以前、友人に「結婚して一番大きなカルチャーショックは何だった?」と聞かれたのですが、答えは「ほとんどない」です。
留学時代に欧米人4人と家をシェアしていたので彼らの生活様式には慣れていましたし、朝食はご飯に味噌汁、という和食家庭だし。
唯一あるとすれば「ユーモアのセンスの違い」でしょうか。
オーストラリアはイギリスから来た移民が建国の祖となっているので、ユーモアのセンスはイギリスとかなり似ています。 イギリス人のユーモアのセンスはひと言で言うと「皮肉」、かなりブラックです。
オーストラリア的ユーモアの例をひとつ。
私が「オーストラリア人と結婚することになった」という報告を複数のオーストラリア人友達にしたときの反応。
"Are you sure you want to marry an aussie?"(本当にオーストラリア人と結婚したいわけ?)"Oh, no... You've made a bad decision."(えー、判断間違えたねー)
これが、私がイタリア人やアメリカ人と結婚すると仮定してイタリア人やアメリカ人に報告した場合、こういう反応になるんじゃないでしょうかねー?(あくまで想像)
"Why not me???"(何でボクじゃないの?)"Good choice of your husband!"(いい趣味してるね!)
"He is a lucky, lucky guy..."(彼はなんて運のいいやつだ・・・)
"You've made a bad decision."と"Good choice of your husband!"の違いは結構すごい(ちなみに本当に「判断間違えたね」と思っているわけではなく、ユーモアですからね、ユーモア)。
初めの頃はこのオーストラリア的ユーモアに慣れなかったのですが、最近は「あっ、今のジョークだったのね」と判別できるようになりました。
ただ、ユーモアにはユーモアで、皮肉には皮肉で返すのが礼儀だと思うのですが、これはいまだにうまくできません。 マスターされた方、教えてください。
対する私は生まれも育ちも関西。 大学卒業まで22年間、ボケとツッコミのお笑いをコミュニケーションの手段とする世界で生きてきました(長い東京と海外生活でかなり純度が薄まりましたが)。
これに関してはこんなエピソードが。
7月に友人(新郎新婦とも関西人)の結婚式のため日本に帰ったのですが、披露宴で友人一同(全員関西人)が余興をやるときに、夫がボケ外人役として端役をもらいました。
その中で、
夫がボケる → 一同(8人くらい)一斉にコケる
というベタなシーンがあり、夫にシナリオの説明をしたのですが、何回説明しても笑えないらしい。 「ここが笑う場面なんだな、ということは理解できるけど、笑えない」そうな。
一抹の寂しさを感じたのは言うまでもありません。
私は前述の通りオーストラリア的ユーモアを理解しつつあり、一方的な家庭内異文化理解が進んでいるのですが、逆は一向に進まず。 お笑いの悲しいところは2人以上必要だということ(それに「何でやねん?」を"Why?"とやるとサマにならない・・・)。
余談ですが、「ボケとツッコミ2役は1人で兼ねられない」という事実は、東京進出した関西人が早いうちに認識すべきポイントです。 認識せずにボケ続けると「あの人ちょっと変」と言われ、ツッコミ続けると「あの人、きつくて怖い」と言われます(経験者談)。
こうして私のお笑いのセンスは日常生活で発揮されることなく、宝の持ちぐされになっていくのでした。
最後に夫の大好きなドラマSEINFELD(英)の中から、ひとつのせておきます(YouTube上に大量に発見、残念ながら日本語字幕のついたものは発見できなかったので英語です)。
笑えなくないけど、お腹抱えて笑うかって言うと・・・???
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on
- September 18, 2008 5:41 PM
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