ご質問があったので、私が2003-2004年に留学したフランスのINSEADというビジネススクールについてご紹介します。
私は受験校の検討に当たって以下の理由によりヨーロッパのビジネススクールしか検討しませんでした。
1. 学生時代からヨーロッパに憧れを抱いてよく旅行していたこと
2. 当時、仕事(某大手総合電機メーカーの海外市場開拓)でトロントに住みながら北米市場をカバーしていたのですが、仕事で会うアメリカ人の横柄さに辟易していたこと(アメリカ人の名誉のために。この偏見はINSEADで出会った素晴らしいアメリカ人の友人によって後日翻されることになります)
3. アメリカ至上主義ではない世界がやってくると思ったため、ヨーロッパのビジネススクールの方がより国際色豊かであったため
特に上記3.はINSEADが最も誇りとする特徴です。
INSEADはフランス(パリ郊外)とシンガポールにキャンパスを持ち授業はすべて英語で行われます。特定の国出身の学生の比率が15%を超えないように制限が設けられており、これが学生の多様性を生み出しています。
私がいた頃は、イギリス人、フランス人、アメリカ人の順で多かったのですが(それぞれ10-15%)、今はインド人(海外在住インド人含む)が一番多いようです(国別ではなく地域別ですが現在のINSEAD学生の出身地域構成は次のようになっています)。
この多様性のおかげで今の楽しみは世界各国で行われる結婚式とバカンスを兼ねて旧友と再会することです。結婚式ほど文化の粋そのもののイベント(儀式)を体験できる機会はそうないので、みな"Destination wedding"と称して世界各国でのreunion(同窓会)と文化的体験を楽しんでいます。
私もお返しとして(?)今年3月の(欧米人が休暇を取りやすい)イースター期間&桜の開花時期に純和風の式を行いました(コツは年間バカンス計画に入れてもらえるよう十分事前に日程を通知することです)。
たまに「全米トップ10でないと卒業後の就職に有利でないのでは?」といった類の質問を受けますが、長い人生の中で卒業校のランキングが全米No.7なのかNo.20なのかなんてほとんど関係ありません。学んだ内容でさえ心がけを怠るとすぐ忘れます。
一生ものはそこで築いた友人関係だけなので、「自分が今後どんな人に囲まれて生きたいか」によって学校を決めるのもいいと思います。
『一生モノの人脈力』(良書です、人脈という表現にちょっとうさん臭さを感じている方にお薦めします)という本によると、「誰と付き合うかでどんな人間になるかが決まる」のだそうです。このブログからもよい出会いが生まれることを期待しています。
-
on
- July 10, 2008 8:13 PM
- 4. 教養・知識 | 7. 心・精神 | MBA・教育 | 人脈・ネットワーキング Tweet
- Newer: 本の「旬」
- Older: mixiとFacebook
