自由を求めた移住

アメリカ大統領選、フタを開けてみるとオバマの圧勝でしたね。
よかった、よかった。 ペイリンが出てきて、共和党の支持率が上がったときは世界はどうなることか?と思いましたが。

今日はアメリカ大統領選の話ではなく、同日カリフォルニア州で行われた住民投票のProposition 8のお話(正確にはProposition 8議論で思い出した話)。
proposition8.jpgProposition 8とは同性婚を禁止し「結婚は男女間に限る」と法律で定義するための提案です。 詳しい説明は、他のソース(下記参照)に譲りますが、全く門外漢&無知な私からするとカリフォルニアなんて同性愛のお膝元、メッカみたいなイメージです。 サンフランシスコの一部やLAのウエスト・ハリウッドあたりでは、ゲイ・レズビアンカップルが仲睦まじく過ごす姿をたくさん見かけました。
そんなカリフォルニアで激しく同性婚を嫌う人がこんなにいるとはねー、悲しいねー
Wikipedia : California Proposition 8 (2008)
The Economist : Showdown

「自分のライフスタイルに合わせて世界中からベストな場所を選ぶ」というこのブログの観点から、身軽に居住国を変える友人の姿は『国に帰るのは誰? 海外に出るのは誰?』『果たしてヤジ馬なのか歴史の証人なのか?』で書きましたが、「自由を求めた移住」というのもあります。

私には2人の親しいゲイの友人がいます、1人はトルコ人、もう1人は中華系マレーシア人。

トルコはイスラム教国家で同性愛者への偏見・差別はすさまじく、特に軍隊では殺されかねないそうです(トルコは徴兵制、兵役2年)。 私の友人は大学からアメリカへ留学、そのまま現地で就職し、INSEAD(仏)卒業後もまたアメリカに戻っていきました。
故郷は恋しいそうで年1回は必ず家族に会いに帰っていますが、同性愛者を受け入れる(少なくともNY、SFなどの大都市では珍しくはない)アメリカで自分らしく暮らしていることを考えると、もう戻らないんじゃないかなー?

もう1人の友人も伝統的な華僑の家庭の出身。 大学卒業後しばらくしてオーストラリアに移住、現在はオーストラリア人パートナーと仲良く暮らしています。 自分がゲイであることを妹には知らせたそうですが、両親には知らせてないらしい。
私たちのメルボルンでの結婚式にカップルで来てくれました。 彼らがカップルとして行動できるオーストラリアっていいな、と思いました。

Proposition 8に関して言えば、彼らのようなマイノリティーを受け入れるのがアメリカの良さ、カリフォルニアの良さなのに・・・(反対派は「そういう人が押し寄せるから伝統的価値観が崩壊する」と言うのだろうが)。
もちろんアメリカ、カリフォルニアだけに押しつけるつもりはなく、世界全体が包容力を持つ方向で変わっていけばいいのですが、内側からの変化は急激には進まないので、局地的にでもマイノリティーが幸せに暮らせる場所があれば、と思うのですがねー

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