないアドバイザーなんて夏野さんらしくないなー」と(ひやー、エラそうですね。 ごめんなさい)。
ところが、『ASCII : 夏野剛氏が退社のワケを告白』で夏野さんの次の言葉を読んで納得。
何か大きなことを仕掛けたいとは思っている。次にやるときは限りなくトップに近い立場でやりたい。
有言実行の夏野さん、次の挑戦を期待しています。
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- December 27, 2008 3:52 PM
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