現在、世界で英語を話す人口が一番多い国はどこでしょう?
アメリカ?
ブー!
答えはインドです。
インドの人口は10億人を越え、うち少なくても30%は英語を第二外国語(もしくは第三外国語)として話せると推定されるため、インドの英語人口は3億5千万人を超えるのだとか。
guardian.co.uk : Subcontinent raises its voice
ついでに夫に前から気になってたことも聞いてみました。
「世界中のみんなが自分の母国語である英語をしゃべってくれるってどんな気分?」
するとある程度予想されていた答えが返ってきました。
「つまらない、少なくともちっとも嬉しくはない」
理由としては、
1. 誰もが英語を話せるので、外国語をあえて学ぼうというモチベーションが続きにくい
2. 他の国に行って現地の人に当然のように英語で話しかける自分がとてもarrogant(横柄)に思える
3. 誰もが英語がわかるので内緒話ができない
などなど。
なるほどねー
10年ほど前までは「Native English Speakerって生まれつき英語が話せるんだから得だ」(正確には生まれてから数ヶ月後からだが)と思う人が多かったような気がするけど、最近はあまりに誰もが英語を話すので逆に「えっ?英語しか話せないの?」に変わってきたような気がします。
・・・ということを感じていたところ次のような記事を見つけました(拙訳)。
Asia Times Online : 'Native English' is losing its power
Even as the English language continues its meteoric global rise, native speakers such as the North Americans, British and Australians will soon become a rare breed, overwhelmed by the many millions who have started speaking English as their second language.
More important. native English speakers also face a bleak economic future as qualified multilingual speakers from other countries gain a competitive advantage in global companies and organizations, leaving native English speakers not only with increasing difficulty in employment, but also bewildered by many aspects of society and culture around them.
例え英語がグローバル言語として地位を上げたとしても、北米・イギリス・オーストラリアのネイティブイングリッシュスピーカーは、第二外国語として英語を話す何百万人の人口の前に、そのうち希少な存在となる。
さらに重要な点として、他国出身の優秀なマルチリンガルがグローバル企業・組織にて競争優位を持ち、ネイティブイングリッシュスピーカーが働き口を見つけることが難しくなるばかりか、さまざまな社会・文化に困惑することになる。
Native English Speaker受難の時代です。
たしかに企業の求人を見ていると、ヨーロッパではすでにだいぶ前から多言語話せて当たり前という状況(『国に帰るのは誰? 海外に出るのは誰?』でも書いたように、INSEAD卒業生でもイギリス人は言葉の問題で結局イギリスに帰る人が多い)。
アジアでも、ここシンガポールの求人では、
Fluency in English and Mandarin must, Cantonese plus(英語と北京語必須、広東語があればなお可)
Excellent English languages skills essential and an Asian language such as Hindi or Mandarin would be helpful. (上級英語必須、ヒンディー語や北京語などアジア圏の言語あればなお可)
とか普通なので、monolingual(単一言語)な人はお呼びじゃないわけです(職種によります)。
私も平然と「ところで、キミ、Mandarin(北京語)話せる?」と聞かれたときは目が空を泳いでしまいました。
いや・・・英語だけでも結構大変だったんですけどね・・・中国語も話せなきゃダメですか・・・?
こんな受難の時代に、夫は私と出会ってからそれまで習っていたMandarin(北京語)をやめ、日本語の勉強に切り替えてしまいました。
え・・・? 大丈夫なのか・・・?
まあ日本語であれば、前述の理由1. として挙げていた
> 1. 誰もが英語を話せるので、外国語をあえて学ぼうというモチベーションが続きにくい
の前半部分が当てはまらず、モチベーションが続くっていう側面は確かにあると思いますが。
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on
- September 30, 2008 4:29 PM
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